のんびりした雰囲気の遊園地です

No.0111


宝塚ファミリーランド


 

宝塚ファミリーランド


視察日時 2001年 11月 24日


到着まで

関西シリーズも今日は2日目。今日はサッカーの試合を挟んで2箇所回ることにしました。まず午前の部に選んだのが「宝塚ファミリーランド」です。

関西地区では非常に有名な遊園地で、集客数も百万以上のビックな施設です。大阪の拠点梅田から阪急電車に乗り、終点の宝塚駅から徒歩5分の好立地です。

宝塚駅までは順調に来たのですが、駅から施設にどのように行ったら良いのやら・・・?

宝塚ファミリーランド宝塚ファミリーランド

どこに行けばいいのかわからずにうろうろしていると、何となく人の流れを見つけました。実は駅前の大きな商業ビルが邪魔して見えなかっただけで、非常に簡単でした。

駅からビルを抜けると「花乃みち」と呼ばれる通りに出ます。これをひたすらまっすぐ歩くだけ・・・こんな簡単だから駅前には案内が・・・どうなんでしょうか?

途中には駐車場もあり、車もどんどん入ってきます。花乃みちが終わるとそこは右にあの「宝塚歌劇団の本拠地、宝塚劇場があり、左が宝塚ファミリーランドです。

宝塚ファミリーランド宝塚ファミリーランド

どちらも9時半がオープンのようで、現在は9時20分なので周りには人がうろうろ・・・。宝塚劇場の方はすでに当日券を待つ人の列ができています。

一方ファミリーランドの方はというと、チケットブースにシャッターが閉じられていて寂しい雰囲気・・・偉い方がゲートの前で「もうすぐですよ!!」とご挨拶。なるほど・・・。

しばらくするとスタッフが出てきて、「シャッターにご注意下さい!!」と一声。すると自動でシャッターが開いていくではないですか・・・。チケットブースはロゴは宝塚っぽい(?)きれいなデザインで、ブースも白く塗られています。

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一方の宝塚劇場も9時半キッカリにゲートが開いて、こちらは「押すな押すな」の大騒ぎ。一方のファミリーランドはノンビリとした雰囲気。

チケットは対面販売で今日は2ブースがオープン。コスチュームは紺ブレで何となく劇場のチケット売場の雰囲気です。

一方改札も同じ制服で、遊園地に入るというよりは男子禁制の女子校に入るような(?)イメージです。入ったことはないのですが・・・。

チケットは半券がもぎられて、いよいよ中に!!

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場内の構成

中に入ってガイドブックを早速ゲットすると、宝塚ファミリーランドは3箇所の入口を持つ施設でした。先ほど入ったのがメインゲート。この他に来た駐車場と呼ばれる駐車場側から入る「北ゲート」、東立体駐車場と呼ばれる駐車場から入る「東ゲート」の3つの入口があります。

駐車場はメインゲート側の西駐車場と平駐(北駐車場)と立駐(東ゲート)の2箇所です。

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どうやら東駐車場が人気のようで、こちらから入ってくる人が多くなっています。ちなみに再入場はできるのかな?と思ってゲートで聞くと「戻ってくるとき一声お願いします」だって・・・。オイオイそれってタダでも入れるってこと??

さてさて、場内はすべて「○○ガーデン」という言葉でエリア区分されています。メインゲート側から「ウエルカムガーデン」、「ズーガーデン」、「ポップンガーデン」、「グリーンガーデン」、「メルヘンガーデン」、「ファンタジーガーデン」と全部で6つのガーデンがあります。

特にそれぞれのガーデンで造形が大きく変わったりと言うことはないので、いつの間にか?違うガーデンに来ています・・・。

話変わって今日の天気ですが、非常に良い天気ですが寒い・・・。早速来ましたトイレの時間です。汚くはないのですが、ちょっと歴史あるトイレです・・・うまい言い方だ(??)

宝塚ファミリーランド宝塚ファミリーランド

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イヤイヤ失礼しました。では早速一つずつ見ていきましょう!!


ウエルカムガーデン~ポップンガーデン

メインゲートから入ると最初のエリアです。もちろん「ウエルカムガーデン」から始まります。ここは施設のインフォーメーションやベビーカーのレンタルコーナーなんかがあります。

宝塚ファミリーランド宝塚ファミリーランド

宝塚ファミリーランドの大きな特徴として、場内のアチコチが動物の飼育舎になっているところです。ウエルカムガーデンではいきなりゾウとアシカの飼育舎があり元気にお出迎えです。

地球史上最悪の動物(from 日本モンキーパーク)人間はこのエリアあまりいません。

ウエルカムガーデンには小さなステージなんかもあるのですが、なんとステージの上に阪急電鉄今津線が通っているので、時々電車がゴォー・・・。これでイベントできるのでしょうか?余計なお世話のようですが心配になります・・・。

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そして、宝塚の雰囲気で写真を撮ってもらえるお店なんかもあります。

さてウエルカムガーデンを左に反れると「ズーガーデン」こちらはいわゆる「猛獣」の飼育舎があります。珍しいところでは「ホワイトタイガー」。確かにきれいに白です。ライオンもいるのですが、みなさん早番で少し機嫌が悪そうです。

宝塚ファミリーランド宝塚ファミリーランド

ズーガーデンの一番奥はふれあい動物園になっています。ライオンやトラの餌が一杯(??)ではないのですが・・・。あれ?まだ開いていません・・・。

このズーガーデンでは動物についての説明を聞くことができるガイドマシーンが用意されています。各動物毎にあるのですが、一回毎にお金を取られるのは・・・ちょっと・・・。パスポートなんてできないもんでしょうか??

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動物園の定番「サル山」を越えるとポップンガーデンに入ります。いよいよここからアトラクションのエリアになるのですが、どうしたことでしょう。アトラクションのエリアではまだ準備中が多くなっています。乗ろうとすると「どうぞ!」と言われるのですが、乗らないとまた準備に・・・。オイオイ、ライオンも朝から準備万端なんだから・・・。

ちなみにこのエリアから他のエリアに楽して行きたい人は、モノレールも出ています。

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ちなみにこのエリアのアトラクションをざっと説明すると、まずは「こわこわカー」これは急旋回するミニコースターです。飛行機アトラクションのポップンジャンプ、ローラーコースター「ビックワン」等が大型アトラクションです。

それにしても、いつになったら始まるのか??

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線路を挟んで反対側にも大きなアトラクションがあります。水に飛び込むタイプのアトラクション「アドベンチャークルーズ」です。アトラクション自体は結構おもしろいのですが、場所が場所だけに利用者は・・・。

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グリーンガーデン

ポップンガーデンとの境の大きなスロープ橋(これをスロープというのはちょっと無理があるような・・・)を渡ると「グリーンガーデン」です。

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こちらはアトラクションはさほどありませんが、いわゆるガーデンの風情を楽しめるエリアになっています。

まず最初に出くわすのが、クラッシクカーチボリ。なんとクラッシックカーを模したライドで花に囲まれたエリアを回るのが売り物ですが、この時期花はあまり・・・

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そしてスロープのすぐ横にはシューティングライド「サファリ」。何ともかわいらしい車で射撃です。

続いて見えてくるのが飛行機旋回のおなじみアトラクション「スペースレンジャー」。なんとこちらはワイヤーを点検中のようで、運転はおろかまだ乗船できず・・・。

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スペースレンジャーの隣にはキャラクターショースペース「ホップホップステージ」。なんと座席はパイプイス。プロレスにも行けそうです??

ちょうどこの反対側がゲートになるのですが、そのゲートの近くにはラフトアトラクション「クレイジーダック」こちらは結構凝っています。

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以上がアトラクションですが、このエリアにはグリーンガーデンの名に恥じぬ。素晴らしい花壇があります。その名も「大温室グリーンウッド」。こちらはすでにオープン準備完了でした。

入口の周りには花が所狭しと飾られていて、色合いも凄い!!さらにイベントで菊の花のコンテストも実施されており、色とりどりの菊があります。

菊って白と黄色しか知りませんでしたが、色々あるんですねぇ・・・。

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さらに奥に行くと、無料休憩所「宝集亭」と「手塚治記念館」があります。記念館は後でと思ったのですが、結局時間がとれなくて・・・残念・・・。

一方の無料休憩所ですが、確かに自然を残すのは大切ですが、蜘蛛の巣だらけの木の先で休むのはちょっと・・・。

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メルヘンガーデン&ファンタジーガーデン

先ほどはスロープでしたが、今度はブリッジをくぐるとメルヘンガーデンです。まず目に付くのが大きな池。これは何?と思ったら夏はプールになる「森のプール」でした。

この時期は泳げないので、プールの3分の2くらいはバンパーボート、後の3分の1はラジコンボートが楽しめます。これはアイデアですねぇ!!

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プールですから、当然更衣室が必要ですが、これがプールの奥にあります。っで更衣室のとなりの場所に、「3Dターボライド」というシミュレーターがあります。

プールの反対側には「ログスター」というミニコースターと「ファンタジートレイン」これはいわゆるマメ汽車って奴ですね。どちらも子供には人気があります。

このあたりまで来るとどのアトラクションも準備完了で、人もだいぶ増えてきました。メルヘンガーデンとファンタジーガーデンの境にはコースターが二つ入った山があります。メルヘンガーデン側には「ミラクルコースター」、ファンタジーガーデン側には「エンジェルコースター」。エリアの名称からすると、配置が反対のような・・・??

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メルヘンガーデンにはなぜか?恐竜の姿もあったりするのですが、このミラクルコースターの横に、ウルトラマンコスモスが仁王立ち!!ここはフォトスポットです。子供を前に立たせてご両親ビデオにカメラに大忙し!!

ちなみにファンタジーガーデンの「宝塚イベントホール」ではウルトラマンイベントを実施中で、これにちなんでなのでしょう。イベントホール前には「ウルトラマンティガ」もいます。

さすがに大人から子供まで幅広い人気です。残念なのは全身を撮ろうとすると後ろの木がちょっと邪魔します。それと、ウルトラマンの背景がウルトラマンより高い木では・・・。

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せめて、背景付きであればもっと良い写真も撮れると思うのですが・・・?

さてファンタジーガーデンはその名の通り、子供向けのアトラクションがたくさんです。でもちょっと名前が・・・?まずはライドに乗って子供の世界を体験する「ファンタジーワールド」、一応唄もあって流れているのですが・・・これって・・・

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続いて、スペースコースター。屋内型のコースターのようですが、これも・・・

っで極めつけがゾウ型の乗り物でぐるぐる回る「ダンボー」。ってそのままじゃないですか?

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確かにファンタジーガーデンなんですが・・・ちょっとビックリしました。

さて話を変えてウルトラマンのイベントですが、こちらは別料金です。まぁ子供から大人までよく入っています。中ではウルトラマンのコスプレ写真なども撮ってくれる。無理矢理子供をコスプレさせて写真撮っているようにも見えるのですが・・・まぁ記念にねぇ・・・。

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以上の恐竜のいる「メルヘンガーデン」と「ファンタジーガーデン」でした!?


物販と飲食

せっかく来たのですから、ショップも見てみましょう。場内のショップはいわゆるお土産ショップが中心です。キャラクターグッズなんかはあまり見受けられません。

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ウルトラマンやキティちゃんのようなイベントやアトラクションにちなんだグッズが中心になっています。ちなみにダンボーグッズはありませんよ!!

一方の飲食施設ですが、こちらはマクドナルドが入っていたりするのですが、基本的にはファーストフードが中心です。座席もオープンタイプでオーダーカウンターで頼んで、開いている座席でどうぞ!!と言うタイプです。

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それでもいくつかのお店はレストランもあります。場内ではファーストフード利用の方が圧倒的ですが・・・。

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残念なのは、エルドラドと言うお店は、かなり気を付けて場内を見ていないと気が付きにくい場所にあることです。このあたり電車の線路は確かに邪魔かも・・・。


感想

午前中だけだったので、手塚治虫記念館を見損ねてしまいました。それと立体動物園も・・・残念・・・。でも結構内容的には盛りだくさんで長時間楽しめる施設であることはわかりました。

菊の花ようにコンテストなんかもあったりして工夫も感じられます。残念なのは鉄道の高架で分断されてしまったエリア。特に馬に乗れる「ホースライドパーク」なんかは場所によってはもっと人気が出そうで非常にもったいない施設です。

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それと、飲食に比べると物販がちょっと弱い感じがします。お隣の宝塚劇場はさすがでした。正方形でない敷地で、道路が通っていて3ブロックに分断されてしまうというハンデのある施設ですが、100万人オーバーというのは何となく理解できます。

後は動物がアチコチにいるところも好感が持てます。ズーガーデン以外でも、「ふれあいペットガーデン」なんて言うのもあって、犬などがたくさん放されていたり・・・こうしたシンプルなものが最近の流行なんでしょうかねぇ・・・?

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どちらにしてもTDLやUSJのような全開テーマパークではありませんが、巨大テーマパークが手を付けないところを狙えばまだまだ行けそうです。来ている人も巨大テーマパークに行く前の予行演習的に来ているようで、「今度ユニバーサルな(関西弁)」と言う声を何度か聞きました。

この点で、動物を利用した点は取っても良い感じでした。巨大テーマパークと競合する遊園地ではこうした工夫が必要なんですね。ダンボーではなくて・・・??

視察記録

USJの開業によりいち早く撤退を決めてしまった施設。確かに大型遊具などがないので苦戦は必至でした。チケットゲートや改札の文字など隣の宝塚歌劇団の劇場風だったのが印象に残っています。

視察履歴

のんびりとした雰囲気の遊園地です (2001年11月24日)

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