東京都民で良かった!!

No.0148


葛西臨海水族園

葛西臨海水族園


視察日時 2002年 10月 27日


到着まで

昨日の重たい天気から一転して、朝から晴れ上がった日曜日。洗濯も完了して今日はどこで行こうと考えているうちに昼過ぎになってしまった。

こうなると近場で行ったことがない施設を・・・と言う流れになり今日は「葛西臨海水族園」に決定!!今まで何度か行こうとして流れてしまったので、これを逃すとこの先・・・と言う思いもあり準備を開始。

JR京葉線の「葛西臨海公園」駅が最寄り駅。お馴染みディズニーランドの下車駅「舞浜」より一つ東京よりです。

既に14時を過ぎているんですが思いの外、降りる人が多かったのは意外でした。ちなみに葛西臨海水族園と共にレジャースポットになっているのが、「花とダイヤの観覧車」こちらの方は一人で来た自分にはあまり意味がないので、今回はお預け(一体いつになったら“意味”があるようになるのやら・・・)。

駅からまっすぐ海側に伸びる道を少し歩くと、左側に入口が見えてきます。この道海辺まで進むと、お台場や浅草に通じる水上バスの乗り場となっています。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

水族園の入口では場内の諸注意が書かれた看板があり、まずは「写真撮影禁止」がないことを確認。これは自分にとっては結構重要な作業だったりするんです(笑)。

レストハウスと呼ばれる、ショップとレストランの店舗が並ぶ場所を過ぎると再び左に曲がって、やっと発券所に到着します。

発券所は人対応が2ブースに、自販機が3ブース。混雑はしていませんが、人が途切れないので、チャンと列に並んでから買いましょう。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

チケットを買って告知板を見てみると、なんと9月17日に「マンボウ」が死んでしまったとのこと。これを見るのが楽しみだったのにちょっとガッカリ・・・。

まぁ無い物ねだりをしても始まらないわけで、早速改札に向かいます。改札は単独のブースながらしっかりフードが付いていて結構立派です。

確かにこのあたりだと冬は寒そうな感じですからこうした防寒対策もやむを得ないってことろでしょうか?

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

チケットを見せると「いらっしゃいませ」と一言。昨今「こんにちは」に慣れてきたので、この挨拶は逆に意外でビックリ・・・。やはり水族館は公共施設なんですねぇ・・・。

ちなみにこの改札。閉園の1時間前で閉められてしまいます。閉園の1時間前までに入らないとダメですよ!!

では、早速中に行きましょう!!


内部の構成(その1)

改札を抜けるとまたまたまっすぐ進み、やっと出てきたのが海の手前。ここにそびえる塔のような建物が入口です。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

入口の周りは池になっているんですが、なんとここから外を見ると海の中にテントが立っているように見えます。

実はこれ実際の海面とうまく調和するように作られているような人工池で、池の先は水族館の屋外部があって、さらにその先が東京湾になっているんです。なるほど・・・これはおもしろい!!

さていよいよ入場になりますが、塔の中からエスカレーターで下がります。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

エスカレータを下がるといよいよ“魚”が出迎えてくれるのですが、いきなり現れるのが「シュモクザメ」です。サメをトップに持ってくるとは・・・葛西臨海水族園あなどりがたし・・・。

いきなりサメに出会った後は、左に進みます。やはり場内での順路は気になるところで、パンフレットなんかをきちんともらっていない人は混乱します。

と言うことで、チャンとこの場所に「インフォメーション」があります。インフォメーションの隣は「レクチャールーム」なんかもあるんですよ。

またまた階段があってここを下ると、大水槽に出てきます。天井まであろうかという大きな水槽の中を沢山の魚がお出迎え。しかも階段を利用しているのでどこからでもよく見えるという優れものです。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

大水槽を見上げながら先に進むと、見えてくるのが「世界の海」のコーナー。太平洋、インド洋、大西洋、カリブ海、極部の海、さらには深海と世界中の海に済んでいる代表的な魚が順に展示されています。

残念ですが今日は混雑しており、近くでじっくりと言うわけには行きません。

このコーナーをグルリと回って抜けると「アクアシアター」と言うエリアに出てきます。階段状の座席の周りを取り囲むこれまた大水槽!!

なんとここでは「黒マグロ」が回遊しています。最近食べてないなぁ・・・って違った!!

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

アクアシアターはこうした魚の回遊シーンを階段状の座席に座って見れます。時間が合えば餌付けのシーンなども見ることができるんです(早起きすれば良かった・・・)。

ちなみに座席の端は「情報端末」コーナーになっていて、魚の生態に関してのまめ知識やクイズなんかが楽しめるようになっています。

この先を進むと今度は屋外に出ます。


内部の構成(その2)

やっと暗いところに目が慣れてきたところで、今度は外に出てきました。

こちらは「渚の生物」と題して、いわゆる“しおだまり”に住んでいる魚を紹介。もっとも紹介されているのがヒトデやイソギンチャク、ウニなんかですから、魚と言うにはチト辛いんですが・・・。

このコーナーおもしろいのが先に進むに従って階段を登り、気分は海から陸に上がっていくような雰囲気で楽しめるところです。子供なんかは階段を上り下りすること自体を楽しんでいますが、一応作った側の意図としては海から陸へ・・・と言うことでしょう(たぶん・・・)。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

そして登りきると、ヒトデ達には受難のコーナー「触れられるコーナー」に出てきます。いろんな水族館でこのコーナーを見るんですが、一度で良いからヒトデ達の言葉を聞いてみたいもんです・・・「可愛い!!」って触られる側の気持ちを・・・。

当然こうした生き物を触ったら、手を洗っておきましょう。と言うことできちんと洗面台も用意されていますが、よく見ないと見落としてしまうかもしれません。ちょっと遠いところにあるので・・・。

続いて来たのは水族館のメインイベントとも言える場所です。そう「ペンギン」コーナーです。説明を見て知ったのですが、ペンギンといえども南米に住んでいるものもいて、これらの種類のペンギンは日本の夏くらいは乗り切れるそうです・・・知らなかった・・・!!

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

ペンギンコーナーはとても盛況です。待たないと前で見ることはできません。どこでも葛西臨海水族園は殆どの展示が2層の動線を持っているんですが、ここだけは1層。

地下に降りると泳いでいるペンギンを見れるのですが、ちょっとこれは残念でした。

ちなみに、ペンギンエリアの一番隅でペンギンに向かってグチを言っている人が・・・と思ったら飼育員の方でした。それにしても何を話しているのか・・・興味アリアリですが・・・。

さてさて、再び屋内に入って今度は東京の海の生物が展示されているエリアに出てきました。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

このコーナー水槽の上からも見学できるようになっているんですが、よく見ると器材がそのまま放置されていたり、業務報告書のような書類が水槽の横にあったり・・・ちょっと生々し過ぎるのでは・・・。一応見られることも意識した方が・・・。

っと余計なことを考えてしまいました。

東京の海を過ぎると、続いて出てくるのが「海鳥」のコーナー。一見ペンギン?と思ってしまうんですが、よく見ると違います。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

このコーナーもスロープが展示エリア全体に敷かれていて、混んでいても後ろの人でも見えるような工夫があります。

もっとも、皆さんできるだけ近くで見たいようで、壁にへばりつくように見ています。海鳥から見たらヒトデみたいに見えるんでしょうねぇ・・・。


飲食と物販

展示エリアを抜けるとレストラン「シーウインド」に出てきます。こちら15時過ぎなのに非常に盛況で、かなりの時間並ばないと食べ物にありつけない状態です。

いわゆるカフェテリアなんですが、座席はソコソコ空きがあるのに、なかなか食べ物を買う列が動かない!!

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

なぜ・・・?と思ったら原因はレジでした。レジ対応が1ブースで遅いので、ここが詰まって後ろがつかえるという状態になってしまっているのです。

やっと自分の支払いの頃になってレジは2ブースになったんですが、この辺ちょっと考えて欲しいところですね。ちなみにこの厨房のスタッフなんですが、列が混雑してくると厨房から出て「混雑しているのでドリンクだけの人は列を飛ばして下さい!!」なんてしっかりゲスコンやっているのは凄いことです。

ショップはシーウインドの上にあります。こちらはお馴染みのぬいぐるみ類を中心にしたオーソドックスな陳列です。

レジは3台あるのですが、どのレジも忙しく動いているところを見るとなかなか売れているようです。ちなみに、中年男性が一人で行って欲しくなるようなものは・・・見あたりませんでした・・・。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園

シーウインドの外は、テラスになっていてテントデッキと呼ばれる施設の下にベンチが並んでいます。

ちなみに殆どのベンチがカップルに占拠されており、特に見るべき所はないようです(・・・というかあまり見たくない??)。

葛西臨海水族園葛西臨海水族園


感想

久々の水族館でしたが、場内各所に設けられた二層構造はさすがです。これなら一度にたくさん人が来てもかなりうまく捌けるように感じます。

一方でこうした縦動線をたくさん使っているので、ベビーカーや車椅子で来た人はちょっと辛いかもしれません。バリアフリー構造でチャンと通路はあるんですが、階段で行った方がよく見えるところがたくさんあるのは事実です。

これだけの施設で700円(大人)。メトロポリタン東京万歳!!といったところでしょうか?

お隣にはお馴染みの東京ディズニーランドもありますが、たまには気分を変えて「葛西臨海水族園」と言う過ごし方もなかなか楽しいです・・・改めて認識しました。

視察記録

 

葛西臨海水族園(かさいりんかいすいぞくえん)は、東京都江戸川区臨海町にある水族館。1989年10月10日に開園した。2023年6月より大規模リニューアルのため閉鎖、2028年にリニューアルオープン予定
TEL 03-3869-5152
住所 〒134-8587 東京都江戸川区臨海町6丁目2−3
URL http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/
料金 大人(高校生以上) 700円
中学生 250円
小学生以下 無料
65歳以上 350円
営業時間 9時30分~17時00分(時期により変動あり、休館日あり)
アクセス JR京葉線 葛西臨海公園駅より徒歩5分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2002/10/27
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