リニューアルオープン!!

NO.200


新江ノ島水族館

新江ノ島水族館


視察日時 2004年 6月 20日


入場まで

199カ所目の視察の後、業務がパンパンになってしまって視察が全くできない日々が続いてしまった・・・。5ヶ月近く空いてしまったがついに200カ所目の視察を実施することになりました。

今回のターゲットは「新・江ノ島水族館」。かつて江ノ島水族館として運営されていた場所に今年の4月リニューアルしてオープンした新施設です。

場所はもちろん神奈川県の海水浴のメッカ、“江ノ島”。江ノ島までは小田急でも江ノ電でも行けるんですが、今日は気分を変えて江ノ電で行くことにしました。
久々に江ノ電に乗りましたが、すっかり観光電車になっていました。
駅にプリクラがおいてある鉄道なんて・・・たぶんここだけでしょうねぇ・・・。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

今日は天気も良い(台風接近のため風が強いのですが・・・)からでしょうか?もう水着で歩き回っている人までいます。

台風接近で海も荒れていますが、こんな日はサーファーにとってはたまらない日のようです。とにかく海にはサーファーがたくさん・・・。

新・江ノ島水族館は江ノ島駅から向かうと、海沿いの道路を横切る必要があります。地下の横断通路があるのですが、ここが凝っています。

壁際にペイントして、UVライトを当てることでうっすらと浮き上がる・・・しかも点灯しているランプは黄緑色・・・。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

地下道は涼しいんですが、地上に出ると刺すような日差し・・・。やっと新・江ノ島水族館に到着しました。外観は凄くシンプル、海風を遮るような施設の造りがなんとも海沿いの水族館・・・って感じですね。

エントランス周りをとても広くなっていて、ワゴン販売まで出ています。
チケット売り場は、個人用、団体用と別れている上に、年間パスポートの専用受付まで準備されています。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

個人用チケット売り場は窓口の他に、自販機まで用意されています。思いの外自販機での販売が時間かかるのは・・?っと思うと、窓口上の料金表を見ながら買っている人が多いんですねぇ・・・よく自販機を見れば簡単なのに・・・。

さてチケットも買いましたので、いよいよ新・江ノ島水族館に入ってみましょう。


場内の構成

さてさて、まずは改札を通ります。改札は凄くシンプルでブースが2カ所あるだけ。
少し列が伸びていますが、淡々と1名で改札。そして改札を抜けると階段で2階にあがります。

ちなみに、この改札すぐのところにトイレがありました。改札の外には見あたりませんでしたので、トイレの近い方は駅に着いたら済ませておきましょう。

トイレは結構凝っていて、大きい方の室内は魚が泳いでいます(笑)。洗面台もちょっと変わった形・・・海岸線を意味しているんでしょうか?

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

階段を上りきると通路は奥に延びていきます。ここはガラス張りで手すりには“貝”のオブジェがあります。

そして波に引き込まれるようなイメージの入口に・・ここから水族館の暗い世界に入ります。でも中は水槽からの明かりでかなり明るいですが・・・。ちなみに中国語と韓国語のガイドマップはここでもらえます。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

最初に見えてくるのが“相模の海”ゾーン。いわゆる近海の魚です。入口からスロープになっていて下るにつれて、水槽の大きさを体感できます。

中の魚は食卓でもおなじみのものばかりです。時間がうまく合えばダイバーのレクチャーなどがあるようですが、この時間は何もなしでした・・・残念・・・。

さて相模の海を下りきると、今度は“深海”。実は海の99%は深海なんだそうで、ここにいる生き物の展示コーナーです。基本的に太陽の光が嫌いな生き物が多いようなので、フラッシュ撮影は禁止です。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

この先は通路が狭くなり、小さな部屋に別れています。最初の部屋が「クラゲファンタジーホール」・・・クラゲの展示コーナー・・・。

“刺されると痺れます”などと書いてありますが、実際そんな生やさしいものではないと思うのですが・・・。痛いんですよねぇ・・・。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

続いての部屋が「冷たい海、暖かい海ゾーン」。それぞれ海水温によって別れているのですが、ここは大混雑していて・・・。

ちなみにこのエリアの隣に、天皇陛下の研究の展示コーナーがあります。天皇陛下ってこうした海洋生物の研究も熱心だったんですねぇ・・・。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

水族館でおなじみのサメ類もこのコーナーで見れるのですが、さすがにサメは別の水槽で展示しています。

さて、ここを出ると2階にエスカレータで上がることになります。バリアフリー対策も万全でエスカレーター乗り場前にはエレベーターも完備されています。

エスカレーターを登り切るとショップが見えてきます。食べたいのをグッとこらえて進むと今度は「ペンギン」のコーナー。残念ながら完全密閉の部屋ですので、ちょっと見えにくいのですが・・・。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

ちなみに、このペンギンコーナーに続く通路沿いに、映画「ファインディング・ニモ」でおなじみになったクマミノの展示コーナーがあります。
フラッシュ禁止と書かれているのに、皆さんケータイ近づけて・・・バシバシ・・・ルールは守りましょう・・・。

ペンギンコーナーの反対側の通路は海に面していてこちらは休憩スペース。ベンチが並んでいて日当たりも良いし、お昼寝には絶好の場所では??

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さて続いて、一度外に出て別の建物に進みます。こちらは「なぎさの体験学習館」と呼ばれる建物。建物内は“タッチングプール”やインストラクターの説明などが聞けるコーナーです。

今日は海に捨てられるゴミがテーマだったようですが、ゴミが展示物というのは・・・始めて見ましたねぇ・・・。

ちなみにこの建物の下にも魚に触れるコーナーがあります。と言っても魚ですから触ると言うよりは触れる・・・になってしまいますが・・・。


ショーと物販・飲食

水族館のおなじみのショーなんですが、新・江ノ島水族館の人気者アザラシの「ミナゾウ」は今日はお休み・・・繁忙日に休むなんて・・・。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

新・江ノ島水族館はショーも何種類かあって、演目がその日のうちでも変わります。このためずっとショーの観覧席をキープしている人までいて・・・それくらい大人気です。

ちなみに今回見たのがイルカのショー。プールがそれほど大きくないせいか内容は控えめですが、ジャンプは豪快です。

最後は、スタッフと一緒にご挨拶・・・観客も満足のようです。

この水族館では、ショーに出演するイルカの調教などのシーンが見れるようになっているのもおもしろいところです。2階から見下ろすとイルカの調教中でした。
ショーが終わってすぐダメ出しを受ける・・イルカの世界も大変なようです。

さて続いて場内のレストランをチェック。新・江ノ島水族館で売られているのはすべてファーストフード。これが2階で売られているんですが、人気の「巻き貝サンド」はすでに売り切れ!!

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

人気があるんですねぇ・・・食べたかった・・・。

物販施設は1階の「ビーチ・トレジャー」、2階の「タイニーパイレーツ」の2カ所。1階は施設の外に出てからの利用となりますので、水族館を利用しない人でも買うことができます。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

ショップに並んでいる商品は、水族館ではおなじみの商品ですが、これに加えて人気イラストレーターや地元のイラストレーターの作った作品を売っているところがおもしろいですねぇ・・・。

最近はユニクロでもデザイナーズTシャツなんて売っていますが、こんなノリなんでしょうか?


感想

新しくできた・・と言っても良いくらいの綺麗さでした。まさに水族館の“劇的ビフォー・アフター”ってところでしょうか?

水族館を見ていると、リピーターの確保に力を入れていますね。入口の年間パスポート売り場もそうですが、場内にも寄付金(?)を入れると付けてくれるカプセル。

PFI事業で生まれた施設との情報でしたが、リピーターをサポーター化させる仕掛けを重要視しているようです。

新江ノ島水族館新江ノ島水族館

規模としては、それほど大きなものではありませんが、なかなか楽しめる水族館でした。

それと、フラッシュは禁止ですよ!!

視察記録

新江ノ島水族館(しんえのしますいぞくかん)は神奈川県藤沢市片瀬海岸の湘南海岸公園にある水族館。江ノ島マリンランドの実質的な後継施設である。
TEL 0466-29-9960
住所 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目19−1
URL http://www.enosui.com/
料金 大人 2,500円
高校生 1,700円
小中学生 1,200円
幼児(3歳以上)800円
営業時間 10時00分~17時00分 (時期により変動あり)
アクセス 小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅から徒歩3分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

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