良い意味で激変していた香港ディズニーランド
NO.556
香港ディズニーランド
日時 2025年10月18日~19日
北京に天津と寒い地域でのお仕事が終わりまして、以前から行きたいなと思っていた香港ディズニーランドに向かいます。出発地の天津は気温5度。空港はもはや冬の様相なんですが香港は到着時の気温が30度。真夏の様相です。
香港ディズニーランドに行くのは2019年の世界独りディズニーランドツアー以来です。前回と違うのは今回はホテルが街中にあること。まずは空港からホテルに向かい荷物を預けることにします。


香港空港から快速で香港駅まで移動。ここから地下鉄に乗り換えてホテルに向かいます。そしてホテルに到着。チェックインすると部屋を使って良いとのことで部屋に行くと・・・残念過ぎる部屋でした・・・。
一泊だけなので気を取り直して香港ディズニーランドに向かいます。ホテルからは地下鉄を乗り継ぎます。英語名「SunnyBay」からディズニーランド行きの連絡線に乗り換えです。

連絡線の名称は「Disneyland Resort
Line」・・・どっかで聞いたことがあるような名称ですが、東京ディズニーリゾートのリゾートラインができる前からあった路線です。




中は東京のリゾートラインみたいな席割です。一駅なんですが残念なのが車体がかなり汚れていること・・・。車体を洗車する機械があるのは日本だけなんでしょうかね?

香港の地下鉄とこのリゾートラインはちょっと注意があります。スーツケースなどの大きな手荷物を持っている人は半ば強制的にエレベータを利用させられます。エスカレータに向かうとほぼ確実に注意されて利用を拒否されます。なんか事故でもあったんでしょうか?


そしてここが「迪士尼(Disney)」駅。左側が発券機で改札は右側が大きな荷物やベビーカーも通れる広さです。以前はオフィシャルホテルを使ったので駅の様子を見るのは今回が初めてです。ホームは一つだけです。

そして駅を出ると6年ぶりの対面です。メインゲートに到着しました。今年は香港ディズニーランドは20周年です。初日は到着時間が14時くらいだったのであまり人がいませんでしたが、朝はこのあたりで写真を撮る人で混雑しています。


スーツケースなどはメインゲート先の荷物預かり所で預かってもらいます。一つ150HK$で夜22時まで預かってくれます。

ちなみに今回の為替レートだと150HK$=3211円。悲しいかな円安・・・。1HK$=21.4円です。

荷物預かり所の隣がテント張りの外部ショップ。園内で利用するカチューシャや雨天時の傘、水とか売っています。


ちなみに500mlの水が30HK$=642円。カチューシャが129HK$=2760円。水が高い・・・。この後水を買うたびにどんどんキャッシュが減っていく悲劇が起こることはこのときは知りませんでした・・・。
ここからは朝の開園の様子などを記載するので2日目の朝の話になります。

ゲートから通路を進むとクジラの潮でサーフィンをするミッキーマウスが見えてきます。この右側がパークの入口です。今日は朝10時開園です。日曜日で10時開園というのは東京では信じられませんが、香港ディズニーランドは営業時間のベースが10時~20時30分です。東京よりは空いているのでこの時間で十分楽しめます。

オフィシャルホテルを利用する人はアーリーエントリーができるので入場ゲートが変わります。前回はオフィシャルホテルを使ったのですが、このメリットを使っていなかったことに今気が付きました。


そしてまずは手荷物検査。そんなに厳しくはありませんがポケットは空にして荷物はみんな機械に通します。


上海ディズニーランドは発券所が絶滅してしまいましたが、香港は当日券売り場があります。以前と比べるとオンラインで購入する人が多くなったので開園前でも4ブースで対応です。
チケットの値段は香港ディズニーランドもダイナミックプライシングが導入されていて、最低は669HK$(14,317円)、最高は939HK$(20,094円)です。東京では現在利用されていない2デイパスもあって1,132HK$(24,224円)です。
東京よりかなり高額ですが、そこは香港といえども中国でオンラインの割引チケットを買うと2デイパスが15,169円。1万円弱お得になります。値段の設定はさすが中国・・・。


更に東京では廃止されて久しい年間パスポートも香港ディズニーランドは健在です。年間パスポートを買うとチケット代が3人まで20%割引になります。色々特典を持たせているところを見るとあんまり売れてないのかもしれません。


列に並んだのが9時頃だったのですが、開園の10時前には結構な人数が並んでいる状態になりました。いよいよ開園です。思いの外日本人が多くて、自分の後ろにいた家族も福岡県から来た方でした。

チケットはスマホも紙もキャストさんが手にとってリーダーで読ませてくれます。上海ディズニーランドのようにパスポートなどを提示する必要はありません。顔写真の撮影もありません。


香港ディズニーランドは本家アメリカのアナハイムと同じような入口の作りなので改札を抜けると鉄道駅とミッキーマウスの植栽がお出迎え。通路はここで左右に分かれて線路の高架下を抜けるとパーク内です。


ハロウィンのカボチャミッキーがお出迎え。朝イチだとすんなり写真が撮れますが午後になると列ができる人気スポットです。そしてメインストリートUSA。物販と飲食が立ち並ぶエリアです。ナイトショーのときはこのエリアもプロジェクションマッピングが実施されます。

まずは新しいエリア「World Of
Frozen」に向かいます。東京では走っていく人が多いですが、香港はみんな歩きます。開園直後はどのアトラクションも10分程度しか待ち時間がないからです。


最初は「Sliding
Sleights」。これは東京にはないコースタータイプのアトラクションです。この時間待ち時間は10分。通路を歩く時間を考えるとほぼ待ち時間なしです。コースターなので乗っているのは2分弱。あっという間に終わります。リピートしている人が多数。


続いて「Frozen Ever After」。こちらも朝イチは10分。前日の最も混雑した14時過ぎでも40分とありがたいです。
東京のライドは一回しか乗ったことがないのですが、ちょっと内容が違うようです。途中で大きなドロップがあったりするのも香港ならではです。


おなじみの氷のお城も見えるんですが、香港ディズニーランドは園外にある大きな山が見えてしまいます。いわゆるbad showなんですが、夜は映えです。

エリアの入口にあるオブジェですが、昼以降は自撮りの人で溢れかえります。中国の人はポーズを色々変えるのでなかなか空きませんので朝のうちに撮っておくと良いでしょう。


オブジェの横にある出店ではキャラを使ったソフトクリームとか売っています。これもまた人気です。買って写真を撮る人多数です。



出店の隣はお土産店舗です。オープンキッチンになっていてソフトクリームやお菓子を作る所を見ることができます。チョコレートで有名なGODIVA製のお城チョコを見ることもできます。

アトラクションは待ち時間が終日少ないのですが、飲食は混みだすと解消されません。中国の人は一度座るとなかなか動かない人が多いからです。当然昼過ぎになると人気レストランはなかなか座れません。
World Of Frozenにもレストランがあります。入口はホテルの作りになっています。


二日目の11時前に利用してみました。まだほとんど利用する人がいないのラッキーです。


二階へ行くことはできませんが、ホテルの作りなので写真(のような絵)が飾ってあります。


「Royal Chickin
Roll」(218HK$)を頼んでみました。日本円換算で4665円。自分の吞み代1回分相当です。ロゴに見立てたお菓子は香港の名物お菓子だそうです。ラスクのような味です。

World Of Frozenは大体見ることができました。他のエリアを順番に見ていきます。World Of Frozenを含めて全7エリアです。

最初はWorld Of Frozenの隣にあるFantasyLand。ここは東京と同じです。




東京にもあるようなものが集まっています。



このエリアの飲食店舗「Royal Banquet
Hall」はありがたい施設です。名称は高そうなお店ですが中はフードコート。日本食も「和風」と紹介されています。豚骨ラーメンなどもあります。午後は空調の効いた場所で休憩する人が増えるので場所の確保が大変なんですが・・。

FantasyLandで大物アトラクションと言えば「It's A Small
World」。香港ディズニーランドは夜に行くのがお薦めです。夜のイルミネーションはとても綺麗です。そして例に漏れずすぐに乗れます。


FantasyLandでお城を正面に見て右に進むと「Toy
Story」のエリアです。日本ではアチコチにバラバラにされているトーイストーリーですが、香港は一カ所にまとまっています。

このエリア日差しから逃げるところがないので、チューブを使ったグリーティング会場があります。


Toy Storyのエリアを抜けると「Mystic Manor」のエリアです。ここはアトラクションが一つだけ。エリア名称にもなっているMystic
Manorです。混雑時は意外に人気があって待ち時間が50分くらいまで伸びましたが、午前中は20分以下で乗れます。ライドの作りは東京ディズニーランドの「ハニーハント」と同じです。


このエリアはアトラクションにくっついた物販店舗とディズニーでは珍しいバイキング形式のお店があります。中国でバイキングをすると"Mystic
Manor"な人がたくさん来て食い荒らされる印象があるんですが、みんな行儀よく食べてました。値段が高いせいもあるんでしょうかね?

Mystic Manorの隣が「Grizzly
Gulch」です。ここもアトラクションは一つだけ。しかし、香港ディズニーランド内では最も激しい乗り物の一つです。


その名も「Big Grizzly
Mountain」。28人乗りのコースターです。普通のコースターのようにスタートしますが、途中から逆走します。さらに逆走が終わったらリニアを使って再加速というおまけつき。最初の緩さに気を抜くとえらい目に会います。


このエリアは物販施設はなくて、飲食店舗もスタンドフードだけ。しかし、昼過ぎにはこのお店なかなか繁盛しています。


Grizzly Gulchの隣には「AdventureLand」。日本でもおなじみのジャングルクルーズがあります。香港では「Jungle River
Cruise」です。6年前は英語、中国語、広東語の列があったのですが、広東語はなくなってDPAの列になっていました。
そして船頭さんが女性が多い・・・。
以前乗ったときはまったり話す感じの船頭さんでしたが、今回の女性の船頭さんはなかなか元気です。

ちなみにAdventureLandはトムソーヤ島に行く筏もあるんですが今日は休止でした。アトラクションはこの二つですが、このエリアはショーが二つあります。


普段はライオンキングで使われているシアターがハロウィン期間だけディズニー悪役総出演の「Let’s Get
Wicked」になっています。これとても見たかったショーです。
前説10分、本編30分のショーですが、素晴らしいですね。
もう一つのショーが「Moana A Homecoming
Celebration」。こちらは以前見たことがあるのですが、ほぼ同じ内容でした。ステージショーですが開始10分前でも前の方に座れるのが嬉しいです。

最後は、「TommorowLnad」。東京も同じですが開業時の隆盛が感じられなくなってしまいました。香港ディズニーランドも同様のようでどのアトラクションも終日20分以下でした。


最初は「Iron Man」夜になると5分という表示が出ます。東京ディズニーランドのスターツアーズと同じ乗り物です。


そしてもう一つが「HyperSpaceMountain」。スターウォーズの戦闘に参加するというストーリーです。


続いて飲食店舗。こちらはハンバーガー屋さんですがハロウィン限定メニューがあります。


もう一つはフードコート。何故か「讃岐うどん」があるんですが、こんなトッピングは見たことがない・・・。
以上で7つのエリアは全部見ることができました。


以前来たときはお城が解体されていたので、お城を見るのは今回が初めてです。

お城の前は植え込みがあってショーの観覧エリアですが、大人気のフォトスポットにもなっています。
ここで一日数回行われているのが「Party at the Castle!
」。一日に何度も実施されるからでしょうか?ギリギリに行っても結構いい場所で見れたりします。

そして、MainStreetUSAだけを使ったハロウィン限定のショー「Uninvited! A Villains Takeover Party
」これも是非見たかったのですが、初日は出遅れて見れなかったため、二日目は満を持して地蔵しました。
香港ディズニーランドは一日に実施される回数が少ないものは待たないと見れないものが多いようです。
最初の回は日暮れ前。まだ明るいのでちょっと雰囲気がもったいない感じです。
ダンサーさんの目力凄くて圧倒されます。
1時間後の二回目です。良い感じで日が暮れてきました。途中でゲスト参加の場面があったりするのですが、中国の人はアピール凄いですね。
もちろん、昼間のパレードもしっかりあります。通路が交差するところは人だかりはできますがちょっと離れると最前列で見ることができる場所もあります。おかげでギリギリでしたがそこそこの映像が取れました。


そしていよいよい日が暮れるとお城がライトアップされます。そして20時30分からプロジェクションマッピングショーが始まります。

お城の周りは1時間前くらいからカオス状態。東京ディズニーランドでは禁止されている自撮り棒とか使えるのは助かりました。
初日はお城の近くで見てみました。
お城の前はかなり混雑してカオス状態ですが、このショーの良いところはお城から離れた場所でも楽しめるようになっていることです。MainStreetUSAもプロジェクションマッピングが連携しているのです。
二日目はMainStreetUSAで見てみました。思ったよりもお城がちゃんと見えて花火とかはこっちの方がよく見えます。そして何より疲れない・・・。

せっかく来たのでショップも覗いてみるとコラボ商品なんてあるんですね。


とっても心惹かれたシャツを見つけたのですが値段が529HK$(11,320円)・・・。さらにハロウィン限定のソフトクリームというのもあったのですが、こちら販売が香港ディズニーランド内にあるスタバで、大変な列ができていて断念しました。


中国では珍しいお菓子のお土産もあります。


更にはGODIVAとコラボしたFROZENのチョコレート。69HK$(≒1500円)。流石に板チョコ1枚に1500円は出す気になれない・・・。


キャップは色々あります。20周年記念グッズにもなっています。お土産品はいつかまとめて紹介する機会を作らないと紹介できないくらい色々ありました。


昼入り+終日という変則的な視察日程でしたが、十分堪能できました。営業時間は短くてもアトラクションの待ち時間が東京ディズニーランドに比べてとても短いので十分楽しめます。香港の街中は夜中まで営業しているところがたくさんあるので、ディズニーランド+香港グルメという楽しみ方も可能ですね。
そして香港から日本へは夜中出発の便もあるので、最終日は香港ディズニーランドから空港に直行という手もあります。
楽しかった!!
アジアで2番目、世界で一番狭いディズニーランド、しかしアドベンチャーランドとジャングルクルーズの面積はディズニー界最大である。(Wikipediaより)
開業は2005年9月12日で世界で11番目のディズニーパークとして開業。
2023年11月に新施設「World Of Frozen」が開業した。同時にプロジェクションマッピングを利用したキャッスルショーも開始した。
営業時間は短めだが、施設が小規模でアトラクションの待ち時間も短めなので家族で利用しても負担が少ないディズニーランドである。
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URL |
https://www.hongkongdisneyland.com/ |
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入場料 |
大人(12歳~64歳)、小人(3歳~11歳)、シニア(65歳以上)の3区分 季節により変動するダイナミックプライシングあり |
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開園時間 |
概ね 10時~20時30分 |
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アクセス |
香港MTR 迪士尼駅に直結 |
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- 2025/10/18
- 良い意味で激変していた香港ディズニーランド
- 2019/03/02
- 20周年記念企画 第3弾「香港ディズニーランド」




