今年もプールを見に来ました
No.0074
横浜ドリームランド
視察日時 2001年 8月 5日
到着まで
中京圏随一の物量作戦施設、ナガシマスパーランドとおそらく21世紀最高のサッカースタジアムトヨタスタジアムを同日に見てしまったため、半ば放心状態・・・。今日はかねてよりの視察を中止しようかと思いつつも、名古屋から新幹線に乗る。
途中何度か通り雨にあい、どちらにすべきかと思いながら新横浜に・・・。今年の日程を考えるとここで宿題残すのは得策では・・・と、頭と体が一致した行動をしていないのを自覚しながら、今日は「横浜ドリームランド」に向かいます。
実にこの施設、デジカメ視察シリーズに入ってから地味な施設ながらなぜか毎年行っている。今年は何か変わったことは・・・期待と疲労が体中を駆けめぐる大船駅でした。
大船駅からは、おなじみのバスに乗ってドリームランドに向かいます。バスは立ち席がかろうじて無い程度の混み具合です。時間にして15分から20分くらい。当然のごとく睡眠時間になってしまいました。
ドリームランドのエントランス付近は、毎年相変わらずです。ここまで相変わらずの施設も珍しいのでは・・・と思うのですが・・・。駐車場は自販機で前払いです。ここでは来場者はスムーズにお金を支払い駐車場に向かいます。みなさん手慣れたもんです・・・。
駐車場では去年はムービングシアターを行っていましたが、今年はそのような企画はないようです。
駐車場からはおなじみの通路を通って、チケット窓口に向かいます。窓口の手前には施設の遊技機器の料金と内容が明示されている柱型の看板があります。施設の料金、アトラクションの料金等々事細かに記載されていますので、初めての方は要チェック!?
さぁチケットを買いましょう。チケット窓口は5つあって、そのうち3つは一般用です。後の窓口は団体用になっています。窓口にはマイクがあるので、ブースの中の声も良く聞こえます。
チケットを購入した後は、お隣の改札口でチケットテイク。バリッともぎってもらいます。ちなみにプール券はプールの入口でもぎられるので、この改札では「入場券」と書かれた部分がもぎられます。
改札を入ると、園内で利用できるベビーカーやワゴンをレンタルできる場所があります。料金は300円ですが、借りるときには補償金として1000円必要です。そして園内のパンフレットは筒状のパンフレットラックに入っています。このタイプはなかなかおもしろいタイプです。普段あまり見ませんねぇ・・・。
この改札を抜けたエントランスエリアでは、昔ながらの記念撮影のコーナーがあったり、ウサギや子山羊がいます。今年生まれたらしいのですが、ファミリーできた人たちには大人気です。餌をあげないようにとサインがあるのですが、草をむしって食べさせている子供もいます。ご両親注意しないと・・・。
場内でパスポートを利用する人はアトラクションの前で提示する必要があるため、このエリアでパスポートケースも販売されています。同じところでボトルストラップもあります。定番アイテムを確実におさえています・・・。
さて進みましょう。
プールは場内に入って右に右に進むとあります。おなじみのプールの入口は去年と全く変わっていません。プールの入口には水温と気温の掲示もあります。なんと今日は気温より水温が高い・・・。どんな状態なのか・・・?一抹の不安が・・・。
プールの入口まで来てチケットを買う人のために、自動販売機も一台あります。今日利用している人は殆ど見ませんでしたが・・・。
プール改札ではチケットのプール券と書かれたところをバリッともぎられていよいよプールに入場です。ここまで来るとプールに入った人のためのチケットを販売されていることに気が付きました。5アトラクションに利用できて1250円です。でも今日の15時までしか販売しないというアナウンスがあります。
ロッカールームは男女兼用のため、更衣は更衣室を利用します。大きなテーブルがドンとあり、明らかにデパートの試着室と同じタイプの更衣ブースが2つ並んでいます。床面が水に濡れてちょっとヌメっとするところが・・・。
更衣室で着替えた荷物はおなじみのコインロッカーに入れます。ロッカーは2タイプあり、大型が300円、普通型が200円です。普通型が1400個くらいあります。もちろん一度閉めたら二度とお金は戻ってきませんので・・・中身を確認して・・・カチャ!ってメガネをしまうの忘れた・・・。また、200円・・・。
ちなみにロッカールームにはドレッサーとドライヤー(100円で3分)があります。洗面台は清潔なんですが、とにかく床が・・・滑るし・・・。
それでは、外に出てみましょう!
場内の構成
場内は、サンダルを含めて全ての履き物の利用が禁止です。早速怒られてしまった・・・。
プールサイドは非常に狭いので、シートで陣地を確保すると対面通行はギリギリです。また、ところどこと滑るのでしょうか?人工芝のマットが敷いてあります。
プールサイドから少し離れた飲食の場所は、広いスペースがあり、どちらかというとこちらの方がくつろげるので、陣地を確保するならこちらがお奨めです。
プールサイドでは履き物の他、飲食や喫煙も禁止なので、飲食施設に行く場合にはシャワーを浴びてから外に出なければなりません。ちなみにシャワーは2箇所あるのですが、中央に向けられているので端を通れば問題ないのですが・・・。
それではプールを見てみましょう。
流水プール
おなじみの流水プールです。プールエリア全体をグルリと一周します。水深は80センチとやや浅めです。一応入水口があるのですが、殆どの人はプールサイドから入っています。飛び込む人はいませんが・・・。
造波プール
横浜ドリームランドの造波プールはちょっと変わっています。造波装置はありません。場内に浮かべられたゴムボールの振動で造波が起こります。まさにエコシステムです。そのためボールに触れることは厳禁となっています。
遊泳プール
流水プールの内側の一部が遊泳用のプールとなっていて、ここは水深が110センチです。遊泳用と入っても非常に小さいんですが・・・。スライダーの下も遊泳用のプールになっていてここも泳げます。物理的にはスライダーの着水プールまでつながっているので行けるのですが、そんな無謀なことを実践する人はいません・・・。
子供プール
こちらは子供用の水深50センチのプール。プールの隅には子供用のスライダーがあります。こちらは大人気で、監視スタッフが付きっきり・・・。
飛び込みプール
水深300センチの飛び込みプールです。板飛び込みが3台あります。高さはそれほどないので、高さというよりは距離を飛ぶのが楽しいようです。
プールの規模としては小さめですが、監視員は監視台できちんと監視しています。ちなみに監視台には庇がないので、今日は良いですが、ピーカンな日は大変では・・・?
グルリと場内を一周したところでトイレに行きましょう。トイレは場内は子供プール横に1箇所、シャワーを抜けて飲食施設の先に一つと2箇所あります。清潔感という意味では殆ど期待しない方が良いです。
サンダルはありますが、ちょっと不安な気持ちになります。
トイレの後はシャワー使いましょう。
レンタルとアトラクション
割に小規模な施設ですが、レンタルは意外にしっかりしています。しかも料金設定が非常に細かい・・・。レンタルの受付は全て更衣室横の案内所で行っています。監視室、救護室もこの場所にあります。
まずは、シート系のレンタルから見ていきましょう。シート類のレンタルは全てレンタル時に1000円の補償金を取られます。パラソルが付いているタイプのレンタルが2種類あります。
続いてシートだけというタイプは4種類あります。
たしかにグレードの違いはあるのですが、これだけ細かいと使う方は悩んでしまうのでは・・・。ちなみにこうしたシートとは一線を引くブースもあります。地面と同じフロアレベルでちょっと気が進みませんが・・・。
レンタルアイテムとしてはボートがあります。こちらは時間当たり600円。この他浮き輪やビート板(最近名前も聞かなくなりましたが・・・)が300円でレンタルできます。こちらも時間制です。
続いてアトラクションです。
ドリームランドの名物アトラクションはなんといっても水上迷路。おなじみ足こぎボートで迷路を行ったり来たり・・・。
1回400円です。今日はあまり利用されていないようです。
この他にはなんと言ってもスライダーです。ドリームランドのスライダーは直線タイプで距離もさほどではありません。でも身長制限は130センチです。しかも営業時間が午前と午後に別れています。なんかお医者さんのような営業時間ですが・・・?
こうしたアトラクションとはちょっと系統が違いますが、場内ではリクエストサービスを受け付けています。一応DJブースがあってここでリクエストを受けた曲を流すというシステムです。
残念なことはスピーカーの数が少ないのか?指向性が悪いのか?一部の場所では余りよく聞こえません。
なんとも、シンプルな施設構成です。
飲食と物販
先ほども言いましたが、場内は飲食や喫煙が禁止なので、飲食施設はプールの外にあります。シャワーを越えた先に2箇所用意されています。ロッカーの対面側にあるお店は、どちらかというとテイクアウト中心です。
食べ物としてはラーメンやカレー、焼きそばなどの定番アイテムに加えて、フライドポテト、アメリカンドックなどの遊園地内でよく見かけるものが多くなっています。もちろん全て現金で購入します。お皿もどんぶりも全て使い捨ての紙皿なので、食べ終わったらそのままゴミ箱に捨てます。
レンタルシート横のシャワーから出たフードコートは、バーベキューができます。
見ていると、作っているのはお父さんばかり・・・。なんとも休日まで働かされてご苦労様です・・・。
ちなみにこのフードコートの横からプールの改札周りが物販施設です。ビーチの周りのグッズが中心ですが、アイドルタレントのトレカまであるのはなぜなのか・・・?
こちらも最低限のアイテムでまとめているという感じがします。
感想
地味な施設ながら、なぜか毎年行ってしまう。何も去年と変わっていないことを確認しつつまた翌年も来てしまう・・・。そんな不思議なリピートをしてしまう施設です。
プールという観点からも決して豪華ではないし・・・遊園地といってもそれほど目玉のアトラクションはない・・・。
周りを見ていると、来ている人も「近くだから来た」「毎年来ているから来た」という感じの人が非常に多いように見えます。後背人口が多い地域ならではの運営方法なんでしょうか?
何が良かったのかよくわからずに、また来年も行こうと思ってしまうこの施設・・・?局所的な集客をしている施設ですねぇ・・・。
と、思いつつ3施設目の視察に突入し、さすがのデジカメもバッテリーが完全にアウト!ということで今日は退散!
東京ディズニーランドができるはるか前に、ディズニーランドを手本に日本版のディズニーランドを目指した施設。モノレールで大船駅と結ぶなどの話題性もありましたが、その後客足が遠のき2002年閉園になりました。