飼育動物と同じものでランチでした。。。

No.0085


おたる水族館

小樽水族館


視察日時 2001年 9月 16日



到着まで

コンサドーレ札幌の快勝劇を堪能した昨日から一夜明けて、今日は天気はやや雲が多い。でも、視察にはそれほど問題はないので、予定通り北海道シリーズの2日目に突入。

本日は北の中心地札幌を少し離れて、北海道のかつての金融中心地「小樽」に向かいます。札幌からは快速電車で約40分。大した距離ではと思いながらもしっかり寝てしまう自分には相変わらずあきれます・・・。

小樽駅から小樽水族館まではバスでの移動です。所要時間は約20分。バスは海沿いを水族館に向かってひた走ります。バスの中は家族連れが殆ど。後は学校課外実習でしょうか?引率の先生と生徒さんと一緒です。

小樽水族館小樽水族館

小樽水族館は小樽の漁業基地「祝津港」のすぐ隣です。小高い丘の上にその雄志を見せております。

バスの降車場の横は駐車場になっており、マイカーは800円で駐車できます。しかし、地方都市独特の民間駐車場も近辺に散在しています。こちらは500円からとお得な料金です。駐車場は前払いのようで、入場時に料金を払って中に入ります。あとはご自由にというスタイルになっています。駐車場は4割くらいの利用状況です。

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駐車場は丘の下部にありますので、入口までは階段を登っていきます。車椅子やベビーカーの方は、階段の脇にあるスロープを使えますが、ここがなかなか急勾配です。

階段の両脇は芝生が植えられていて非常にいい雰囲気です。

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チケットは入場ゲート前での購入となります。対面販売で3ブースありますが、今日は2ブースでの運営になっています。チケットブースの前には特に列を区分する仕掛けはないので、ちょっと多人数で来たりすると、混雑します。しかも隣が改札なので、やや混乱状態でしたので、収まるまでしばし休憩・・・。

チケットは水族館の飼育動物がプリントされた紙タイプ。入場時には半券をもぎられます。ちなみに料金は大人1300円。チケットブースの周りには料金体系のサインの他に、場内ので餌やりや、ショーのスケジュールなどが記載されています。イルカショーやラッコの餌やりなど色々あるようです。

小樽水族館小樽水族館

それでは、中を見てみましょう!!


場内の構成

場内は本館と呼ばれる展示エリアを中心に、海獣公園、イルカスタジアム、遊園地ゾーンと大きく4つに別れています。そしてその周りに喫食エリアなどが点在しています。緑が多く非常に景色の良いところです。

本館の改札を抜けると、まずは二頭のアザラシがお出迎えです。でもこれは剥製。

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最初のエリアは、ウミガメなどが展示されているエリアです。ここには今日のショーのスケジュールの電光掲示板があります。しかも直近のショーの時間が点灯してわかりやすいサインです。ショーはイルカショーと海獣ショーとラッコのお食事タイムの3種類あるようです。

もちろんこのエリアには、コインロッカーやベビーカー、車椅子といったレンタル品も完備しており、改札でスタッフに頼むと貸してくれます。

せっかくの導入エリアなのですが、ちょっと暗い印象を受けたのは残念です。

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この先どんな展開になるのか心配なので、ここでトイレをチェックしておきましょう。トイレは年代を感じさせる作りでした。でも清潔そうでしたので安心して使えます。

小樽水族館小樽水族館

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では、先に進みましょう。導入エリアを抜けると、イルカとのふれあいプールがあります。ここでは1日に何回かイルカとふれあえるという催しがあるようです。残念ながらこの時間は行われておりませんでしたが、大きなプールにステージが設けられています。さらにプールの側面はガラス張りになっていて、ここではイルカが泳いでいる姿を見ることができます。

仲良く泳ぐイルカを見ながら仲良く写真を撮っている方もおりましたが・・・。

プールの側面へは階段でつながれているので、残念ながら車椅子やベビーカーで直接には行けないようです。作られた時代を考えると致し方ないのかもしれません・・・。

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イルカプールの横には、絶滅危惧種動物が飼育されています。「レッドリスト」と呼ぶのだそうですが、なんと「メダカ」もこれに入っているそうです。メダカやタガメなんて子供の頃、飽きるほど採ったものですが・・・これも時代なんですかねぇ・・・。こうして水槽に飼われて要るのを見ると何とも不憫な感じがしますが・・・。

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レッドリストを見た後には、北海道を中心とする北の海に生息する生き物の展示エリアです。さすがにこのエリアからは場内も暗くなっています。

このエリアの生き物は、ウツボやタコ、カニなどどちらかというと悪役で映画に登場する生き物が多いです。オオカミウオというのは始めてみますが、確かに悪役顔です・・・?

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水槽の中が一種類の生き物だけだと良いのですが、残念ながらそうも行かないようで、多種の生き物が大きな水槽に入ってることもあります。どれがどれだか・・・悩んでしまうこともあります・・・。

このエリアを抜けるとオホーツク海・ベーリング海周辺の生き物が展示されています。こちらは巨大水槽の中を泳いでいるので、何がなんだか・・・。円形の見学エリアの周囲をグルリと水槽が取り囲んでいて、360度パノラマで楽しめるエリアです。

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ここまでが、1階です。そして階段を登って2階に行くと、こちらはマリンギャラリーと呼ばれるエリアになっています。レストランなどもありますが、天然記念物クラスの希少動物が飼育されています。オオサンショウウオ、アロワナ、カブトガニ・・・等々日頃絶対に見られない珍獣がたくさんおります。

こうみるといろんな生き物がいるんですねぇ・・・小さなギャラリーですがなかなか奥が深い・・・。

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展示エリアは非常に暗いのですが、これは生き物のためなので仕方ありません。では明るいところに出てみましょう。


海獣公園

本館のオホーツク海、ベーリング海エリアを出ると、眼下には本当の海が見えてきます。バスで来たときは気がつきませんでしたが、本当に海に近いところにあるのです。

見下ろすと水槽が海沿いに見えていますが、このエリアが海獣公園のようです。急な階段を降りていくと海獣公園に出ます。階段を利用できない人は遠回りになりますがスロープもありますので、こちらからも行けます。帰りはエスカレーターがあるので楽なんですが・・・。

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海獣公園は、極地の海でおなじみのアシカやオットセイ、アザラシなどが飼育されています。ちょうどついたときには、ショーが行われているところでした。MCは飼育のスタッフが行っています。器用にボールを投げたり、逆立ちに、ジャンプなどおなじみの芸を披露しています。

国内の水族館ではよく見られる光景なので、全日本動物大道芸選手権なんてやったらどうでしょうか?なんて思いますが・・・。

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こうしたショーの時間以外は動物は専用の水槽でくつろいで(?)います。アシカやオットセイなど皆、リラックス。海水をそのまま引き込んでいるようですが、北海道の水温は快適なんでしょうか?

非常に愛想が良くて、傍を通るとヒレをパタパタさせます。良く訓練されているなぁ・・・と思って見ていたのですが、中には餌をあげている人が・・・。

そうなんです。ここでは海獣に餌をあげることができるのです。200円でバケツに入った餌を買って、お気に入りの動物に餌をあげることができるのです。

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ということは、愛想が良かったのではなくて、単に「食べ物よこせ!!」と催促していたと言うことが・・・う~ん、バカにされたような・・・。

食べ物はイワシ、ニシン、サバ、ホタテ等々のようで、なんか小生より良いもの食べているような・・・。

さてさて、このエリアですがヒトデやウニに触ることもできます。もっともウニは触りたくない人が多いでしょうが・・・。「タッチングプール」と名付けられています。

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ヒトデなど実際に海の生物を触れるコーナーです。もちろん触った後は手を洗いましょう。石鹸も用意されています。

この他には、水族館としては珍しいのでは・・・釣り堀があります。もちろん本気で魚を釣る人はいません。親子であくまでも遊びとしてのフィッシングです。

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さて水族館の人気者といえば「ペンギン」です。こちらにもたくさんのペンギンがおります。ちょうど子供ができたばかりのペンギンもいるようで、子育て公開中でした!でも子供がどこにいるのか・・・。確認できず・・・。

そしてペンギンの主役の座を今や奪ったと言っても過言ではない、「ラッコ」もいます。こちらはちょうどお昼の時間だったようで、ホタテ貝を食べておりました・・・良いなぁ・・・。さすがにNO1となると銀座のお姉さん達と同じで待遇も上等です。専用のハウスも用意されています・・・?

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この他には、セイウチの飼育されている水槽などもあります。間近で見るとあまりルックスは良くないんですねぇ・・・。

さらに、動物のトレーニング風景も見ることができます。食べ物で吊るのは人間の世界でも同じですが・・・。

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今度はイルカショーに行ってみまショー(って寒・・・)。


イルカショー&遊園地

海獣公園を後にして、エスカレーターを昇ると、イルカランドへの通路が見えてきます。ちょうど本館を迂回するようなルートになっています。

やっと着いたのですが、なんとイルカショーは終了したばかり・・・残念・・・。せめてイルカショーのプールだけでも見ておこうと、視察王魂で内部に侵入(って別に禁止エリアは入ってないですが・・・)。

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学校の体育館のような作りの建物の中にステージと、スタンドがあります。冬でもできるような配慮から屋内にしてあるようです。

ちなみにイルカがどのように泳いでいるかを確認できるように、ステージのあるフロアの下階はガラス張りで水槽が見えます。もちろんショーのときはスタンドで見た方が楽しいですよ・・・。

小樽水族館小樽水族館

さて、水族館のエリアはこれでおしまいですが、隣に遊園地が見えます。遊園地へは水族館を出ないと行けません。再入場はできないのでご注意を・・・

遊園地といっても、デパートの屋上にある乗り物を少しだけスケールアップしたようなもので、特にスリルライドがあったりするわけではありません。子供がターゲットの施設です。円山動物園もそうですが、北海道はこうした併設好きですねぇ・・・。


物販・飲食

場内の物販施設は、本館の出口前のお土産ショップと、海獣公園にあります。

小樽水族館小樽水族館

海獣公園の物販施設は、飲食施設も併設です。お土産品が中心で、ペンギンやラッコのぬいぐるみ、後は小樽の名産品などがあります。水族館のオリジナル・・・という商品はあまりないようです。ここに来て小樽名物のお菓子を買っても・・・。

本館の2階には、クラフトショップがあります。こちらは貝を利用した工芸品などがあります。水族館という施設にピッタリくるものは・・・

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飲食施設はこれまた本館の2階にレストランがあります。うどんやカレーなど定番メニューが多いのですが、きちんと食事をしたい方はこちらがお奨めです。

取れたての魚や貝をつまみに、昼間からアルコールを・・・という方には海獣公園の飲食施設がお奨めです。ニシン、ホタテ、ツブガイの丸焼きを食することができます。しかもここではアルコール類も販売されています。公営施設なのに良いのでしょうか?

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ちなみにビールは・・・もちろん「サッポロ」です。


感想

昨日に続いて、動物系の博物館でしたが、場内が広いのでかなり楽しめました。残念だったのはこの広い施設内を効率的に回れる動線が明示されていなかったことですね。

あと、ショーもたくさんあって楽しいのですが、開始時間をもう少し考えてくれると、全てのショーが見れてありがたいのですがねぇ・・・。

餌を自由にあげられるというアイデアは非常に素晴らしいと思います。せっかく餌をあげるのですから、スタッフも餌をどのようにしたらあげやすいか?なんて指導してあげると良いと思ったりもしました。

子供から大人まで楽しめる施設であることは間違いありませんので、北海道に来たときには是非!とお薦めの施設です。BUT、冬は寒そうですが・・・。

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視察記録

おたる水族館)は、小樽水族館公社(第三セクター)が北海道小樽市で運営する水族館である。1958年7月に北海道大博覧会の「海の会場」として建設され、1959年に「小樽市立水族館」として営業を開始した。1974年に新館(現 本館)竣工と共に第三セクター小樽水族館公社による経営となった。
TEL 0134-33-1400
住所 〒047-0047 北海道小樽市祝津3丁目303番地
URL http://otaru-aq.jp/
料金 大人(高校生以上)1,300円
小人(小中学生) 500円
幼児(3歳以上) 300円
営業時間 9時00分~17時00分(日時による変動あり。休園期間あり)
アクセス JR小樽駅 から路線バスで25分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2019/07/23
18年経って変わったもの変わらないもの@おたる水族館
2001/09/16
飼育動物と同じものがランチでした。。。

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