日本海側の水族館に初めてきました

No.0059


マリンピア日本海



視察日時 2001年 6月 3日


到着まで

昨日の日本の快勝(サッカー)ですっかり気分良くなりました。何に付け応援しているチームが勝つというのは気持ちのいいものです。今日は天気も良く新潟にしてはかなり暑い(?)ので、せっかくの日曜日市内を散策してからかえることになりました。

ガイドブックを見ながらめぼしいところを探していると、ありました。海辺の水族館「マリンピア日本海」・・・。サッカーの次の日は水族館・・・。何とも変な取り合わせですが、まぁ良いかぁ・・・。と宿を出発!

新潟駅からは「マリンピア日本海」行きの直行バスを利用します。

マリンピア日本海マリンピア日本海

バス乗り場で気が付いたのですが、「マリンピア日本海」という人がいません。みなさん、「水族館」と言っています。確かに競合する施設は付近にありませんが、せっかく付けた名前ですから、呼んで上げれば良いのに・・・。しかもバスの行き先まで「水族館」と書かれているので・・・。なんとも・・・。

バスに揺られること20分余り・・・昨日の日本の快勝劇の夢を見ながら到着しました。海沿いの風光明媚な場所に施設はありました。

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到着してみて、気が付きましたが車椅子を利用する人はバス乗り場の反対側が駐車場のようです。道路に沿って通路が設けてあります。

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雪国ですから冬場でも入口までスムーズに行けるように屋根もちゃんと付いています。車椅子用の通路にはこれがないのが残念ですが・・・

チケットは2ブースあります。入口は普通の来館者用と団体用の来館者用の2ゲート。ゲートと言ってもドアがあるだけですが・・・。入口の反対は出口用になっています。

マリンピア日本海マリンピア日本海

中にはいる前に一応施設の備品を確認しておきましょう。

ゴミ箱は分別式になっていて「可燃物」「不燃物」となぜか「プラスチック」と言う区分になっています。PETボトルは確かにプラスチックですが・・・。悩む分別です・・・。

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悪天候時は傘袋を使うようで、傘袋が束ねて置いてありました。今日はいい天気ですが・・・。そして入口横にはレンタル用の車椅子でしょうか?6台あります。どのようにレンタルするのかはちょっとわかりませんが・・・。

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パンフレットは日本語と外国語と言う区分。英語・中国語・ハングルでの記載もあります。ロシア語はありません・・・??

チケットブースで買ったチケットは、食券のように小さなチケットです。印字を見ると「たぬきそば」と書かれているような感じのするものですが、一応改札では半券をもぎります。改札は特に仕切などはなく、カウンターと言った感じです。ここは全体のインフォメーション機能を兼ねているようです。1~2人対応です。

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さすがに冬は寒いのでしょう。足下にはヒーターが置いてあります。さらに内線などの設備もここにあります。係りのスタッフはとても親切で、くだらないことを聞いてもちゃんと応えてくれます。素晴らしい・・・。

館内に入ると早速、イルカショーがあるというインフォメーションが流れています。迷子や団体集合などのアナウンスもされます。入口のショースケジュール表を見ると、確かにまもなくイルカショーが始まります。急げ!

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場内の構成

イルカショーは後で説明しますので、まずは場内の構成からお話ししましょう。施設は本館(地上2階、地下1階)と別館、マリンサファリ、ペンギン島、遊びの広場の5ブロックに別れています。

本館はいわゆる展示が中心で、2階はレストランと展望広場になっています

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別館はラッコ、ビーバー、カワウソなどの哺乳動物が飼育されているエリアです。イルカショーは冬季はこの別館にある室内プールで行うようです。屋外と屋内の両方にイルカショー用のプールがあるという非常に豪勢な作りです。

マリンサファリは極海に生息する動物が集められています。水中の動きと上からの動きが見れるように2段構えになっています。

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そして、本館の外周に沿うように設けられているペンギン島。こちらは屋外です。どの通路も屋外部分は全て屋根の付いた通路になっています。雪国ならではの特徴と言えるのでしょうか・・・?

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団体入口の裏から見て気が付いたのですが、ちゃんとコインロッカーもありました。20個です。有料(200円)でした。

来場の記念にスタンプを押すところも設置されていますし、授乳室もきちんとあります。写真を・・・と思ったらオシメの取り替え中でしたので・・・

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授乳室はパーテーションで区切られていますが、その後ろが喫煙所・・・。ちょっと赤ちゃんにはかわいそうですが・・・。

当然トイレもありますので、チェックしておきましょう。

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本館展示

入口を入ってすぐのエリアです。「水族館に来た」と言うイメージを持たせるエリアです。入口は1階ですが、スロープに沿って地下に潜っていきます。ここは巨大水槽の上部になっていて、海水が波打っています。

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スロープを下りきったところが「マリンピアホール」と言う広間になっています。スロープからマリンピアホールに続くところには、この水族館の目玉「マリントンネル」があります。

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八景島シーパラダイスのアクアチューブのような凄さはありませんが、やはり下から見るのは迫力があります。鮫やエイなどもいますよ・・・。マリントンネルを抜けてマリンピアホールに出てくると、水槽で通路が区画されています。ここは海洋生物の水槽での展示です。位のに加えてフラッシュ撮影禁止なので、写真はダメでした。

マリントンネルを含めてこの巨大水槽は「日本海大水槽」と呼ばれています。いやぁ、本当にいろんな魚がいます。美味そうなもの、まずそうなもの??

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このフロアには友好都市の魚も飼育されています。ロシアのチョウザメなどもいますよ・・・。ちょっと暗いので撮影はここもダメでした・・・。

マリンピアホール内には、データ検索用のパソコンにビデオライブラリー等もあります。ちなみにこの操作がわからない人のためにインフォメーションをかねてカウンターがあります。

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そんなビデオライブラリーを抜けると、今度はスロープで1階へと上がります。ここは信濃川水槽と名付けられています。おもに川に住む水性生物がいます。

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「カメに噛まれる恐れがありますので・・・」とテプラで書かれたサインがあります。きっと誰か噛まれたんでしょうねぇ・・・

信濃川水槽を通り抜けて、一度外に出ると今度は「にしきごい池」に出てきます。にしきごいって新潟が原産地なんですねぇ・・・知らなかった・・・。居ました、居ました、お金持ちの象徴にしきごい・・・。これに餌やる人は時代劇ではいつも悪役です(除:暴れん坊将軍)??

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にしきごい池からは別館への通路と本館のショップへの通路に別れます。ちょっとショップを除いてみましょう。

ショップに来ると「タッチ水槽」と書かれたプレートが・・・「??」と思いきや、な、なんと水槽にいる「ヒトデ」に触れる水槽なのです。「手荒に扱わないように・・・」と書かれていますが、ヒトデを触るのは・・・

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子供は平気でつかんでいますが、う~ん、でも記念だから・・・。以外と表面は堅いんですねぇ・・・なるほど・・・。


別館

建物の名前を別館というのは何とも・・・。水槽はあれだけたくさん名前を付けているのに・・・。まぁそんなことは気にせずに進みましょう。別館はおもに哺乳動物の展示が主になっています。撮影はOKですが、フラッシュは禁止です。水槽の高さが高いところもあり、ステップが付いているところもあります。

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まず最初はビーバーですが、どこにも見あたらない・・・。残念・・・。続いてカワウソ。実物を見るのは初めてです。

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そしておなじみ「ラッコ」。ここでは時間になると餌上げを行います。ちょうど終わった直後でした・・・。あぁトイレに行かなければ・・・だってお腹が・・・。悔やまれるところです。同行した友人の話では貝を叩き割らないで落としてしまったそうです・・・。

さてこのほ乳類のフロアを抜けて上に上がるとイルカショーの会場です。お待たせしました。イルカショーの始まりです。

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勢い良く3人出てきました。「みなさん!今日はぁ・・・」と肉声が・・・あれれ??マイクトラブルのようで一人戻り、再び現れてやり直し・・・。なんとも不安な出だしです。

まずはイルカの生態について説明があります。続いて小技から徐々に大技へ・・・イルカの着水で水が跳ねるのですが、なんと場内には「濡れる席」が用意されています。

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USJのウォーターワールドを連想させる展開で始まったショーは、イルカの体の説明なども織り交ぜながら進んでいきます。途中でお客の中から選ばれた子供がイルカにタッチするというシーンもあります。

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イルカは非常に良く訓練されているようで、演技も上手です。ボール投げでは、小生のサッカーチームの面々より美味くヘディングしています。

最後は豪快なジャンプの競演で無事終了・・・。シンプルなショーですがなかなか楽しめます。

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ちなみに、濡れる席は柱のサインの他に、シートの色で区分されています。

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もちろん、今日のような暑い日は室内(水濡れオプション付き)ですが、冬季は室内で行うようです。

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マリンサファリ&ペンギン島

別館の横には「マリンサファリ」があります。こちらは極地の動物が飼育されています。上から除く見方と、水中をガラス越しに見る見方の2種類で楽しめます。

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ちなみに、上に行くときには水槽脇の大きなスロープを使います。車も通れそうな広いスロープです。登ると2階部分も通路は広くなっています。

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上からの眺めですが、落下防止策がちょっとうるさい感じです。

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続いて、ペンギン島を見てみましょう。

ペンギン島は擬岩でできた山と、水槽で構成されています。水槽はガラス張りで泳いでいるペンギンの観察もできます。スタンド席と砂かぶりならぬ「水かぶり」席で楽しめます

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ペンギンは暑いようで動きが緩慢です・・・。


物販と飲食

物販は、ミュージアムショップが2箇所あります。どちらもミュージアムショップと言うよりは「土産物」屋さんと言う感じですが・・・。

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オリジナルグッズと言うようなたぐいのものは見あたりませんでした。

場内では各所に自販機があり、飲料は自由に飲めます。

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飲食は本館2階のイルカショー会場の横にあります。ショーの前に食べ物を買い込んで、食べながらショーを楽しむこともできます。ただし、イルカにあげてはダメですよ!

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この他2階には海を見ながら食事ができるレストランもあるのですが、ちょっと高くて・・・今回は遠慮しました。


感想

公共の水族館なので1500円という入場料でしたが、ショーあり、体験(タッチ水槽)ありとなかなか盛りだくさんです。

海水を引き込める立地がなせる技なのか、海水をふんだんに利用した大水槽など、行政の力を感じる水族館です。

印象としては「ミニ」八景島という感じですが、お子さま連れの方などにはお薦めの施設です。

スロープで構成されているとはいえ上下動はかなりあるので、子供連れの方は迷子にはご用心と言う点がやや気になります。

多大な期待はしていない施設でしたが、なかなか楽しめました。これでバスがもっと頻繁に来れば言うこと無し?かな

視察記録

新潟県の水族館。遠くに佐渡島が見えるというロケーション抜群の施設。展示内容は非常にオーソドックスであたりも外れもない施設。
TEL 025-222-7500
住所 〒951-8101 新潟県新潟市中央区西船見町5932−445
URL http://www.marinepia.or.jp/
料金 大人(高校生以上) 1,500円
小人(小中学生) 600円
幼児(4歳以上) 200円
営業時間 9時00分~17時00分(休館日あり)
アクセス JR新潟駅から C22系統バスで20分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2001/06/03
日本海側の水族館に初めて来ました

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