携帯電話のショールームを見に来ました。

NO.224


KDDI デザイニングスタジオ


KDDIデザイニングスタジオ


視察日時  2005年 4月 2日


到着まで

携帯電話というのは不思議な商品だと思う。 まずは値段、発売当初は3万円以上するものでも、1年と経たずに1円とかで売られてしまう。 1年間で3万分の1の商品価値が下がることになる。 電化製品の中で最も安価で買えるものが携帯電話になってしまった昨今、業界2位のKDDIのショールームができたという。

我々は電化商品を買うときに我々は実物で動作をチェックしたりする。 テレビやパソコンなどは実際に触ったり、画面の映り方を見たりしてチェックする。 でも、携帯の場合店頭にある多くの機種はハリボテで実際の動作をなかなかチェックする機会が少ない。でも、ここでは実際の機器を触って操作を体験したり、ADSLなどのPC関連の展示もあるという。

場所は、原宿・・しかも竹下通りの近くにあるという・・・。原宿・・・中年もそろそろ板に付いてきた自分にとってはなかなか足を運びにくい場所でもある。

駅からして平均年齢が10歳は違うのでは・・・と思ってしまうような勢いである。

KDDIデザイニングスタジオKDDIデザイニングスタジオ

さて今回のKDDIのショールームだが、偶然にも電車の中吊り広告で発見した施設で下調べがきちんとできていなかった。

「原宿」と「竹下通り」という文字だけを記憶していたのだが、原宿駅からは竹下通りを挟んだ反対側になる。

つまり、原宿の中で最も賑わっている(しかも“ヤング”で)竹下通りを突っ切らなければ施設にたどり着かない。

一瞬、帰ろうかと思ったのですがここまで来て引くわけにも行かず、竹下通りの前に立つ。

交差点の先には明らかに人混みになっている竹下通りが見える。 ますます帰りたくなる・・・でも意を決して人混みに・・・

意を決して歩き始めるが、巧く進めない・・・。大変な混雑だ。前に進もうと思っても横から人は出てくるし、前の人は止まるし・・・

結局、人の波に飲み込まれて10分ちょっと・・・やっと建物の前にたどり着いた。

KDDIデザイニングスタジオKDDIデザイニングスタジオ

外観は非常にきれいな全面ガラス張り。 入口には、「撮影禁止」の文字もない・・・ホッと一安心・・・。よく見ると「KDDIデザイニングスタジオ」という文字がわかるのですが、透明なガラスに白抜き文字というのはちょっと確認しにくいかも・・・。

思ったより店内は混んでいない、しかも入口を入ると元気の良いスタッフの男性が「こんにちは」と声をかけてくる。

まだできたばかりの施設で、スタッフの皆さんも元気いっぱいのようだ。オープン効果というヤツか?

スタッフが早速近寄ってきて、ニッコリ笑顔でパンフレットを渡された。黙って聞いているといろいろ説明をしてきたが、ここで疑問・・・

「どの階から見たら良いのだろうか?」

せっかくなので、聞いてみたところ、ちょっと悩んだ後、

「エレベーターで最上階に上がって、降りてきては?」

とのお答え、実はこの建物外周に沿ってスロープが設置されていて階段がないんです。

つまり下から見ていくと、外周に沿ったスロープをひたすら登ることになるんです。

寄る年波には勝てないので、まずはエレベーターへ。エレベーターは入口右奥にあります。特に凝った仕掛けはないけど清潔なのがとってもGOOD


場内の構成

最上階にエレベーターが到着すると、なんと、カフェになっていた。 ショールームだと聞いていたので、このカフェの存在は想定外・・。とはいえせっかく来たのだからという理由と竹下通りですっかりエネルギーを吸い取られてしまったので、中でコーヒーを飲むことにしました。

この施設全館禁煙なのですが、カフェだけは喫煙もできるのでとてもありがたい。テーブルに灰皿があるところは喫煙可能な場所のようです。

さらに、さすがにKDDIの施設でカフェ内はインターネット端末のコーナーがあったりと原宿風のファッション感覚に、ネット喫茶の便利さを加えたような施設です。

これに加えて、屋根がオープンになっているデッキ部分もあったりと、席によって様々な楽しみ方ができると言うのが良いところ。

もちろん、ファミレスや街中のコーヒーショップでは禁止されることが多いケータイの利用やメールのチェックも許可されている。

しかし、KDDIのカフェでドコモユーザーが多いのは何とも皮肉と言うべきか・・・?

KDDIデザイニングスタジオKDDIデザイニングスタジオ

さて、カフェでコーヒーを飲んで、しっかりタバコも吸ってすっかりくつろいでしまった。何となく瞼も重くなってきた・・・。

ここで、視察に戻ることにします(・・・すっかり何しに来たのか忘れてしまった・・・)。

カフェのあったのが5階なのですが、 ここから建物外壁に沿って螺旋状に続くスロープを下っていきます。 スロープ・・・というと車椅子などのバリアフリー対応を思い浮かべますが、 ここのスロープは明らかに健常者用・・・。車椅子では下りも上りもちょっときついです。もちろんこのためにエレベーターがあるんでしょうけど・・・。

5回からのスロープはガラス壁面との間に植物が置かれています。緑の空気を満喫してからデジタルの世界を体験しましょう。ということでしょうか?

スロープを一回りすると4階。ここは企画展示のフロアになっています。

今日はCGの展示会。

中に入ろうと思ったら、シビアな視線を浴びせられて退散・・・。特に悪いことはしていないんですが・・・いきなり写真撮ったのがまずかったかな?

KDDIデザイニングスタジオKDDIデザイニングスタジオ

続いて3階へと向かいます。 3階はKDDIの光ファイバーやADSLなどについてのフロア。つまり携帯電話ではなくて、パソコンと連動した内容。

光ファイバーを利用したコンテンツ。 ゲームや映画をブロードバンドで見れると言うのが売り物らしい。ちなみに我が家はKDDIの提供しているDIONを利用しているんですが、だからといって大した優遇はありませんでした・・・。

「お使いいただきありがとうございます」・・・と一言言われるくらいです。

今日はKDDIが愛・地球博で利用している案内端末などのデモも見ることができる。愛・地球博の広大な敷地内でも利用できる形態案内ガイド端末とのことです。

先日行ったばかりなのですが、大地の塔の傍のKDDIブースではこんなサービスがあったんですねぇ・・・。なんてスタッフと話が弾む。

そして、肝心のデモンストレーションを行ってもらおうと思った矢先、「???」動かない・・・。

そうなんで、先日来愛・地球博のサーバーがダウンしているので、デモを見ることができない・・・。

ちょっとがっかり・・・。

凄く申し訳なさそうに謝っていただきましたが、こればっかりはあなたのせいじゃないから・・・とお別れして更にもう一回りしました。

KDDIデザイニングスタジオKDDIデザイニングスタジオ

2階まで下ると、いよいよ携帯電話のコーナー。

WEBサイトや広告では全て「実機」での展示・・・と書いてあったように思ったが、 よく見てみると、いくつかはサンプル。

手にとって、裏側に「サンプル」と書かれているのは実機ではないので注意。触った瞬間重みですぐにわかるんですがねぇ・・・。

それにしても携帯電話というのはかなりの種類がある。

自分の使いたい機能でいろいろ選べるようなのだが、ここまであると説明を受けないとわからない。特にKDDIが力を入れているのは「着うた」のようで、

着歌は、ヘッドフォンでじっくり聴けるようになっている。

携帯を楽しむだけではなく、壁に据え付けられた端末を利用してこの施設の来訪記念の名刺も作ってくれるサービスがあります。

携帯コンテンツの中でおもしろかったものを選んで、後は自分の名前などを入力すると、この選んだコンテンツにつながるようなQRコードをつけた名刺を作成してくれます。どこで出せば良いんだろうか・・・こんな名刺。

さて、そして再び1階に戻るのだが、こちらはステージがあったりとイベント用のスペースのようです。

KDDIデザイニングスタジオKDDIデザイニングスタジオ


感想

ゆっくり回ってきましたが、いろいろな機器で楽しめるKDDI「デザイナーズスタジオ」。

原宿の新しい名所として定着するかどうかは、これからの感じですが、待ち合わせのスポットとしては良い場所です。

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ちなみにビル自体はエコロジーも意識しているようで、外壁に沿って植栽を植えていたり、1階には樹があったりと緑もそこそこあります。

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