ワールドカップスタジアム総点検!?その4

No.0058


新潟スタジアム「ビックスワン」


ビックスワン


視察日時   2001年  6月  2日


到着まで

いよいよ、「コンフェデレーションカップ2001」が始まりました。来年のワールドカップ本大会を控えて、各種のテストや調整を行うという、運営上の裏事情もあり今回の大会は日本と韓国の共同開催です。

日本のメイン会場は「鹿島スタジアム」と新しく完成した「新潟スタジアム『ビックスワン』」。日本海側としては唯一のワールドカップ会場であるこのスタジアムが今回の視察ターゲットとなります。もちろん出発は東京からです。

全車2階建ての豪華特急「MAXあさひ号」に乗り込み、上越新幹線に揺られること2時間。田中一族のお膝元新潟に到着します。

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新潟駅は、かなりコンフェデレーションカップを意識しているようで、来年のワールドカップのポスターもさることながら、今回の大会のポスターの数も尋常ではありません。

駅の構内はもちろん、駅からつながるデッキ通路にまで会場の案内の係員が大会概要を説明しています。サッカーの試合では「ダフ屋」がここまでたくさんいることはありますが、大会の関係者がここまでやっているのはある意味驚きです。

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駅から気になるのはなんと言ってもアクセス。前々日に行われた第1戦「日本VSカナダ」の試合では、アクセスの悪さが露呈したことが新聞紙上を賑わせてしまっただけに、今回の対応はみなさん気合いが入っているようです。

非常に丁寧かつ、詳しく説明してくれるのですが、結局「歩いて行くのが一番良い」ということに終始します。10分くらい説明を受けても「結果がこれなら、最初から・・・」という気にもなりますが、まぁ努力を称えましょう。

そんなアクセスですが、駅からバスで10~15分。歩いていっても30~40分と言ったところです。時間もありますし、なんと言っても歩いていくと「街並み」が堪能できますので、時間に余裕を持って出て、歩いて会場に向かうのがお奨めです。

駅を出るといきなり、大会のオフィシャルグッズ売場に遭遇。大会期間限定と言うことで道路での出店となっているのですが、このおかげでかなり道が狭くなってしまっています。なんとかできないものでしょうか・・・。

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混雑したグッズ売場を抜けると、ここからは「電車道(サッカー用語でドリブルでまっすぐ抜けること)」じゃなくて「一本道」です。片側1車線の対面通行ですが、現在2車線に拡張中のようです。

ここまで出てくるとシャトルバスの乗り場に遭遇します。この乗り場なんと広大な「キューエリア」が確保されています。まさにTDLのプーさんライドに匹敵するような広さ。しかもここを通ってバス乗り場にいく際には、道路を歩いている歩行者が道を譲らなければなりません・・・。何となく違うような・・・。

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バス乗り場も広大で、乗車口が5カ所くらいあります。歩いていく人とバスに乗る人はほぼ半々と言ったところです。

歩いていくと歩道はかなり広くて、きれいに舗装されますので非常に快適です。途中に信号が何カ所かありますが、ここでは警察と大会警備員が共同で道路整備・・・。非常にワールドカップの本大会を意識した運営が繰り広げられています。

このまま約20分位でしょうか?川にかかる橋を渡るまでひたすらまっすぐ歩きます。非常にわかりやすいし、周辺にはコンビニもあります。重要なことは会場付近にはペットボトルに入った飲料水は売っていませんので、歩いていって途中のコンビニ調達しておくのが良いようです。

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コンビニで調達した飲料水を飲みながら橋を渡ると、なにやら雰囲気が怪しくなってきます。夜の男女御用達のお宿がひしめき合う地域を川に沿って歩いていきます。川を渡った当たりから大きな通りを外れて、このような地域を歩くことになります。

この当たりから行き先の掲示サインも複雑になります。道路が複雑なのでしょうがないと言えばそれまでですが、あまり目にかかれないようなものまであります。

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駅を抜け、橋を渡り、ホテル街を突き抜けて・・・歩くこと約40分。やっとスタジアムの敷地内に入ってきます。

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スタジアム周辺はスポーツ公園として整備されていて、一面芝生が張り巡らされ、しかも池などの水施設もあって非常にきれいです。

先週のビックアイはまだ完成にはほど遠い「スポーツ公園」でしたが、こちらはかなりの完成度。注意書きのサインには「ウンコしている犬の絵に×」が付いて「飼い犬の糞は飼い主が処理しましょう」とあります。なんておもしろいサイン・・・。こんなの作らされる業者はかなり悩んでしまったのでは・・・。

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当然公園の中には、たくさんのトイレもあり、しかも全て多目的トイレを含めていますから素晴らしい。しかもトイレにはBGMが流れるというおもてなしぶり・・・。

でも問題は、この大会期間中はゴミ箱が完全に撤去されていることです。ゴミを捨てる場所がありません。当然ゴミ捨てのターゲットになるのがトイレ・・・トイレにはペットボトルがたくさん並んでいました。そんなトイレをいつものようにチェックしておきましょう。

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トイレを覗いて、再び公園内の通路に戻り、きれいな芝生を踏みしめながら、いよいよ着きました。ここが新潟スタジアム「ビックスワン」です!

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スタジアムの周囲

スタジアムの周囲は「新潟スポーツ公園」として整備されています。スタジアムが一体幾つ入るのか?と思わせるくらい広大な敷地です。

一面に張り巡らされた芝生はとてもきれいで、スタジアムで試合がないときでもここで遊べるのでは・・・と思うくらいです。スタジアムの隣には川(もちろん人工ですが・・・)が流れていて、暑い日でもここで涼しめそうです。

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なんとも、のんびりとして雰囲気ですが、ちょっと残念なのは川岸には車椅子では行けません。階段なのです・・・。

スタジアムの正門側に向かってみましょう。バスやタクシーはこちらに着きます。

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ここも非常に豪華な作りです。しかも殆どがもう完成している・・・。凄い・・・。

感心することばかりですが、芝生や川岸はともかくそのほかの場所は殆どコンクリートやアスファルトのため、非常に暑い・・・しかもあまり木陰がないので逃げ場所がありません。これは思わぬ弱点でした。

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さて、肝心なスタジアムですが、入口は東西南北に1カ所ずつ。計4箇所です。それぞれ「EAST」、「WEST」、「SOUTH」、「NORTH」と命名されています。ワールドカップの会場は殆ど全てこのパターンです。

世界中どこの国の人にもわかりやすいですから・・・

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どのゲートでも、荷物チェックが実施されるためチケットテイクの前には荷物検査場所をと売る必要があります。このため、ゲート前にはテントが設置されています。

ちなみに、こうした段取りのため不測の事態に備えて、警察の方の詰め所も準備されています。もちろん、関係者用の入口も用意されています。今日は警備員ががっちり固めています。

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さて、こうした場内ですが、どういう訳か場内をグルリと回ることができません。途中で柵が張り巡らされて、先に進めません・・・。

ぐるりと周回したいのに・・・。

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スタジアムの周囲には、入場までの間、時間を潰せるように売店やグッズの販売所。さらにトイレや水飲み場にベンチなども用意されています。

水飲み場は飲用と手洗い用と両方に蛇口があります。飲用はちょっと子供には辛そうな高さです。

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今回のコンフェデレーションカップのスポンサーである。コカコーラやバドワイザーのショップも外に出ています。

スタジアム内はビンカン類の持ち込みは禁止ですから、ここで販売されているのは全て紙コップに入れてくれます。ビールは早く飲まないとぬるくなってしまいます・・・。

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それそろ、開門時間ですから中に入りましょう。

まずは、荷物のチェックです。婦人警官もいるブースでカバンを開けて中身を見せてから入場します。この先でチケット確認ですが、ここでチケットを持っていないと当然は入れないので、チケットも見せます。

チケットは半券がもぎられて入場です。当然ですが再入場はできません。チケットには入場ゲートが指定されており、それ以外のゲートからは入場できません。

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中に入ってから気が付いたのですが、各ゲートは入場料金によって区分されているため、内部も柵によって仕切られています。当然他の場所には行けません・・・。

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それでは、中に入ってみましょう!


スタジアムの内部

スタジアムの中は、2層式です。1階と2階の間には階段がありますが、ここはかなり狭いのが難点・・・。

狭いことに加えて、なかなかこの階段が急勾配・・・。大人数の移動が多いスタジアムとしてはちょっと不満が残る作りです・・・。

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階段を登ると、入口への通路になります。ここはかなりの広さがあります。これはとてもグッドです。ただ2階の手すりは平坦なコンクリート製のため、ここにものを置いてしまう人がたくさんいます。当然したには歩いている人がいるわけで、上からビールが振ってきた・・・なんて自体が懸念されます。

このスタジアムを歩くときは壁際は避けた方が良さそうです・・・。

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さてこのフロアのゴミ箱ですが、全て移動式でゲートの前に設置されています。ビン、カン、ペットボトル等々、なぜか入口で持ち込み禁止のものまであります。しかもご丁寧にペットボトル潰し器まであります。

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それでは、ゲートを抜けて中を見てみましょう。ゲートは広くてなかなか雰囲気を出しています。ところが、上に行く通路が狭い・・・。ゲートから出てくると2階席の中段付近、上段の席に人はここから階段で登るわけですが、この階段がとても狭くて急勾配・・・。

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でも、急勾配なだけにさすがに見やすいです。何となく海外の雰囲気??シートは個別シートですが、カップホルダーなどはありません。しかも間隔がかなり狭いので、みなさん苦労して座っています。すでにあちこちでビールやコーラがこぼれてできたと思われる「水の帯」が・・・。

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チケットのところで場内が区分されますが、スタジアムの中も各ブロック毎に金網で区切られています。ここまで頑丈な警備のスタジアムは日本でもここが始めてでは・・・?

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ちなみに、2階席はこのような感じなのですが、1階はどんな感じかなと降りてみました。1階のシートは赤で統一されています。シートの形状は2階と同じ。

1階には観覧席があります。さすがにバックスタンドなので、VIPが来たときに使われるのでしょう・・・。ガラス張りの個室と専用席があります。こっちは座りごごちが良さそう・・・。

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そしておなじみのトイレチェックです。今回も見てみましょう。スタジアムの外と基本的な構成は変わりません。素晴らしいのはその数。とにかく開いている場所は全てトイレにしたのではと思うくらいたくさんあります。

多目的トイレも各トイレに併設されています。こちらには「ご自由に・・・」と書いてありますが、トイレを使うのに断る人は・・・??

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さらに救護室もあります。ここでは救護室としての機能の他、授乳室としても利用できるようになっているようです。少なくともサインを見る限り・・・

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再び、場内に戻りましょう。

今度はスタジアムの上部を見てましょう。鳥の羽をイメージしたという屋根ですが、なるほど素敵な曲線を描いた作りです。でも、雨天時はちょっと吹き込みそうな予感が・・・

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ちなみに、階段には列ごとに番号が振ってありますが、始めてきた人でも安心して場所が見つかります。

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それでは、売店で買い物をして見ましょう!


物販と飲食

物販も飲食も基本的には同じ場所です。もちろんテーブルに座って・・・なんて贅沢なところはありません。

基本的には買って、イスに持っていって食べたり飲んだりします。

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大変、残念なことに売店とスタジアム警備の連携が悪いようで、

売店ではペットボトルで渡される飲み物もゲートの前でコップに移し替えて下さい。

と言われます・・・。日本人ならともかく、外国人にこの対応が通用するのかは・・・疑問・・・。

だんだん、日も暮れてきました。いよいよ始まりのようですので、席に戻ります。


感想

新潟駅からのアクセスはバスを使わなくて正解でした。帰りは完全なる交通規制で、警察により道路に入る車を制限したにも関わらず・・・かなり時間がかかっていたようです。

歩いて40分くらいですから、まぁ観戦の準備運動(?)と思って歩きましょう。

スタジアムは広大で休憩場所としてはとても良いですが、木陰が少ないのとなんと言っても飲食場所が無いのが辛いところです。コンビニで買ってから行って下さいね。

さてさて、スタジアムですが、4万2千人程度の収容人員で、傾斜も高く見やすいのですが、席の上下の間隔がやや狭いです。座っている分には問題ないのですが、前を人が通ったりするときには、かなり辛いものがあります(きれいな女性が通るときは嬉しいんですが・・・?)
お子さま連れの方は注意が必要ですね・・・。

さらにカップホルダーは是非付けて欲しいところです。あっちこっちで洪水発生でした!

忘れてました。肝心の試合ですね・・・こちらからどうぞ!


コンフェデレーションカップ 予選Bグル-プ 第2戦

日本 VS カメルーン

当日の17時からの「ブラジルVSカナダ」の試合が引き分けに終わった。つまり日本はこの試合勝てば予選リーグ最終戦を待たずに準決勝進出が決定するという自体になりました。

日本はスタメンは、初戦のカナダ戦から大きな変更は無し。FWに鈴木を抜擢したのが大きな違い・・・。中田、小野のダブルファンタジスタは機能するのか・・・?不安残る・・・。

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前半は、カメルーンのキックオフで試合開始。カメルーンはやはり自慢の身体能力の高さを活かした攻撃で仕掛けてきます。

身体能力の高さなら、この試合にスタメン復帰した松田も負けてはいません。アトランタではロナウド止める男ですから・・・。しばらくは一進一退の攻防・・・。カメルーンの縦突破に一抹の不安を感じながら、おかしなことに気が付く・・・。

カメルーンの最終ラインが怪しい・・・。なんかモタモタ・・・、しかもその前の右のボランチはもっと怪しい・・・誰をマークするでもなく、ボールに絡むわけでもなく・・・と思っていたら前半8分。こちらも日本の挙動不審者中田浩二から左クロス・・・同じ鹿島の盟友鈴木のもとに・・・しかも守るや怪しいカメルーンの最終ライン・・・。ワントラップで振り切ってそのまま右足一閃

ビューティフルゴール!

鈴木は嫌いだけどこのシュートは素晴らしい。場内大歓声!トルシエ監督抜擢大成功!

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これで、後のないカメルーン、身体能力を活かしてロングボールで攻めてくるが、ここは日本の守護神(横浜では???)川口、今日も気合い入ってます。全てシャットアウト!

前半は1-0で日本リードのまま終了。

後半は、日本は前半と同じように中田、小野を中心に組織で攻める。一方カメルーンは依然パワープレー中心。川口の気迫の前にゴールは割れない。

後半途中、中田に変えて森島を投入。鈴木、西沢のツートップに森島が絡んでただでさえ怪しいカメルーンの最終ラインは大混乱・・・。西沢がカットしたボールを森島が拾ってセンタリング!鈴木のヘッドをキーパーなんとファンブル・・・そのままゴールイン!

日本2点目!

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そして、削られ続けた西沢に変わって、中山登場!この後小野と服部が交代するが、混乱しきったカメルーンはそのまま自滅・・・。中盤を作らずに縦へのロングフィードに・・・当然川口の餌食・・・。

日本は森島、中山の果敢な前線からのアタックで何度かチャンスを作った。鈴木もあわやハットトリックかと思わせるシーンもあったが、色気が出たようで・・・。

結局この後は日本のお祭りモードで2-0で終了。日本は最終戦を待たずに準決勝に進出しました!

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久々の気分の良い代表の試合でした。さぁ新潟駅に向かってダッシュ!今日はチェックインしたら朝まで飲むぞォ!

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