バリ島にあるウォーターパークに行く
NO.191
ウォーターボム
視察日時 2003年11月 2日
入場まで
7月に会社が変わり、ドタバタと仕事に追われる日々が続いていた。その慰労と言うことなんでしょうか?社員でバリ島に行くことになりました。
海外編の視察記録、ついに本格的なリゾート施設の内容が加わることになります。
バリ島に行くことが決定した時点で、ネットサーフィンして、しっかりプールの施設を探してしまった自分がちょっと悲しいのですが、一度行ってみたい施設だったので・・・と強引にねじ込んでもらいました。
そして出発の当日、前日飲み過ぎた社員(男ばかり!!)が朝ロビーに集合。いよいよ出発となります。乗り込んだ1BOXのドライバーのどこで覚えたかわからない、変に流暢な日本語での楽しいひととき・・・30分ほどで到着しました。
すでにオープン時間を過ぎており、中には人影がパラパラと見えます。
まずはチケットを購入することになるんですが、素晴らしいのがこの施設外貨の両替も行っていること。つまり、日本円を持って行ってもOKと言うことなんです。
ただしお釣りは全部バリ島のバーツで出てきてしまうので注意!!もの凄い枚数のお札がお釣りで返ってきますので・・・。
さて、チケットのブースなんですが円い窓。中にはしっかりPOSレジがあって意外にハイテクです。「大人一枚」と頼むと笑顔で「ハイ(しかも日本語)」と返事。バリ島の人って皆さん朗らかです。
さて、渡されたチケットを見ると、なんとこれが厚紙の短冊のようなチケット。これを改札でBOXに入れて入場します。
詰まりここのチケットは、リサイクルされているのです・・・。こんなチケットは初めて見た・・。
そして改札なんですが、バリ島では昨年テロ事件があり、それ以来(外国人が利用する施設は特に)手荷物検査があります。とはいってもどこから見ても日本人観光客の我々、検査員も「ようこそ!!」なんて日本語で言ったりして和気藹々です。
手荷物検査が終わると、いよいよ改札。ここにはスタッフがいるんですが、お仕事はパンフレットを渡すこと。チケットはターンスタイル横のBOXに入れるだけ!!
Tシャツに短パン、スニーカーとコスチュームは至ってシンプルですが、清潔感があり好印象・・・。意外に期待できそうな予感がしてきました。
それでは!!中に!!
プール周り
入場するといきなり見えてくるのがショップ。不思議なもので全員フラフラ入ってアレコレ買い込んでしまう・・・よく忘れるのが「サンオイル(とかサンスクリーン)」、日本製のコパトーンによく似たオイルが並んでいます・・・。
ショップを抜けると、ロッカー・・・何はともあれ暑いので早く脱ぎたい!!っと慌てないでまずはロッカーを借ります。
まずは、ロッカー受付で「ロッカーキー」を借り受けます。ロッカーの場所などを指定するほどの流暢な英語は話せないので、言われたとおりの場所を使うことになりますが・・・。
ロッカーキーに書かれた番号のロッカーを探して鍵をさしてロッカーの利用開始です。今日はそれほど混雑していないのでみんな良い場所が取れました。
更衣ブースなんですが、日本のような凝った作りは何もなく、至ってシンプルです。
ブースの中にはイスが一つ・・・。シャワーは外に・・・鏡は大きなものが壁に掛かっているんですがイスなどはなし・・・
見ていて不思議なことは、全てシンプルに作られていますが、必要最小限のものは全て揃っている点です。これって意外と難しいんですよねぇ・・・。
結構感心して周りをうろうろ・・・(実はデジカメ片手にうろうろしているのでかなり怪しく見える・・・)していたら、仲間もみんな着替え終わっていよいよ場内を回ることにしました。
まずは場内一周しようとなったのですが、背の高い木が通路の周りにあるので天然の迷路のようになっています。ホームページなどで見た限りではそれほど広い施設ではありませんが、こうして高い樹木があると施設は広く感じます。
この先何があるんだろうか?と言う気分で歩いていくと、通路の先には浮き輪のレンタル場所があったり・・・とシンプルながら結構考えて作られています。
さらに、場内のサインもよく見ると金属のパイプにつけられているだけなんですが、周りに草を植えて、金属っぽく見えないような工夫があったりします。
そして、通路の間には転々といろいろなお店や遊び場があるんです。
屋外で、しかもサンサンと注ぐ太陽の光の元でのビリヤード・・・これはリゾートならではですよねぇ・・・。
さらには、マッサージ室。イスラム教の方用のお祈りルームなどもあります。
そして、インドネシアの国技「バトミントン」のスペースもあります。バレーボールとバトミントンセットがありまして、二本の大きな木にネットが付けられています。しかも地面は芝生・・・。良いですねぇ・・・。
期待以上の充実したアイテムに結構感動しています。
プール&スライダー
場内を回ったところで、まずはプールからチェック!!いきなり行ったのが子供用のプール。二本でもおなじみの水が上から降ってくる仕掛けなど充実。
しかも、プールサイドにはテントが張られていて、地面が熱くならないように工夫しています。
そしてバレーのネットが張られたプール。こちらはプール内でバレーボールができます。早速チームに分かれてバレーボール大会をしてみましたが、水の中で動けずにレシーブできず・・・ただサーブの撃ち合い・・・。これじゃバレーボールになりません・・・。
このバレーボールプール(?)の奥は、少し入り組んでいてその先に進むとなんと、プールの中にバーがあります。これは凄い・・・日本では絶対許可されないような施設ですが、プールに入って飲むビールは格別でした・・・。
続いて、おなじみ流水プール。こちらは浮き輪を無料で貸してくれるので皆さん浮き輪に乗ってプカプカ・・・流されていきます。
しかも浮き輪を利用したスライダーの出口がそのまま流水プールにつながっているので、スライダーを楽しんだ後、そのままプールに出て行ける・・・これはアイデアです。
そして、プールと言えばスライダー・・・こちらも充実しています。
直線で滑る、スパイラルコースを滑る・・等々定番のアイテムはしっかりあります。
しかもゴムシートに乗って腹這いで滑る、ヒルクライム型のスライダーまであります。これ視線が低くなって結構怖いんですよ・・・。
これだけ遊び場充実だと、中年の体には堪えるのですが、プールサイドには無料で使えるデッキシートとパラソルがしっかり完備しているので、“遊んでは寝て・・・”という至福のサイクルを楽しむことができます。
プール周りと同じで、プールも必要なものをシンプルにしっかり揃えている・・・なかなかに素晴らしい施設です。
物販と飲食
場内には飲食店舗がたくさんあります。でもしっかりしたレストランではなくてほとんどがワゴン。しかも我々のように英語がろくに話せない人間が見てもわかるようなシンプルなサイン・・・きわめてシンプルでわかりやすい・・・。
全て木々の周りに配置されているので木陰で涼みながら食べられるのが嬉しいです。
そして、メインのレストラン。こちらはカフェテリア方式で、お店の前で自分でオーダーして、できたものを持ってキャッシャーに並んで会計・・・。
しかもお店の前には「ASIAN」「PIZZA」などバナーが付いていて、我々でも何のお店かすぐにわかる優れもの。
しかも、わからないで悩んでいるとすぐにスタッフが飛んできて、あれこれ説明してくれます。この方とっても朗らかで、食べてる最中でも手が空くと寄ってきて「美味しいですか?」なんて聞いてきます。
食べ終わり席を立とうとすると「片づけるからそのままどうぞ」と声もかけてくれます・・・周りにはたくさん人がいるんですが、なんとホールの担当は彼女一人!!
素晴らしい動きをします・・・。
さて続いて、ショップをチェック。
入場直後も見たんですが、帰りがけにはいろいろと・・・。
驚くべきは店員の動きの良さ、中にはいると声かけてくれるし、シャツなどの前で悩んでいると「サイズは?」「こっちの色は?」と声をかけてきます。
そしてアレコレ言っているうちに「買っちゃおうかなぁ・・・?」という気分にさせてくれます。完璧なテーマパーク商法・・・乗っちゃいました・・・。
買い終わった人や、買わない人は店外にある休憩のスペースでくつろげます。そして買い物を待っているとのども渇いてくるんですが、良いタイミングで店員が来るんですねぇ・・・プール後の冷えた体で飲むビール・・・これまた美味しいんですよねぇ・・・。
さてこれで、終わりかな?
と思ったら、どこで撮られたのか、場内で撮られた社員が飾られています。しかし、流水プールで寝ている写真・・・買えないよねぇ・・・
デジカメとかではありませんので、凄くアナログなサービスなんですが、なにせ的確にサービスしてきます。出口前には
「翌日どうぞ!!」
とばかりにラフティングの案内までありましたから・・・
感想
予想以上に良い施設でした。決してハイテク設備がたくさんある施設ではありませんが、必要なものはすべて揃っているし、サービスするスタッフが朗らかです。
天気は良いし、食べ物は美味しいし、ビールも美味しいし・・・まさにリゾートな一日でした。
こうしたリゾートな気分にさせてくれるのが、スタッフの軽快な動きだと思います。自分で動かなくても、気が付くと傍にいてアレコレ対応してくれる。ついついお金使っちゃいますよねぇ・・・。
常夏の島、海に囲まれたリゾート。バリ島で、海ではなくてプールで遊ぶなんて言うのもおもしろいかもしれませんよ!!
決して豪華な施設ではありませんでしたが、リゾートのテーマパークの原点がここにあるような気がします。
リゾートやテーマパークでお金を使わす方法・・・バリ島の場合、このスタッフの軽快な動きのようです。