比較してみました・・・

NO.170


巣鴨&原宿


巣鴨&原宿


視察日時 2003年 4月 13日


巣鴨

先日会社の飲み会で「巣鴨がおもしろい」という話があった。何でもお年寄りが大挙して毎日のように訪れているらしいのです。

最近はテレビでも「おばあちゃんの原宿」として取り扱われていることも多くて気にもなっていたのですが、「ここは一つ比べてしまおう」・・・等と勝手に思って出かけてみました。

どちらも同じ山手線沿線なのですが、まずは巣鴨から・・・。巣鴨に来る目的は「とげ抜き地蔵」のお参りというのがメインイベントのようですが果たして・・・。

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

巣鴨に到着すると駅にはかなりの数のお年寄りがいます。皆さん杖なんて使っていなくてリュックを背負ってお友達と賑やかに語らっています。最近のお年寄りは本当に元気です。

巣鴨からとげ抜き地蔵までは10分くらいでしょうか?駅を出ると大通りを渡って、後は商店街をひたすらまっすぐ進むだけです。とげ抜き地蔵まで続く道を歩いているとお店には“お年寄り向け??”のグッズが並べられています。

人気があるのが財布や小物入れなどですね。しかも手に取りやすいように店頭に並べられていて、皆さん和気あいあいでショッピングを楽しんでいます。見ていておもしろいのがお年寄りはお金があるんですねぇ・・・手に取ったモノは結構買い込んでいます。

売る側も気を使っていて、値段以外の細かい説明は付けていません。わからないことは店員さんに聞くのです。

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

さてさて、とげ抜き地蔵通りに入ってきました。こちらは衣料品、お菓子、薬・・・とこの3種類の店舗が交互に並んでいるような印象です。思いの外飲食店は少ない印象です。

もっとも飲食店がないのではありません。目立つのが衣料品店が元気なことです。店員さんはみな街頭に出て接客中です。

さてこの通りまできてふと考えてみると、全国には神社仏閣を中心にした町がたくさんあるのに、「なぜ巣鴨?」という疑問です。門前町というのはどこでもお年寄りに人気があるんですが、その中でも巣鴨が大人気なのは・・・?

歩いていて気が付いてきたのが、駅からとげ抜き地蔵までが完全に平坦なんです。つまり待ち全体が「自然のバリアフリー」になっています。いくら元気なお年寄りと言っても階段や坂がバリバリあるようでは足も向かなくなる可能性は高いはず・・・この点巣鴨は完全に待ちがフラットなので、非常に歩きやすいようです。

街全体がバリアフリー

これが巣鴨にお年寄りが集まる最初の理由かもしれません・・・。

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そんなことを考えていながら歩いてくるといよいよ「とげ抜き地蔵」が見えてきます。言うなればここは巣鴨に来るお年寄り達のメインアトラクションとなります。

まずは「煙でお祓い」。頭に煙をかけると頭が良くなるらしいんですが・・・。
続いて本堂に向かいます。一応なけなしのお賽銭を入れてたくさんのお願い・・・これじゃ願い事かなえてくれないか??

そして、本堂の脇にある水洗いの観音様と続きます。なんとこの観音様を水洗いしたところが健康になるらしいんですが・・・毎日触られている観音様も良い迷惑なように思うのは私だけでしょうか?

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

おもしろいのがこれに参加するためには、キューラインに並ぶのです。しかもこれが常設になっているのでビックリ・・・。ってことは毎日のようにこのくらい人が集まっているってことですよねぇ・・・凄い・・・。

ちなみにこの隣にトイレがあるんですが、こちらも立派です。トイレ・・・というよりは「休憩室」みたいです。

こちらもお年寄りで大人気?人が集まる施設はやっぱりトイレが大切です。

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

さて、メインアトラクションを済ませたお年寄り達はどこに向かうんでしょうか?

・・・っということでお年寄り達を見てみると、カラオケに向かう人もいます。なんとここには「懐メロカラオケ」なんてお店があるんです。中から本当に唄っている声が聞こえてくるんですが・・・一人では入りにくい・・・。

意外に人気が高いのが衣料品店。どのお店も店頭はお年寄りで混雑しています。

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

考えてみると、スーパーでもショッピングモールでも「子供衣料」のコーナーというのはありますが、「お年寄り衣料」のコーナーというのは聞いたことがありません。その意味でこの町の衣料品店は「お年寄りコーナー」が充実してるので買い物も進むようです。

用品店でおもしろいのが単品で店頭に吊している店が多いことです。よくショッピングモールなどでは上着からパンツまでセットでショーケースに飾ってありますが、ここではシャツはシャツ、パンツはパンツ・・・と単品で飾ってあります。

お年寄りの方々見ていると、こうした着こなしよりは「素材」をチェックしている人が多くなります。だから当然吊してあるモノよりも店頭に並んでいるモノの方が人気があります。

巣鴨は

お年寄りのファッション衣料の街

のようです。ちなみにこうしたお買い物が済んだお年寄り達ですが、マックなんかでハンバーガーをかじっているんですから、元気ですね。ちなみにマックも1階はお年寄りの優先席です。最も昼時には、お年寄りだらけで優先のしようがなくなってしまうんですが・・・。

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

どうやら「おばあちゃんの原宿」の人気の秘密は“平坦な街”と“衣料品の充実”にあるようです。


原宿

巣鴨の街を楽しんだ後、山手線に再び乗り込んで今度は、本家の「原宿」に向かうことにしました。原宿・・・聞いただけでも日頃の生活からは縁遠い街です・・・。

フランスワールドカップのチケットを受け取るために旅行代理店に行ったとき以来となりますから、4年ぶりに来ました。

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

お馴染みの竹下通りは超満員・・・。巣鴨と圧倒的に違うのは熱気・・・。若い人に混じり、外国からの観光客も非常に多いのでとにかく前に進むのも大変・・・。

原宿という街はJRの原宿駅と、地下鉄の表参道に挟まれた場所になりますが、おもしろいのが両方の駅が一番高い所になります。つまり街自体は原宿から表参道に歩いていくと、“下って上る”と言うことになります。

原宿の街の大きな特徴は「ファーストフード」にあるように感じます。特に竹下通りはファーストフードばかり。ここで買って歩きながら食べる・・・というのが定番のようです。従ってお店の方も割り切っていて、店内は並ぶスペースだけ・・・と言うお店も多くなっています。

ちなみにイスに座ってゆったり食べたい人は竹下通りから離れて、表参道に向かう通りを使う方が良いようです。

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

さてお店の種類ですが、ズバリここが巣鴨と原宿がかなり共通点の多いところ。やはり原宿も「衣料品」「ドラッグストア」が中心です。

ドラッグストアに特徴的なのが「安さ」をアピールしている点。マツモトキヨシに代表されるお店は非常に元気です。

一方の衣料品ですが、こちらは全身コーディネートされたマネキンが店舗前に並んでいるお店が多くなっています。「若者ファッションの発信源」と言うことなので、やはり着こなし重視なんでしょうか・・・?

2003ちなみにこうしたファッションで原宿に来ている人はあまり見かけません・・・。

さて原宿と言えば定番のファーストフードに「クレープ」があります。私は乳製品が苦手なので特に興味はないのですが、凄い人気です・・・。

巣鴨&原宿巣鴨&原宿

アクセサリー類ですが、これだけ人が多いのでワゴンにプライスカードを並べてもあまり意味がないようです。・・・っでどうなるかというと、ワゴンの一番高いところにつくわけです。

人が多い通りなので、こうした工夫は欠かせないようです・・・。


感想

「街全体を視察する」という初めての試みでしたが、どちらも衣料品が中心の街でした。対照的なのが、素材を重視するお年寄りとコーディネートを重視する若者。ファッションというのは年齢によって視点が大きく変わるようです。

さらに驚くべきは自然のバリアフリーだった巣鴨の街。これは・・・ナイスです。

若者、お年寄りの街を見た後にふと思う・・・自分(中年)の街は・・・?これを探すために今年も視察は続くのです・・・。

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