上海ディズニーランド、ここが痛いよ!?@上海ディズニーランド
NO.381
上海ディズニーランド
日時 2018年 7月16日
開業のお手伝いをしている施設の方と上海ディズニーランドに行くことになりました。
「先生のテーマパークの見方を勉強したい」という主旨なのですが、はたまた困りました。元々人に教えるために見に行ったことはないし、自分の仕事の筋トレみたいなものだから・・・。
とは言え結局皆さんの熱意に圧されてバスを仕立てて行ってきました。
以降は「論語」を意識してお話しています。論語知らない人はこちらから
子曰く、
ディズニーランドの駐車場の特徴 →道路に対して斜め(60度)に停める 設計上は駐車台数が減るが、
停めるときに安全に停められる。出るときに早く出られる。
という顧客目線の考え方があるから採用している
子曰く、
手荷物の預かり所 東京ディズニーリゾートにはありません。
東京ではその分、コインロッカーがたくさんあります。大きなスーツケースでも入れることができます。
子曰く、
声は高いところからの方が遠くに伝わります。
だからといって、ゲストが座る可能性のある所に立って拡声器を利用するようなことは東京ディズニーでは絶対にしません。
子曰く、
テーマパーク内の商品をアプリ利用者に割引く制度は東京では絶対にしません。
アプリの利用者数が増えることで、売り上げを落とすことはしません。
改札のキャストにカメラを向けたところ「写真撮らないでください」と怒られる。
子曰く、
カメラを向けたキャストから 「写真撮らないでください」 と言われることは東京ではありません。
キャスト(Cast)とは役割を演じる人の意味で東京ではどんなキャストでも写真を撮られることを前提に仕事をしています。
改札前の送風機。ちょっと手を伸ばすとスイッチが操作できる状態。「これは良いの?」という同行者からの質問に・・・
子曰く、
ゲストサービス用の施設は 安全のためゲストが動かしたり、スイッチ操作をできるような状態ではゲストの前に置きません。
操作ができる状態で置くときには必ずキャストが付きます
子曰く、
場所が悪いので意外に知られていませんが上海ディズニーランドにもコインロッカーがあります。ただし料金は日本の倍くらいです
子曰く、
日本人で上海ディズニーランドに行く人の目的の上位に来るのがキャラクターグリーティングの待ち時間が短いことです。
キャラクターグリーティングは時間が限られているので、これ以上並んでも撮影ができないような場合には、列のラインカットを行います。しかし、上海は時間が来たらゲストが並んでいても終わってしまいます。並んでいる人にラインカットすることも。ありません。
なお、上海では写真撮影時もサポートキャストが手を振ったりすることもありませんね。
子曰く、
屋外ショップのレジです。機能的で現金もカードも電子マネーも使えます。
左に置いてあるボトルはキャストが飲むための水です
子曰く、
東京ではゲストが立ち入り禁止の場所は基本的にキャストも立ち入りません。ましてやそこに立って案内するというようなことは決してありません。
また、立っている際にもゲストに背中を見せた状態で立っているということもありません。
11時20分ごろのレストランの注文場所です。すでに混雑しています もう一つある注文場所は11時30分まで開きません
子曰く、
ゲストの混雑度合いを見ながら「混雑し始める前に」フル稼働できる体制を作れるのが“良い運営”です。
列に並んだ人にアナウンスするために利用している拡声器です。
子曰く、
それほど広い場所ではないので、東京ではこのような室内で拡声器を利用するようなことはありません。
また、キャストに直接話しかけてくる人には、拡声器を使って対応することはありません。
子曰く、
オンステージのゴミ箱はこのように横を開けた状態で放置したりはしません。
横の扉はゴミを回収するときだけ開けて、終了後は必ず閉めておきます。
捨てる場所の扉が半開きなのは以前手を挟む事件があったからのようで、2017年の12月ごろからストッパーが付きました
うまく設置して、自動で出るようにしておくと誰もいなくても作動しますが・・・
子曰く、
こうした商品はキャストの人が使って「楽しさ」を見せないとなかなか売れません おもちゃは機能を売るのではなく、楽しさを売るものだからです
子曰く、
20分待ちのアトラクションですが「空稼働」しています。
「あと一組だからいいか」ではなくて「あと一組いませんか?」と探す努力をして、アトラクションは常に100%稼働を目指して運営する必要があります。
キャラクターグリーティングの最中に、隣でステージイベントが始まりました。当然ゲストが分散します。
子曰く、
イベントスケジュールは同じ場所で同時刻に重ならないような配慮が必要です
物販店舗にて・・・
子曰く、
東京では二つ買っても100RMB安くなることはありません。また、ぬいぐるみで全く同じものを二つ買うというのはなかなか見られない光景です。このプレートを見ると「売れてないです」と訴えているように私には見えます
キャストさんは本物ですと言っていましたが・・・
子曰く、
ちょっとデフォルメし過ぎたのでしょうか? まさか、上海ディズニーランド内で偽物グッズを売っているはずはないと思いますが・・・
背の高い、イケメンです。
子曰く、
目立つからこそ、見栄えも大事だと思います 何の仕事をしているのか?気になりました
バルーンの販売シーンです。
子曰く、
バルーンの持ち方が違いますし、バルーンを使ったフォトサービスの方法も東京とはだいぶ違います
パレード開始後・・・
子曰く、
東京と違って座ることがないので、パレードが始まると見える場所を求めて高いところを探す人が多いです。
スピーカーが設置されているポールに登る人もいます。ここまで来ても特に注意することはありませんでした。
大きな事故が起きないことを願うばかりです
という上海ディズニーランドでした。
2017年に開業した世界で12番目のディズニーパーク。広さは世界最大級のディズニーランド。あまりいい噂がないながらなんとか初年度1000万人を達成したようです。今後の進展に注目したいところです。
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