夏の国の冬。。。
No.0106
東京サマーランド
視察日時 2001年 11月 17日
到着まで
いよいよ視察記録も90箇所を突破して、最初の目標100箇所へカウントダウン。今日は夏のプールシリーズでは定番の施設「東京サマーランド」に向かいます。
冬のサマーランド・・・実に楽しみです。さすがに毎年行っている施設なので道を間違えることはありません。いつの間にか新しい道ができているのを発見したりして・・・。
サマーランドと言えば施設の正面の第一駐車場にいつも停められずに辛い思いをしてきました。今日はどうだろうか・・・?さすがに土曜日は辛いかなぁ?と言う期待を見事に裏切るくらいに空いています。
公道に面しているところには一応誘導のためのカラーコーンが置いてありますが、それにしてもこんなに空いているとは・・・。
早速駐車場をチェック開始となります。駐車場は前払い制で、2ブースのうち1ブースだけ開いています。多摩川の上流の施設ということもあって結構寒いのですが、スタッフの方元気に「こんにちは!!」と元気が良い。
この後、駐車券がないことに気が付いて、慌てて引き出しから束を出すというトラブルはあったものの、屋外で一人で業務している割には元気です。
駐車場のブースをよく見てみると、混雑時に使う看板がそのまま放置・・・。そばに隠せる場所はたくさんあるのですから、ちょっとこれは・・・。
ちなみに公共交通機関で来る場合はバスになりますが、こちらの乗り場も誰もいません。セサミプレイスに向かうシャトルバスも今日は退屈そうです。
こんな感じなので、非常に先行きが不安です。「誰もいなかったら・・・?」等とあり得ないことでも何となく真実みが出てきてしまう・・・。
エントランスをくぐってチケット売場に向かうと、こちらには3名の方がお仕事中です。
「大人1枚」と言うとチケットを渡してくれるのですが、改札で開けるはずのパンチをその場でパチン!!なんとチケット購入と同時にまだ入っていないのに改札終了となってしまいました。
とりあえず、パンフレットをもらって中に入ると、ムアァ~という熱気が・・・。アドベンチャードームと呼ばれるインドアプールなのですが、なんと温風の吹き出し口からこれでもかぁ!!と言うくらいに熱気が出てきます。
今日は海パンがないので、プールで泳ぐのは断念。まずは更衣室からチェックします。
更衣室は正直「誰もいません」。だってプールで泳いでいるのが10名くらいですから・・・。
それでは、先に進みましょう!!
場内の構成
サマーランドは3つのエリアから構成されています。先ほど通った「アドベンチャードーム」、夏場の屋外プールのエリア「アドベンチャーラグーン」、そしてアトラクションのある「スリルバレー」です。
アドベンチャードームは年中無休のプールエリアになっています。
造波プールも人がまばらですが、子供用のプールも同様です。水が流れる音だけが聞こえるプールというのはちょっと寂しいものがあります。
大きなバケツから水が振ってくるおなじみの仕掛けも今日はお休みのようで、動いていません。さらには夏場子供に人気の人形(オーディオアニマトロニクス)のショーまで今日はお休み・・・何という日に来てしまったのか??
一応有料席などは受け付けているのですが、無料で使えるデッキチェアーも一人で10個くらい使っても問題ない位なので、誰も利用している人はいません!!
年中常夏のインドアプールですが、冬に泳ぐという習慣はなじまないのでしょうか??
さて、アドベンチャーラグーンはどうなっているのか?非常に気になるので早速向かいます。
アドベンチャーラグーンは屋外プールなのでさすがに営業はしていませんが、プールのすぐ傍まで近寄って行けるようになっています。もちろんプールには柵がしてありますが・・・。
プールの手前まで開放しているのは、よく見ると動線としては非常に重要なルートになっているからのようです。ここを閉鎖してしまうと、施設をグルッと迂回しないとスリルマウンテンに行けないのです。
それにしても夏場あんなに活気のあったプールも、すっかり藻が張り付いて・・・様変わり・・・。悲しい・・・。
なんかカプセルホテルの薬用風呂・・・みたいな感じです。
寂しげなプールを見て歩いていたら、トイレに行きたくなったので、早速チェックしましょう!!夏場水が張ってあった足洗も当然、水は抜かれています。
確かに清潔なんですが、これは清掃が行き届いているというよりは・・・誰も使っていないから・・・?
スリルマウンテン
プールが利用できない期間は、アトラクションが大活躍!!・・・のはずなんですが、こちらも非常に人が少ない。今日は土曜日なんですが・・・。
ちなみにアトラクションは動いていますが、乗る人がいないのでスタッフの方も持て余し気味・・・。各アトラクション1人でも乗ると出発進行!!です。
サマーランドの最大のスリルライド「ハヤブサ」も15分に1回の運行になっています。運行時間を告知する看板まであって、なんかローカル線の駅のような印象すら受けてしまいます。
ハヤブサの奥には「LOVE EXPRESS」と言うアトラクションがあります。カップルが2名乗ったところで出発!!となり途中で幌をかぶせて大サービス。どんな感じで出てくるかと思ったら予想は外れました・・・。
フリーフォールも今日は点検のためにお休みです。あの独特な落下音と悲鳴がないので、場内はますます寂しくなります。
場内には、小生を含めて10組くらいの人しかいない状態です。このためアトラクションは全て1~2名の乗車で出発となります。
「キャァ~」という叫び声すらあげるのが寂しくなるので、みなさんうつむき加減で楽しんでいるようです(っで楽しいのかなぁ??)。
かわいそうなのが、アーケードゲームのコーナーです。そばに寄りたいがそばに寄れないお客と、呼び込みたいが呼び込めないスタッフ・・・。なんとも・・・
パスポートの対象となるアトラクションがこの状態ですので、パスポートの適用範疇から外れている「風人」はかわいそうです。
スタッフも半分やけくそです・・・。
あっという間に場内を一周してしまって、アドベンチャードーム前のモニターを見ると、なんと「緑のプール」が映し出されています。いくら何でもこれは・・・??
物販と飲食
アトラクションエリアを見る限り人は殆どいないのですが、物販施設は元気です。傍に近寄ると「いらっしゃいませ!!」と一言・・・。
海パンのレンタル品などがあれば一泳ぎという気にもなるのですが、2000円近く払って海パン買う気にはちょっと・・・。
夏には活気のあったゲームコーナーも今日は静かで・・・。
飲食施設は場内各所で休業が目立ちます。そんな中でスリルマウンテンのカフェテリアは頑張っています。セットメニューを立てて必死の営業でした。
しかし、人がいないことにはどうすることもできませんねぇ・・・
メニューはA~Fまでのセットがあって、パスタとピラフの組み合わせが選べます。さらにサラダも付いているのですが、これがちょっと野菜が古そうに見えてしまう・・・。
ちなみに食べ終わったら、大きなテーブルに置いておくとそのまま片づけてくれます。
アイデアは良いと思うんですが・・・今日はちょっと評価しづらいです・・・。
感想
は虫類やほ乳類の一部には冬の間、冬眠する動物がいますが、サマーランドもこの時期は冬眠状態なのでしょうか?
あの夏の活気は一体どこへ??と言うくらいの静寂です。遊園地でここまで静かな施設は、初めてです。
こんなときに辛いのが、アトラクションの担当者。一人が一つづつ受け持っているので、誰もいない中操作室で退屈そうです。
こうした一が少ないときに、その寂しさを増幅させてしまうのが、イスやテーブルです。寒いし屋外で喫食する人がいないのであれば、片づけてしまった方が良いように思うのですが、どうなんでしょうかねぇ・・・。
常夏のパークサマーランド、どうやら冬は「冬眠」するようです??
東京サマーランドは、東京都あきる野市にあるテーマパーク。日本最大級の流れるプールや天候を気にせず遊べるドーム内プールなど、多彩なウォーターアトラクションが中心。また、株式会社東京サマーランドは、これを運営する企業で、東京都競馬の完全子会社である。
TEL | 042-558-6511 |
住所 | 〒197-0832 東京都あきる野市上代継600 |
URL | https://www.summerland.co.jp/ |
入場料/フリーパス券 | 変動制を導入しています。 詳しくはWEBサイトでご確認ください |
開園時間 | 9時00分~17時00分(夏季は延長あり、不定期に休園日あり) |
アクセス | JR五日市線 秋川駅よりバスで10分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
視察履歴
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