二つのテーマパークの差に愕然@和歌山マリーナシティ
NO.343
和歌山マリーナシティ
日時 2017年 6月17日
よく考えてみるとここに行くのは16年ぶりである。同じ関西地区にあるUSJが浮き沈みをしている時期にも堅実に営業しているといううわさだけは聞いていたのだが実際はどうなのだろうか?
今回とても気になっていたので難波駅から南海特急に乗り込みました。南海で「和歌山市駅」に到着後はバスに乗り換えて30分ほどでマリーナシティに到着します。
マリーナシティはテーマパークの「ポルトヨーロッパ」と飲食もできる「黒潮市場」という二つの中核施設からなる施設。
驚いたのが黒潮市場の様変わりよう。以前はこんなに活気なかったような気がしますが。。。こちらのレポートは後にして、まずはポルトヨーロッパから見ることにします。
いつの間にか入場料はかからないフリーゲートになっていました。(2016年の3月19日よりフリーゲートになったそうです)
これだけ作りこんでフリーゲートになってしまったのは大丈夫か?と思うのですがヨーロッパの街並みというコンセプトは未だに維持されているようです。フリーゲートになったおかげであちこちに写真を撮りに来たインバウンドの方々がいます。
確かに雰囲気は良いです。ただ昔から思っていたのですがあまりにも本物志向過ぎて石畳は相変わらず歩きにくいです。
ポルトヨーロッパで評価が高いものの一つに戦隊ヒーローショー会場があるんですが、今日はお休みでした。火を使ったり、ワイヤーアクションなどがあったりと関西以西では非常にレベルが高いショーをしてくれるので楽しみだったのですが・・・
ポルトヨーロッパが開業した当時からあるアトラクションは?ということでいまだに元気なのが「ハイダイブ」。しかし、乗っている人は少なくてとっても残念。。。週末ですが寂しい限りでした。
もう一つ、「シーファリ」というアトラクションもあったのですが、こちらは・・・物販店舗になってしまったようです。さらに残念。。。
ポルトヨーロッパゾーンから川を越えて駐車場側に進むと、こちらは遊園地ゾーン。かつての博覧会の跡地でいわゆる遊園地の定番施設がたくさんあります。
こちらはまぁまぁ元気。まぁまぁ・・・となってしまうのは、週末なんですがホントに人が少ないからです。
以前来た時は元気だった「グルグルコースター」は何と終了。。。別施設の事故の影響だったんでしょうか?別施設になるようなのでこちらに期待しましょう。
その他の定番施設は稼働中です。
ミニ動物園もありましたが、暑さのせいでしょうか?動物もお疲れ気味のようでした。
ちょっと寂しげな遊園地ゾーンでしたが、そこよりは元気のある施設が巨大迷路施設。なんとここには4つも巨大迷路があります。駐車場に作られているというのは珍しいのですが・・・
フリーゲートなので気が付かなかったのですが、迷路のある場所は本来はパーク外でした。。。
テーマパークゾーンがここまで劣化してしまっているのは本当に残念です。自分にできることがあれば・・・と思ったりもするのですが・・・もう20年以上だっている施設なのでどうでしょうかね?
さて、今度は商業施設「黒潮市場」を見てみます。
こちらはとっても活気がある施設になっていました。「マグロのテーマパーク」という名前もついているようです。その名の通り、1日に3回もマグロの解体ショーが行われます。
和歌山県はマグロの漁船基地があるので、マグロの水揚げ高は日本で有数の地域なんだそうです。いったい誰がこれを見に来るのか?と思いきや、駐車場には大型バスがドンドン乗り付けてきて、中から中国が中心のアジア系のインバウンド団体が降りてきます。
そうです、インバウンドの団体がとっても多いのです。解体ショーに合わせてバスで乗り付けてきますので、解体ショーの時間にはステージ前は人で埋め尽くされます。
解体ショーでは解体した部位をその場で売っていくように思ったのですが、こうしたインバウンド客が中心で持ち帰る人がほとんどいないため、解体したものはパックにしてお店で売っています。
これだけ外国人比率が高いので、案内などは「日英中韓」と4国語表示、さらには面白系の記念写真コーナーなんかもあります。
芸能人もたくさん来るようで、お店には商品と同じくらい色紙が飾られていたりします。
さて、黒潮市場ですが、外国人の皆さんのもう一つのお楽しみが「海鮮BBQ」。ここのBBQはホントにクオリティ高いですよ。
まずは、食材を選んで会計。そして専用のBBQコーナーで食べるのですが、食材がとても多い!!
肉、魚、野菜・・・ほんとに盛りだくさん。サザエやホタテも食べられるのです。
ただし、和歌山まで来てインバウンドの団体さんに紛れて、独りBBQはちょっと勇気なかったのです。
今日はマグロ丼にしました。このどんぶり屋さんもメニューがすごく多い。二つくらい行けそうな気もしましたが、あまり贅沢しては良くないので。。。
そしてありがたいのがカップながら味噌汁を付けてくれること。もちろん別料金ですがどんぶりと味噌汁良いですよね!!
喫色場所ですがBBQの煙が来ないように、BBQ以外の食べ物の喫食スペースは壁で分かれています。この辺の配慮もありがたいですね。
他にも食べたいものたくさんあるのですが。。。お財布に厳しい今日この頃なので見るだけで我慢しました。
という黒潮市場。マグロのテーマパークは絶好調のようでした。
この他にも和歌山と言えば「紀州ミカン」に代表されるような果物の名産地でもありまして、それらの名産品を扱った「紀ノ国フルーツ村」なんと施設もあります。ミカンジュースは濃厚で美味しかったです。
黒潮市場という商業施設との併設し施設。黒潮市場はインバウンドを中心にドンドン集客している施設。一方でポルトヨーロッパはフリーゲートにするなどの施策は講じているものの徐々に寂しい雰囲気になりつつある感じ。もともとヨーロッパの古都をイメージしているので、雰囲気はいいんですが。。。今後がちょっと心配です
TEL | 0570-064-358 |
住所 | 〒641-0014 和歌山県和歌山市毛見1527 |
URL | http://www.marinacity.com/porto/ |
パスポート | 大人(中学生以上) 4,800円 小人(3歳~) 4,000円 ※入園料は無料 |
開園時間 | 10時00分~17時00分(曜日、季節により変動あり) |
アクセス | JR阪和線 和歌山駅よりバスで30分 JR紀勢本線 海南駅よりバスで15分 南海電鉄 南海和歌山駅よりバスで30分 |
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