史上初!?二人で視察・・・

NO.186


加賀百万石時代村


加賀百万石時代村


視察日時 2003年 7月 27日


到着まで

話は1週間前にさかのぼるんですが、現場の仕事が終わって自分の上司と食事をすることになった。そしてこのときに一緒に来ていた“リナさん”も合流して、居酒屋でワイワイ・・・。

適度にお酒も入って、上司が一言言った。

「おまえ!!あそこは感動するぞ!!」

そう、その施設こそ加賀百万石時代村だったのです。さらに、“リナさん”も和装には興味があるようで、

「だったら・・・一緒に・・・」

と言うことになった。“視察とは一人で行うもの”と心に決めて早4年。何人かのグループでの視察はこれまで何度かあったが、ついにその戒めが解かれる日がやってきた(というほど大げさなものではないのだが・・・)。

今回の目的地は石川県の加賀温泉。今回は名古屋から特急に乗って目的地へ向かうことに・・・。いつもは一人なので、ここぞとばかりに爆睡モードに入るのだが、今日は至って元気。やはりレジャー施設にはこうした雰囲気で出かけるのが普通のようだ。

目的地の加賀温泉駅にいよいよ到着。北陸の温泉地なので、もっと雰囲気満点の駅舎を想像していたんですが、思いの外近代的なコンクリート作りでビックリ。

更に駅には案内らしき看板が見あたらない!!
と言うことで、今回はタクシーにて現地に向かうことになりました。

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「大して時間はかかりませんよ」というタクシーの運転手さんの言葉とは裏腹に、メーターはひたすら回り続け、自宅から会社までくらいの料金をしっかり取られて、現地に到着。

到着後には「帰るときは電話ください」とタクシーの運転手さんのケータイ番号入りの名刺までもらった。何となく異国情緒である?

まずは入口前に進んでみると、なにやら大きな声がする。でも、この声はどう考えても客の声ではない。
なんと瓦版屋さんが、テレビで見るあのポーズで瓦版を配っている。さらにこの瓦版屋さん、説明が終わるとチケット売り場にやってきて今度はお客さんに説明。

加賀百万石時代村加賀百万石時代村

と言うわけで、我々も瓦版屋さんに勧められてチケット(ここでは“通行手形”と言います)を購入しました。

「2枚ください」

日頃言い慣れない言葉だけに、カンでしまったことは言うまでもありません・・・。

さて、全てが江戸時代の設定なので、いわゆる横文字やカタカナの無い世界です。当然のことながら写真を撮るときも同様ですが、「ハイ!!チーズ」は何というのでしょうか?

これを確かめるべく、今度は武士の装束を着た方を捕まえて、「写真撮ってください」とお願いしてみる。すると

「準備はよいか?それでは!!いざ!!御免!!」

加賀百万石時代村加賀百万石時代村

そう、江戸時代では「いざ、御免」と言うようです・・・でも江戸時代はカメラが無いか・・・。

とにかく全てのスタッフが役者さん。皆さんなりきりの加賀百万石時代村の中へ

「いざ、参らん!!」


場内の構成(前編)

瓦版屋さんにもらった場内の案内マップ(村内絵図)を見ながら、まずは内部を確認してみる。中央に「黄金池」と呼ばれる池があり、その周囲をいろんな施設が取り囲んでいる。

更に施設は山の中腹なので、周囲に民家は見えないし、電柱も見えない。つまり完全にタイムスリップの雰囲気が楽しめるようになっている。まずこれには感激!!

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通路を二人で歩いていくと、「東山の金さん(遊び人モード)」風の方が、

「さぁ寄っていってくんねぇ!!」

と、声をかけてくれる。よく見ると周囲にはこんな人がたくさんいてお客さんをどんどん呼び込んでいる。おもしろいのが、役者さん同士が

「おう!!まだ始まんねぃのかい!!」 「ちょっくら時間が早いようだぜ、あんさん」

とこちらも掛け合いが止まらない。我々もしばしそんなやりとりを見ながら、いつの間にやら劇場内へ・・・。
しばらくすると入口が閉じられていよいよショーの始まり!!

・・・っと、先ほどまで呼び込みをしていた方々がショーに出ているではありませんか?
凄いですねぇ・・・噂には聞いていたんですが・・・呼び込んで、自分たちで・・・。

さてさて、ショーのあらすじは江戸時代の街火消しのお話。江戸時代版のバックドラフトって感じでしょうか?
いつの時代も役所は硬いので・・・と言うお話??

さらに終わった後には、入口でもらった紙に気持ちを入れて投げる「おひねり」の時間もしっかりあって、なかなか気合い入っています。

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ショーはもちろんマイクなしの地声の活劇なので、リナさんも真剣に見入ってました。もちろん彼女は現役のショーキャストなので・・・。

さてさて、無事に最初のショーも見終わり。続いて奥へと進んでいくと、橋のたもとに人だかり・・・。

なんだ?と二人で見ていると、これが「南京玉すだれ」のショー。

「あっ、さて。あっ、さて。さては南京玉すだれ・・・」で始まる時代劇には欠かせない逸品です。ところがこれで終わりでは無かったのでビックリ。

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いきなり火薬が爆発して、忍者が襲来。ここからは一気に格闘スタントショーへ!!

実はこの南京玉すだれの方、忍者からの転職者だったようで、転職の際の手続きがきちんとできていなかったようです(っな訳ないか?)。

それにしても間近で見る殺陣は迫力満点。キックもパンチもかなりの本気モード。凄いスタントショーです。ショーが終わると「次はあちらで!!」とご案内。

案内につられて、続いて入ったのが「日本伝統文化劇場」。

こちらは江戸初期に三代将軍家光の補佐役として名声を振るった「大久保彦左衛門」と「一新太助」のお話。座って見られるこのショー。さすがにくつろいで場内暗くなるとちょっと・・・睡魔が・・・行きの電車寝なかったからなぁ・・・。

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とまぁ、ここまで一気に三つも見てリナさんもややお疲れ。この後、忍者ショーへキャストの案内を横目に見ながらしばし休憩。

江戸時代の休憩と言えば、もちろん「団子」は欠かせません。もちろんお団子屋さんも情緒たっぷり・・・。

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しばし、休憩!!


場内の構成(後編)

お団子屋さんで休憩したので、みんなで一緒にぐるぐる回るツアーからは一時離脱。

今度は二人で場内を回ってみることに・・・。最初に行ったのがこの施設で唯一“カタカナ”が利用されている「ニャンまげ劇場」。15分ほどのミニシアターですが、ここは時代劇とはやや・・・異なる雰囲気。

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続いてその隣にある「大願成就の河童堂」にも入ってみる。こちらはいわゆるウォークツアー形式のアトラクションっぽい作り。

リナさんもこの施設はやや退屈そう・・・。当然自分も・・・。

続いて、忍者ショーが終わったばかりの忍者屋敷へ(?)

ここには、忍者資料館なんかもあって楽しい施設です。手裏剣・・・投げてみたかったんですが・・・今日はお休みでした(涙)。

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このまま通路をまっすぐ進むと最初のエリアに戻ってきました。

不思議な感覚にとまどってしまう「びっくり忍者屋敷」にチャレンジ。呼び込んでいる方がおもしろいのが

「お化け屋敷ではありませんよ」

と訴えているところ・・・。昔の忍者屋敷を再現したもので、まっすぐ歩けない部屋や、上下反対の部屋・・・など錯覚を利用したおもしろい家です。

さらに、船の中を利用した大航海の映像へ。いわゆるシミュレーターですが、なぜかこれが映像だけ・・・。始まる前に「座席は動きません」とあまりにもはっきり言ってくれるキャストの方にはちょっとびっくりでしたが・・・不思議と不満はありません・・・。

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船から出てくると、なにやら水を準備した人がゾロゾロ・・・。何だろうか?と思っていたら、これがなんと「水掛御輿」。

「思いっきりかけてください!!」というかけ声のもと、御輿を担いだ役者さんにかけるかける・・・。リナさんはちょっと引いていましたが・・・。

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さて、御輿も終わり、ふと見ると赤ちゃんを抱いたお母さんを発見・・・。ちょこっと話を聞いてみると、この方あらゆるところに出没してお客さんを呼び込んでいる。

ちなみに、リナさんが活躍しているテーマパークにも行ったことがあるらしく、しばし二人で楽しい会話に花が咲いておりました。

さてさて、
歩き回ること再びで、何となくお腹も空いてきたので、食堂に入ることにしたんですが、なんと食堂には先ほどまでショーに出演していた方々が・・・。

「どっから来なすった?江戸かい?いいところ住んでるねぇ・・・」

っとショーキャストと一緒に食堂で食事をするのは生まれて初めての体験・・・。いやいや・・・。普通はこうしたことは許されないんですが、なぜかこの施設、違和感ありません・・・。

そしていよいよ本日最後のショー「忍者劇場」へ!!
ちょっと早く着いてしまって、しばらく二人でボォ~っと(していたのは自分だけか?)しながら時間潰し。

忍者ショーはストロボ効果を使ったアクション劇で、こちらも迫力満点!!
ただアクションに比べると、ちょっとあらすじがよくわからなかったのが残念・・・。

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あっという間に、営業終了時間も近づいて、加賀百万石時代村のタイムスリップも終了に近づいてきました。


感想

とにかく驚かされるのが、全てに大して徹底的に時代劇にこだわっているところ。そして究極のマルチジョブ。呼び込みをやってから本番に望むショーのキャストを見たのは実に初めてです。

ちなみにこの時期は旧暦の七夕前らしく、場内では願い事を書いて短冊を飾ることもできます。リナさんもしっかり願いごとしていました。

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特殊効果などの大仕掛けが無くても、出演人数がそれほど大きくなくても、楽しいショーは作れることを証明してくれた施設です。

テレビでしか楽しめない時代劇の世界。是非一度お楽しみください。

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