リニューアル直後に行きました

NO.294


熊本城


熊本城


視察日時 2009年10月 3日


到着まで

折しも世の中歴史ブーム。
今年の大河ドラマも主演俳優の知名度に加えてこんなブームが後押ししているようで人気があるみたいですが、歴史といえばお城??と勝手にこじつけてしまいますが、今年は全国各地でお城に関するイベントが多いようです。

いわゆるテレビで有名ないお城というのは、立派な天守閣があるタイプでこれができるようになったのは戦国時代以降だそうで、以降江戸時代初期までが建設ラッシュだったそうです。なんでも、江戸幕府ができた際に徳川家康に領地をもらった大名が、自分の威厳を誇示し、周辺からの攻め込みを威圧するために各地に大きなお城ができたのだとか。。。
日本最初の建設バブルの時期だったのかもしれませんが、これが1610年前後ということで、今年は全国的に「築城400年」というところが多いそうです。

熊本城熊本城

九州は結構お城が残っていて、熊本城、唐津城、小倉城なんていうのが有名ですが、中でも熊本城は歴史的な価値や集客力では九州では随一なようです。
2年前に行ったときには改装の最中で対して見れませんでしたが、今回は満を持しての築城400年に来訪です。

熊本というのは街に風情があって、お城に向かって延びる道路や市内を走る路面電車なんかが残っています。その分道路幅は狭くて車の運転は車間距離より車幅を気にしなければなりません。田舎くさい雰囲気はありませんが、どことなくレトロな感じの不思議な街です。

熊本城熊本城

さて、お城ですがさすがに週末。結構混んでいます。最初に停めようと思った駐車場は満車で会えなく断念。市街中心部から見てお城の反対側に回り込むと、結構広めの駐車場があるんですね。しかも料金は2時間まで200円。
ここからお城に向かうんですが、敷地の端に駐車場がある訳でここからかなり歩きます。
階段を上るとサッカーグランドだったら10面くらいは取れそうな広い芝生の広場に出てきました。適度に木陰があって、昼寝を楽しむ人、子供と遊ぶ人。。。“幸せな光景”というカテゴリーに登場しそうな風景がたくさん見られます。

そして、この広場を抜けると大きな城門に突き当たりますが、この先はいよいよ熊本城のエリア。土曜日ですが観光バスも10台以上来ています。
それと、意外に外国人多いですね。欧米系の人が多数います。あとは韓国の方でしょうか?


場内の構成

城門を抜けると、目の前にチケット売り場が見えてきます。
ここで入場料を払いますが、さすがに改装直後ですね。チケットは最新型の自販機です。
もちろん、手売りブースのもありますが今日は割引になるようなものを持っていないので、ひっそりと自販機でチケットを買いました(金500円也)

熊本城熊本城

買い終わったところでスタッフの人に呼ばれてそのままゲートイン。
お城は正面に見えているんですが、迷路のような通路を迂回しながら近づいていきます。
お城自体は昔は軍事要塞としての機能もありますので、まっすぐには到達できない訳です。
そのまま登り詰めるとまずは小さな広場。
どうやら昔は武器の格納庫だったところのようです。
また、「五郎の首掛石」という熊本城に伝わる悲しい秘話についても見学することができます。しかし、こんな重たい石を一人で動かすなんて。。。

熊本城熊本城

ここを抜けると、いよいよ天守閣の入口ですが、その隣に本丸御殿が復元されておりました。2年前は工事中でしたが。。。天守閣というのは仕事場で、お殿様の家は御殿になるそうです。唯一の例外は織田信長で彼は天守閣に住んでいたそうですが。。。
忠実に再現したできたて。。。なんかとても違和感のある響きですが当時を忍ばせる展示や熊本城に関しての情報検索端末と色々あります。

熊本城熊本城

なかでも広間は金箔塗りで荘厳という言葉がぴったり来る感じです。
そして広間の裏には家老の控えの間。時代劇だと大抵ここで悪いことの相談をする場所ですが、確かにひそひそ話をするには場所も広さも良い感じです。。。

さて、今度は天守閣。
同じ作りになっている場合が多いんですが、天守閣は展望台と博物館になっているところが多く熊本城もその例外ではありません。
そして、熊本城には小天守、大天守の二つの天守閣があり、これを順路では両方登って降りるという作りになっています。
自分の足の怪我のリハビリにはもってこい!!と意気込んできたのですが、小天守を登り切ったあたりから息が切れてきました。足よりも心肺機能が問題だったようです。。。怪我して以来運動不足だからなぁ・・・。

熊本城熊本城

しかしさすがに天守閣。大小どちらも眺望は素晴らしいですね。
今日は天気も良いし、登ってきた人皆さん“救われた”。。。という表情です。
そして、天守閣の眺望を楽しんだ後は、少しガクガクしている足を使って、また地上に降りていきます。2往復は無理でした。。。


感想

熊本城は500円取られますが、思ったよりも割安に感じます。
入口で入場料を取った後は追加でお金を取られるようなところはないし、それでいて見所はたくさんありますので一度入ると3時間くらいはゆうにかかります。
今日はお城の前の庭で茶道イベントなんか行っていました。
また、忍者とか鎧武者とかキャラクターも登場するようです。

熊本城

今日は天守閣の周辺を回ってきましたが、ガイドマップを見るとこれがまた広いんですね。
全部回ったら一日かかってしまうような広さです。
こうした広い文化施設に行くと建物に入るたびにお金が必要になるところもあるんですが、熊本城はわかりやすくて良いですね。この点は外国人にも好評なのではと思います。

一応、お土産ショップもあるので覗いてみましたが、こちらのラインアップは他の施設と同じような感じですね。
今日は暑いのでアイス類がよく売れていたみたいですが。。。
お店が小さめなので、週末など混雑時に行く人はちょっとご注意くださいね。

視察記録

熊本城は、肥後国飽田郡熊本(現在の熊本県熊本市中央区)に築かれた安土桃山時代から江戸時代の日本の城。別名「銀杏城(ぎんなんじょう)」。加藤清正が中世城郭を取り込み改築した平山城で、加藤氏改易後は幕末まで熊本藩細川家の居城だった。明治時代には西南戦争の戦場となった。西南戦争の直前に大小天守や御殿など本丸の建築群が焼失したが宇土櫓を始めとする櫓・城門・塀が現存し、13棟(櫓11棟、門1棟、塀1棟)が国の重要文化財に指定されている。また、城跡は「熊本城跡」として国の特別史跡に指定されている。

TEL

096-223-5011(9:00~17:00まで)

住所

〒860-0002 熊本県熊本市中央区本丸1−1

URL

https://castle.kumamoto-guide.jp/

入場料

熊本城入園券 大人800円、小中学生300円

開園時間

9:00~17:00(年末休園、時期により変動あり)

アクセス

熊本駅より市電「熊本城・市役所前」より徒歩10分、バス「桜町バスターミナル」より徒歩10分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2009/10/03
リニューアル直後に行きました

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