台風接近。。。でも混雑していました
No.0024
横浜ドリームランド
視察日時 2000年 8月12日
更衣まで
視察前日、ホームページを見て知ったのですが横浜ドリームランドを運営している会社は「株式会社ドリームパーク」という会社です。奈良ドリームランドはチェーン店です。ちなみに資本金は2000万円という株式会社としてはコンパクトな会社です。設立は1990年・・・待てよ、うちの会社と同じでは・・・等と思いながら天気予報を確認すると、明日は台風が接近するらしい・・・ついにまさに天敵である天候との戦いの時が来たのか・・・。
と思いながら朝起きるとなんとか行けそうなので、強行!
小生の家からはJR新小岩まで歩いて、後は横須賀線で一本です。電車の中ではよく寝た(最近視察の行き帰りは寝てばかり・・・)。
ドリームランドの最寄り駅はJRの大船駅。今年は迷いません!
ドリームランドと言えば、モノレールだったのに・・・もはや跡形も・・・寂しく線路だけがたたずんでいます。仕方なくバスに乗ります。このバス狭い道でも結構飛ばします。時間にして20分ちょっと。途中、原宿交差点(神奈川の渋滞のメッカ)を通過するので時間には余裕を持っていきましょう。
ドリームランドは小高い丘の上にあります。車で来ると坂の下から別ルートで駐車場へ・・・
さてバスは到着すると駐車場の前です。駐車場は料金ゲートは開け放して、3人のオジさんたちが料金徴収を行っています。縦に3人並んで・・・。
混雑時には微妙に運営方法を変えているようです。
そして、今年もやってました。ムービングシアター!今年は「パーフェクトストーム」のようです。なかなか流行ものには敏感なようで・・・
駐車場からは徒歩でまっすぐ向かうとゲートになります。去年はチケット間違って発券されて偉い目に遭いましたが、今年はネット割引券を持っていますので・・・。おやおやオーダーテイカーと思ったら、クレジットカードの宣伝員でした・・・。
チケットブースは5ブースが開いています。遊園地もあるので、券種はかなりの量になりますが、ブースの上にデカデカと案内板が、さらにプールに関しては電光掲示まで・・・
改札ではチケットの入場券部分をもぎられます。中にはいるとベビーカーのレンタルがありますが、ちょっと形が変わっています。
園内で最初に出くわす施設が、この売店。ペットボトルのストラップの他、チケットのストラップも売っています。
ここからプールまでは5分くらい歩きます。天候が気になるのでちょっと早足でまずはプールへ!
入口はちょっとわかりづらいです。ショップの奥がプールの改札になっているからです。
入口にはプールの利用上の注意など、おきまりのサイン類はきちんと揃っています。
改札を抜けるとすぐにロッカーですが、あまり広くないのでかなり混雑しています。またここに両替機、電話機、ドレッサーなど集中しているので、混雑にはいっそうの拍車がかかります。
ロッカールーム自体は男女の区分はありません。着替えは更衣ブースの中で行います。
ロッカー内は空調がないのでかなり暑いです・・・。さらに床面がぬめっているところが多くてちょっと清潔感に欠けます・・・。このロッカールーム内にはプール利用者への特典などがあるチケットの告知もありますが、混雑で殆ど見る人はいないようです。
ちなみにロッカーは200円のコイン式です。今年もすでに5カ所目なので閉めてから「しまった!」ということもありません。慣れとは恐ろしい・・・。
プールサイド
プール自体が園内の一つのアトラクションに近い感覚なので、どーん!という感じのプールではありません。非常にコンパクト!なのです。
昨年はちょっと「チンケな・・・」なんて思ってしまったのですが、良く見てみると以外に発見が多いのもまた事実・・・。
プールサイドはプールの入口から見て右側が「パブリックスペース」です。左側は有料席がグルッと取り囲んでいます。入口の対岸は奥に休憩スペースが広がっていて、プールエリア全体は「前方後円墳」のような形になっています。
まずはパブリックスペースから見てみましょう。
プールが外周一杯まできているため、正直言ってプールサイドのパブリックエリアは狭くなっています。それでもプールサイドは滑りにくいコンクリート製で、表面も塗装(樹脂コーティング?)されているため日差しのきつい日でも素足でなんとか行けそうです(今日は曇りですが・・・)。
プールサイドには注水口が見えていますが、ちゃんと柵がしてあります。
有料席は、ロッカールームでも案内があるのですが、何段階かに別れています。利用の受付はプール入口左側に一括しています。
ベットの形状や材質によって微妙に値段が違います。
ベットにテーブル、さらにパラソルのついているセットもあります。
セットのエリアはどちらも床面に人工芝が貼ってあります。家族できた人がよく利用しているようで、すでに満席です・・・。
この他には、浮き輪やボートなどの遊具類も貸して貰えます。時間貸しです。浮き輪やビーチボールは60分300円、ボート類は30分300円です。ボートはかなり余ってましたが、浮き輪やボールはすでにレンタル切れ・・・。
有料席を利用しない人は、有料席の前のプールサイドに敷物を敷いて陣取るか、入口対面のパブリックエリアを利用します。
外周はコンクリートですが、中央部は人工芝が一面貼ってあり、ここに敷物を敷いて陣取ります。プールの入口近くは混雑していますが、奥にはいるとそれほどでもありません。この外周に沿って、有料の貸し出しブースがありますが、人気はあまりないようです。
本日はDJコーナーをやっていました。ブースには地元のFM局では有名らしい女性がリクエストに応えています。リクエストカードはブースのすぐ手前にあり、子供がリクエストを出している姿が見えます。
サザン、モーニング娘、KINKI、SMAP等々・・・良く聞く曲がかかります。残念なのはスピーカーがステージ横の1カ所にしかないので、ステージから遠いところでは何してるかさっぱりわからないことです。この辺は来年に期待しましょう!
プールにて
プールは流水プールが外周を流れ、その中にいくつかのプールが配置されています。唯一子供用のプールが流水プールの外に配置されています。
流水プール
定番の流れるプールです。ここの流水プールは外周に沿って時計と反対方向に流れています。
深さは80センチ、大人の男性の腰くらいまでしか水深はありません。遊泳に際しては、浮き輪やボートなど持ち込みに特に制限はありません。プールの途中には排水装置でしょうか?見えていますが、柵がしてあります。
1時間に一回くらいの割合で水底確認の時間があり、この時間はプールから外に上がります。入水部分は梯子を下る方式の他、1カ所階段があります。
波の出るプール
造波を作るボールが入れてあるプールですが、波が出ている雰囲気は感じられません。
水深は120センチです。中央のボールは「WOW」と呼ばれていて、これが上下することで波が起こるらしいのですが・・・。
WOWに近づくと、監視員から起こられますので要注意です!
多目的プール
その名の通り何でもできます。泳ぐ人、浮かぶ人、ボール遊びする人様々です。
スライダーの下まで使っています。スライダーの着水部分もこのプールの一部になります。一応柵で仕切られていますが、スライダーとプールサイドの間は少し間隔が開いていて、無理に入ろうと思うと着水部に入れます。但し、このような暴挙に出る人はいません・・・。
子供プール
子供用のプールです。小さなスライダーがあります。
監視員が一人いて、プールの監視とスライダーの出発を管理します。
飛び込みプール
小さな飛び込み板のあるプールです。深さは3メートルで飛び板から飛び込んで利用する人の専用です。
スライダー
ストレートタイプのスライダーで、3レーンありますが、今日はサイドの2レーンのみを利用しています。寝て滑れば問題ないですが、座った状態で滑ってしまって、途中でスライダーの側面に手をついてしまう人などあります。
水中迷路
昨年から登場した水中迷路は足こぎボートで迷路を廻るアトラクションです。2人乗りのボートで1回400円です。
ゴール地点では、係りのスタッフがボートを降車場まで引っ張ってくれます。スタッフはパッと見どこぞのお兄さん風で、スタッフには見えないのですが・・・
利用待ちも出ていますので、もっとボートを出せばいいのに・・・と思って利用していないボートを見ると・・・なんと故障の文字が・・・本当にそうなのか?
このアトラクションを利用するには流水プールに架けられた橋を越えなければなりません。このため橋には人工芝の滑り止めがしてあります。
スタッフ
監視のスタッフは割合自由なイメージを受けます。ちょっとチーマー風だったり(中年オヤジの偏見でしょうか?)・・・。監視台も日よけがないので大変そうです・・・。
物販と飲食
プールサイドは飲食は禁止です。飲食は持ち込んだものでも、飲食エリアを利用します。
ペットボトルなどを持ち込んだ人は黙認されていますが、プール内は飲食の販売はされていません。このためプールの外に一度出ます。区切りエリアにはシャワーがあり、中途半端に水が流れています。水をよける人もいますので・・・。
外は売店にテーブルとイスが付いたような感じです。良く言えばバフェテリア方式でしょうか?メニューはラーメン、焼きそば、カレーなど定番に加えて、焼きトウモロコシ等もあります。価格はどれも500円前後です。
飲料はジュース、ビール、ウーロン茶など定番品です。目立つのは「かき氷」の店。日差しは少ないですが、今日も暑いのでどんどん売れているようです。
さてさて、ここの飲食エリアですが、水着客には出入り自由なエリアですが、プールの代金を払っていない人は入場料(じゃなくて罰金)10000円です。
ちなみに先ほどのプールとの区切りエリアには、シャワーの他、足洗(?)もあります。
さぁ食べたら出しましょう!というわけでトイレです。トイレは場内はロッカールームの近くと、スライダーの下、さらに飲食エリアの奥になります。
飲食エリアのトイレは、動線がコンクリートなので、熱さの防止のため人工芝が敷いてあります。
この先は遊園地のアトラクションエリアですが、水着のまま利用することができます。但し、安全のためサンダルとTシャツは着用のことだそうです。
感想
プールを施設と捉えないで、施設内の一つのアトラクションと捉えるとこういう感じになるのでしょうか?
全般的にコンパクトな印象です。料金もアトラクション3回分くらいですから、まぁリーズナブルな施設ではないでしょうか?
DJや迷路など部分的には良いアイデアが盛り込まれていますが、全体を統一する雰囲気のようなものが残念ながら感じられません。こうした企画ものをうまく統一できるプロデューサーのような立場の人がいないのでは・・・?などとよけいなお世話を考えてしまいます。
昨今、ショッピングモールに圧されて、苦戦する百貨店にも似た雰囲気が漂ってきます。遊園地の中のプールというのもなかなか運営が難しいようです・・・。
東京ディズニーランドができるはるか前に、ディズニーランドを手本に日本版のディズニーランドを目指した施設。モノレールで大船駅と結ぶなどの話題性もありましたが、その後客足が遠のき2002年閉園になりました。