震災後で心配されましたが無事開催

NO.317


築城航空祭


築城航空祭


視察日時 2011年10月 2日


到着まで

久々に視察となりました。足の怪我以来長く歩くのが億劫になっていることもあってレジャー施設に足を運ぶ回数が激減しているのを実感。改めて自分のサイトを見てみると3月以来という今までにないサボりようです。。。

今回は前年も行った「築城航空自衛隊祭」。日本の空を守る本物の戦闘機を間近で見ることができる年に一度の機会です。自分はミニタリーマニアではありませんが、子供の頃にプラモデルで作った戦闘機を実物を間近で見られるというのはとてもエキサイティングです。

築城航空祭築城航空祭

さて築城基地ですが大分県と福岡県の県境の築城町にあり、最寄り駅はJR築城駅。普段は特急で大分からなら中津か柳ヶ浦駅で、福岡方面なら行橋駅から乗り換えとなります。ただ今日はこの航空祭があるので特急も臨時停車します。JRのツアーも出ており九州のイベントとしてはかなり大がかりなイベントといえます。

今日は中津駅まで車で移動しそこから電車で築城まで行くことにしました。中津駅からは臨時列車「築城航空ショー」号が出ます。直行かと思ったら各駅で築城行きかと思ったら行橋まで行くようです。ただの増発??

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中津駅からは20分くらいでしょうか?うとうとしている間に築城駅に到着。昨年同様駅はお客さんがたくさん。本来の築城駅の職員以外にもJR関係者が応援に来ているようです。このため乗り越しの精算や帰りの切符の購入など結構スムーズです。
もっとも、帰りも同じ状況ですから帰りの切符は帰る時間に買っても時間を大きくロスすることはありません。

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そして駅を出ると今度は自衛隊の方による誘導。一見警察官と見分けが付きにくいのですが警察官は基本的に交差点前に集中して配置され、駅前や踏切などは自衛隊の方が誘導してくれます。歩くこと10分ほどで築城基地の入り口までたどり着きますが、ここから通路は少し狭くなってくるので数珠つなぎで会場に入ります。


場内

会場に入ったらまずは今日のイベントチラシをゲットしましょう。
招待客受付の前にひっそりと積まれておりました。このチラシに今日のイベントのスケジュールや各展示場所の地図などが記載されています。帰りのJRの時刻表も付いているなかなかの優れものです。

築城航空自衛隊祭のイベントは次の通り。
航空機など装備の展示
コクピット展示
展示飛行
演奏などのその他イベント
です。順に見ていきます。

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装備展示

航空自衛隊の飛行機の他、陸上自衛隊の装備品などを見ることができます。昨年は機関砲に乗りこんだり、対戦車砲を担いだりというアトラクション(?)もあったのですが、今年はそれが見あたりません。震災や台風などで災害救助支援に出払ってしまったのでしょうか?ちょっと残念です。

航空機は非常に見応えがあります。なんといっても本物ですから。。。
展示エリアは飛行場の両サイドと中央部。中央部はF-2戦闘機とF-15戦闘機がメイン。中央部の2機ははぐるっと回って360度様々な角度で見ることができます。

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そのほかの展示は正面からのみ見学できます。そして今年は震災時にアメリカ海兵隊から派遣された輸送機やアメリカ海軍のFA-18など昨年は見られなかった飛行機も特別参加。FA-18は海軍の主力戦闘機でこれがたくさん空母に積んであると思うと、空母ってどれだけデカイんだ?って感じがします。

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これだけの飛行機群を見て気が付いたのですが、ほとんどの飛行機を小学生くらいのときにプラモデルで作ったことがあるんです。ということは今から30年以上前から現役で利用されていたということです。寿命が長いと考えるべきか、一般に見せられるのはこうした老朽型だけなのか?ちと考えてしまいます。

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築城航空祭

コクピット展示

同じ展示でもこちらは大行列を覚悟しなくてはなりません。昨年も実施していたF-2とF-15戦闘機のコクピットを間近で見られるという展示です。
列に並ぶこと1時間弱ですが、実際に日本の空を守る戦闘機のコクピットを間近で見られるのはここだけ(だと思う)なのでひたすら待ちます。。。

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昨年はF-2戦闘機を見たので今年はF-15。列を整理していた自衛官の方の説明ではF-15の配備は昭和50年代。もちろん当時から改良を重ねてきているので配備当時のコクピットではないとのことでしたが、昨年のF-2がディスプレイパネルがたくさんあるという印象だったのに対して、F-15はまさにスイッチのかたまりです。
強烈なGがかかる中でこれだけの装備を間違いなく操作しなければならないのですから、相当な訓練を重ねなければならないというのは納得です。

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その他の展示

自衛隊を始め、消防、警察といえば吹奏楽隊があるというのが定番ですが、今年も吹奏楽の演奏はしっかりありました。選曲がおもしろくてど演歌の「北酒場」とか、ジャズなども演奏しています。スイングガールズという映画がありましたがあの自衛隊版という感じでしょうか?

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そして、今年おもしろかったのが航空機のヘルメットとジャケットを身につけさせてくれるイベント。大きく場所を取って実施するイベントではありませんが、担当の自衛官の人がなかなかサービス精神旺盛で一緒に写真を撮ってくれたりもします。
今まで視察をしてきた中で自分の写真を撮ってもらいたくなった初めてのイベントでした(笑)。

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展示飛行

自衛隊機によるデモフライトというもので、朝の9時から間断なく実施されます。残念ながら他のイベントを見たりするのですべてを見ることはできませんでしたが、飛行機の爆音はホントに大きいです。

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また、この日のために普段は見れないF-15とF-2という異形機による編隊飛行なども予定されていましたが、どうやら機体トラブルが発生したみたいで、今年は見ることはできませんでした。。。

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そしてこのイベントのメインである航空自衛隊のブルーインパルスのアクロバット飛行。
3月の震災で基地が津波に遭い、飛行機も流されて存続の危機に瀕したブルーインパルスですがやっと復活して、今日が震災以来初のお披露目になったとのこと。

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利用する飛行機の前は朝からマニアがぎっしり並んで立錐の余地なし。。。
管制塔からの説明にあわせて、パイロットが登場、乗り込み、装備点検・・・厳かな雰囲気の中準備が進んでいきます。

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そして離陸してアクロバット飛行開始!!
飛行ショーって全員上を見ているので、多少混雑していても「見えない」ってことがないのがすごくメリットです。天気が曇りでスモークが今ひとつ見えにくいことを除けば、圧巻のアクロバット飛行です。

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約30分ですがあっという間に時間が過ぎて大拍手の滑走路に飛行機が到着。
本当に毎年感動させられます。。。


感想

本来兵器ですからそれを見て“格好いい”と感じることに異論を唱える方もいるとは思いますが、すべての無駄というものをそぎ落としたフォルムはやっぱり格好いいです。

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そして、日頃国防という危険な任務の最前線で働いている自衛官が皆笑顔で来場者に接してくれるという暖かさを感じられるイベントです。今日会った自衛官も震災や台風では現地に行ったりした方もいると思いますが、オンオフがしっかりした人たちが日本を守ってくれていることに改めて感謝する帰り道でした。。。

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