2001年プレシーズンでした。
No.0062
東京サマーランド
視察日時 2001年 7月 1日
到着まで
7月1日朝起きると、昨日とはうって変わって「快晴」。プール視察にとっては絶好の「視察日より」。今日は早起きもできたので、かねてよりの予定通り。「東京サマーランド」に出発。
昨年、一昨年と朝のスタートが遅かったためにいくつかの問題があったこの施設の視察。まさに今回は「三度目の正直」ですから・・・。しかも今年は人工衛星から自分の現在位置を確かめるGPS装置も導入(単なる「カーナビ」だって・・・)したので、家からもスムーズ。
カーナビの情報によると家からは約90分の行程。この調子ならば10時前には着けそうです。非常に順調に進み、約4キロ手前の看板に遭遇!ここからちょっと渋滞に巻き込まれるのですが、10時10分前にサマーランドに到着!
今日こそはメイン駐車場は確実!と思っていたのですが、ジャストアウト・・・またしても西側の駐車場に行くはめに・・・。毎年思うが9時にオープンして10時には満車というのは一体どうなっているのでしょうか?
文句タラタラのまま、約1キロ離れた西駐車場に・・・サマーランドの駐車場は前払い制です。1日止めて1200円(普通車は・・・)、まぁ高くはないのでは・・・と思いますが?
料金を払うと、オジさん達の完璧な誘導に従って車を止めていきます。車は全て前向きに止めていきます。前から順に左から右に向かって次々と止めるので、良い場所に勝手にと言うわけには行きません。ここからバスに乗って移動しますが、バスまでかなり距離のある場所に止めさせられてしまった・・・。グッスン・・・。
バスは西東京バスとサマーランドの園内バスが交互に来ます。小生が乗ったのはサマーランドの園内バス。エントランスまでは5分弱ですが道が良くないのでかなり揺れます。幸い座れたので気になりませんでしたが・・・。
エントランスに着くと早速駐車場を点検。確かに満車・・・しかも未だに駐車場から歩いてくる人がいると言うことは、本当にジャストアウト・・・悔しい・・・トイレに行かずに家を出れば・・・等々・・・。
サマーランドでは今日は「ファミリーフェスタ」というイベントがあり、エントランス内は家族連れでごった返し状態。しかも今日は横須賀の米軍のツアーもあり、エントランスには外人のガイドまで配しているという状態です。園内の混雑が気になります。でもまだ10時前ですよ・・・。
一般(しかも野郎一人)という来場者のためのチケット売場はエントランスの右側。3年連続一人で来た人への態度は、暖かくはありません・・・。
プールシーズンに入り入園券(プール付き)が大人3500円。アトラクションも利用できるパスポートは4500円です。昨日はパスポート分が回収できなかったので、今日は入園券を購入。お金を払うと係員も笑顔に・・・。なんて現金な・・・。
チケット販売が人対応ですから、改札はもちろん人対応。特に変わった仕掛けなどなく改札が1ブースと、再入場やインフォメーションを兼ねたブースが1ブースあります。
チケットは入場時にパンチで穴が開けられます。
特に声もかけられず入場完了。さぁ今年もサマーランドを満喫しましょう!
更衣室&団体室
中にはいると、イヤイヤまたしても大混雑。今年も場所取りに苦労しそうな予感がします。まずは着替えましょう。
地下が更衣室になっているので、まずは地下に潜ります。更衣室自体は男女が区分されてはいません。一応男性用エリアと女性用エリアがありますが、仕切などありません。更衣を行う場合は女性は更衣室がありますが、男性は更衣ブース・・・まぁ女性はいろいろと準備がありますからね・・・。
ロッカーは大型(2段)、中型(3段)、小型(4段)の3タイプがあります。料金は全て同じで300円。コインロッカーですから開けるたびに300円・・・。
貴重品ロッカーもありますが、こちらは100円でコインリターン式。まぁ開ける頻度は圧倒的に多いので、これには納得・・・。
さて更衣室ですが、シャワールームもあります。フローリング(スノコ)のシャワー室にはシャワーブースと洗面台(ドライヤー100円)が付いています。スノコは非常に清潔ですから、安心して使えます。
更衣室では、何かと小銭が必要ですから両替機もちゃんとあります。ちなみに新500円硬貨は使えません。それと水に濡れたお札はもちろんダメです。水に濡れたお札は案内所の方に両替してもらえます。
そして、今年来て発見した新製品は!「脱水機」です。車で来るとこれは非常に重宝します。脱水機があれば、帰ってから洗濯いらず・・・なんて思ってはいけません。これはあくまでも水を搾るためだけのものですから・・・。
まだトップシーズンではないので、更衣室は一部が閉鎖されています。それでもこの人の数・・・一体ここが開くときには何人が・・・・
更衣室は一緒に来たグループの待ち合わせの場所でもありますので、ちゃんとイスやテーブルも用意されています。帰りの時間帯にはこのテーブルとイスは荷物置き場と化してしまいますが、まぁしょうがないでしょう。
着替えも完了しましたので、いよいよ外に向かってみましょう。
ところで先ほどの「ファミリーフェスタ」とは一体なんなのでしょうか?結局実体はわからずじまいでしたが、入口では何か記念品を貰っていました。
こうした団体の対応はどこでするのか?と思って探してみると3階にその秘密がありました。今まで足を運んだことのないところでしたが、巨大なお座敷空間になっています。
年輩の方々が多かったですが、みなさん荷物を広げてくつろいでおります。なんと5時まで貸しきりです。
ちなみに3階まではエスカレータが完備しています。裸足で乗るのは禁止です。裸足できている人はとなりの階段を利用するようになっています。
こうした団体のために、下見の打ち合わせ場所が入口手前にありました。
それでは、各施設を見てみましょう。
アドベンチャードーム
サマーランドの屋内プール施設です。ドームと言うよりは「温室」に近い作りなのですが、造波プールとスライダーに子供用プールがあり、ここは通年遊べる施設になっています。
コバルトビーチ
造波プールです。最も深いところが140センチ、浅瀬は50センチあります。1日に何回か大波の出る時間帯があります。なかなかの迫力です。
ロックビーチ
子供用のプールです。水深は20~50センチ、一部は80センチになっています。子供+両親という楽しみ方をされる人が多くいます。ロックビーチと言うくらいですから、岩場のビーチなのですが、子供が触れる可能性の高いところ(トンネルの壁面等)はウレタン仕上げになっています。
ココナッツビーチ
ココナッツビーチも子供用のプールです。こちらはスライダーや水鉄砲などの親水遊具の方が充実しています。遊んでいる子供も若干ロックビーチより高めです。
パームスライド
こちらはスライダーです。身長130㎝以上の人でないと利用できません。身長制限がやや強いスライダーです。ストレートタイプです。
休憩エリア
休憩エリアはドームの更衣室から見て左側と3階に配置されています。人工芝風のカーペット敷きのタイプ(3000円)とイス+テーブルタイプ(5000円)の2種類があります。どちらも終日利用できますが、早い者勝ちですから・・・。
アドベンチャーラグーン
アドベンチャーラグーンは屋外のプールエリアです。こちらは夏が満喫できるプールが揃っています。
ビーバーレイク
ビーバーレイクは水深140~160センチの遊泳プールです。広さは25メートルプールをやや大きくしたくらいでしょうか。気合い入れて泳ぎたい人にはもってこいです。
このビーバーレイクの隣には子供用のプールがあります。こちらは水深も浅く、いろんな遊具が浮かんでいて、自由に利用できます。
スプリングハウス
こちらは、40度の温水プールです。プールと言うよりはお風呂に近い施設です。たくさん人が入っていますので、あまり清潔な感じがしないのですが・・・
スプリングハウスの隣には、子供用の50センチ水深プールがあります。
アドベンチャーフォール
こちらも子供向けのプールです。プールと言うよりは浅瀬にロープ登りや滑り台を付けたと言った方が正確でしょうか?泳ぐと言う施設ではありませんね・・・。
コニファークリーク
流水プールです。サマーランドの流水プールは入口が決まっています。それ以外の場所は策がしてあるため侵入することはできません。
プールには100個の浮き輪が浮かべてあります。自由に使って良いそうですが全て使用中で利用できませんでした・・・。残念・・・。
ファウンテンビーチ
ここは最も水深が浅く20センチ程度です。水辺デビューの子供向けの施設です。それでもカメのフロートなどの遊具もきちんと置いてあります。当然遊具は自由に使ってOKです。
ラグーンベイ
子供用のプールです。ここにはサマーランドの代名詞になった「アクアファン」があります。屋根に付いている巨大なバケツが一定時間で水をこぼします。みなさんご存じのようで水のかかる方向に立って待っています。このエリアはスライダーなどの着水部分はウレタン(黄色の床の中の水色部分がウレタン)になっています。
キディスライド
ここは、子供専用のスライダーです。雪山を意識した白い造形が目立ちます。う~んこの色、この作り、どこかで見たことあるような・・・
スーパーモンキーフロート
ビーバーレイク内のスーパーモンキーフロートは身長140センチ以上の人しか利用できません。このためこの身長に満たない人にはラグーンベイの中にモンキーフロートがあります。仕掛けはどちらも同じです。滑ってドボンという人はいませんが、やってる本人の真剣さが笑いを誘います・・・って失礼しました。
スネークスライド
2人乗りのチューブスライダーです。この他にもスライダーがあるのですが今日は営業していませんでした。チューブを持って階段を登り、クネクネしたコースを滑走する・・・。人気のスライダーです。
この他には有料のアトラクションとして、ウエスタントロッコ、スカイバード、トーテムポール(本日休業)があります。
先ほども言いましたが、スライダーもまだ準備中です。
物販・飲食・レンタル
ドーム内にはレストランがあります。座席も用意されていますが内容的には「ラーメン」「焼きそば」等が中心です。
屋外では、座席に座って食べるところが1箇所ある他は殆どがテイクアウト方式です。座席まで運んでくれるようなサービスはありません。
メニューもカップラーメンや焼きそば、ジュースにビールと言った定番メニューです。オリジナルミネラルウォーターを買うとストラップが割引になるサービスがあります。
物販は屋外に1箇所と、ドーム内に4箇所あります。ドーム内では入口前に2箇所あり、こちらはお土産品が中心になっています。
サマーランドは有料席と無料席があります。パラソルが付いていないデッキチェアーは無料です。パラソルの付いているものもパラソルが緑色のものは有料ですが、それ以外の色は無料です。
さらに、座敷のレンタルもあります。エリアは2箇所あります。
座敷は家族連れに好評のようで、午前中で全てレンタル中になってしまいました。
こうなると無料席を探すのですが、デッキシートもなかなか見つかりません。唯一一番奥のハヤブサガーデンはちょっと奥まっていて見つかりづらいのでここは穴場です。そして、3年目(3回目)にしてやっとデッキシートを手に入れました!
温遊大洞窟
滞留すること約4時間。泳いで、食べて、寝て、飲んで・・・とサマーランドをすっかり満喫しましたので、そろそろ上がりましょう(と言うか本当はセサミプレイスに行きたいので・・・)
最後に目一杯泳ぐと、当然からだも冷えてしまいます。そんなときには「温遊大洞窟」で暖まりましょう。かつてはお風呂だったこのエリアもすっかり姿を変えてしまった・・・。
場内は薄暗くなっていて、定期的に雷鳴がなりスコール(ミストシャワー)が降ります。当然カメラを持っていると大変なことになるので、雷鳴がなる前に見てしまいましょう。
浅い温水施設と、お風呂タイプが2つ。これに加えてサウナとシャワーの組み合わせです。冷え切った後は、ここで暖まると後が楽ですよ!でも、車で来る人は気を付けて下さいね。
感想
1年ぶりのサマーランドでしたが、「WATER ADVENTURE」ぶりは相変わらず健在でした。今年は大きな変化はありませんでしたが、子供から大人まで楽しめるアイテムの充実ぶりは目を見張るものがあります。
しかし、基本のアイテムも非常に充実しています。トイレを見てみましょう。
小便器は子供用が複数設置されていますし、中も非常に清潔です。
また水に入れない子供(赤ちゃん)のためにベビールームも用意されています。
こうした子供のことを非常に深く考えた施設の作りは非常に勉強になります。やはりプールの主人公は子供なのです。そして子供の心理を良く理解したサマーランドは今年も夏の王者になるような気がします。
果たして来年はどんな動きがあるのか?スライダー?まぁ来年を待つとしましょう。今年は三度目の正直「デッキチェアー」も使えたし、デジカメもメモリースティックだからFDトラブルもなかったし・・・良い視察日になりました!
東京サマーランドは、東京都あきる野市にあるテーマパーク。日本最大級の流れるプールや天候を気にせず遊べるドーム内プールなど、多彩なウォーターアトラクションが中心。また、株式会社東京サマーランドは、これを運営する企業で、東京都競馬の完全子会社である。
TEL | 042-558-6511 |
住所 | 〒197-0832 東京都あきる野市上代継600 |
URL | https://www.summerland.co.jp/ |
入場料/フリーパス券 | 変動制を導入しています。 詳しくはWEBサイトでご確認ください |
開園時間 | 9時00分~17時00分(夏季は延長あり、不定期に休園日あり) |
アクセス | JR五日市線 秋川駅よりバスで10分 |
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