リニューアルしていました
No.0021
東京サマーランド
視察日時 2000年 7月 30日
到着まで
昨年(1999年)の夏のプール視察の最初の施設が「東京サマーランド」でした。あのときは気温30度以上で、マビカを使うのも久しぶりのため電池は無くなりそうになるわ、FDは壊れるわ、ドタバタの状態だったのですが、今年は準備万端!ホームページの割引チケットも印刷し、実家(町田市)に前泊したのですが・・・寝坊した。出発が9時頃になったので、途中で渋滞に巻き込まれるのは必定の時間帯になってしまった・・・。
「夕べ、飲み過ぎたのがまずかったのかなぁ・・・」等と思いながら車を北上させることになりました。16号をひた走り、中央道の八王子インター付近から多摩川に沿って滝山街道を走れば、東京サマーランドです。時間にして約2時間。キャンプに行く車の渋滞に巻き込まれて、四苦八苦です。
去年は道に迷い、今年は渋滞・・・早くも来年こそはと思ってしまう自分が悲しい・・・。滝山街道に出ると、サマーランドの案内標識が見えてきます。
それにしても他に抜け道がないので、非常に苦労します(行ってからわかったのですが実は抜け道はあったのです・・・)。
ノロノロと2時間かけて、やっと到着!案の定ベストポジションはすでに満車でした。誘導に従いセサミプレイス側の駐車場へ・・・
料金は1200円です。駐車場に入ると、「オジさん」たちが誘導してくれます。全ての車は前方駐車で、バックは許されません。当然好き勝手にも止められません。
ここからはシャトルバス(無料)で、メインゲートに向かいます。バスに乗ると運転手(オジさん)が出迎えてくれます。このような施設で働くオジさん(特に運転手など)無愛想な人が多いのですが、なかなか親切です。無線機を持っているのですが、音声全開でメーターの横に置いてあるため、音が聞こえてきます。
「営業誰か取れる・・・ジッ」
「営業○○(本人の名誉のためカット)どうぞ・・・ジッ」
「誰だよ!中央入れたの!・・・ジッ」
「仕方ないでしょ、あそこしかないんだから・・・ジッ」
どうやら、誘導に手違いがあったようです・・・。良いのかこんな話を聞いてしまって・・・。
という感じで楽しい会話を聞きながら揺られること5分、ゲートにつきました。ついてびっくり!チケットカウンターが閉まっている。確かに去年は開いていたのに・・・と思ってよく見ると、今年はゲートの中で販売しているようです。
さてさてメインゲート前の駐車場には所狭しとバスの列。団体がたくさん来ているようです。日曜日なのにすごいもんです。
いやいやいったい場内はどうなっているのでしょうか・・・?
更衣まで
サマーランドのエントランスはとっても広々して気持ちがいいです。どうやらチケットカウンターは改札横に移動したようです。よく考えるとシャトルバスで来る人はこの方が便利なんでしょう。「う~ん、進化している・・・」
さてさて、チケットを買いましょう。3ブース開いていて、お客さんは勝手に好きな列に並びます。特にキューを整理する人などはいませんが、クーラーも効いていて、特に不満もないようで、みんな整然と並んでいます。お客さんの大半は割引券保有者で、AMPMで配布した割引券が多いようです。ネット割引券は自分以外は見かけませんでした。
チケット自体は去年と何ら変わりません。定期券によく似た大きさと印刷です。さすが電鉄会社を親に持つ施設です(って日本はそんなのばっかりだ!)
正面エントランスから見て、左から「チケット」「改札」「インフォメーション」「団体対応ブース」と並んでおり、右に流れると入場できるというのはわかりやすい!ちなみに昨日は東京マリンで苦労したので・・・
改札は2ブースです。入口から見て一番右に再入場口があります。この点は去年と同じ!もぎりがないので改札時間も非常に短くてスムーズです。
更衣室は地下なのですが、エントランスから更衣室までのエリアは絨毯敷きです。絨毯はヌルヌルしたりしていないので、清潔感があります。子供などが座り込んだり、陣地化されないように、サインはあります。
地下に降りると、ロッカールームです。男性女性の区分はありませんが、一応暗黙の了解として右が女性、左が男性のようです。ロッカールームの手前は待ち合わせ広場になっており、ベンチがおいてあります。ただし今日はタバコは吸えません。禁煙でした・・・
ロッカーは300円のコイン式です。鍵にゴムバンドが付いた形です。この点は去年と同じ!ロッカーは4段あるのですが、上段に人気があるようです。やっぱり座って使うのは不便なので・・・
ロッカーが男女共用なので、ロッカー内にはあちこちに試着室のような更衣ブースがあります。ただきちんと閉まらないのと、以外に狭いのでお尻が出ている子供もいました。
更衣ブースの端にはドレッサーもあります。ドライヤーと鏡。よく見ると対面にシャワーブースが・・・あれ去年は無かったような・・・お風呂があるんだからシャワーなんて・・・(これが後で大きな誤算になることをまだ知らなかった)。
さぁ準備完了!今日はコンタクトも装着完了!それではプールにGO!
アドベンチャードーム
絨毯マット敷きの階段を上ると室内プールの前に出ます。室内プールはアドベンチャードームと呼ばれています。ドーム内は大きく分けて造波プールと子供プールです。あとスライダーがあるくらいです。造波プールでは1日に何回か大波が出るようです。
プールの入口は全てシャワーが付いていて強制的に濡らされます。室内プールと屋外の際の部分は子供用のプールエリア(ココナッツビーチ)になっています。このエリアは子供優先のエリアです。
水を使ったものの他にも、遊び道具があります。
この他、アニマトロニクスのショー劇場もあり、1日に何回か上映します。
アドベンチャーラグーン
屋外のエリアは「アドベンチャーラグーン」と呼ばれています。券種によってはドライアトラクションも利用できるので、屋外に出るドアにはアトラクション利用時には「Tシャツ」「サンダル」着用を求めるサインがあります。
外は快晴で、気温は30度を楽に超えています。日差しが非常にきついので素足で歩くのはかなり厳しいものがあります。従ってお客さんの殆どはサンダルを履いています。植栽のおかげで適度に木陰ができていますが、こうした良いポジションは全て場所取りされています。通路の両サイドは所狭しとデッキチェアーがあって無料で利用できるのですが、全て使用中。使用中を表す意味でみなさん持ち物やタオルをチェアーの上に置いています。
しかし、昨年行った知恵で実はデットスポットがあるんです。ラグーンの一番奥のハヤブサ(ジェットコースター)の下当たりにコインロッカーがあり、ここにはロッカーと屋根があります。ここは以外と人がいないのです。と言うわけで今年もここが陣地です(荷物はロッカーを拝借して・・・)。
さて場内を一周しましょう。床質は細かい石の粒になっています。適度に水が流れているところもあってこうしたところは暑くはありません。ただ昨年に比べると石が剥がれているところが多く、素足で歩くと結構痛い!また、何カ所かホースがあり水を流せるようになっているようですが水は出ていないので、素足で歩くのはよほど面の皮(いや足の皮)の張った人でないと・・・と言う感じです。
ドーム側のスライダーの近くにライフガードセンターがあります。ここにコンプレッサーがあり、浮き輪やボートに空気を入れられます。
ライフガードは赤いパンツに黄色の帽子、みんなガングロです(当たり前だって)。
ドームに最も近いのがビーバーレイクと呼ばれる遊泳用のプールです。水深が140センチで泳ぐにはちょうど良いサイズです。140センチ未満の子供は保護者同伴で入る必要があります。入れるところは2カ所あるのですが、どちらもシャワーが付いています。プールでは今年もスーパーモンキーフローとなるアトラクション(無料)をやっていました。去年に比べると若者が増えた(去年は子供が多かったが・・・)感じです。
通路を挟んでビーバーレイクの反対側が「スプリングハウス」と呼ばれるクア施設。約40度の温水プール?です。
日本人は本当に温泉が好きです。こんなに暑いのに、なぜ温浴するのでしょうか?不思議です・・・。
スプリングハウスから通路に沿って「コニファークリーク」といういわゆる親水遊具類が完備しています。対象年齢は小学生低学年がターゲットと言うところでしょうか?「アドベンチャーフォール」という滝を中心に滑り台や綱登りなどがあります。「子供優先エリア」というサインまであります。
このエリアを過ぎると右側には「コニファークリーク」なる流水プールが現れます。人が多いこと多いこと・・・。浮き輪もたくさんありますがみんな使用中でした。
この奥にはスライダーを挟んで、子供エリアがあります。大きなバケツに水を蓄えて「バッシャーン」と落とします。ここでは子供に交じって大人がビデオ片手に奮闘しています。
バケツの他には、バルブを捻って水を噴き出させるもの(②)、タイヤでブランコできるもの(③)、滑り台(④)、ひもを引くと水が噴き出すバルブ(⑤)など・・・
子供は何時間いても飽きないような仕掛けがたくさんあります。大きなバケツからの土砂降りが5分に一回位あるので、ビデオを持ったお父さんやお母さんも防水準備をしての撮影です。プール自体の材質はコンクリート製ですが、表面がなめらかになっていて、転んでも怪我しないようになっています(当たり前か・・・??)
コニファークリークの中州には間欠泉プールがあります。
まぁここはプールと言うよりは水たまりみたいな感じですが・・・
アトラクション施設
スライダー
スライダーはボディースライダー、チューブスライダー、子供スライダーの3種類があります。料金は無料です。チューブスライダーは直線コースとスパイラルコースの2種類があります。ボディースライダーは慎重130センチ以上の人が利用できます。
飛び込み台
小さいながら飛び込み台付きのプールもあります。
有料アトラクション
有料のアトラクションもあります。
この他にはいすに座った状態で宙ぶらりんでロープを往復するアトラクションもあります(誰もやっていませんでしたが・・・)
休憩
プールではやはり休憩は重要です。陣地でもありますから・・・。
サマーランドは無料のデッキチェアーが大量にあります。このためチェアーを利用できる人は非常によいのですが、実はこのチェアーのためパブリックスペースが非常に少なくなってしまいました。特に混雑時は場所とるのは一苦労です。
有料ブースは2カ所でどちらもテント付きです。当然のように全て満席です。
有料席はなく、デッキチェアーも使えない人は・・・まだあります。飲食用のシートです。パラソル付きなので非常に良い場所です(飲食以外の利用は一応禁止なんですが・・・)
まぁ、ちゃんとした場所が欲しい人は早めに出かけましょう!
物販と飲食
プールエリア
物販施設と飲食施設は基本的に併設です。取り立てて豪華でもないし、建家も仮設だったり、ライフガート室の下だったりと質素です。
飲食関連では氷とアイスは飛ぶように売れます。暑い性もあるのでしょう。飲料に関してはビール、ウーロン茶、水とよく売れています。オリジナルのミネラルウォーターをストラップ付きで売っています。別々に買うと510円ですが、一緒に買うと400円で買えます。ただあまりおいしくない・・・。
どれも価格帯は500円以内が中心です。どの飲食施設も並ばないと買えません。本当によく売れています。
おもしろいのはこのテント・・・。
頭を突っ込んで寝ると顔が焼けないというもの。2200円くらいでした。この混雑ではちょっと使う場所も無いんですが・・・。
エントランス
こちらの物販は気合い入っています。何せあの数の団体さんを相手にするのですから、「お土産」はいろんなものがあります。改札の外側と、更衣室の横の2カ所にあります。
煎餅、饅頭などの菓子類。ガラス小物等々・・・。
サンダルなどを忘れてきた人には「500円のサンダル」、水着まで売っています。突然来ても大丈夫ってことでしょうか
エントランスには合成写真を作ってくれる機械まであります。
託児所
子供を預ける託児所もあります。改札のエントランスの右奥です。
滑り台などの遊具の他、おしめを換えるベッドなども用意されています。
温遊大洞窟
今年からお風呂は、「温雄大洞窟」なるクア施設に変わっていました。確かに打たせ湯、ジャグジー、サウナ等々あるんですが・・・パンツはいて入るのはどうも・・・
やっとロッカールームにあったシャワールームの謎が解けました。風呂は風呂であると思っていたのに・・・。まぁ気を取り直してここまで来たら最後の「温雄大洞窟」まで楽しみましょう。
入って見ると普通のクアハウス風の作り、打たせ湯、ジャグジー、お風呂等々。少々薄暗いですが適度の照明は確保されています。打たせ湯はなかなか気持ちいい・・・
いやいや、最後まで驚かしてくれる・・・もうカメラはしまって、お風呂で体ほぐして帰路に就くことにしましょう・・・
感想
1年でいろいろ変わるもんだなぁ・・・というのが実感です。さすがに毎年100万人を維持していく施設。あちこちいじっていますが、なかなかのものです。
造波プールが無いのですが、充分に泳げる場所はあるし、何よりも幼児、小児、若者、それ以上と各世代が堪能できる施設が配置されているのはすばらしいです。
地面に関しては気温の高さと、表面のザラザラが強くなったのはちょっと悲しい気がします。やはりこの点は屋外ではどうしようもないのでしょうか?
物販や飲食に関しては、飲食のがんばりが目に付きますね。とにかくよく売れています。飲んで食って、泳いで、寝て・・・夏はこれに限るってことでしょうか・・・夏をコンセプトにした「サマーランド」らしい展開でした。
来年どのように変わるのか、今から楽しみです。
PS
お風呂、復活させて欲しいなぁ・・・
東京サマーランドは、東京都あきる野市にあるテーマパーク。日本最大級の流れるプールや天候を気にせず遊べるドーム内プールなど、多彩なウォーターアトラクションが中心。また、株式会社東京サマーランドは、これを運営する企業で、東京都競馬の完全子会社である。
TEL | 042-558-6511 |
住所 | 〒197-0832 東京都あきる野市上代継600 |
URL | https://www.summerland.co.jp/ |
入場料/フリーパス券 | 変動制を導入しています。 詳しくはWEBサイトでご確認ください |
開園時間 | 9時00分~17時00分(夏季は延長あり、不定期に休園日あり) |
アクセス | JR五日市線 秋川駅よりバスで10分 |
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