雅の世界は意外に質素だった@京都御所
NO.324
京都御所
日時 2017年 1月 6日
学生の頃に京都御所という名称で習った記憶があるのですが、京都内の案内には「京都御苑」と記載されている。ちなみに宮内庁のホームページでは「京都御所」。一体どれが正しいのか・・・・?
普段は非公開で冬時期に一時的に公開するという施設だと思っていたのですが、2016年の7月から一般公開されるようになったとのこと。せっかくの機会なので見に来ました。
地下鉄の「丸太町」か「今出川駅」が最寄りと書かれているのですが、地上に上がると長く続く塀しか見えない。
先日言った故宮博物院と同じパターン。やはり王族の暮らす場所はデカいのである。しばらく進むと門が見えてくる。ここを抜けて案内看板を確認してようやく理解したことがある。京都御所を含む、このエリアを京都御苑というのだ。一つ賢くなりました。
さて、京都御所は・・・というと全く見えない・・・やはり広いぞこの施設・・・
しばらく歩くと、明治維新の発端になった有名な「蛤御門」が見えてきた。いよいよまじかのようです。
歩くこと、駅から15分ほどでやっと御所の入口に到着しました。駐車場に駐輪場、休憩場所、喫煙コーナーもあります。そして御所の入口は警察官が警備しています。
この入口は「清所門」と呼ばれる場所です。ガイドマップを見るとここは出口という動線なのですが、今日は閑散時期(平日)ということで、動線を簡略化しているようです。
入場料金は何と無料!!その代り、荷物検査などを受けなければなりません。もちろん怪しいものは何もありませんのですんなりと通過。
荷物検査が終わると、入館証をもらえます。これを退園までの間、身に着けていなければなりません。
ここを抜けると「宣秋門」の方向に向かいます。「御車寄」と呼ばれる場所などがあることから、本来はここが正式な入口ということになるようです。
壁が高いので、外の景色は全く見えません。昔にタイムスリップした雰囲気を感じられるとってもいい雰囲気です。
御車寄の隣には待合室があるのですが、この待合室も身分によって三段階に分かれています。桜→鶴→虎と襖絵で分かれているそうです。よく考えられているんですねぇ・・・・・
ここを抜けると「建礼門」「承明門」という映画「陰陽師」で出てくるような門が見えてきます。
現在の国会議事堂入口という位置づけになるのでしょうか?
この承明門の奥にある建物が、「紫宸殿」。まさに政務が行われるところです。残念ながら承明門からは入れず、右側の召華門を迂回して入り、紫宸殿前の前庭の手前までしか入れません。
再び、承明門の外に出ると、「屋根の構造模型」があったりします。
この紫宸殿のとなりにあるのが、「春興殿」。大正天皇や昭和天皇が即位の礼を行った場所だそうです。思ったより質素な場所で行うんですね。
この奥に入ると紫宸殿の裏側。紫宸殿のバックヤードで、小会議室、王族の住居などのエリアに入ってきます。
建物の中に入ることはできませんが、外から見るだけでも源氏物語絵巻などに出てくるような部屋が確認できます。
庭園部分も見ごたえあります。こちらもテレビでしか見たことのない景色です。結構感動します!!
そして最後に出てくるのが「御三間」と呼ばれる施設。天皇家の私的行事で使われる部屋ということですが、この部屋の内装はかなり豪華。
御所全体の半分くらいしか見れませんが、天皇家って思ったよりも質素な部屋で暮らしていたようですね。
京都御所(英:Kyoto Imperial Palace)は、京都府京都市上京区にある皇室関連施設。1331年から1869年(明治2年)までの間の内裏(天皇が居住し儀式・公務を執り行った場所の事で、現在の皇居とほぼ同義)。現在は宮内庁京都事務所が管理している。
TEL | 075-211-1215 |
住所 | 〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3 |
URL | https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html |
開園時間 | 9月及び3月 9:00~16:30(入場は15:50まで) 10月~2月 9:00~16:00(入場は15:20まで) 4月~8月 9:00~17:00(入場は16:20まで) |
アクセス | 地下鉄烏丸線 今出川駅から徒歩5分 市バス 烏丸今出川から徒歩5分 |
地図(GoogleMAP)
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- 2017/01/06
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