日光で世界旅行!?@東武ワールドスクエア
NO.364
東武ワールドスクエア
日時 2016年10月30日
江戸村のついでと言っては何ですがこちらも始めてくる施設。こちらもオープンが1993年と歴史のある施設です。東武ワールドスクエアは、世界中の有名建築物をすべて25分の1スケールで模型化して再現した施設です。その数は100以上。総工費140億円のうち施設の建設費用と同額の模型建設費(どちらも50億円)をかけたそうなので、その精度と点数には圧倒されます。しかし、江戸村と同じように今日までの経緯はなかなか厳しいものがあるようでして2002年に経営母体が変更になったりしています。
場所ですが、鬼怒川温泉駅から出ている循環バスの最初の停留所です。江戸村に行く前にここに来るという観光客も多いようです。
まずは、入口。崩れた神殿のような印象を受けてしまうオブジェがあるところが施設の入口。ここから駐車場に向かいます。駐車場は普通車は500円です。見た感じ一番入り口近くの駐車場はほぼ満車。園内は繁忙時の3割程度の入込でしょうか?
駐車場を抜けたたところが、階段で一段高くなっており、ここがチケット売り場。大人2500円、小人1200円。前売り券だけですが、「満腹パスポート」なんて言うのが売られているそうで、こちらは食事券付きで大人が2900円、子供が900円。子供は満腹パスポートにした方がお得ということか。。。
チケットゲートは正面3カ所、横に団体用が1カ所の4カ所ですが、封鎖されている反対側の柱にもかつてはチケット売り場があったようですね。ということは6ゲート。完成時は100万人規模の集客を目指していたんでしょうね。
チケット売場のすぐわきが改札。。。っと思いきやここは自由に入れるようになっていました。屋根付きのドーム空間でお土産と飲食はチケットを買わなくても楽しめるようです。しかもイベントステージもあるので、催事まで無料で楽しめるようです。ここも明らかに昔から改装された跡があるのでオープン当初はここから有料ゾーンだったんでしょう。でも、飲食物販が無料開放されているというのは賢い選択だと思います。
実際の改札は、この広場のすぐ奥にありました。こちらは、後から作りこんだんでしょうね。動かせるような仕組みの建物でした。
園内ですが、以下のように分かれています。
現代日本ゾーン
アメリカゾーン
エジプトゾーン
ヨーロッパゾーン
アジアゾーン
日本ゾーン
全部で6つのエリアに分かれていて、その中に102カ所の建造物が再現されています。このうち世界文化遺産に登録されているのが45点。ガイドマップには「世界の遺跡と建築文化を守ろう」という記載がある通り、こうした建築物を保存していきたいという崇高な理想を掲げている施設なのです。
現代日本ゾーン
目立つのは何といっても東京スカイツリーです。634メートルの25分の1ですから約25メートル。学校のプールをそのまま立てたような高さです。興味を引くのが東京駅と成田空港の第2ターミナル。並べてみると空港ってやはり大きいですね。
アメリカゾーン
こちらは、広さよりも高さで勝負なゾーンです。エンパイヤステートビル、ワールドトレードセンター。。。アメリカの建築物は高さが売り物のようです。大統領府のホワイトハウスは別ですが・・・こうしてみるとホワイトハウスって結構大きいんですね(驚!!)
エジプトゾーン
お馴染みのピラミッド。スフィンクスと比べるとその大きさがよくわかります。ピラミッドの前は、なぜかフォトスポットで一番人気でした。エジプトゾーンが施設の中で最も入口から遠い場所になるので、ここには飲食スペースもあります。
ヨーロッパゾーン
舌を噛みそうな名前がたくさんありますが、自分は各国の王宮の広さを比べて見れたことが一番勉強になりました。ベルサイユ、バッキンガム。。。ベルサイユ宮殿って大きさがちょっと異常です。こりゃぁ。。。革命にもなりますね。
また、ヨーロッパと言えば有名な寺院がたくさんありますが、これらも一堂に展示されています。寺院を上から見れるなんてなかなかないことです。ただし、中を見たこともないものがほとんどだったのでちょっと残念。
アジアゾーン
中国、台湾、韓国などが中心ですが、少し前にブームにもなったアンコールワットなどの施設もあります。自分としてはお薦めは中国でも敦煌の砂漠の都。今流行の漫画キングダムの「山の民」の都です。こんな風に地形を生かしているんですねぇ。
万里の長城にはなぜか三蔵法師一行の姿があったりして。。。でも三蔵法師は万里の長城は通っていないと思いますが、、、真偽のほどは??
最新の模型は台湾にできたタワービル「台北101」だそうです。そして今日は台湾フェスタを実施中でした。
日本ゾーン
日本の歴史的な建造物から、高度経済成長前くらいの日本の街を再現した模型展示。
ベルサイユ宮殿などに比べると、日本の御所はなんて質素なんでしょうか。
という感じでぐるっと回って2時間くらいでしょうか?場内はあちこちに自撮りする人がいます。写真を撮るときには、高さのある施設はできるだけ下から撮るようにすると本物のようにとれるそうです。今やスマホにSNSに自撮り棒。。。この3つのおかげでこの施設はだいぶ潤っているようです。しかし残念なのが、自撮り棒、携帯の充電用バッテリーなどが売られていないこと(本当はあったのかもしれませんが、自分は見つけられなかった)。こうしたツールがあればもっと売上伸びるようにも思います。
2500円で「なんちゃって世界旅行」。そんな楽しみ方ができる東武ワールドスクエアでした。
最後に見つけたのですが、イスラム教徒用の礼拝場所も完備しています。足を洗ってから礼拝をするんですね。ちなみに足を洗う場所は「WADA SPACE」というみたいです。
東武ワールドスクウェア (英: TOBU WORLD SQUARE)は、栃木県日光市鬼怒川温泉にある世界各国の遺跡や建築物を再現した日本のミニチュアパークである。
TEL | 0288-77-1055 |
住所 | 〒321-2593 栃木県日光市鬼怒川温泉大原209−1 |
URL | https://www.tobuws.co.jp/ |
入場料 | 大人(中学生以上) 2,800円 小人(4歳以上小学生以下) 1,400円 |
開園時間 | 3/20~11/30 9時00分~17時00分 12/1~3/19 9時30分~16時00分 |
アクセス | 東武鉄道 鬼怒川温泉駅から路線バスで5分
日光宇都宮有料道路 今市ICより国道121号線で20分 |
地図(GoogleMAP)
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- 2016/10/30
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