リングスの大会を見に来ました

No.0042


両国国技館


両国国技館


視察日時 2001年 2月24日


到着まで

2月24日土曜日は雨。本日はいつもと趣向をちょっと変えた集客施設に向かいます。場所は両国国技館。なんと言っても日本の国技相撲のメッカ(は外国か・・・)。相撲の聖地へと向かいます。

両国国技館は相撲の他に、男性の格闘技団体の試合会場になることが良くあります。なぜ女性が使えないかって?実は相撲の土俵は女人禁制らしく、土俵が格納されている両国国技館では、女性の大会は開催許可が下りないそうです。女性の方は「なんて不平等な・・・」と思われるかもしれませんが、日本で一カ所くらいこうした場所があっても良いではないですか・・・。

さぁ両国ですが、昨年開業の都営大江戸線を利用してみましょう。両国駅は「江戸東京博物館前」とアナウンスされるとおり、江戸東京博物館もあります。両国国技館のすぐ裏手になるのです。

両国国技館両国国技館

さすがに都営地下鉄&都の施設。何かと物議を醸す江戸東京博物館ですが、やはり都としてはきちんと宣伝せねば・・・と言うことなのでしょう。

さすがにホームはきれいです。人影が少ないのが寂しいのですが・・・。

両国国技館

駅のホームからはひたすら上に上がります。出口にエレベーターが指定されているのは非常に珍しいことです。

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やっと、外に出ました。都営大江戸線はどこも非常に深い地下を走っているようで(豊島園の視察を参照)、外に出るのも一苦労です・・・。ちなみにこのエレベーターは知り合いの方の会社の製品だそうです・・・(関係ないか??)

外に出たのは良いのですが、江戸東京博物館の正面!と言うことは両国国技館は反対側・・・。ぐるりと江戸東京博物館と両国国技館を回って正門に向かいます。この間時間にして約10分!同じ両国駅でもJRで行くと、両国駅の正面が両国国技館ですから、両国国技館へはJRの方が便利なようです。

両国国技館両国国技館

本日の催しの当日券は、相撲の当日券の発券所で販売中でした。しかし、相撲の当日券なんて本当にあるんでしょうか??

発券所前に門があるのですが、こちらは閉ざされていて、なぜか裏側から入場します。持ち物検査がありますが、ペットボトルや瓶、カン類はそのまま持ち込めます。何を確認するのやら・・・。某宗教団体事件以来、変なところが厳しくなっている気がしますが・・・。


場内の構成

言い忘れてましたが、本日は格闘技の大会があります。団体名は「FIGHTING NETWORK RINGS」。小生が人生の師匠とあがめる前田日明先生の作られた団体であります。RINGSが両国国技館で試合を行うのは小生の記憶が正しければ、初めてだと思います。前田日明が格闘技界でその存在を大きくアピールすることになった伝説の試合「前田日明VSドン・ナカヤ・ニールセン」の試合もこの両国国技館で開催されたことを考えると、なにやら不思議な気持ちになります。

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ちなみに今日の試合は「WORLD MEGA-BATTLE TORNAMENT KING OF KINGS 決勝戦」とても長い名前ですが、言うなればRINGSという団体の最強選手を決定するための大会です。

話がオタッキーモードに突入しましたので、ここで元に戻して・・・。国技館のゲートは非常にきれいです。築20年近くになっているはずですが、同じ集客施設に比べて非常に清潔感あふれています。いいじゃないですか!

格闘技の試合独特のプレス入口もきちんとあります。

両国国技館

ゲート自体は非常に広々していて、利用しやすいし入場もスムーズです。ここでチケットの半券をもぎられます。中にはいると出ました後援者からの花束!

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RINGSという団体は91年に設立されたのですが、芸能人にファンが多く、しかもどちらかというと「渋い系」の人が多いです。糸井重里、角田ヒロ・・・等々。

当然彼らの花束もあります。そしておなじみのグッズ販売場のゴッタゴタ・・・。何でキューラインを整備するスタッフをおかないのか!といつも思うほどめちゃくちゃです。

両国国技館

とにかく、格闘技の会場でグッズを買うときには他人の迷惑を考えては買えません。怒られるまでは大胆に振る舞いましょう。但し怒られたときは「ごめんなさい」をお忘れなく。思わぬ被害にあわないように・・・。と言うわけでなんとか大会のパンフレットの購入に成功!さぁ座席に向かいましょう。


中の雰囲気

会場は1階席と2階席に別れます。1階席は相撲の場合で言う「桟敷席」と言われる席です。お座敷席ですが、両国国技館の場合はカーペット敷きのシートです。相撲のお座敷席は前側を「砂かぶり」と言って、お相撲取りの方が投げられたり、転がったりして土俵から飛んでくる砂を浴びることができると言う意味での非常に上級な席なのです。

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これに対して2階は全席は折り畳み式のシート座席です。座席自体は非常に座りやすく、そんじょそこらの映画館の座席にひけを取らない素晴らしい座席です。残念ながら、この2階まで砂を飛ばす豪快な相撲取りは存在しませんが・・・。

そんな国技館の1階と2階は入口で分離されます。

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両国国技館は入口を入って、正面が「正面」、左に向かって「西側」対面が「向正面」、さらに右が「東側」と4つのブロックに別れ、それぞれ1階と2階があるので、合計8つのブロックに別れます。1階と2階では当然1階席の方が料金の高い席になるので、1階席に入る人は、エントランスで「1階席のチケット確認」を行われます。

論理的にそれ以外の人は2階席になるので、正面にあるエスカレーターで東西(向正面はどちらからでも・・・)に上がります。エスカレータは大会が終了するまではひたすら上に向かっていますが、大会が終了すると下に向かってくれるようになり大変親切です。どこぞの駅のエスカレーターとは大違い!

本日は2階の向正面席ですから、エスカレータで登ってグルリと回ります。途中、ウォータークーラーやゴミ箱(完全分別)に遭遇します。

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フロアはとっても清潔だし、不快感は全くありません。おもしろいのは「瓶はおいて下さい」と言うサイン

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この理由は難しい・・・。

店舗もちゃんとあって、ビール、ウーロン茶等々のどと気分を潤すアイテムがおいてあります。おつまみなんかもここで買えます。但し試合中の最後の休憩時間で閉店になるので注意して下さい。

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会場内に入るときにも、ちゃんと場所が掲示されていてとても親切です。

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さぁ入ってみましょう!

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中は明かりがついているので、OKですが試合が始まると明かりが消えます。このときの案内のためにちゃんと係員がいますからご安心を・・・。但し、試合中に「すいません・・・」とまたいで席に着くのは他のお客さんに悪いので、時間通りにつくようにしましょう。特に格闘技会場は血の気の多い人が多いですから・・・。

ちなみに電話機も場内にありますから、携帯を忘れた人も安心です。

さてさて、格闘技の会場でいつも問題になるのが、休憩時間です。ここで格闘技に興味のない方に基本的な運営方法を説明すると、大体、興行自体は3~4時間かかります。中で15分から20分の休憩時間が2回くらい取られるのですが、このときにみんな喫煙所に殺到します。

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当然、喫煙所は煙の霧が濃くかかります。しかし両国国技館では、このときに非常口を開けて、換気をしてくれています。これなら煙草が辛い人もOK!です。さすがに格闘技になれた伝統の会場です。

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但し、今日は雨なので、濡れるのがちょっと気になりますが・・・。

ついでに、恒例のトイレチェック

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残念ながら、内部は撮れませんでしたが、非常に清潔です。鼻をつく異臭はありませんし、芳香剤の匂いがします。しかも大きい方は洋式もあります。ただし、休憩時間は大多数の人が駆け込みますので大混雑になります。かといって試合中にも行けないし・・・。


感想

さすがに、日本の伝統国技相撲のメイン会場です。格闘技に関しての全てのニーズが満たされている施設といえます。

お客さんに対して必要な設備がある意味「最低限」揃っていることで満足してしまうのが格闘技のファンですから、この点では問題はないでしょう。

但し、物販の対応はちょっと問題です。せめてキューラインはコントロールしないと、ただでさえ熱い人たちですから、一歩間違うと危険です。この点は他団体でも同じことが言えますが、大きな問題が起こっていないところを見ると、買う人たちにも暗黙の了解があるかもしれません。

とにかく、格闘技を見るためのエッセンスはこの伝統の会場には全て詰まっていると言えるでしょう。

2階席でも、決して遠いとか見ずらいと言うことはなく、どこから見てもよく見えます。後は大会が盛り上がるかどうかになるわけですが、今日は間違いなく今年最高の試合でした。

RINGSのみなさんありがとうございました!


合内容

一応試合の結果を小生なりにコメントしています。興味のない方は読み飛ばして下さい。

第1試合
金原弘光 (○KO●) デイヴ・メネー

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非常に渋い試合です。野球で言えばともにチームで7番位を打っているけど3割近くの打率を残せる選手。試合は前半はメネー優勢、後半金原も巻き返して、ドロー、延長戦に突入!メネー有利と思われる展開でしたが、金原の一発逆転フックが命中して金原の一本勝ち!金原偉い!

第2試合
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ (○ 判定 ●)ヴォルク・ハン

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リングスでしか見れない。しかもこの試合が第2試合なんて、とても贅沢です。どちらも間接技の達人。お互いに有利なポジションを取るためのせめぎ合いが続きます。ハンは40歳、ノゲイラ24歳。年齢の差は後半に徐々に現れだし、さすがのハンも間接を決められずに判定に・・・僅差でノゲイラ。しかし、40歳になって新しい新境地に挑んだハンに会場からは大きな拍手!

第3試合
ランディ・クートゥアー (○ 判定 ●) 高坂剛

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これまた、アメリカでも滅多に見れない好カード。どちらもテイクダウンを奪おうとするが、タックルは切られる。クーツゥアーがうまく高坂の頭を押さえて、ショートフックを多用。高坂またしても出血・・・。せっかくお母さんも来ていたのに・・・。クートゥアーの巧さに封じ込まれてしまって高坂完敗・・・。

第4試合
バレンタイン・オーフレイム (○ 腕拉ぎ逆十字 ●)山本 憲尚

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山本が7キロ減量して登場・・・。大丈夫かなぁと言う感じでしたが、案の定、上になってもポジションが取れない。オーフレイムはパワーでひっくり返し、回転しながら腕ひしぎ十字固め。がっちり決まって山本秒殺・・・あ~ぁ・・・。

第5試合
アリスター・オーフレイム (○ 裸締め ●) ウラジミール・チャントゥーリア

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チャントゥーリアはシドニーオリンピックのボクシングの銅メダリスト。現役のオリンピック選手が出てくるのがリングスの良いところ。しかし、ルールになれておらず、これまたあっさりとオーフレイムの餌食に・・・。オーフレイムブラザースは連勝!

第6試合
アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラ (○ 裸締め ●)金原弘光

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実力者ノゲイラに金原が挑む。結局準決勝に残れた唯一の日本人金原!ノゲイラのタックルを切ったり、うまくしのいでいたが、さすがにノゲイラは強い。一瞬の隙を見て、うまく背後に回って最後は裸締め。でも金原良くやった!

第7試合
バレンタイン・オーフレイム (○フロントチョーク●) ランディ・クートゥアー

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勢いかと思われたオーフレイムの実力は本物でした。この短期間にここまで成長するなんて、凄い選手です。パワーで押しまくり最後は正面からフロントチョークでクートゥアーを一蹴!これで決勝はノゲイラVSオーフレイムとなりました。

第8試合
柳沢龍志 (○判定●) 坂田亘

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ここまで、取っても良い試合が続いてきたので、お客の目は非常に厳しい・・・。とはいってもこの二人あまりやる気がなさそうで・・・、結局はプライドの渋い試合と同じような結果に・・・

第9試合
レナート・ババル (○判定●) 田村潔司

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この実力者2人が、今日のトーナメントに勝ち残れないのだからリングスのレベルは非常に高いことが言えます。しかし、お互いトーナメントだったらもっとヒートできたのでしょうが・・・。終始優勢に進めたババルの判定。ちょっとこの試合はお互いに酷かもしれません・・・と田村をかばってしまう小生・・・。

第10試合
アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラ (○肩固め●) バレンタイン・オーフレイム

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実にこの大会で初めてリングス勢が決勝戦に残った。こうなればイケイケドンドンでオーフレイムがんばれ!と言う展開だったのですが、今日のノゲイラは本当に落ち着いています。要所を交わして、自分の間合いで闘い、ポジションを固めて、がっちりと肩固め、地味な技ですがノゲイラがやると芸術的です。と言うわけで優勝はノゲイラ!おめでとう!会場からはみんな納得の拍手と声援が飛んでいます。

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