ブライダルができる博物館

No.0105


船の科学館

 

船の科学館


視察日時 2001年 11月 11日


到着まで

メガウェッブが予想以上に楽しかったのですっかり長居してしまいました。今日はもう一つターゲットがあります。船の科学館です。

船の科学館はお台場が有名な観光スポットになる遙か前からこの地に存在している由緒ある博物館です。

船だけではなくて広く海上交通と言う視点で構成されている科学館です。運営しているのは「人類皆兄弟」の名台詞で有名な故笹川良一氏の作った日本海事科学振興財団です。

場所はお台場の最も海よりにありゆりかもめで行くとそのままズバリ「船の科学館」駅が最寄り駅です。

船の科学館船の科学館

駅で降りると船の科学館側は上りのエスカレーターになっているので、一旦、船の科学館から遠ざかる階段を降りなければなりません・・・。ちょっと不便・・・。

階段を降りると正面に見えていますので安心です。

正面には駐車場もあります。今日は日曜日なのですが半分くらいの入りでしょうか?駐車場は時間制になっています。1日お台場でのんびり過ごしたい人は、ゆりかもめを挟んで反対側の大臨時駐車場を利用しましょう。1日1500円です。

船の科学館船の科学館

駐車場から入口までの通路には、旧日本軍の飛行艇や、深海作業用の気密服などが展示されています。飛行艇って近くで見ると大きいんですねぇ・・・。

ちなみにこの船の科学館は夏にはプールの営業もあります。もちろん今日はやっていませんが・・・。水は張ってありますねぇ・・・。もう冬かぁ・・・。季節の経つのは早いもんです。

船の科学館船の科学館

さていよいよエントランスです。建物の出入り口は自動ドアで、入口専用と出口専用に別れています。出口用の前に立ってもドアは開きませんのでご注意・・・。

ドアを入ると大きなホールに出ます。ここがエントランスホールになっています。船の科学館は展示エリア以外は無料で見学できます。食事なども無料のエリアにあるので、ちょっとお食事だけ・・・と言う方もいます。

入口右側が無料のゾーンになっていて、エレベーターがあります。これで上に行くこともできます。

船の科学館船の科学館

今日はチケットを買いますので左側に、チケットは自動販売機が3台あります。チケットは高額紙幣には対応していないので、高額紙幣は隣にある両替機で両替してから購入します。

無料ゾーンには館内のインフォメーションの担当者がいるのですが、このチケットの発券機のそばには誰もいません。自販機は日本語表記だけなので、外人の方少し悩んでおりました。このあたりなんとかしたいところです・・・。

さてチケットを買ったのでいよいよ改札です。改札前には高い壁を一部くり抜いたようなかわいい入口です。ここでチケットを見せると当日の日付の入ったゴム印を押します。

そう、ここは再入場可能な施設なのです。

船の科学館船の科学館


展示エリア(1階)

まずは船そのものがどのように進化してきたかを見ていきます。通路の右側には船の進化の歴史が書かれていますが、長いこと・・・凄く昔からあるものですからねぇ・・・。

丸太をくり抜いたようなものから段々進歩して、帆船、蒸気船・・・で最後は原子力船「陸奥」でした・・・。

船の科学館船の科学館

場内はカーペット敷きなのでとても静かです。船は乗り物の中では最も巨大な乗り物のため展示は当然模型になります。

続いて出てくるのか、「船の構造」です。現在の船は鉄骨のブロックを溶接でつなぎながら造って行くそうです。その一部が展示されていますが、いやぁ大きいですねぇ・・・。しかもこの見学のための階段は船の甲板を意識しているのでしょうか?鉄板です。

船の科学館船の科学館

大きいと言えばエンジンもまたでかい!!。ビルの3階以上は悠にある大きさです。あの大きな船を動かすのですから、やはりこれくらいはねぇ・・・納得します。

こうした船そのものを模型で見せて、続いて本物をドカン!!と見せると圧倒されますねぇ・・・いやいや・・・。

こうした巨大な船が港に付くときに活躍するのがタグボート。小さい船体で大きな船を動かすわけで、小回りが利くのと、馬力が求められるそうです。で、そんなタグボートの仕掛けを実際に体験できるところもあります。なるほど・・・スクリューそのものが回るんですねぇ・・・。

船の科学館船の科学館

続いて出てきたのが、「船の一生」というコーナーです。こちらは船の設計から廃船までをイラストで説明しています。船に関する「絵巻物」みたいな感じかなぁ・・・?

さてここまで来ると階段が下に誘っています。

階段の先には海底を利用した新しい生活のアイデアを説明したエリアになっています。海の下と言うことでちょっとくらいのですが、エネルギーの供給や海底調査船「シンカイ」の模型なんかもあります。昔はこれでOKだったのでしょう。船の科学館の隣の日本科学未来館では本物があるんですが・・・。

船の科学館船の科学館

さてせっかく下がったのですが・・・今度は2階に登ります・・・はぁ・・・。


展示エリア(2階)

階段を登ると今度は船の果たす役割についての展示になります。まず出てきたのが世界中の船の航路図です。飛行機全盛の時代とは言えまだまだ船の需要は多いのです。

このエリアはガラスのショーケースに入った模型とその上にパネルと言う構成で展示が続きます。

船の科学館船の科学館

帆船、蒸気船、タンカーに客船。ホーバークラフトなんかもあります。大分で乗ったときには横に動くのでビックリしましたが・・・。

っと見ているとなにやら物音が・・・なんとボタンを操作するとホーバークラフトの断面が持ち上がるではないですか・・・結構凝っていますねぇ・・・。

さらには豪華客船「飛鳥」の模型があります。ショーケースの案内を見るとどうやら本日は東京湾を通過するそうです。ご丁寧に通過時間まで書いてあります。

船の科学館船の科学館

さてさて、今度はちょっと雰囲気が変わって海上保安庁のコーナーになります。海上保安庁の仕事や役割とその利用する船についても紹介です。

118番が海の事故の連絡先だそうです。知らなかった・・・。海上保安庁の制服の他、ヘリコプターの隊員の制服などテレビの「密着24時間シリーズ」ではおなじみの制服です。

展示位置も少し高くしてあるので、遠くからでも良く見えます。

船の科学館船の科学館

そしてこの先には、旧日本海軍の軍艦の模型がたくさんあります。プラモデルで良く作った奴らがたくさんいます・・・。

なかでも戦艦大和の模型はちょっと圧倒されますねぇ・・・でかい・・・。

船の科学館船の科学館

続いて、海上自衛隊のコーナーになります。最近やたらと耳にするイージス艦なんかも模型が展示してあります。イージス艦というのは基本的には護衛艦なのですが、通信(特にレーダー類)の設備が非常に充実しているのが特徴だそうです。

海上自衛隊で船と来れば、やはり外せないのが潜水艦です。心憎いばかりに半地下の階段の下で展示があります。しかもフロアのレベルは潜水艦の艦橋部の作りになっています・・・。

船の科学館船の科学館

潜水艦と言えば、潜望鏡ですよね。場内ちょっとくらいのですが手をかけて覗き込めるようになっています。見ている映像は実際に潜水艦の潜望鏡からの映像のビデオです。

思ったより視野が狭いのにはビックリです・・・。

ちょっと軍隊チックになった後は、お金持ちだけの特権、マリンレジャー用のボートの展示です。こんなのきっと一生乗ることは・・・って軍艦も同じかぁ・・・。

船の科学館船の科学館

さてさて、船の科学館に到着してついにトイレに行きたくなりました・・・どんな感じか見てみましょう!!

建物が年期が入っているのでちょっと作りは古いのですが、なかなかどうして清潔です。

船の科学館船の科学館

船の科学館船の科学館

ではでは、先に進みましょう!!


展示エリア(3階以上)

さてさて3階に上がってきました。船の科学館はエスカレータがないので、エレベータを利用しないと全て階段です・・・へぇ・・・。

3階は日本の船のコーナーに「マリタイムサロン」と呼ばれるサロンがあります。ちょっと休憩の場所にもなるのですが・・・。

船の科学館船の科学館

日本の船ではやはり遣唐使船が有名ですが、実は図面や詳細図などが無いので、現在日本にある模型の殆どは推測で作られているそうです。

まぁそんな昔ならねぇ・・・。

3階にはもう一つラジコンボートコーナーがあります。2階の「Q&Aシアター」と並んで子供に人気のあるエリアです。ちなみに有料で1回100円です。

船の科学館船の科学館

一応船のイラストが操作盤に入っているのですが、実際プールを見るとなかなかどれかわからない・・・。旗とか色とか付けられないものですかねぇ・・・。

ここまで来たらもうやけくそ!!一気に6階まで登ってみます。ここは展望台と船の艦橋の雰囲気を体験できます。艦橋には帆船のシミュレーターがあったりします。子供がいなければやったのに・・・残念・・・。

船の科学館船の科学館

船の科学館はこれでは終わりません。なんと1階のエレベーターで地上70メートルの展望台に行けるのです!!

でも今日はもう・・・はぁ・・・・。次回にチャレンジ・・・です。


宗谷&羊諦丸

今までは、船の科学館の「建物」の中でしたが、ここでは本当の船に乗ることができます。

まずは南極観測船として活躍した「宗谷」です。こちらは料金が別料金なので、別途チケットを買うか、共通券を買う必要があります。チケットは宗谷の前でチェックされます。

船の科学館船の科学館

宗谷は戦後日本が南極での研究活動拠点を作るために開発した「砕氷船」と言います。すなわち氷を割りながら進んでいく船です。

実際の航海では大変な目にあったそうです。その船の船内を当時の備品などをそのまま残して展示しています。中には人形もあったります。

まず驚くのが船内の狭さです。最も客船でもないし、見学用の船でもないので仕方ないのですが・・・。

船の科学館船の科学館

この狭い通路を順路に沿って歩いていくと、宗谷の全てが体験できると言うわけです。

最初は船体内部の状況を見ながら進みます。途中随所で人形に出くわすのですが、部屋には入れないようにガラスが張ってあります。

船の科学館船の科学館

非常に狭い通路なので、見学はたくさん人がいるときには順番にしましょう・・・。

っで、一番最後が艦橋です。こちらも非常に狭いです・・・。でも実際に使われた船の艦橋ってなかなか迫力ありますよ!!

船の科学館船の科学館

またしても上に下に・・・もちろん宗谷にはエスカレーターはありません・・・。

そして最後に羊諦丸です。こちらはかつて青森と函館を結んでいた青函連絡船です。当然客船ですから、こちらは中が広々・・・。

船の科学館船の科学館

こちらは内部がかなり加工されていて、入口はいるとチケットを確認して進んだ先が「シー&シップワールド」。ちょっと子供向けのエリアです。

海中で遊んでいる状態をイメージしているようで、イルカに乗って海中散歩(前のモニターに海を散歩する自分が見える)してみたり、水中用のバイクで、水中の散歩をしてみたりする小さなアトラクションがあったりします。

船の科学館船の科学館

ここを抜けて、1層下がるのですが、ついにここでエスカレーター登場です!!

でこの下は「青函ワールド」と呼ばれるエリアで、かつて青函連絡船があった当時の青森駅の様子を再現しています。

リンゴ売りのお店が建ち並ぶ通路を抜けると青森駅です。

船の科学館船の科学館

通路と人形の展示フロアに境がなく、青森駅を再現したエリアにたくさんの人形があります。触ろうと思えば・・・なんですが、ちゃんと監視のスタッフがいますので・・・。

ちょうど昭和30年代を意識した作りのようです。これより20年位しないと石川さゆりが乗らないわけです(by 津軽海峡冬景色)??

駅の構内には客車や機関車の模型まであって、結構凝った作りですよ。でも少し暗いかなぁ・・・なんか雪国ってこんなイメージに思われるんですよね・・・。

というエリアですが、ここを抜けると再びエスカレーターで上に行きます。このエリアの手前にはシアターがあります。ちょっと時間が合わなかったのですが・・・。パンフレットを見る限りでは青函ワールドとは全く違う内容のようで・・・。

船の科学館船の科学館

もちろんこの羊諦丸も艦橋の見学ができます。宗谷と比べるとかなり広くて快適です。

またホールではパネルディスカッションをやっていました。内容は「元寇」のときの船のことについて・・・確かに今は旬ですからねぇ・・・。

船の科学館船の科学館


物販と飲食

物販施設は船の科学館の展示館と宗谷の間に大きなショップがあります。マリンショップと呼ばれており、ここが物販のメインショップです。

船の科学館船の科学館

マリンショップの屋上はマリンテラスと呼ばれていて、休憩コーナーになっています。日当たりは抜群なので、ぐっすり寝込んでいる人までいますが・・・風邪など引かぬように・・・。

物販ではありませんが、羊諦丸の中では「ブライダイル」の案内サービスがあります。船の科学館には3つのホールがあり、ここで結婚式などを受け付けているのです。

実際に一組相談している方がいました。お台場には他にもホテルやら色々あるのに・・・渋いところ選びますねぇ・・・

船の科学館船の科学館

さてさて、飲食に移りましょう。

船の科学館のメインのレストランは4階にある「海王」です。ここは本格派の中華料理のテーブルサービスレストランです。お値段もそれなりになっています。

船の科学館船の科学館

これよりは軽く済ませたい人は、科学館の入口横にある「CABIN」がお奨めです。こちらはパンとシーフードと言った感じのカフェテリアです。

もっと安くという人は羊諦丸の入口前の屋台なんかどうでしょうか?「海峡ラーメン」なんて言うのもありますが・・・。ちょっと今日は寒いので、室内でお茶をという人には羊諦丸の3階にカフェがあります。ここは青函連絡船当時の雰囲気が味わえるカフェになっています。

船の科学館船の科学館

科学館と言う割には、飲食は非常にしっかりしている船の科学館です。


感想

船と海洋開発ということを非常に見識高く理解している科学館です。これはやはり運営する財団の力もありますが、こうした技術を世の中に広く理解してもらおうというメッセージは非常に良く理解できます。

船というのがいかに大きいもので、その船を支える様々な技術がどのように進化してきたか・・・非常に勉強になります。

展示方法も模型だけだったり、ちょっと動かしてみたり、実際に操作してみたり・・・と工夫を凝らしていて良いのではないでしょうか?

忘れては行けないのが、こうした博物館でありながらホールでブライダルができたり、飲食施設がしっかりしていたりする点です。これは素晴らしいです。

次回来るときには・・・エスカレーターを・・・というのが唯一のお願いです・・・。

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視察記録

船の科学館(Museum of Maritime Science)は、公益財団法人日本海事科学振興財団が運営する海事博物館。東京都品川区東八潮の現東京臨海副都心地区に、1974年(昭和49年)7月に竣工・開館した。2011年10月に本館展示を休止し、南極観測船「宗谷」の展示公開と屋外展示場での収蔵物展示を中心に博物館として営業しており、体験教室など各種イベントを継続して実施している。
TEL 03-5500-1111
住所 〒135-0092 東京都品川区東八潮3−1
URL http://www.funenokagakukan.or.jp/
料金 入館料無料
営業時間 10時00分~17時00分
アクセス 新交通ゆりかもめ 船の科学館駅下車すぐ

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2004/07/19
こじんまりとしたプールでした 
2001/11/11
ブライダルができる博物館

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