海を渡ってすぐの施設に立ち寄り!!

NO.298


海響館


視察日時 2009年10月31日


到着まで

関門海峡の門司港からは本州がとても近くに見えます。
船で時間にして10分、料金も390円。
せっかくここまで来たのだから、今度は本州の施設も見ておこう!?
ということで、関門海峡の連絡船に乗り込んで本州側へ向かいました。

お目当ては水族館の海響館。2001年に123億円もかけてオープンした水族館。
まぁ、水族館としては九州にはうみたまご、海きららと大型施設がありますが、果たしてここはどんな感じなのか?かなり興味あります。
船を降りると、もう正面に海響館が見えてきます。煉瓦のような赤茶色の壁面が特徴的ですが、門司港のレトロを意識しているんでしょうか??

海響館海響館

桟橋から入口を探すと、ちょっと離れているんですがあっけなく見つかった。
しかし、ここから階段を上らなければなりません。
車いすやベビーカー用のスロープがありますが、これ結構な長さです。こうまでして高くする必要あったのだろうか??

海響館の視察記録(全国のレジャー施設に行った気分になれるレジャー施設の視察レポートサイト“レジャー見聞録")海響館の視察記録(全国のレジャー施設に行った気分になれるレジャー施設の視察レポートサイト“レジャー見聞録")海響館

階段を上ると正面には巨大なガラス張りのエントランス。
一方、発券所は左側にややこぢんまりと4ブースほど並んでいます。
最近は券売機が多いのですが、ここはしっかりと手売り。もう時間も遅いので1ブースだけ開いていました。
チケットは1800円(意外に高いのね。。。)。対岸の海峡ドラマシップが500円だっただけにちょっとお財布もびっくりです。
それでは入ってみましょう

海響館海響館


館内の構成

海響館は4階建ての構成。
まずは、長いムービングベルトで4階へ、そこから1フロアずつ下がっていく。。。という構成です。水族館名物のイルカショーのスタジアムなどもちゃんとあります。
来年にはペンギンのエリアが新しくできるみたいですが。。。

海響館海響館

今日はイベントでハロウィンをやっているようです。
入口にはハロウィンの飾り物があり、スタッフがお面を配っています。
なぜか、一人で来た自分にはくれませんでしたが。。。
ムービングベルトは暗めの照明(しかも照明はブルー)。海の中に入っていくというイメージなのでしょうか?

海響館海響館

では、早速4階から見てみましょう。


4階

ムービングベルトを登り切ると最初に出てくるのが「関門海峡潮流水槽」と呼ばれるエリア。いきなり潮かぶりの水槽が登場しますが、向こうに見えるのは4層下の海。外の海の風景とはシンクロしませんが、波はなかなかのものです。

海響館海響館

そして、この水槽を下から見るように通路が進み。おなじみの海底トンネルへ。魚自体は関門海峡にいる魚がメインなので、沖縄の水族館のような派手さはありませんが、関門海峡はなかなか海の幸の宝庫ですねぇ。


3階

海中トンネルと抜けていくと、ここは3階。4階はそんなにエリアは広くないようです。
いよいよここからが水槽とにらめっこしながら見学する展示のエリア。
まずは、関門海峡といえば「ふぐ」ということなのか?ふぐのエリアが登場します。

海響館海響館

水族館でふぐの展示をするところはたくさんありますが、ここのふぐエリアはとにかく種類が多い。

いろんな種類のふぐがあちこちの水槽に入っています。
そして、極めつき&大混雑なのが人気の「マンボウ」。水槽越しですが近くで見ると大きいんですねぇ。

海響館海響館

しつこいくらいにいろんなふぐを見た後は2階に降りてしまうのですが、このフロアには水族館のお楽しみ“タッチングプール”もこのフロアにあります。
こちらも際だって珍しい生き物がいる訳ではありませんが、手洗い場所はなかなかのサイズ。混んでいる日は子供がいっぱい使うんでしょう。今日は新型インフルエンザ予防のアルコールが寂しくたたずんでいるだけですが。。。

海響館海響館


2階

2階は改札を含めて出入り口のスペースの他に、見学スペースとしては珊瑚礁の生き物やアザラシやスナメリといった水性ほ乳類のエリアになっています。
スナメリやアザラシなど人気のエリアはこの時間でもなかなかの人だかり。

海響館海響館

このフロアでもう一つのエリアは、蟹やクラゲの仲間。
関門海峡で取れる“平家蟹”。その名と通り人の顔をしたような蟹という触れ込みでしたが、これがうまく見えるように甲羅にガラスが載せてあったり。。。良いのかな?こんなことして。。。確かに人の顔といえばそんな風にも見えるんですが。。。心霊写真のような感覚ですね。

海響館海響館

もう一方でわかりやすいのがクラゲ。淡水に住むクラゲ(マミズクラゲ)というのもいるんですね。こんなの水道から出てきたら、トラウマで水飲めなくなってしまうような。。。
このほかにも寒いエリアの生き物。タカアシガニやクリオネなど人気のメンバーはしっかりといるようです。

海響館海響館

それと3階から1階までの吹き抜けを使った、シロナガスクジラの骨格展示。これはびっくりですね。ほ乳類最大の生き物といわれる鯨の中でも最大級のシロナガスクジラ。こんなものに海で出会ったら。。。ゾッとします。

海響館海響館


1階

1階は企画展示のエリアと飲食物販施設があります。
今日の企画展示は「感じるイルカの博物館」と題していて、クイズやパネルなどでイルカの生態を説明したり、イルカの能力を模型を使って表現したりという趣向。
イルカは水族館ではショーのエンターテイナーとしての見学が多いだけに、こうした詳細の展示を見ることができるのはラッキーです。

海響館海響館

ちなみにこの施設ではイルカの赤ちゃんが今年生まれているようです。
イルカの赤ちゃん(というかもう子供というべき大きさですが)と母親が一緒に泳いでいる水槽も見学できます。
カップルが多くて自分だけ浮いてしまったので遠目から見ていましたが。。。


アクアシアター

イルカショーのエリアがこの名称で呼ばれています。
今日は残念ながら時間が合わなくて、座席とプールの見学だけでしたが、
こうした座席が正面にあるほか、ステージ側の1層上からもショーが見れるようになっています。いつもとは反対からみるイルカショーというのはどんな感じなんでしょうか??
これは次の機会の試してみることにしましょう。

海響館海響館


物販施設・飲食施設

1階には飲食施設、物販施設がありここは入館料を払わないでも利用できます。
物販施設はおなじみのお土産類が中心です。
ぬいぐるみやお菓子類がよく売れているようです。
探してみたのですがふぐの白子とか、調理したふぐなどの食品類は見つかりませんでした。。。

海響館海響館

飲食施設は入口のちょうど反対側。
こちらは海を見ながら食事が楽しめるようで、昼の11時からラストオーダーは21時と水族館に比べると非常に長い(水族館は17時30分まで)のが特徴のようです。
水族館の飲食施設というよりは、海を見ながらおしゃれに決めたい人のレストラン。。。という雰囲気でしょうか?壁面はガラス張りなので雨や寒い日でもばっちり見えます。

海響館海響館

そしてこの1階にもう一つあるのが水産大学校の主催するオープンラボというエリア。
魚の生態などについて実験などを行ってくれるようです。
もう、終わっていました。。。
このほかに魚をモチーフにした遊び場、キッズコーナーもあります。

 

感想

やはりここも21世紀の施設。飲食と物販施設は無料ゾーンになっていました。
水族館というと生き物を見せることを主眼にしたところと、これに加えて海の動物を守る活動を主眼にしたところがありますが、どうやらここは後者のようです。
展示見学とは別に、さまざまな取組をしているようで、こうした紹介も行われています。

海響館海響館

水族館や動物園は、人間が個体数を減らしてしまった生物を保護する大事な施設でもあるのです。これからは水が冷たくなる季節。大変そうですねぇ。。。

そして最後に、初視察施設恒例のトイレチェック。
なんとなくですが、海響ドラマシップと同じ。。。??

海響館海響館

海響館海響館

そして最後におまけ。
これだけふぐを見てしまったので、退館後には桟橋近くのふぐ料理のお店で「ふぐ刺しぶっかけ丼」はいかがでしょうか?

海響館海響館

視察記録

下関市立しものせき水族館は山口県下関市唐戸地区あるかぽーとにある水族館。2001年(平成13年)4月1日に開業した。愛称は海響館。指定管理者制度により、公益財団法人下関海洋科学アカデミーが管理・運営を行っている。
TEL 083-228-1100
住所 〒750-0036 山口県下関市あるかぽーと6−1
URL http://www.kaikyokan.com/
料金 大人(高校生以上) 2,090円
小中学生 900円
幼児 410円
営業時間 9時30分~17時30分
アクセス JR山陽本線 下関駅よりバスで7分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2009/10/31
海を渡ってすぐの施設に立ち寄り!!

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