今年のホラーナイトは複雑・・・@ユニバーサルスタジオジャパン
NO.440
ユニバーサルスタジオジャパン
日時 2019年 9月10日
今年もUSJの名物イベント「ハロウィンホラーナイト(HHN)」が始まった。2年ほど定期的に追いかけてきたのですが、過去の2回は終盤になってから見に行ったことばかりなので、今回は割合はやめに見てみることにしました。
朝4時に起きて自宅を出発、特急と新幹線を乗り継いでUSJ到着は10時頃。
台風が東日本を直撃した日ということもあり、関西地区は雲もない上、気温が36度という猛暑日。USJ内は照り返しもあるので40度近いのではと思うような天候です。
この時期ならではの注意喚起も登場しています。メインイベントが18時スタートということもあり午前はそこそこの入り。混雑しているという印象はありません。
改札を抜けると空いているという状態ではないもののキャラクターグリーティングがあっても中央部はスムーズに通れるくらいの混雑です。COOLJAPANの時期はフォトスポットで賑わっていたところもハロウィンに模様が変わりました。
4Dシアターも17時まではセサミストリート。18時からはハロウィン限定のホラー「BLOOD LEGEND」に変更。あおりでシュレックはお休みとなっています。
セサミストリートの待ち時間は40分ほど。USJにしてはかなり短めです。
4Dシアターの出口にもなっているショップはCoolJapanからハロウィンに模様替え。商品もガラッと変わっています。
変わったといえば客層もあります。以前は多かった韓国人客があまりいません。ガイドマップも中国語に比べてハングルは余っている数が多くなっています。全国的なことですが政治の問題が解決するまでこの状態は続きそうです。
ハロウィンで仕様が変わったアトラクションが“スペースファンタジーザライド”。「BLACKHOLE」とサブタイトルが付いています。この時期にしては珍しくシングルライダーで25分待ち。暑さしのぎもあってさっそく乗ってみました。
内容はというとマッドサイエンティストの研究所からの脱出という物語です。脱出するライド(コースター)は真っ暗なの中を走り抜けていくという内容。真っ暗だとスピード感とかあまり感じないのですが、左右に振られたりする瞬間が変な感じです。
もうちょっと涼んでいきたかったのですが、きっかり25分で外に出されました。。。泣
「 涼めるのでこの時期は大事」というと失礼かもしれませんが、今日はモンスターロックンライブショーも休止。この暑い日にこれがないのはかなり辛いです。休止にもかかわらず人だかりができていたのでしばらくいたら、キャラクターグリーティングが始まりました。ショーは休みでもキャストさんはお仕事しなければならないようで大変です。
ドラキュラって太陽が苦手では・・・と思うのですが・・・日陰なので大丈夫ってことか??
昼間は子供向けのハロウィンイベントがあちこちであります。昨年同様の「Trick or Treat」は今年も開催。ハローキティも登場します。
そんなハローキティですが、昨年同様ハロウィン時期は傷物にされています。昨年よりも商品が増えています。
さらに飲食メニューも昨年よりもパワーアップされています。“傷つけられて食べられる”・・・ハローキティ災難です。。。
暑いので涼むために今日はちょこちょことアトラクションを利用しています。ハリーポッターエリアも例外ではなく暑さのためか人混みも少なめ。アトラクションの入口がこんなに空いているのを久々見ました。
スタンバイで50分、シングルライダーはなんと10分・・・ちっとも涼めません・・・。
混雑しているかと思いきや50分待ちだったミニオンライド。こちらは多少涼めました。キューラインに送風扇があるのはありがたいです。一時間未満の待ち時間見たことなかったのですがやはり暑さのせいでしょうかね?
涼めて座れる・・・こんな日は夢のような場所「SING」。当然待ち時間も少なめなので並んでみましたがなんと…上映開始前にダウンして、ゲストクリアされてしまいました・・・。
さすがに二大コースターはシングルライダーでも90分近くでした。いつもは3桁切らないのにやはり暑さは大敵です。おかげで久々にバックドロップに乗れました。
という感じで、昼間は乗り物入れ食い状態です。
・・・
夕方16時ごろになり暑さも少し治まってくると、入口からわんさかゲストが入場してきます。18時からスタートのHHNに向けて場内はざわついてきました。
昨年同様エリア区分がされていろんなゾンビが出てくる準備が整っています。
18時になるとスタート。今年は開始前にはセレモニーのようなものはなく、各エリア個別でスタートします。18時30分くらいまでは日が出ているので、開始間もないこの時間はゾンビがきれいに撮れます。
脅かすためのゾンビなのですが、今年はインカメラでゾンビとツーショットしようとするゲストが多いので、ちょっとゾンビもやりにくそうです。
ツーショットを割合気持ちよく受けてくれているのが「キューティーゾンビ」。元々アイドルだったので愛想が良い人が多いようです。
けっこう本気でゲストが怖がっていたのがジュラシックパークのエリア。MUMMYゾーンとTRIBALゾーン。エリアが暗いせいもあって突然出現するような雰囲気があるようです。このエリアは本来のHHNっぽくなっています。
ゾンビの多くがかぶり物をしているのも恐怖感を煽る一因のようです。
今年新設されたのが「呪われた薔薇園」。通り抜けるだけで内容がイマイチつかめませんでした・・・。
こちらは今年から新設のエリアで「蘇る伝説のモンスター」と呼ばれるところ。メデューサ、フランケンシュタイン・・・。ゾンビではなくてモンスターのエリアができていました。
今年は、ゾンビとモンスターが登場し、人間と三つ巴という構図になってしまってちょっと複雑です。その要因を作ったのが「ドクターカオス」という人物。彼が登場するのがメインステージのグラマシーパーク。
毎年同じイベントでは飽きるので色々改良を加えるのがUSJの真骨頂でありますが、今年のストーリーはちょっと複雑すぎるようにも思います。練りすぎてもいけないというのはこうした催事の難しさなのかもしれません。
他人事なので好き勝手言ってすいません・・・
ストーリーで言うとドクターカオスは“ゾンビを駆逐するためにモンスターを作った”らしい。
そのためステージを利用した「ゾンビデダンス」の時間はモンスターが登場します。なのでステージにゾンビが転がり込んでくる去年のような演出は今年はあまり見られません。ストリートにいたゾンビがステージに上がることでゲストとの一体感を感じられたように思う去年の雰囲気だったのでちょっと寂しいですね。
その分、今年はステージでは昨年は見られなかった歌があります。
一方で、ゾンビは時間になるとストリートを利用して踊ります。近くまで寄れるという意味ではこちらの方が盛り上がっているようにも見えます。
メルズドライブイン前ステージ。ここはカッコいい吸血鬼風のダンサーさん。
セサミストリートボリウッドステージ。こちらはイリュージョンマジックの雰囲気がある仕立てです。女性のダンサーはきれいです。
ジュラシックパークはストリートでゾンビがダンスします。それまでの脅かしが利いているのか?エリアが暗くて怖さが倍増するからなのか?せっかくゾンビが呼び込んでも腰が引けてるゲストが多く、ゾンビもちょっと困っています。
おさるのジョージ前のストリート。こちらは猫系の動物モンスター。アクロバットやブレイクダンスなど華麗な技を披露してくれます。こちらは明るさも適度でダンスは一番盛り上がっているように感じます。
ドラゴンズパールレストラン前。昼間はUSJで人気のアルゼンチンスターのショーのエリア。男性のモンスターを見ている女性ゲストとその後ろにいる女性のキューティーゾンビを見ている男性ゲスト。男女比率に差が出るエリアみたいですね。
通路が観覧場所なのでこのエリアで一番大変なのはエリアを管理するスタッフさんのようです・・・。
ダンスはEXILEの監修したものなのでカッコイイです。事前に練習するサイト(youtube)まで用意するというのは今までにはなかった気合の入り方です。
残念なのがみんなで踊るときにはこの内容がすべて使われていないこと・・・前半のラッタッタダンスだけで終わってしまうのがちょっと寂しいですね。自分は全然踊れませんでしたけど・・・
ゾンビとモンスターの対立構造があるため、今年は理解するまでに時間がかかったHHNです。
一回では全部把握しきれなかったので、シーズンの後半でもう一度見てみたいと思います。
ちなみに、この日は約14キロ歩きました・・・。