できたばっかりのスパハウスに来ました
No.0040
ユネッサン
視察日時 2001年 2月12日
到着まで
プレミアムアウトレットから今度は小涌園に新しくできた温浴施設「ユネッサン」へと向かいます。御殿場から箱根ですから山越えになりますが、雪です。小生の車の細いタイヤでは・・・とおもいましたがなんとか山越えには成功!
ところがここで問題が発生!なんとユネッサンが入場制限中らしいのです。なんと駐車場に車を入れようとすると「満員だから入れません」と素っ気ない返事。「待たしてよ!」と食い下がる小生に「今日は入れないから次の機会に来て!」ってあんた人の休日なんだと思ってんの・・・。
諦めるべきか・・・う~ん・・・と思って見てみると小涌園の別館で食事がとれることを発見!もうこうなったら破れかぶれです。別館に車を止めて、食事をする振りをしてユネッサンに一直線。よくよく考えるとこっちの駐車場の方が近いんです・・・。別館の駐車誘導の方ごめんなさい・・・。
ユネッサンは今年の元日オープンしたピッカピッカの新施設。確かここは小涌園のメインエントランスがあったはず・・・と思いながら中にはいるとロビーがどーん!
雪のため傘を持ってきた人には、傘袋差し機と脱水機がお出迎えしてくれます。綺麗に水気を取ってから、中に持ち込みましょう。雪をかぶったジャンバーで、中に入ってブルブル!ってやると怒られますので、外で雪を払ってから中に入りましょう(実話)。
大きな館内MAPを横に見ながら上に進んでいきます。ユネッサン自体は4階になりますが、車で来て外から入ると1階なので、エスカレーターでひたすら上に・・・。
2階は踊り場とゲームフロアで、ここからユネッサンの中にいる人たちが見えます。そして3階は広大な物販ゾーン。キャラクターやアイテムが所狭しと並べてあります。
そしていよいよ4階っとその前に、3階のエスカレータの前に館内インフォメーションがありました。小涌園に宿泊している人は3階が入口なのです。
ふと見ると、トイレのマークが見えたので、まずはトイレからチェック!
当然、多目的トイレもあります。
とにかく、新しいので綺麗です。さぁいよいよ4階です。
更衣まで
4階に上がると、非常に広いフロアです。思ったより人が少ないのにびっくり・・・。先ほどの入場制限は一体何だったんでしょうか?と言う感じです。エントランスには公衆電話もありICカード対応型が設置されています。
小生の携帯が使えないのでは・・・と確認しましたが問題無しです。ICカード普及の一翼を担っているのでしょうか?
エントランスではありますが、利用終了後の人にとっては休憩の場所でもあるわけで、ベンチが並べてあります。ベンチはベビーベットにもなるようでなかなか優れものです。ちなみに灰皿もあります。
エントランスではまずチケットを購入します。チケットは自販機で購入します
チケットは「ユネッサンのみ」と「森の湯のみ」に「共通券」の3種類。今回は贅沢に共通券を購入します。ちなみに代金4000円也。お金を入れてチケットのボタンを押すと磁気カードが出てきます。ちなみに2000円札以外の紙幣と、500円を含めた硬貨が使えます。紙幣のお釣りは札を抜かないと「ピー」と警告音が鳴り続けます。
エントランスカードには以下のような注意書きが・・・
- このカードは箱根小涌園ユネッサンのみで使用することができます
- 利用期日はカードに記載された日のみとなります
- 折り曲げたり、汚したり、時期に近づけたり、水などに浸けたり市内で下さい。カードは大切に取り扱って下さい。
- 換金はできません
- 紛失、汚損、信号消失に対しての責任を負いません。
入場券はエントランスで自動改札に通します。券を通すとフラッパーが空いて中に入れる駅の改札と同じです。
中に入るちょっとムアァ・・・とします。ここでジャンバーを脱ぐ・・・。改札を抜けると場内で利用できるリストバンドを入場券と引き替えます。
入場券との引き替えは人的対応です。これは人的対応でないとリストバンドの利用方法が説明できないからでしょう。必ず聞かれます。「ご利用初めてですか??」、まだできて1ヶ月ちょっと・・・ここで「違います」と言う人はかなりの温泉好きですが・・・。
リストバンドの使い方の説明を受けて、リストバンドを受け取ると、靴を脱いでロッカーに向かいます。
ちなみに、水着を忘れてもこのエリアにあるレンタルショップで借りることができます。保証金抜きで1000円位でした(男性用です)。
ロッカールームは当然ながら男女に分かれています。フロアは4階と5階にさらに分けられています。全部で6000位のロッカーがあるようです。
ロッカーは上下2段で、中には靴を入れられます。さらにハンガーが2個入っています。
大きめですが、やはり冬場はみんな着膨れしていますので、ロッカーに荷物を押し込むのは一苦労です。さらに上下2段なので子供は上の段を利用するのは大変そうです。
ロッカーの鍵はICカード内蔵のリストバンドを利用して開けます。
リストバンドのIC部分をロッカーに近づけると、鍵が開きます。鍵が開いたことはロッカーのLEDが点灯することで確認できます。
ちなみに、利用を終了してリストバンドを精算する前に、ロッカーの鍵を閉めていないと、精算が終了した後にロッカーのLEDが点滅します。この状態になるとロッカーのスタッフが「清掃」とかかれた専用のリストバンドを当てていきます。すると次々に「閉」状態に変わって行くではありませんか・・・。でもここまでできていて何で自動で閉まらないのか・・・まぁ深いことは考えないようにしましょう。
ちなみに着替えるときに邪魔になる浮き輪などは、プール入口前に置くことができます。
そして施設利用後のドレッサーや脱水機は完備されています。
トイレは裸足で利用する人のことを考えて、スリッパがありました。
さぁ準備完了!でも何か足らない・・・。確か館内着を貸してくれるはずなのに・・・
探してうろついていると「館内着は水着ゾーンで」と言うサインが・・・。寒いので・・・水着ゾーンへ急ぎます。あぁ寒・・・。
水着ゾーン
水着ゾーンへのサインを頼りにロッカーを出ると、ここで男女が合流します。なぜか従業員がいて、ユネッサンはどこ?という問いかけに対応しています。
確かにサインはあるのですが、足下でしかも人だかりしているのでみんなよく見えないようです。サインに従って二重の自動ドアを抜けると、ユネッサンの水着ゾーンです。
そしてやっとつきました。ユネッサンです。水着ゾーンです。まずは館内着を確保します。
とにかくもらったら即着用です。やっと寒さから開放!続いて中に足を踏み入れると、ミストシャワーが・・・
シャワーで曇った通路を抜けると、気分は東京ドームのレスラーの入場です・・・?
入るときには、大きな印象受けたのですが、以外に小ぶりです。真冬に水着でナイスバディな女の子が歩き回っている瞬間は来て良かったぁ(・・・ってバカ!)。まずはぐるりと場内を一回りしましょう。入口から左手には早速ですが飲食施設があります。ここも全てICリストバンド対応です。
やはり混雑しています。館内着を来ているので寒さはありませんが、並んでまで食べたくなるようなものは・・・でした。
左手に進んでいくと階段に当たり、階段を登るとちょっと暗くなっています。ここは古代ローマ時代の入浴法を利用した「古代ローマ風呂」とオスマントルコをイメージした「トルコ風ハマム」というお風呂があります。
登り詰めるとジャグジーがあります。ここは「緑のテラス」と命名されていて、その名の通り上には草の棚があります。浸かって上を見上げると緑が目に入りますが、足が奥の人にぶつかるので注意しましょう。
その外には屋外の風呂とスライダーや水鉄砲があります。雪の中ですが元気の良い子供達は遊んでいましたが・・・でも雪降ってんですよ・・・。
ちなみにジャングルジムもありますが、さすがに誰もいません。
またまた、下におりてくると、場内には子供用のエリアもあります。「ドレミの泉」と名付けられています。
そしてメインの「神々のエーゲ海」と名付けられた大プール
この他にも「死海風呂」と言うのがあるのですが、カメラで取る勇気が・・・ごめんなさい。
一日のうち何度かはウォータースクリーンを利用したショーが行われたりします。
ただ、ショーの内容はいまいちよくわかりませんでした・・・。
湯~とぴあ
ここでIC内蔵のリストバンドですが、場内で今いくら使ったかを確認するときには、キャラクターの形をした利用高確認機を利用します。
ちなみに何も使っていないと、何も反応しません。
さてさて、ユネッサンから湯~とぴあへは専用の通路があります。館内着を来ていてもやはり寒いです。特に濡れているところに寒さが集中します。この辺いくら温浴と言っても考えないといけないところですねぇ・・・。
湯~とぴあは昔からある施設ですが、こちらはこじんまりとした雰囲気で運営しています。こちらの方がリラックスできます。
さらにここではマッサージサービスがありました。肩が痛かったので、お願いしようと行ってみましたが、これは人気で2時間待ち・・・残念・・・。
ユネッサンが混んでいるときは湯~とぴあを利用するのも手ですね。
ユネッサンには裸で入る「森の湯」と言う施設があります。これは3階にあり、ユネッサンから行けます。裸の施設なので写真はNGです。
飲食&物販
ここで飲食施設と物販施設をまとめておきましょう。
飲食施設
ユネッサン内に1カ所あります。「フォンターナ」と名付けられています。
湯~とぴあには「サニーサイドテラス」と名付けられた飲食があります。
さらに館内着を着用して利用できるレストランとして5階に「リオンドール」というレストランがあります。内容的にはここが一番充実しています。
物販施設
物販施設は全て3階に固められていて、4階にあるのはレンタルの水着ショップだけです。
ちなみに、女神像のパフォーマンスなどがあって、子供を驚かせていました。これはなかなかのものです。人間と確認するまでかなり見てしまいましたので・・・。
物販のゾーンでやっとキャラクターについて理解できました。全部で8種類もいたんですねぇ・・・。
自販機
ユネッサンの自販機は全てICリストバンド対応です。商品はコカコーラボトラーズのものです。
注意書きにはリストバンドを近づけるとランプが点灯しますが、購入しない限り、加算はされないそうです。そりゃそうだ・・・。
精算
ユネッサン、湯~とぴあ、森の湯と温浴施設を利用して、すっかりのぼせてしまいました。こんな時は5階のレストスペースで休憩です。
休憩を済ませたら、いよいよ帰り支度。着替えてから『精算』です。精算は自動精算と人対応精算があります。自動精算機は4台ありますが、2台しか動いていません。せっかくだから噂の自動精算機使わしてもらいます・・・。
まずは機械にリストバンドを流し込みます。すると画面が変わって精算をするかどうか聞いてきます。
実は一度に複数のリストバンドを精算することもできるので、ここで他のバンドを一緒に精算する場合は、リストバンドをどんどん入れます。一度に7本までまとめて精算できます。それぞれの精算額はリストバンド毎に表示され、合計金額は大きく右側に表示されます。
この状態で、明細ボタンを押すと利用した項目毎に利用金額が表示されます。これを確認してから精算ボタンを押しても良いのですが、混雑しているときにこんなことをすると、後ろから文句を言われるかも知れません。すぐに精算を押しましょう。
料金が表示されて、お金を入れると精算レシートと「出口用のカード」が出てきます。
これを持って出口に向かい、カードを通すと出られると言う仕組みです。
利用している人は、まとめて精算できる機能を知らない人が多いようで、一本づつ精算していました。この説明のために従業員を置いて欲しいくらい精算は時間がかかります。精算で湯冷めしたらどうしてくれる・・・なんてバカな・・・。
感想
久々に水際施設の視察でしたが、温浴施設はカメラのレンズが曇ってしまって大変です。この手の施設で、カメラ片手に来る人は少ないようなので、従業員の方の熱い視線が気になりました。(皆さんご迷惑おかけしました?)
施設は外から見ると巨大に見えますが、ユネサンス自体は以外に小ぶりな印象を受けました。やはり巨大すぎると気温が維持できないなどの問題も発生するのでしょうか・・・(深読みしすぎ?)
ICリストバンドは、お金を持ち歩かないで済む便利さは確かにありますが、後の精算は非常に面倒です。ロッカーとの連動も完全とは思えないところがあり、まだまだ発展途上のシステムのようです。今後のシステムの進化を見守りたいところであります。
内部は階段が多いのが気になりました。まだできたばかりですが、階段を含めて結構ヌメルところが多いのです。さらにロックワーク調なので転んだら痛そうです・・・。
特に場内が暗くなっているところは、大丈夫?とよけいな心配をしたくなります。
滞留を延ばす努力に関しては、マッサージなどを取り入れたり、泥パック、ネイルアート等も行っている点は評価できます。
リラクゼーションという点では、一番シンプルな温泉「森の湯」がベストだったのは何とも皮肉な結果ではありますが・・・。また行ってみたいという気持ちにはなれる施設です。
箱根小涌園(旅館部)跡地に2001年1月1日(21世紀初日)に開業した温泉テーマパーク。屋内プール施設の「ユネッサン」ゾーンは、同ジャンルのスパリゾートハワイアンズと同じく水着着用で、ウォータースライダー付きのプール、ドクターフィッシュを入れた足湯がある。かつては死海を超える塩分量で体が浮く浮遊風呂もあった。
TEL | 0460-82-4126 |
住所 | 〒250-0407 神奈川県足柄下郡 箱根町二ノ平1297 |
URL | https://www.yunessun.com/ |
入場料 | 大人 2,500円 小人 1,100円 シルバー 1,700円 季節により変動あり |
開園時間 | 9時00分~19時00分 (時期により変動あり、一部施設は20時00分まで) |
アクセス | 箱根登山鉄道 小涌園駅よりすぐ |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
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