カウントダウン準備中・・・

NO.196


チボリ公園


チボリ公園

視察日時 2003年12月29日


入場まで

2003年もいよいよ大詰め!!なぜか年末年始の休暇が長くなった会社の方針を利用して地方の施設を見に行くことにしました。
今回はその第1弾、岡山県は倉敷市にある「チボリ公園」にやってきました。

実はこの施設オープン当時から一度は行きたいと思っていたのですが、東京から中国地方は意外に遠くて行きづらい場所なのです。前日に駅前のホテルに前泊して朝いよいよチボリ公園へ・・・。

倉敷駅の正面にあるので、交通の便は非常によいのですが、地方視察の性で早起きしてしまいオープン時間前に現地に来てしまったので、駅のファーストフードで施設を見ながら小休止(まだ何もしていないのに・・・)。

チボリ公園チボリ公園

駅前のロータリーもチボリ公園仕様になっているんですが、駅の反対側は倉敷の昔ながらの面持ち・・・一駅で二度美味しい駅前付近です。

やっとオープン時間になりましたので、いよいよ移動開始!!
まずは入口付近を見ることにしました。さすがに年末、今日は晴天ですがとても寒い・・・。カメラを持つ右手は素手、左手は手袋・・と変な格好で写真を撮るので、中途半端に体が寒い・・・。

とブツブツ言いながらも、写真を撮り続けます。
今日は年末とは言いながらも平日、大晦日までもしばし時間があるので、チボリ公園も人影はまばら・・・。

入口の前は歩道が広くなっているので、万が一入場制限なんかしてもこれなら安心して並ばせることができそうです。でも今日は必要ないようです・・・。

さて、チケット売り場ですが、エントランスの屋根に合わせて放射線状に配置されています。
これ混雑したときでも列がわかりやすくて良いアイデアですね。

チボリ公園チボリ公園

チケットを購入するとそのまま奥に流れて改札に・・・赤い煉瓦のフロアです。
お客さまを迎える赤絨毯ってことでしょうか?

改札の先には
入場記念のスタンプ台に、なぜか?募金箱まであったりして・・・

チボリ公園チボリ公園

チボリ公園はいわゆる“テーマパークバブル期”にできた施設なので、入口周辺の造りは、TDLなんかによく似ています。

それにしても、今日は人が少ないですねぇ・・・寒いし・・・


場内の構成

チボリ公園はその名の通り、デンマークはコペンハーゲンにある“TIVOLI GARDENS”を模して作られています。さらに言えばTIVOLI GARDENSは、かのウォルトディズニー氏がディズニーランドを作る際に手本にしたとも言われています。

よってパークの造りはディズニーランドに似ています(というかディズニーランドが似ている・・・ということになるのでしょうか?)。

チボリ公園チボリ公園

チボリ公園の中央には「チボリタワー」があり、その周囲にいろいろな施設が並んでいます。
そしてチボリ公園にはあちこちにショーのための施設があるのが特徴といえば特徴になりますでしょうか?

まずは入って左側に広がるアトラクションのエリア。観覧車にコースター。
フリュームライドなどがあります。ここにはカルケバレンと呼ばれるショーステージがあるのですが、なんと今日は改装中・・・。とても豪華そうな外装だったので、楽しみだったんですが・・・残念・・・。

チボリ公園チボリ公園

続いて観覧車が見えてきました。このエリアは「バックアレー」という名称で呼ばれているようです。観覧車はよく見るとゴンドラの上にバルーンが付いていて、気球をイメージしているようです。この気球にいろいろデコレーションしてあるので、見た目も派手です。そして名前は「チボリバルーン」・・・確かにそのままですが・・・。

続いて、スリル系ライドを二つ。おなじみのコースターとフリュームライドです。

コースターは回転や急角度の落とし込みはないタイプ。
誰でも乗れて楽しめそうなんですが、今日は寒いので乗っていると顔が・・・痛いです・・・。

チボリ公園チボリ公園

そしてフリュームライド。こちらは“フラーナングフォール”と呼ばれています。この時期になぜ水に濡れるものを・・・と思いながらも、乗ってしまった後にいつも後悔してしまうこの手のライド・・・今回も例に漏れず・・・冷たい・・・。

続いて場内をさらに左に進んでいくと、今度は子供向けのエリアに・・・。
コーヒーカップやメルヘンライドなどがあります。さすがにこれは一人では乗れませんでした・・・。
このエリアはご両親が子供の写真やビデオを撮るベストスポットになっているようです。ライドの周囲から子供さんを追いかけるご両親に紛れて、スタッフの動きを追っている中年男性一名・・・変な光景ですが・・・。

チボリ公園チボリ公園

ちなみに、“チボリのケーキ屋さん”と呼ばれるアトラクション、いわゆるオクトパスと呼ばれるライドをケーキの形にしたもの。これが意外と子供に人気。さらにこの操作をしているスタッフの方、非常に熱心で好印象でした。

お子様に向かって手を振ったり、声も良く出ていましたね。この寒い中ご苦労様です。

続いて進みましょう。橋を渡るとちょっと奥まった場所にある建物が出現。ここにはスリル系のアトラクションがあります。その名も「呪われた城」・・・季節外れのお化け屋敷・・・ということなんですが、お客さんも途切れたようだったので、一人で入ってしまいました。

この場所にはもう一つ、バンパーカートに乗ってバズーカ砲を撃ち合う“ヘルファイター”と呼ばれるアトラクションもあります。せっかく来たのだから・・・と思ったんですが、これまた一人ではできないアトラクションのようで・・・

チボリ公園チボリ公園

さてさて、ちょうど施設の半分まで回ってきたようです。意外に広いんですねぇチボリ公園・・・。入口のちょうど反対側には「アンデルセン交流館」という大きな建物があります。1階は吹き抜けになっていて、立派なステージもあります。

さらに中には劇場、そしてさすがアンデルセンを名乗るだけのことはありますねぇ・・・図書館もあるんです。劇場の入口の演目のサインは本の背表紙になっていて、凝っています。

劇場の外のステージも時間になるとフルートとピアノの演奏会も実施されるのです。湖の湖畔で景色は良いんですが、とにかく今日は寒くて・・・。

チボリ公園チボリ公園

さてさて、ちょっと歩き疲れてきたので、この辺で一休み・・・。


休憩も終わったので、今度は後半分をチェックするべく席を立つと・・・なにやら雲行きが怪しくなってきました。急ぎましょう・・・。

アンデルセン交流館の隣にあるのが、またまたアトラクションのエリア。ここにはシミュレーションシアターやファミリー向けのコースターがあります。

チボリ公園チボリ公園

それにしても今日は人が少ないですねぇ・・・。ちょっと寂しくなってきました。

ちなみにアンデルセン交流館の前にある大きな湖を利用して、足こぎボートなどもできるんです。よく見るとボートの利用者はそこそこ・・・みんなボート乗ってたのかぁ?

チボリ公園チボリ公園

さて実際に乗り込んでみると、かなり寒い・・・。こいでいる足は温まってくるんですが、特に顔&耳・・・冷たい・・・。

やっと乗り終えて(?)、今日の楽しみだったテラスでのショーの時間になったのですが、空からはポツリ・・ポツリ・・。「まもなく開演です」というナレーションがあったにもかかわらず結局中止に・・・あぁ・・・。

雨宿りする気にもなれず、半ばやけくそで「スカイウェーブ」の乗ってさらに雨に濡れてしまって・・・寒さ倍増・・・となりました。

チボリ公園チボリ公園

「今日は良いことがない・・・」とつぶやきながら歩いていくと、施設の右端(入口から見て)がなにやら騒々しい・・・。

そばに行ってみると「こども劇場」と書かれている小さなステージが見えてきました。幸い雨にも避けられそうなのでこれを見ることにしました。

チボリ公園チボリ公園

バルーンを使って、動物を作るショーと言うよりはパフォーマンスに近いんですが、これがまたおもしろい。

とにかく進行役のキャストの方のトークが絶妙です。
最初からこっち見れば良かった・・・。

中央にあるチボリタワーは駆け足で通過したくらいでしたが、カウントダウンの準備の最中のようで、ちょっとがっかり・・・。

チボリ公園チボリ公園

不思議なもので、バルーンのパフォーマンスが終わった頃には雨もだんだん小降りになり、再び回遊できる状態に・・・。なぜあの時間に回転ブランコ(スカイウェーブ)に乗ってしまったのか・・・。


飲食施設と物販施設

寒さをしのぐには・・・一番良いのはお店に入ること・・・です。
場内あちこち覗いて気が付いたんですが、チボリ公園の飲食施設はいろんなセットメニューがあるようです。

お店の前にはたくさんのサービスセットのメニューがPOP化されています。

チボリ公園チボリ公園

おすすめなのが、「バウムクーヘンの館」の“ミートパイ”。実は自分は乳製品が食べられないので、パイ系の食べ物は苦手なんですが、これは大丈夫!!

しかもドリンクとセットで350円となかなかのお値段。ミートパイ自体にもきちんとお肉がたくさん入っていて食べ応えもバッチリ!!

このお店の店内も洒落ています。しかも店内には絵本がおいてあって自由に読んでかまわないのです!!

チボリ公園チボリ公園

場内各所に飲食施設や物販施設は配置されているのですが、物販と飲食が集中している“オールドコペンハーゲン”のエリアはお得なメニューが目白押し・・・。

非常に凝った造りの建物ですが、売っているものが地元の特産品とかだとちょっと「??」ってなりますが・・・。


感想

年末の準備の最中だったようで、イベントやショーもほとんどなかったのと、お客さんがあまりいなかったので、寂しい印象を受けました。

大きなアトラクションなどはないので、ショー中心の施設構成のようでしたが、肝心なショーがないと「公園」・・・は寂しいです。
やっぱりテーマパークの視察は混雑しているときが良いようです・・・。

チボリ公園チボリ公園

花壇など植栽の充実ぶりはなかなかでした。「公園」を名乗りながらも「テーマパーク」としてやっていかなければならないところは辛そうです。
雨も降ってきたので、午後には出てしまいました。そして今まで視察史上最長距離のはしご視察に向かうのですが、ここで大事件・・・。岡山駅の階段で・・・大転倒・・・。
負傷を引きづりながら次の施設に向かうのでした・・・。イタタタ・・・。

視察記録

 

地元民からこれだけ嫌われた施設も珍しい。美観地区と呼ばれた倉敷の駅の反対側にあったテーマパーク。ディズニーランドの原型ともいわれる作りなどヨーロッパの雰囲気は確かにあったのですが・・・

視察履歴

カウントダウン準備中・・・ (2003年12月29日)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です