クリスマスが使えなくても大丈夫@太秦映画村

NO.399


太秦映画村

太秦映画村


日時 2018年12月24日


クリスマスイブになりました。この日に何もないことがもう何年続いていることでしょうか・・・?レジャー施設にとってはまさに天の恵みというか暦の恵みの日。

しかし、よく考えてみたらこの恵みをとっても活かしにくい施設がレジャー施設の中には存在します。

その一つだと思うのが、いわゆる「時代村」。鎖国時代を再現したものでは異国のお祭りは取り入れにくいはず。

時代村ではありませんが、そうした風情のある施設に行ってみることにしました。またしても飛行機の時間までの限られた時間。とりあえず早起きして準備。

場所は、京都府の太秦映画村。


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山陰線の花園駅から徒歩15分程。隣の太秦駅が最寄りと思っていましたが、微妙にこちらの方が近いようです。以前行ったときは遠回りしていたってことでした・・。

到着時間はほぼ開園時間。あんまり人の気配はありません


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入口にはこんな魅力的なイベントの告知がありますが・・・あぁ飛行機の時間に間に合わない・・・残念。


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以前来た時もあったイベントもかなりの数、今回も健在でした。


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まずはチケットを購入。3ブースが手売り、1ブースは自販機。せっかくなので手売りで…と思ったら外国人のグループが大挙してきたので、自販機に移動・・・。外国人だと自販機は難しいようですね。


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続いて改札、チケットをもぎってもらうと、中には品のよさそうなお武家さんがお二人。

「ようこそ、映画村にお越し下さった」

・・・さすが・・・これこそ武家の作法。


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まずは入口付近の屋内エリア。最初に出会うのが“顔出し天国”?。時代劇の名場面の顔出し写真が撮れる場所。


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名場面以外に、浮世絵でもできる。この辺は外国人を意識しての造りでしょうかね❓


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そして時代劇のスーパースターの決めポーズもできる。


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一人で行くと楽しめないものもある・・・。


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これは、SNSとかでも利用できそうです。さすが東映さんですね。コンテンツの量が半端ない。


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顔出しの館のお隣には、こちらは常設の「水戸黄門漫遊の館」。収録で使われた本物の小道具とかがたくさんあります。


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テレビのネタを知っている人にはたまらないマニアックなゾーン。そのゾーンにはまってしまった・・・。


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ちなみに、水戸黄門漫遊の館限定のお土産まであります。さすが・・・ご長寿番組・・・。


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この先がいよいよ屋外。今までいた屋内施設は「パディオス」という名前がついているようです。


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外に出ると、まずは明治後期から大正、昭和初期くらい?のエリア。明治通りと名付けられたエリア。今日はホントの撮影が行われていまして、静かにエリアを見ましょう。


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今日は、メンテナンスでしょうか?吉原通りが閉鎖されています・・・残念・・・。


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明治通りは飲食店街が多いところでもありますが、「御用ジョッキ」で飲めるビールもあります。これって、USJのあそこからインスパイアしたものではありませんか?


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明治通りの奥には「中村座」、こちらからは入れない。左に迂回したところが入口。ここは忍者ショーの施設です。


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中村座前には今日の出演者と書かれた写真群。今日のイベントに出ているキャストさんのプロフィールとかが書かれています。これまたこの施設ならではです。そのうちブレイクしたらここでの映像は貴重になりますね。

今日は建物一つ一つ見てみたかったのです。さっそく・・・。


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現代のスパハウス?というか公衆浴場ですね。


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こちら「両替商」。現代だとアコムやプロミスというところでしょうかね?仕事人が待機する屋根部分も大きめです?!


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こちら「口入屋」。現代でいうところの人材派遣会社というところでしょうか?江戸時代も非正規雇用が多かったようです。


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こちらは私塾かな?現代だと公文式みたいなところかな?「いつやるの?今でしょう」とか言われてたんでしょうかね・・・。


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こちらうなぎ屋さん。庶民にとってはなかなか食べられない栄養食だったそうですから、現在の高級ステーキハウスみたいな扱いですかね?


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こちら廻船問屋さん、現代の商社ですね。ZOZOや楽天の祖先という感じでしょうか?こちらも時代劇では悪役になりやすい施設ですね。


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悪役の次はヒーロー。銭形平次のお宅です。


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こちらは呉服問屋。越後屋と書かれているということは、三越の先祖のお店ですかね?日本最初の現金商売を始めたお店。店内接客もこのお店が発祥なんです。


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こちら酒問屋、油問屋、米問屋。時代劇では政府役人との癒着をたびたび指摘される業種です。


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こちら刀研ぎ屋さんでしょうかね?江戸時代はリユース、リサイクルが当たり前の世の中だったようです。


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こちらはお茶さんに薬屋さん。この手のお店はヒーローの部下が情報を集めるときに使うお店。もともと仕入れであちこち行く人が多いからなんでしょうね。


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こちら「荒物屋」「下駄鼻緒」、今でいうところのホームセンターですね。日用生活雑貨のお店。


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出ました、材木問屋。時代劇最強の悪徳集団といえばたいていこの手の業種です。紀伊国屋文左衛門の話があるからそうなってしまったのでしょうか?


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そして、正義の火消し「め組」。テレビ朝日系列では正義役ですが、他の系列では悪役になることが多い、どっちにも転んでしまう業種です。


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新選組でおなじみの寺田屋さんには入れませんでした。やはり京都は宿泊部屋数が不足しています(!?)


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中に入れたのが池田屋。こちらおなじみの急階段。さすがに海外の人にも人気です。


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こちら「扮装写真館」。わかりやすく言えばコスプレ。ここでは着替えて写真を撮るだけ。なのですごく早くできるそうです(5分くらい)。ただ、プリキュアになって写真を撮るというのはここでやる必要があるのか・・・?


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最後は庶民のお店。蕎麦屋に居酒屋。時代劇の基本は江戸時代の江戸がテーマなので、うどんよりもそばが登場することが多いのです。

以上、時代劇マニアの開設でした。真偽はわかりません・・・。


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続いて、道路を渡って「アトラクション広場」と呼ばれるところに来ました。こちらはショーの場所があったり、からくり屋敷やお化け屋敷などがあります。


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最近国内の特に女性に人気なのが日本刀。こちらではアニメに出てくる(実在しているものではあるが)模造刀が人気のようです。

思わぬところから特需が来ているようです。


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おなじみのからくり屋敷とお化け屋敷は今日は子供さんで賑わっています。ので、混ざる勇気がありませんでした・・・。


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お店では、忍者に絡めたいろんな商品があります。受け狙いのものもたくさん・・・。


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刀の形のペーパーナイフやよくありますが・・・。


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スプーン、フォーク、歯ブラシ、ヘアコーム・・・。なんでもありですね。


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このエリアに来たら見ておきたいのは「チャンバラ辻指南」。ガチなチャンバラの後、実際に殺陣に参加できる。ただし…たいてい参加できるのはお子さん・・・。


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見ておきたいものといえば、中村座の忍者ショー。こちらプロジェクションマッピングも利用しているのでなかなかの見ごたえ。内容も面白おかしく作ってあるので子供でも安心して見られます。


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歩いてショーを見れば腹も減る。オープンセット内の店舗ではやっぱり和食でしょう。なぜか「近藤勇の大好物」と書かれたメニューを見つけたので頼んでみました。

食べ終わってから・・・もう少しボリュームがあれば・・・武士は食わねど高楊枝ということか・・・。


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海外の方に大人気なのがやはりコスプレ。コスプレして園内を歩きたい方用の施設は「扮装の館」こちらパディオス内にあります。結構な値段取りますが、海外の方がずいぶんいます。

この施設の隣がお土産コーナー


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家紋入りのタオルしかも陣旗風・・・さらに家紋入りゼリー。こうしたもので選ぶんですね最近は・・・。


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面白系ではこんなものもあります。


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仕事の選ばない、ハローキティはこんなところにもいます。

という感じであっという間に飛行機の時間になりましたので、今回はこれにて退園。

まったく、クリスマス感はなかったけど十分に楽しかったです。クリスマスがなくても運営できる、日本の時代劇コンテンツはやはりすごい力があるのです。

視察記録

東映太秦映画村は、京都市右京区太秦東蜂岡町にある映画のテーマパーク。日本に於けるテーマパークの先駆けといわれる。東映京都撮影所の一部を分離し、巨大映画アミューズメント施設として一般公開した。
TEL 075-864-7716
住所 〒616-8161 京都府京都市右京区太秦東蜂岡町10
URL http://www.toei-eigamura.com/
入場料 大人 2,400円
中・高生 1,400円
小人(3歳以上) 1,200円
開園時間 9時00分~17時00分(季節により変動あり)
アクセス JR山陰線「太秦」駅より徒歩5分
嵐電「太秦広隆寺」駅より徒歩5分
嵐電「撮影所前」駅より徒歩2分

地図(GoogleMAP)

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