東京タワーを眼下に見るって不思議

NO.321


東京スカイツリー


東京スカイツリー

視察日時 2012年 6月 5日


到着まで

久々に国内に大型の集客施設がオープンします。
施設単体集客が500万人、周辺施設の集客が2000万人という「東京スカイツリー」です。
本当はオープン日に行きたかったのですが抽選の壁は厚く落選。
本日ついにチケットが取れました。
場所は東武伊勢崎線(東武スカイツリーラインに名前が変わっておりまして。。。)の業平橋(と思ったらこちらも名称が「東京スカイツリー」になっておりました)と地下鉄半蔵門線の押上駅。東京在住時は乗換駅として使っていた押上駅に着いてみるとその変貌ぶりは目を見張ります。在京時に閉ざされていた鉄扉はスカイツリーに続く通路だったとは。。。

東京スカイツリー東京スカイツリー

まずは押上駅側の通路からスカイツリーに進んでみます。
基本地下なのでこの上にタワーがあるような雰囲気は感じられませんが、吹き抜けのエスカレーターを登っていく瞬間は歓声が上がっております。
エスカレーターを登り切るとスカイツリーの商業施設部分「ソラマチ」に出てきます。

東京スカイツリー東京スカイツリー

一方の東京スカイツリー駅は地上部分がスカイツリーのビルに隣接しておりますが、さすがに地上なので非現実的な雰囲気は若干弱め(仕方ないですね)。それでも通路は整備されて広くなっておりまして、かつて下町裏路地的な雰囲気を醸し出していた業平橋の痕跡は感じられません。
もちろんここからもソラマチへつながっていくのですが、建物沿いに歩くとエスカレーターが目につくのでソラマチの2階部分に流れていってしまいます。

さて、スカイツリーに来る人たちだけのための駅ではありませんので、スカイツリー駅前には駐輪場もあります。自分もかつてそうでしたが意外にこの地域では自転車での移動が便利なのです。

東京スカイツリー東京スカイツリー

もちろん駐車場もありますがさすがに駅直結というアクセスを考えると車での来訪率は低いようで人の数に比して駐車場は空きがあるようです。ただし、大型バスが停まるバス溜まりはこれでもかというくらいにバスが停まっております。。
ガイドマップでも確認できるのですが、スカイツリーの敷地は縦長になっており長辺の両サイドが鉄道の駅、中央部に団体バスなどのバス溜まり。というのが1階の構成で実質的なソラマチは2階より上の部分が中心になります。
かといって、1階部分が何もないわけではありませんで、行列のできる撮影スポット?もありますし、オフィシャルショップなどの店舗も1階にあります。昨今は外国人観光客も重要なターゲットなのでインフォメーション施設も1階にあります。

東京スカイツリー東京スカイツリー

ソラマチ

縦長ですが非常に広くてたくさんの店舗があるのがソラマチの特徴です。

まずは1階部分

押上駅から続く店舗群ですが、“ソラマチ商店街”と名付けられているとおり中央の通路の両脇に小規模の店舗が林立しています。もちろんできたばかりでシャッター通りになっている場所なんてありません(当たり前。。。)

東京スカイツリー東京スカイツリー

こうした雰囲気なのでどちらかというと地元の物産館的なお店が多いのかな?と思いましたがドラッグストアやアクセサリーなどの店舗も入っています。
どのお店も「東京ばなな」商法で大声で呼び込み、試食などもかなり充実しています。漬け物とか試食できるというのは下町らしい。。。

続いて2階

ソラマチの弱点といえば上下のアクセスの悪さ。エスカレーターが駅よりの端にしかないので上下動はかなり戸惑います。これ方向音痴の人は相当苦労すると思います。

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そんな2階ですが、
スカイツリー駅側(西側)には飲食店舗、押上駅側(東側)はアパレル店舗が中心に配置されています。飲食施設はとっても活気があって呼び込み、試食のオンパレード。しかもおにぎりや串カツなどの単品売り&その場食いOKというサービスぶり。日本が誇る和風ファーストフードの復権ぶりを堪能できます。

ショッピングモールで魚や漬け物がこれだけのスペースを割いている施設はなかなかほかでは見られませんが、こうしたところに下町っぽさを感じてしまうわけです。
もちろん、メディアにも取り上げられた価格634(ムサシ)円はいろんなお店で実施しています。
さらに食品お土産系のお店も非常に元気です。単品売りあり、試食あり。。。
一日いれば相当お腹にたまりそうな感じです。

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一方のアパレル系テナントエリアですが、威勢の良いかけ声こそ飛び交いませんが、スタッフはとっても元気です。
このエリアまで来るとちょっとして休憩スポットもありますので、買い物後はこうした場所でくつろぐのもまた一興です。ファニチャーもいろんな種類があって見るだけでも十分に楽しめます。

食品販売が多いのでロッカー施設もしっかり完備しています。
SUICA対応なのでキャッシュレスで使えたりします。

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続いて3階
こちらのメイン施設はなんと言ってもフードコート「ソラマチ タベテラス」。怪獣の名前のようですが施設の名前です。
店舗内で木枠などで区切られていますが、どのお店で買ってどこででも食べられるというのがフードコートの楽しさです。メイン店舗は7店舗のようです。

東京スカイツリー東京スカイツリー

フードコートですが相当の混雑を予想しているのでしょうか、吹き抜け窓を向いた一人用席や立ち食いコーナーもあります。うどんやラーメンはこうした感覚でも違和感ありませんからね。
そして、この施設のルールは

東京スカイツリー

ときれいな施設にすでに張り紙がしてあります。最初のうちは混乱したんでしょうねぇ・・・

このフードコート以外の施設はほとんどがアパレル。ちょっと雰囲気を変えるという意味でしょうか?床材もフローリングに変わっています。
ユニクロとかLOFTなどの大型の店舗もこのフロアに入っています。
そしてこのフロアの休憩場所は眼下を見渡せるような作りになっています。

東京スカイツリーこんな感じ

ちょっと高いところから登ってきた場所を覗いてみるのもまた一興です。

そして4階
東側はソラマチが続きますが、こちらは再び小規模の店舗が林立しています。
下町を意識した和装アクセサリーのお店や、鯛焼きなどの歩きながら食べられるフード。
いつかはなくなってしまいそうな戦国武将グッズのお店など多々あります。

東京スカイツリー東京スカイツリー

西側はレストラン街とすみだ水族館につながるフロアです。
デニーズの期間限定レストランやサザエさんのショップなど風変わりなお店も中に入っています。
そしてこのフロアがスカイツリーにつながっていく場所です。

東京スカイツリー東京スカイツリー

スカイツリー

4階が受け付けなのですが、屋外エリアは団体用の待合場所として確保されています。雨の日はどうなってしまうことやら。。。
スカイツリーの受付前には広大なキューエリアが確保されておりまして、その一番東側が発券カウンターです。

東京スカイツリー東京スカイツリー

時間ごとに区切られた列に並ぶと定時にチケット発券が開始されます。
残念ながらスカイツリーのガイドマップはここでしかもらえませんでした。。。

東京スカイツリー東京スカイツリー

そして通路を進むと飛行場のボーディングゲートのような改札を抜けてエレベーター乗り場に着きます。発券後の通路は非常に暗くなっています。
なぜか。。。その答えはエレベーターが350メートルに到着したときにわかります。
エレベーター内も照明が弱めなので暗いのですが、350メートルの第一展望台に着いたとたんに広がる明るい風景。たぶんこの雰囲気を作るための演出だったと思う。。。

そして第一展望台。ここでもすでに東京タワーよりも高いのです。いやいやすごい人の数。壁面や天井面、床面も黒基調の配色なので、外の風景が非常に明るく感じます。今日は曇りですが晴れていればもっと明るいんでしょう。

東京スカイツリー東京スカイツリー

さて、ここでさらに上の展望台「天空回廊」へのチケットを買うわけですが、なんと70分待ち。。。しかしここまで来たら引くわけにはいかないので、並んでみます。
っが。。。70分もかかるのか?という列の長さ。結局10分ほどでチケットゲット。

東京スカイツリー東京スカイツリー

さらに、改札を抜けて今度は天空回廊へのエレベーターへ乗車。
このエレベータは外が見えるのですが、ドア側の端に乗らないと下は見えません。。。そしてついに445メートルの天空回廊入口に到着!!

東京スカイツリー東京スカイツリー

東京タワーが下に見える。。。地上のものがなんて小さく見える。。。

東京スカイツリー東京スカイツリー

感想は様々ですがこの光景は文章では表現しにくいくらい感動しました。
天空回廊はここで終了ではありませんで、ここからスロープをゆっくりと1周登ります。そんなご案内手すり付近に恥ずかしそうに並んでいます。

東京スカイツリー東京スカイツリー

この案内に沿ってさらにスロープを登るとついに450メートルの展望最上部に到着。個人的にはここにつく前にトイレがあったことにさらにびっくりでしたが。。。水はどうやって汲み上げているのか。。
写真スポットなので人だかりが多くて大変ですが、このエリアだけ奥まった場所が用意されており、一応写真を撮る人を包括できるようになっています。

東京スカイツリー東京スカイツリー

天空回廊は白を基調とした壁面や天井でとっても明るい雰囲気ですので、携帯カメラでも安心して手ぶれのない写真が撮れそうです。
そして、この場所を通過するとスロープは下がりはじめ、元来たエレベーターホールへと戻っていきます。

天空回廊からエレベーターで再び第一展望台に戻ると、先ほどよりは5メートル下、一つ下のフロアに出てきます。
改めて第一展望台をチェック!!
カフェがあったり、記念撮影スポットがあったりといわゆる常識的な付帯施設は何でもあります。

東京スカイツリー東京スカイツリー

そして、第一展望台から見る眼下の景色もまた従来の概念では図れない小ささ!!
ゆっくり見たい人のためにファニチャーも用意されています。

そして展望台のお土産コーナーですが、こちらは大盛況で入店するのに待ち列があります。とりあえず並んでみましたが10分ほどで入店。
ただし、買いたくなるようなものは。。。ありませんでした。。。
展望台でおなじみのガラス製ののぞき窓などもありますが、混雑しすぎて下が見えない。。。です。。。

東京スカイツリー東京スカイツリー

とまぁ天空回廊含めてオーバー350メートルの時間は1時間30分ほど過ぎました。
基本的に風景を見るだけなのでこれ以上はいても変わり映えがしないので、いよいよ地上に戻ることにしました。
ちなみに、展望台への再入場はできません(当たり前か!!)
地上には行きとは別の場所にある高速エレベーターで下りますが、早い。。。
地上に降りて、通路を進むと物販コーナーに出てきます。

東京スカイツリー東京スカイツリー

混雑はしているのですが、思ったよりも商品が少ないです。。。
売れ筋商品とか書かれていないことも要因かもしれませんが、自分にはヒットするような商品が見つからなかったので、ここでの買い物はパス。。。

感想

ソラマチ含めて一日過ごせる施設ですが、本家のオフィシャルショップに魅力的な商品がなかったのはとても残念です。
今回はオフィスタワーの飲食街と墨田水族館は時間の関係でいけなかったのですが、一度で全部満喫するのは難しいかもしれません。
その意味で、何度も来たくなる施設ということは間違いないのです。
ソラマチの店舗に見られるような「下町の元気さ」これこそが日本の景気を復活させてくれる薬になるのでは?と思うような熱さです。

さて、初めての施設なので恒例のトイレチェックです。

東京スカイツリー東京スカイツリー

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そして、日本で一番高いトイレはこちら

東京スカイツリー東京スカイツリー

東京スカイツリー東京スカイツリー

視察記録

 

東京スカイツリー(英: TOKYO SKYTREE)は、東京都墨田区押上1-1-2にある電波塔(送信所)であり、東武鉄道及び東武グループのシンボル的存在である。2012年2月29日に完成し、同年5月に電波塔・観光施設として開業した。観光・商業施設やオフィスビルが併設されており、電波塔を含め周辺施設は「東京スカイツリータウン」と呼ばれている。とうきょうスカイツリー駅・押上駅が最寄駅である。
TEL 0570-550-634
住所 〒131-0045 東京都墨田区押上1丁目1−2
URL http://www.tokyo-skytree.jp/
入場料

展望デッキ/展望回廊まで

大人(18歳以上) 3,100円 /1,000円
中高生 2,350円 /800円
小学生 1,450円 /600円
5歳以下は無料※時期により価格が変動します。
開園時間 10時00分~21時00分
※時期により変動あり
アクセス 東武スカイツリーライン 東京スカイツリー駅 徒歩1分
都営地下鉄浅草線、東京メトロ半蔵門線 押上駅 徒歩1分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2012/06/05
東京タワーを眼下に見るって不思議

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