海に近いフリーゲートテーマパーク
No.0045
八景島シーパラダイス
視察日時 2001年 3月 20日
到着まで
今年に入ってからいろいろ見てきましたがよくよく考えてみると、いわゆる集客施設の王道である、テーマパーク系の施設に全然行っていないことに気がついてしまった・・・。
と言うことで、やはりここらでテーマパーク系の施設に行こうと思って選んだのが、「八景島シーパラダイス」。何でまた・・・と言うと小生の通勤に使う列車に良く宣伝が出ていたもので・・・何とも安易な理由で、家を出発!
シーパラまでは京浜急行で金沢八景まで行きます。
ここからは新交通に乗って、海沿いをのんびり・・・と言うこともなくてあっという間に着いてしまいます。
新交通の八景島駅で下車するともうすぐ目の前には・・・無いんだなぁ・・・。
でも、ご心配なく!道は一本です。綺麗に舗装された道路をひたすらまっすぐ・・・。時々バスも通るので間違うことはありません。右手に海を見ながら潮風を浴びて・・・って冷たい!今日は風が強いのでしぶきが凄い。
まだまだ、春は遠し・・・。
シーパラは中にはいるだけなら無料です。ですから入場料金を取る場所はありません。大きな門がお迎えしてくれます。
当然営業時間が過ぎると閉まります。
場内では、自転車やスケボー、ローラースケートは禁止です。それと釣りや遊泳も禁止という看板があります。
釣りする人はいるのだろうか・・・?とにかく着きましたよ!
場内の構成
シーパラはその名の示すとおり、「島」です。入口から時計回りに
- アトラクションのエリア
- 水族館のエリア
- 飲食や物販のエリア
- マリーナエリア
- コースターのエリア
と分類されます。特にネーミングはないし境界のようなものは何もありません。何となく・・・。と言った感じでしょうか?ちなみに船で島の周りをグルリ!というツアーも出ています
駅から歩いて最初に出くわすのが、メリーゴーランドの横のチケット売場です。シーパラは入場料はありませんが、アトラクションや水族館にはいるときには有料でお金を取られます。このため、最初に払ってしまいたい人はここでチケットを購入しましょう。
チケットの名称が笑えます(良い意味で)
- 何でも乗れる券(いわゆるフリーパス)
- 仲良し親子券(身長制限のないもの専用の親子で使えるチケット)
ってな具合で非常にわかりやすくてGOOD!
アトラクションは子供向けから、スリルタップリ系まで幅広く配置されています。身長制限は110~130㎝の間ですが、これ以外に子供が乗れるものも充実しています。
ベビーカーのレンタルもありますので、安心です。場内は急坂や階段は少ないのでベビーカーは便利なようです。台数も豊富にありますので・・・。
それでは、グルリと回ってみましょう!
アトラクションエリア
場内に入ってチケット売場から左手に展開しています。まずはご挨拶代わりにメリーゴーランド。
メリーゴーランドは兵士の乗馬訓練が発祥と聞いたことがありますが、ここではビデオ撮影の練習場のようです。
まぁあちこちで愛しの我が子のビデオを撮っています。ここでメモリースティックワゴン販売したら売れるかも・・・。
さて、アトラクションの利用は先ほどの「何でも乗れる券」を買っても良いですが、各アトラクションにはチケット販売がされています。最近はパスポートが多くなったので、何となくこの「乗り物券」は新鮮に見えてしまいます??
乗り物券は自販機で、雨天と直射日光対策でしょうか?テントで覆ってあります。夜は「御簾」を垂らすようです。
メリーゴーランド以外も見てみましょう。
まずは、「レッドバロン」飛行機でぐるぐる回る男なら誰でも子供の頃あこがれるあのマシン。
続いて、子供用の自動車がお迎えします
お次は「ピーターパン」船に乗ってユラユラ・・・と言う感じです。
そしておなじみバイキング!
こちらは、「ドランケンバレル」。樽に乗ったままぐるぐる回る・・・。
そしてこちらは新登場の「ドルフィンコースター」小さな起動をカクン!カクン!急旋回が売り物です。
なぜかこれだけ係りが5人。これ以外はみんな1人でオペレーションしています
そして、シーパラの名物アトラクションになった「ブルーフォール」。地上107メートルまで引き上げられて真っ逆さま・・・。
こちらは3人でオペレーション。なんと言っても安全第一。厚底サンダルは脱いで利用します。靴だけ残って人がいないと集団自殺のように見えて怖い・・・??
アトラクションに飽きてしまった子供達には、ちょっとした子供用の遊具エリアもあります。
こちらは遊びを考えながら自由に遊びましょう
水族館エリア
アトラクションエリアを抜けると、船着き場が見えてきます。このあたりは余り人気が無くて寂しい・・・。
ふと見ると赤色灯の着いた仰々しい車が2台??警察署?とおもいきや、裏側は救護室。緊急車両をおいているようです。
でも、客の目に見えるところにこんな車が・・・まぁ無料だから良いか!?
さてさて、いよいよ水族館に向かいましょう。サインに従って歩きます。なかなか歩きがいがある・・・。
そして見えてまいりました。大きな水族館です。
メインエントランスのチケット売場を遙かにしのぐ、立派なチケットブースがお出迎えしてくれます。ここばっかりはがっちりお金を取られますが、それなりにいい水族館です。つまり、ここはチケットは買いってこと??
チケットは大人が2,450円。中途半端な数字ですが・・・。表記は日本語の他、韓国語でも表記されています。中国語での表記はテプラってことは、中国語は最近付けたってことでしょうか?
ここの水族館はなんと言っても、動物のショーが売り物。では何時かなと思うと・・・なんと後3分で開幕ではないですか!これは急げ!
・・・・
なんとか間に合いました。一番後ろで立ち見ですが・・・
場内はほぼ満員。なんとジュースの販売をしている売り子さんまでいる大盛況ぶり。
ショーはMCの男性の進行のもと、そつなく進みます。おなじみアシカに、トド、イルカ、セイウチ、・・・動物の芸も見事ですが、MCの男性のトークがなかなかでおもしろい。
みんな楽しそうに見入っています。風が強くてここは寒いけど・・・。
そして極めつけは、セイウチのふく笛に合わせて、歌を唄う白イルカ。
現実は息を吐くセイウチと、鳴き叫ぶ白イルカ何ですが・・・まぁこれも雰囲気と言うことで・・・。
楽しい、ショーは40分くらいで終わります。さぁ視察を続けましょう。
まずは入口から・・・改札は1ブースでここでチケットをもぎります。場内にはいろんな説明の告知が貼られています。雰囲気は街の公民館っぽいノリです。
場内はフラッシュはダメですが、写真やビデオはOKです。動物はたくさんいますが、極端に元気な奴とまるでやる気の無いのに別れます。人間社会の縮図がここにはあります??
やはりゴマアザラシやラッコは人気があるようで、ここは女性の見学者が多くなっています。
ちなみに、たくさんの人が同時に見れるように水槽が大きいのと、階段をうまく利用して動線を3段階に分けて見学できるようになっています。階段は暗いままでは危ないので、フットライトが付いていて気が利いています。
順路のサインも、さりげなく照明が当たっていて不自然にならないように見せてくれます。
そして、シーパラ水族館の最大の目玉、「アクアチューブ」です。なんと言っても水の中をくぐるというとんでもないエスカレーター。
さすがにみんな良く知っていて、ここでは記念写真を撮る人が多い。いっそ、ここでの写真をフォトシステムで撮って売ればいいのに・・・と思うくらい良く撮っています。
水槽にはおいしそうな魚が・・・?じゃなくてたくさんの魚が・・・。
このアクアチューブを抜けると、一気に3階まで上がります。こちらはカニやエビ、それにウニやヒトデといった、女性にはちょっと人気が低い生き物のエリアになっています。
言うなれば、下のほ乳類の餌達があるわけです。
やや照明を暗めにしているのと、展示している生物がどちらかというとヒール(悪役)系なので、ハンべそかいている女の子もいます。小生などはおいしそうに見えてヨダレが・・・??女の子じゃないですよ!あくまでも展示の生き物ですからね!?
こうした、ちょっと殺伐としたエリアでみんなの人気を集めているのが白イルカ。なかなかサービスも良くて元気に泳いでいます。
小生がカメラを向けるとカメラ目線で・・・。なかなか商売上手なイルカです??
このエリアを抜けるとウミガメを見ながら、先ほどのショーのエリアに向かいます。
ここに来て気が付きました。なんとアクアチューブの合成写真の販売コーナーがあります。その名も「パラダイスフォト」
ショーエリアに向かう通路の飯台に向かうと、ミニシアターになっています。ミニシアターに向かう通路は空中庭園のようになっていて、喫煙場所もあります。
魚に餌を上げる場所もあり、親子連れでにぎわっています。
ここまでで水族館はおしまいです。ちなみに下に戻りたい人は、ショーエリアの横から1階に戻れます。エレベータもありますのでアクアチューブをもう一度という人はこちらから・・・
出口前になぜかインフォメーションが・・・?とも思いきやこれはシアターのための施設。でも余り役に立っていないような気が・・・
出口はターンスタイルがあって、逆流は不可。一度出たら再入場はできませんのであしからず・・・
さてさて出口を出るとお店があるのは世の習い・・・。
ここにもお店がありますが、アザラシのぬいぐるみが人気のようで山積み・・・。ちなみに持ち帰りやすいように圧縮したものもあります。いくら何でもこれはちょっと・・・
ベイサイドエリア
水族館を出て、海沿いに歩くとショップやレストランが建ち並ぶエリアに出てきます。
海に面したこのエリアは季節が良ければ非常に快適な場所ですが、今日は風が強い・・・。まずは建物の中から見てみましょう。恒例のトイレチェックです。
トイレはタイル張りでちょっと古めかしい雰囲気ですが、清掃が行き届いていて清潔です。
洗面台にもちゃんと石鹸水は入っているし、車イスでも利用できるように手すりも付いています。さらに大きい方のブースには、中国語での注意書きが・・・ トイレの周りはコインロッカーが設置されています。大小2種類あります。利用状況は半分くらいでしょうか?
さてさて、水族館から海沿いに出ると、アトラクションが一つあります。「アクアライド」と呼ばれており、カッパを来て利用します。この寒い中でなぜみんなこんなに乗るのか・・・。
ちなみにフォトスポットもあり、利用後に写真も買えます。写真が800円、シールが600円、セットで買うと1200円でした。
さぁ、寒いところを離れて、ショップを見てみましょう。ショップが並ぶ建物は2層で構成されており、お土産や雑貨系のアイテムがギッシリ詰まっています。
キャラクターものはあまり見かけませんでしたが・・・
ちなみに、飲食関連のお店も、この建物内に収まっています。どのお店も、なぜかバイキング方式・・・変に徹底されている気がします・・・。さすがに「アンナ・ミラーズ」はバイキング方式ではありませんが・・・
どのお店も客の入りはイマイチのようでした。シーサイドレストランで食べてみましたが、味はまぁまぁです。白米を食べさせてくれるのは助かりました(考えてみたら朝から全然食べてなかった・・・)。この建物を抜けると、海にせり出した「サーフコースター」が見えてきます。
海に飛び出す雰囲気が味わえるコースター、と言うのが売り文句。さすがに行列ができています。でも待ち時間は15分でした。ここでも写真を撮ってくれます。コースターで遊んだら、隣のイベントスクエアで休憩。人工芝が張ってあって広々としています。ちなみに球技は禁止!
コースターを通り越してしばらく歩くと、海にせり出したレストランがあります。こちらは本格イタリアンレストランです。あぁこっちで食べれば良かった・・・
グルリと回って、もとの場所に戻ってきました。
感想
グルリと島を一周しました。時間にして3時間くらいでしょうか。ライドあり、広場あり、水族館に海・・・これだけの施設を持ちながら入場料は取らないのは凄いことです。まさに究極の「合体」施設・・・。
グルリと回って感じるのは、テナントの豊富さ。飲食では「アンナミラーズ」や「モスバーガー」など街で見かける店舗が入っていますし、ショップもお土産にとらわれない構成です。
ライドに乗る人はお金を取るけど、遊ぶだけなら・・・と広場や子供遊具などがあり、以外にしっかりした構成でした。
そして、なんと言っても海が近い・・・これはとっても武器です。横浜はこういう場所が多くて、良いですねぇ・・・。
横浜・八景島シーパラダイスは、神奈川県横浜市金沢区八景島にある水族館・遊園地・ショッピングモール・ホテル・マリーナなどで構成した複合型海洋レジャー施設である。
TEL | 045-788-8888 |
住所 | 〒236-0006 神奈川県横浜市金沢区八景島 |
URL | http://www.seaparadise.co.jp/ |
パスポート/水族館 | 大人(高校生以上) 5,000円 /3,300円 小人(小・中学生) 4,000円 /2,000円 幼児(4才以上)2,300円 /1,000円 シニア(65才以上) 4,000円 /2,800円※時間帯により割引チケットなどあり |
開園時間 | 9時00分~20時00分
季節により変動あり詳しくはWEBサイトでご確認ください |
アクセス | シーサイドライン 八景島駅より徒歩 |
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