扱いが大変な生物は実は・・・@旭山動物園
NO.423
旭山動物園
日時 2019年 7月 21日
前回来たのが2006年なので実に13年ぶりにやってきました。前回来たときはブームの真っ盛りの時期でした。他の動物園も同じような展示方法を始めたのと、ブームも一段落したことと昨今の中国人観光客の北海道ブームでどんな感じになってるか?と興味は尽きません。
今日は網走からの移動だったのですが、旭川駅がすっかりきれいに改装されていました。一番恩恵を受けたのが駅だったのかもしれませんね。
旭川駅からはバス。路線バスなので25分くらいでしょうか?旭山動物園の正門の前に到着します。北海道は涼しいイメージがあるんですが、旭川は夏は北海道でも屈指の暑さになる地域らしく、今日は半袖でも汗が出てきます。
網走からの移動なので到着は午後になってしまいましたので、バスもゲートも大混雑というほどでありませんでした。
チケット売り場は自販機とかなくて手売り。料金が大人820円で、年間パスポートが1020円。なんというリーズナブルな粘弾でしょうか?
改札で特筆したいのが、消毒用マットが敷かれているところ。以前はなかったようにも思いますが・・・海外からのゲストが増えるとこうした点も配慮しないといけないんですかねぇ・・。
ガイドマップも外国語対応が充実。タイ語がある動物園は初めて見ました。入口のフォトスポットも外人さんがたくさんいるので、なかなか空きません・・・。
最初に見えてくるのが正門近くの鳥のエリア「ととりの村」。こちらではおなじみの手書きの説明盤が健在でした。だいぶ色が褪せて来たようですね。こちらは日本語の表示だけなので海外からの観光客はあまり興味を示さないようです。
鳥のエリアの通路を挟んだ反対にあるのがキリン舎。おなじみのガイドも相変わらず盛況です。
キリン舎の隣がカバ館。今日も元気に泳いでいます。
このカバ館の1階で展示されているのがちょっとグロい。「アフリカのゲテモノたち」。いわゆるちょっとキモイ系の虫たち。小さい子などには少し刺激が強すぎたようで泣いている子もちらほら・・・。虫だって立派な生物なのでちゃんと鑑賞してきました。
外に出るとライオンキングで有名になった「イボイノシシ」。ライオンキングでは小さ目な描写でしたが、実物は近くで見るとかなり大きいです。
再びメインの通路に戻って先に進みます。通路右にあるのがペンギン館。まずはペンギンが頭上で泳ぐチューブなのですが・・不在でした。
その先の展示エリアにはペンギン大集合。中には愛想のいいペンギンもいます。
ペンギン館ではペンギンの食性や成長日記などが展示されています。一日にホッケを7匹も食べるペンギン。かなり贅沢な食生活です。
ペンギンの目線で展示が見えるエリア。ガラスがちょっと曇っていて残念でした。餌やりの時間になるとペンギンの周りは人だかりができるので、仮設の鑑賞台が用意されています。これはナイスなアイデアですね。おかげでよく見えました。でも大人がこれだけ乗ると子供さんはちょっとかわいそう・・・。
ペンギン館の対面がアザラシ館。こちらは海外でも有名なようで入口付近のフォトスポットから大人気です。
おなじみのチューブ水槽は人だかり(ほとんど外国人・・・)。水槽も人気ですがこちらは比較的写真撮りやすい感じ。愛想がいいアザラシが多いですね。中には外で独りでたたずんでいるアザラシもいたり、思い思いに楽しんでます。
アザラシの好物の魚も見れたりします。
餌やりの時間にはスタッフさんが説明してくれます。以前はもっと元気が良かったように思うのですが・・・。さすがに暑いからなんでしょうかね?
アザラシ館の隣のホッキョクグマ館はさらに大混雑。クマが飛び込んでくるプールは傍に行くこともできませんでした。その分外から見えるエリアはサービスの良いクマが回遊してくれました。
ホッキョクグマって熊の中で一番大きな種類のようです。知らなかった・・・。
ペンギン館の隣の「もうじゅう館」。現在日向になっている。トラ、ライオンはぐったりしてます。反対側の日陰になっているユキヒョウとヒグマは割合元気。日差しの影響でずいぶん違います。
その隣のオオカミの森。オオカミが地下で見れる展望場所からはオオカミは見えず・・・皆さん隅っこで伸びてます・・・。
ホッキョクキツネ舎という小さな場所では・・・大胆にお昼寝中です。これはこれで見ていてかわいい・・・。
オオカミの森の隣にはエゾシカの森というのもあるんですが、こちらも暑いらしくエゾシカさんは日陰に退避。活き活きと動く動物が見える旭山動物園も暑さには勝てないようですね。
活発なのとダレているのが顕著に違うのがお隣のレッサーパンダ舎の面々。無防備につり橋に乗って昼寝を楽しむものもいれば、人の近くまで来て積極的に写真に応じるものもいます。当然人だかりができます・・・。
旭山動物園の名物がオランウータンの食事の時間。おなじみの鉄塔渡りも披露してくれました。暑い中ありがとうございます。
屋内も屋外も割合元気だったのがチンパンジー。いろんなポーズに応じてくれます。ガイドマップに出ている主だったものは大体見ましたが、この他にもいろいろ凝った展示があります。
蛇を下から見るとかなかなか味わえません。
他にもいろんな動物の展示があります。ほとんどは以前来たときと同じような感じでした。
以前と比べると圧倒的に増えてきたのがインバウンド観光客。スタッフさんも動物はお得意ですが、外国から来る人間への対応はなかなか苦戦しているようです。
手作り感満載の案内も外国語のものはほとんど見かけませんし、ガイドや餌やりを外国語で行うのは難しいでしょうから・・・。かといって無理やり外国語対応にするのも難しいでしょう。
順調な集客をしているように見える旭山動物園も一番困っているのは人間への対応なのかもしれませんね。
割合うまく捌けているのが飲食店舗。外国語対応がしっかりしやすいこともありますが、海外の人もスムーズに食事ができています。
日本の動物園の展示方法を根本的に変えたともいえる施設。以前ほどのメディア露出は少なくなりましたが、安定して人が集まっている施設。日本の動物園を語りたいなら一度は訪れるべき施設でしょう。
TEL | 0166-36-1104 |
住所 | 〒078-8205 北海道旭川市東旭川町倉沼 |
URL | http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/ |
料金 | 大人(高校生以上) 1,000円 小人(中学生以下) 無料 |
営業時間 | 9時30分~17時15分(時期により変動あり、休園期間あり) |
アクセス | JR旭川駅 東口6番乗り場からバスにて40分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
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- 念願の場所にやっと来たぁ~