サルがテーマの遊園地&動物園
No.0091
日本モンキーパーク
視察日時 2001年 10月 6日
到着まで
今日は豊田スタジアムでJリーグのグランパスエイトのスーパースター、ピクシーことストイコビッチ選手の引退試合があるので、一路名古屋に向かいます。
試合の開始は15時からなので、その前に一つ視察を・・・と言うわけで選んだ施設が「日本モンキーパーク」サル専門の動物園。言うなれば「テーマ動物園」となります(造語です)。
場所は名古屋から名鉄特急で約30分。犬山遊園駅からモノレールです。しかし、この犬山遊園からモンキーパークは始まっているようで、モノレールに乗るときには入場チケットの提示を求められます。
モノレールの駅に入ると、まぁモンキーパークの宣伝看板がこれでもかと目に入ってきます。気合い入ってますねぇ・・・モノレールは途中「成田山」駅に停車して(てっきり千葉の成田山かと思いました・・・)モンキーパークに無事到着。
なんとこのモンキーパークの駅はすでに園内でした。改札で見せるのは乗車券だけで、改札を出るともうモンキーパークの中に入っているわけです。
どおりで犬山公園駅でのチェックが厳しかったわけだ・・・納得・・・。
とまぁ早速入ってしまったモンキーパークですが、モノレールを利用しない人はどこから・・・?と思いきや実は、入口はこの他に動物園側に一つ、遊園地側に一つと合計3つの入口を持っているのです。
紹介しておくと、モノレール乗り場を挟んで動物園と遊園地に別れた構造になっています。そして、動物園の側には非常にこぢんまりとした入口が・・・。
そしてこの入口と遊園地の間に駐車場を挟んで、遊園地側はそれは立派な入場ゲートがあります。
遊園地側の駐車場は小さいなぁと思ってガイドMAPをみると、なんとさらにもう一つ入口があるのです。遊園地の第2入場口と書かれた入口で、こちらは遊園地側の駐車場からのお客さんのための入口のようです。
これだけたくさん入口があると、間違えて出てしまったり、再入場が必要になるのでは?と思って改札で聞いてみると、再入場証明書をもらって外に出るシステムのようです。
第1駐車場は見た感じはあまり広くなさそうです。一台当たりのスペースもあまり広くない。道路が広いので有名なのは名古屋駅周辺だけなんでしょうか?これなら覚悟を決めて広大な第3駐車場を目指すのが得策のようですねぇ・・・。
さてチケット売場ですが、モノレールで来ると利用できませんので、何も見ないうちから再入場の証明書をもらって外に出ます。
改めてモンキーパークの入口まで来て、チケット売場を見てみましょう。ブースは3ブースありますが、一つは団体対応用のなので、個人できた人ためのブースは実質2ブースです。今日は土曜日ですが、問題なく捌けています。
チケットを買うと、直ぐ隣が改札になっています。改札は2レーンで1ブースの対応。一応チケットはもぎります。
チケットブース付近には、内部のアトラクションの利用料金のパネルがあります。どうやらここはパスポートと乗り物券の併用になっているようです。見ていると入場券だけ買っている人が多いようです。
さてそれでは中を見てみましょう!!
場内の構成
モンキーパークの場内はかなり複雑に別れています。まずは動物園のエリアと遊園地のエリアに大きく別れています。
遊園地のエリアはさらに橋を挟んで二つのエリアに別れており、これにプールのエリアが付いています(今日はプールは営業していません)。
ブロックで分けるとすれば、4箇所になります。動物園のエリアも屋外、屋内と様々です。各ゾーンをつなぐ橋があるのですが、地形がかなり起伏に富んでいるので、アチコチ動くのは結構しんどいです・・・。
ちなみにメインエントランスから入ると遊園地エリアに行くまで大きな広場を通過して、さらに階段を登る・・・。階段が辛い人やベビーカーや車椅子の人は長い坂を迂回して・・・。いやぁ結構運動になりますよ!
どうも、動物園シリーズになってからこうした起伏に富んだ地形を歩かされる機会が増えたような気がします・・・。日頃の不摂生でしか体を鍛えていないので・・・結構辛い・・・。
さてちなみにトイレは?というとちょっと古いタイプですが、清潔です。
さてそれでは、一つずつ見ていきましょう!!
動物園エリア
モノレールを降りて改札を出ると、目の前はもう動物園エリアです。動物園と言っても「モンキーパーク」ですからサルばかりです。
でもサルと言っても色々いるんです。モンキーパークの素晴らしいところは、サルの行動の特性をうまく活用して、変に柵や檻で囲い込まないところです。水が嫌いなサルには人間との間にお堀を作って逃げないような工夫があったり・・・。さすが「テーマ動物園」です。
動物の見せ方も、普通の檻だけではなくて、森の中にいたり、お城になっていたり、はたまたアパート住まいのサルまで様々です。
見る側も上から覗き込んだり、下から見上げたり、正面切って見たりなどなど楽しめます。
さらにこの施設は場内で販売している餌(落花生)に限っては与えても良いようなので、サルの側も心得ていて、人間に餌をねだる現金な奴までいます。
平坦な順路を進んで、しばらく行くと急な上り。これを昇りきったところには「ヒヒの城」と名付けられたエリアがあります。起伏に富んでいるのでサインなど案内表示は丁寧なんですが、いやいやこの上りは堪える・・・。今日はこればっか・・・?
餌は場内の各所に置かれたカップに入った落花生です。これが1カップ100円。別にスタッフが売っているわけではなく、神社のおみくじ形式なんですが、みなさんきちんとお金は払っています。
サルの方も心得ていて、カップを見つけると「コッチ!コッチ!」と手を叩いておねだります。非常に感情をストレートに出すサルたちです。
さてこんなヒヒの城ですが、ここを後にして今度は、少しアカデミックな場所に移動します。せっかく昇りきった階段ですが・・・。
今度はふれあい動物園に向かいます。テーマ動物園ですが唯一のテーマ外動物のエリアです。ウサギやポニー等がいます。モンキーパークの意地もあるんでしょうか?ここは別料金でした。
もちろん動物と遊んだ後は手を洗いましょう。水石鹸付きの洗面台もあります。
ふれあい動物園の先には「モンキーセンター」があります。ここでは進化の歴史やサルのマメ知識が覚えられる博物館的な施設です。
中にはたくさんのサルの剥製の展示や、パソコンを利用したQ&Aコーナーなど色々あります。
さらにはちょっとした工芸品を作る工作室まであります。誰もいないんですがねぇ・・・。
続いて見たのがモンキーアパート。こちらはワンルームマンションに住んでいるサルたちです。稼ぎがあまりよくないのでしょうか?
サルと言っても本当にたくさんいます。
このモンキーアパートの最後の檻には、地球上で最も暴れ者のサルが飼育されています。地上のあらゆるところで生息して、自然環境を破壊したりするそうです。怖いですねぇ・・・って自分が鏡に映っていますが・・・?
・・っと非常にウイットの聞いたモンキーアパートでしたが、この先には、動物園では人気のゴリラやオランウータン等の類人猿のコーナーがあります。
ゴリラは結構強そうです。小生の顔を見て勝負を挑んできそうでしたが・・・。「今日は勘弁してあげよう」・・・言ったのか、言われたのか・・・?
この他にも、南米のサルや夜行性のサルなどの展示もあります。
そしてサルをもっと間近で見たい方には、「モンキージャングル」がお奨めです。これは、サルが放し飼いされている広大な檻の中を歩いて巡るツアー型の見学コースです。途中でメガネや帽子を取られないように気を付けましょう!!
こんな動物園のエリアですが、なんと言っても楽しみは食事ですよね。モンキーパークはアチコチに芝生の広場があって、食事も自由にできます。
芝生のある場所はちゃんと平坦になっているので、食べ物や飲み物がひっくり返ったりしないようになっているので安心です。
ちなみに弁当を広げてる人の傍で、手を叩いてみましたが反応がまるでなし・・・ヒヒより人気がないのかぁ・・・。
では気を取り直して、遊園地に向かいましょう!!
遊園地エリア
サルを見た後は、今度は人間を見ましょう!?と言うわけではありませんが、今度は遊園地のエリアです。
こちらはテーマパークというにはちょっと無理があるような、昔ながらの遊園地です。それでもたくさんの人が来ているのですから大したものです。
モンキーパークの遊園地ですので、中央には巨大なゴリラが・・・しかも何分かに一度鳴きます。
しかし、この人込みはどうなんでしょうか?決して混んでいるとは思えないんですが、所狭しとアトラクションが配置されていて、しかも通路の両端にはお店の商品が・・・。ちょっと狭い・・・。
定番のアイテムは殆どある遊園地です。
こちらおなじみのミニ列車です
こちらモノレール乗り場まで行くゴンドラです
シミュレーターもあります
これはおなじみバイキング
ビックリハウスのようです
こちら旋回式の乗り物
こちら旋回する飛行機!!
観覧車ももちろんあります
ジェットコースターもあります。これはかなり本格的です
水に飛び込むフリュームライドもあります
小型コースターも元気です
ゴーカートはなんと20分待ち!!
お化け屋敷です。
オクトパスって奴ですね!!
子供用のマメ汽車(あんパンマンの汽車です)
コーヒーカップです
こちらは子供遊具のエリア この遊園地のエリアでは、今日はステージでイベントを行っていました。
「とっとこハム太郎」が主役のようです。子供には人気がありますねぇ・・・
さて、この遊園地のエリアではとてもお弁当を・・・なんてできないので、遊園地の入口を入ってすぐの広場でみなさん食事を取っているようです。
バラ園があったりするので非常にきれいです。水際で涼しいし・・・ここで拍手してみたが、誰も・・・相手にもしてもらえない・・・。
平坦になっているので、敷物を敷いて食事するにはベストですねぇ!!
物販・飲食
動物園のエリアでは、モンキーセンターの中にお土産ショップが一箇所あります。この他では、モノレールの駅の付近にお土産ショップとレストランがありますが、動物園のエリア内には飲食施設はありません。
どちらもお土産はお菓子が中心です。
遊園地側では、入口の横にショップが一つあります。ここはやはりお土産ものが中心です。円山動物園でも見かけたあの怪しい土産を発見しました。
飲食の施設は、入口を入り、芝生の広場の抜けて、階段を登りきったところにあります。メニューはおでんや焼きそばなんかが中心ですが・・・。
遊園地のエリアではこれ以外にも、コースター下のレストランがあります。こちらはちょっと気取った感じでしょうか?
この他にはプールエリアにあるレストランが開いています。プールエリアは閉めてあるのですが、レストランだけは稼働しています。但し水のないプールを見ながらの食事になってしまいます。
遊園地エリアの中心にはワゴンも出ており、ちょうどデットスポットになるエリアをカバーしています。
物販や飲食の施設ではありませんが、さすがに起伏の激しい場所にある施設なので、休憩所なんて言うのも用意されています。
授乳室は大きなゴリラの横の総合案内所にあるようです。但し付近が混んでいるので注意しましょう!!
感想
非常に起伏の激しい場所にある施設なので、全部回るのはなかなかタフです。まるでサル山に自分がいるような雰囲気です。
そこまで考えて作った施設だとしたら、恐れいりました・・・。
動物園というと何でもいるという風に考えますが、ここのようにサルに限定した上で、サルに関しては他のどこにも負けない!!という意気込みを感じます。
この点はテーマパークと発想が非常に近くなっています。遊園地にしてもプールにしても大胆な投資をして作ったような感じではないので、あくまでもテーマはモンキーなのです。
しかし、本当にこの施設・・・疲れます・・・。
日本モンキーパークは、愛知県犬山市にて動物園を併設している遊園地である。通称、「モンパ」。名古屋鉄道の子会社である名鉄インプレスにより経営されている。愛知県の小学校では遠足先の定番の1つとされ、毎年いろいろなアトラクションがあり、子供を楽しませる工夫をしている。オリジナルキャラクターは「モンパ君」「モンピーちゃん」で、2006年3月11日にデビュー。
TEL | 0568-61-0870 |
住所 | 〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26 |
URL | www.japan-monkeypark.jp/ |
入場料/パスポート | 大人(中学生以上) 1,300円 /3,900円 小人(2歳以上) 900円 /2,700円 |
開園時間 | 10時00分~17時00分 (季節と曜日により変動あり) |
アクセス | 名鉄犬山線 犬山駅よりバスで5分 名神高速道路 小牧ICより国道41号線経由で20分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
視察履歴
- 2001/10/06
- サルがテーマの遊園地&動物園