文化施設と商業施設の融合@太古里
NO.326
太古里
日時 2017年 1月 18日
四川省の成都という街にやってきました。パンダの保護地区とか四川料理の本場と言えば察しが付くでしょうか?
この街で人が集まるところを見たいと希望したところ、宿泊しているホテルから歩いて行ける場所にあるショッピングモールを紹介されました。それがこの「太古里(タイグーリー)」。香港資本で運営されているショッピングモールで中国本土に3か所展開しているそうですが、成都の太古里が最も評判がいいらしいです。
成都の街の中心部にあるのですが、ビル街の一角に広がる三角屋根の建物群が太古里の特徴です。
建物は基本2層。通路の所々にエスカレーターが設置されていて2階へ上がれます。2階部分はペデストリアンデッキでつながれていて、1階に降りなくてもほとんどの場所にたどり着けるようになっています。
ショッピングモールなので物販店舗が中心ですが、大通りに面した部分はいわゆる高級ブランドショップ。しかし奥に入っていくとNIKE、ZARAなど自分でも知っているようなブランドの店舗もあります。
中国のショッピングモールは世界的な高級ブランドが必ずと言って良いほど入っています。日本だとショッピングモールに高級ブランドってなかなか見かけません。
歩いてみると、この施設ができる前からあったと思われる施設が点在しています。こうした古い施設を活かす意味で屋根や建物の作りなどを工夫しているというのが理解できました。
中でもお寺が施設内にあるというのは驚きです。お寺とショッピングモールがコラボするなんて日本では考えられません。
文化施設と商業施設の融合体というのでしょうか?
そして面白いのが飲食店舗です。多くは2階に集まっているのですが一部の大きな店舗を除いて、店舗の作りは2階部分は入口だけ、実際の喫職スペースは3階(屋根裏のようにも見える)に設置している点ですね。
料理の種類も豊富で、中華はもちろん、タイ、イタリア、日本・・・なんでもあります。
こうして3階のスペースを有効活用しているので、飲食店舗の数は膨大です。
人気があるお店は、2階と3階の両方を使って運営しています。スターバックスは1階から3階まで使っています。しかも満席・・・人気ありますね。
通路を含めて清掃も行き届いているので施設内はとても清潔です。きれいな施設だと中国の人たちもたばこ捨てたり痰を吐いたりしません。
火鍋料理のお店ばかりの街中にあるので、火鍋に飽きたらここで飲食と考えてきている人が多いようで、飲食店舗はいつも賑わっています。
太古里・・・今度は他の都市の太古里に行ってみたいものです。