視察?遊び?第1回目です
No.0014
東京サマーランド
視察日時 1999年 8月 7日
入場まで
1999年8月7日(土曜日)は晴天です。自宅から車で東京サマーランドに向かって出発!予定では1時間30分位で到着できる距離ですが、道に迷ったせいもあり、2時間をゆうに経過・・・。最初からつまづいてしまう。
自宅(町田市鶴川)からの最短ルートは、小生の考えたところ以下の通りです。
自宅 → 鎌倉街道 → 野猿街道 → 16号 → 甲州街道(20号) → 秋川街道 → サマーランド
となります。どこで間違ったのか、どんどんコースを外れて、陣馬高原の方に来てしまったので、方向修正し、やっとこさ秋川街道に入り、ひたすら直進!するとこんな看板が見えてきます
ここまで来れば、後は標識に従って道なりです。今日は混んでいてランド前の駐車場は既に満車のため、西側駐車場に回されます。
ここで車を止めると、メインゲートまではシャトルバスで移動します。時間にして約5分。職員の運転するバスなのでやや運転は荒い・・・。
舗装のひどい道で揺られること5分程度。いよいよエントランスに到着します。
8月という時期でもサマーランドは団体来場者の誘客を怠っていません。団体バス乗り場にはバスが・・・
改札周りはそれほど混んではいませんでした。5つあるブースは2ブースのみのオープン。レジを除いてみると、結構新しめの端末。大人のボタンらしきボタンを押した後、割引ボタンらしきボタンを押すと値段が表示されて、チケットが発券されます。きわめて明快・・・
インターネット割引券を渡して、プール1日券を購入。3,500円が3,300円になるのでとっても(?)お得・・・。
チケットの購入が済むといよいよ入場ですが、車を2時間も走らせてきた人間がまず最初にする行動は!「トイレ」と言うわけで、チケットブース横のトイレは非常にありがたいです。
今年のサマーランドは大規模なリニューアルの他に、なんとスターウォーズを駐車場の特設ドライビングシアターで上映していること、何とも目の付け所が斬新です・・・。と言うわけで入り口付近には「入場時の注意のインフォメーション」に加えて、スターウォーズの予告ビデオが上映されています!
中にはいると、広い空間におみやげ屋が2つ。水着が特価で売られている。飛び込みの団体さんへの配慮であろうかと思う。ぬっ、抜け目ない・・・。
さぁ、いよいよ入場です!チケットを持って並ぶと改札では次のような所作が待っています。
プール券だけの人
チケットテイクのみ!
アトラクション込みのパスポート券の人
手にUVスタンプ(これがアトラクションに乗るときのチェックになります)
つまり、アトラクションの乗り場にはUVライトが設置されているということになります。チケットレスパークの運営のヒントになりそうな予感・・・(ちなみに私はプール券・・・)。プールで遊んでいると落ちてしまうのではという気もするが・・・。
ドームにて
サマーランドは入場するとまずはドームに出てきます。このドームは「アドベンチャードーム」と名付けられています。着替える前にまず施設の一部をどーんと見せてしまう。と言う方法の是非はともかくとして、とにかく「着いた!」という実感がすごく沸きます。
さてまずは着替えです。更衣室は地下になります。コインロッカーがずらりと並んでいます。1個は300円。家族用の大きいタイプのものは500円です。コインロッカーはダメ!と言う人が多い最近ですが後でなるほど!と思わせるポイントが出てきます・・・
着替えて、いよいよドームに上がると造波プールが見えてきます。これを利用したい人は靴を脱がされます。しかも靴のロッカー付きです。
まずビックリさせられるのは、いつの間に・・・と言う感じですが、場内のスペースというスペースがデッキチェアーで埋め尽くされています。しかも全て無料!
ドーム内は30度くらいあるのでしょうか、やや蒸し暑いですが中が見渡せるので広さは抜群!です。ドームから外に向かって歩いていくと、子供用の遊具が置いてあります。プール内での遊具の他、マクドナルドにあるような遊具もあります。さらにオーディオアニマトロニクスを利用した、子供向けのショーもここから見れるようになっています。
さていよいよ、外に出ます!
アドベンチャーラグーン
いよいよ外に出ます!ドームの出口にはサインがありました。
サインを見ながら歩いていくとアドベンチャーラグーンにでます。ここはプールの他、遊園地ゾーンとの接点になっています。
やはり外も一面デッキチェアーが敷き詰めてあります。さらに有料席もあるのですが、なんと全て満席!
無料のチェアーもほとんど埋まっており、結局シートを敷いてインパークする羽目になりました。チェアーは全て2つ1組でセットされていて、何か物が置いてあるチェアーは使用中という「暗黙の了解」があるようです。
それでは場内をグルッと回ってみましょう。
スーパーモンキフロート
夏季限定のアトラクションです。大きな仕掛けはないのですがプール上に浮かんだフロートを網に掴まりながら進んでいくと言うアトラクション。網に手の届かない140センチ未満の人は×です。ただしスクリーニングなどはしていません。
スプリングハウス
40度の温浴が楽しめる施設です。どこのプールでも温浴施設は大人気で、芋洗い状態です。あまり清潔そうでないのでそばには寄りませんでした。
アドベンチャーフォール
子供向けのスライダーや山登りができる施設です。監視のスタッフが1名いるだけであとは子供が自由に遊んでいます。
ラグーンベイ
サマーランドのCMでもおなじみのバケツがひっくり返るエリアです。3分くらいでしょうか。結構豪快です。ここもやはり子供が中心のエリアではないでしょうか?
この他場内はいろんな仕掛けがあります。定番の流水プールにも浮き輪が流してありました(無料で使えます)。デジカメのFDがクラッシュしなければ写真もあったのに・・・。設置してある施設は
- 飛び込みプール
- 流水プール(浮き輪がたくさん浮かんでいる)
- スライダー(直線タイプ+曲線タイプ)
等です。
場内を見回して思うのが、貴重品ロッカーが前来たときより増えているように感じたことです。コインロッカーに荷物を入れて貴重品はこのビーチに持ってきた後、貴重品ロッカーに入れておけば安心。しかも貴重品ロッカーは100円で利用後返金されます。こんなロッカーがあるだけでロッカークレームをなくすことができるのだ!と気づかされました。
全体の感想
数年前に来たときと比べると、非常に大きく変わっていました。6年前のときはどちらかというと若者狙いの施設(スライダー等)に目がいきがちな施設だったのに、今回の行って感じたことはずばりヤングファミリーがターゲットである施設だと言うことです。
そんな中でなるほどと思ったことをいくつか挙げます。
滞留時間を上げる工夫
場内での滞留時間の増加は物販、飲食の売上げ増につながるとされています。この意味で全面デッキチェアーが置いてあるのは非常にうまい作戦です。そしてさらに有料席はスタッフが監視しているのでさらに安心ですよ!と言わんばかりにスタッフがいます。リラックス+安心の両面で攻めていくのはなるほどです。
物販、飲食売上げを上げる工夫
コインロッカーで300円を取るときに「貴重品類はお手元から離さないように・・・」というインフォメーションがあります。ここでお金をはじめとした貴重品をロッカーに入れさせません。こうして貴重品をビーチに持ち出させて貴重品ロッカーにしまわせる。こうすることですぐに物を買える状態を作り上げてます。貴重品ロッカーは100円の雇員返却式なので、利用者も利用を控えることは少なくなるはずです。長くいてお金を使いやすくする環境作りが整えられています。ロッカーを使うのも面倒な人には、水中でも濡れないカプセルタイプの小銭入れが350円で売られています(しかも流行のスケルトン柄です)
飲食のアイテムにしても、夏の暑い時期ですがメニューに「おでん」「ホットココア」等の暖かい飲食物のメニューが含まれています。そしてペットボトルでの「水」がよく売れています。
清掃の簡略化
ビーチから帰ってきた利用者は、着替えを持ってそのまま風呂に行けます。
こうすることでシャワールームで全身が濡れた後の、床面が濡れることを防ぐことができます。つまり浴室だけ揺れた床面を拭けば後は、大がかりな拭き上げ清掃も必要なくなります。風呂自体は昔からあった施設ですが、こうして見てみると非常に有意義な施設であると言えるでしょう。
おおざっぱですが感想です。特にド派手なものがあるのではなく、非常に堅実な運営をしているパークだなぁという印象を受けます。夏期休暇期間で30万人近く(1997年データで292千人)集客している施設であることを考えるともっと派手なイベントなどをガンガンしているような気もしますが、かゆいところに手の届く施設作りがなされているような気がします。オープン以来30年以上経ち、数々のライバル施設ができているにもかかわらず、年間100万人を維持している「いぶし銀の運営スキルを持つパーク」と言ったところでしょうか?
セサミプレイス
セサミプレイスはアメリカの教育番組「セサミストリート」のキャラクター広場です。パークと言うほどの広さはないので「プレイス」と名前が付いているのでしょうか?サマーランドの半券があると大人2,000円のところ、500円に値引きしてくれます。せっかく来たのちょっと覗いていくことにしました
レジャー施設はレジャー見聞録で確認"
チケットを買うとそのまま進み、とてつもなく長いエスカレータが待っています。ここは明らかに幼児がターゲットの施設なのでエスカレータも非常に低速です。あぁ~イライラ!
登り切ると「ビッグバード」のゲートがありエントランスです。広さは、う~ん・・・陸上競技場のトラックの中くらいでしょうか?確かに狭いです。但し、立体的な施設構造で狭い空間をうまく利用しています。
場内施設
場内は子供向け(幼児向け)の施設ばかりです。ボールやマットを使った安全性抜群の施設がゴロゴロしています。
これは「クッキーマウンテン」といってビニールシートでできた山です。麓はウレタンが貼ってあり子供は登っては滑り降り・・・と繰り返します。
これは「ビッグメイズ」といいサンドバック(実際はウレタンバッグ?)でできた迷路です。この子は迷路と言うよりはボクシングをしていましたが・・・
お父さんと一緒に乗っているのは「サンドスカルプチャータクシー」と言われるもので、砂の彫刻群を走るライドです。彫刻自体は非常に有名な人の作品だそうです。
これは「エルモのネット&クライム」といい、ここから網を伝って行くアトラクションです。網の下には透明のビニールシートがあり万が一は内容に工夫されています。距離はかなり長いので途中で止めたくなったら外に抜けられるようになっています。
これは「ボールプール」です。子供なら首まで浸かれる位ゴムボールが敷き詰めてあります。黄色の服を着たのは監視スタッフですが、子供が遊びやすいように声を積極的にかけています。
このピラミッドには4つの穴が開いています(三角の中央部)。ここから空気が噴き出していてこれにボールを乗せると浮いているように見えるというものです。但しなかなかうまくいかないようでした。
これは定番の「トランポリン」です。スタッフも一緒に交じっていますが、これは1回にできる人数が限られるため、子供に退場を促す仕事をします。「10数えたらお外に出てね!」てな感じでした。
これはちょっとしたプールです。スライダーもありますがラバーで囲ってあります。
この他にも時間が合えば、キャラクターたちと写真を撮ったりできる施設です。まぁ30過ぎたおじさん1名で長居できる場所ではないことはよくわかりました・・・。
最後に
サマーランドには3カ所の駐車場がありますが、この夏そのうちの1カ所で「ドライビングシアター」が行われています。しかも今話題の「スターウォーズ エピソード1」です。上映は1日2回、19:30~と21:30~です。これを見るために結構遅くまでいる人もいて、滞留時間が伸びているようでした。
やるもんだ・・・。そしてサマーランド用の原付・・・施設が広いとこんなものも必要になるんですねぇ・・・
以上です。
東京サマーランドは、東京都あきる野市にあるテーマパーク。日本最大級の流れるプールや天候を気にせず遊べるドーム内プールなど、多彩なウォーターアトラクションが中心。また、株式会社東京サマーランドは、これを運営する企業で、東京都競馬の完全子会社である。
TEL | 042-558-6511 |
住所 | 〒197-0832 東京都あきる野市上代継600 |
URL | https://www.summerland.co.jp/ |
入場料/フリーパス券 | 変動制を導入しています。 詳しくはWEBサイトでご確認ください |
開園時間 | 9時00分~17時00分(夏季は延長あり、不定期に休園日あり) |
アクセス | JR五日市線 秋川駅よりバスで10分 |
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