初詣のためのレジャー施設@四天王寺
NO.485
四天王寺
日時2020年 1月 1日
2020年になりました。前日はUSJに午前3時ごろまでにいたのですが年を取ると遅くまで寝ておれず、8時頃には目も覚めてしまいました。家系のせいか神仏に対しての熱意があまりないので初詣などはあまり行かないのですが、せっかく大阪まで来たので大阪の初詣スポットに行っていることにしました。
いろんな場所があるんですが、今日は聖徳太子ゆかりのお寺四天王寺に決めました。
四天王寺は仏教伝来後に日本で最初に作られた寺院。創建は593年、施主はまだ厩戸皇子を名乗っていた聖徳太子。当時は神教と仏教で国内が二分されている時代。仏教派だった厩戸皇子は四天王寺を建立して国内の宗教戦争に勝利しようと祈願したといわれているそうです(日本書紀より)
アクセスはJR天王寺駅、大阪メトロ四天王寺前夕陽ヶ丘のどちらからでもほぼ同じ距離です。
JRの天王寺駅からは、公園口から道路に出て右方向に進みます。「回天王寺参道」と描かれたバナーがある通りを進むと大きな鳥居に出てきます。
鳥居の前にある交差点あたりから人出がかなり多くなります。
一方の四天王寺前夕陽ヶ丘駅からは4号出口を出て道なりに進みます。
こちらから行くと「乾門」もしくは「中之門」という入口から四天王寺に入ります。車で来るとこちらが駐車場です。
今日は中之門から入りました。まずは手を洗います。手荒い場所が円形というのは珍しいです。
続いて見えてくるのが「地蔵山」と呼ばれるお地蔵さんが並んだところです。こちらは明治時代に近隣のお地蔵さんを集めてお祀りするようになった施設です。
地蔵山の先にあるのが「元三大師堂」。1618年の創建で重要文化財に指定されています。第18代天台座主であtった元三慈恵大師をお祀りした施設です。この他には、弘法大師像、弥勒菩薩、不動明王などが安置されています。
この隣には、商売の神様「大黒天」をお祀りした「三面大黒堂」があります。さらに隣には明治時代に建てられた「英霊堂」があります。こちらは創建当時は大きな釣り鐘を安置していましたが、戦争時に物資供出でなくなってしまったそうです。
その先にあるのは社務所。用事のない人は入れません。
社務所の反対側にあるのが「亀井堂」。ここは昭和38年に復元された施設。湧き水が出ているところで、ここに経木を流すと極楽浄土に行けるとされているところです。
初詣の方もたくさん来ていますので、ここはとても混んでいます。
その隣が「六時礼讃堂」。一日6回礼讃を行うことから名付けられた場所です。大きな法要などを行う時の会場として使われるそうです。お堂の前には石舞台と書かれた舞台もあるので、イベント会場のような施設です。
このお堂の周囲にあるのが、鐘を収めておく施設。
そしていよいよ本堂に向かいます。
まずは天王寺方面から来るとここを最初に通過する「西大門」。通称極楽門と呼ばれています。こちらは昭和に入ってから復元されました。パナソニックの創始者松下幸之助さんが多くの寄付を出したそうです。
まずはチケットを買うために並びます。列は本堂の入口から西大門のあたりまで伸びています。
そして中に入ると五重塔が見えてきます。こちらは昭和38年に再建されたもので鉄筋コンクリート製です。
内部に入って塔の上まで登ることもできます。階段が街中の倍くらいの段差があるので気を付けましょう。
五重塔の隣にあるのが「金堂」。観音様などはこちらに安置されています。五重塔は仏舎利を収めるための施設で、お参りするための施設が金堂です。
そして本堂の壁面通路に沿ったところにあるのが「講堂」。こちらは本来は僧侶の修行場所です。今日はこちらでは普段は公開しない仏像の展示も行っています。写真はNGです。
塔に登ったり仏像を鑑賞したりと1時間以上は必要な施設です。見終わって外に出てくると・・・大渋滞・・・。
五重塔があるエリアは昔は庶民が入れない施設なので、外には庶民用の施設がたくさんあります。
有名なお百度参りの実施場所。百度石で折り返して周回するようです。
こちらの「阿弥陀堂」は三重県のお寺を移築したものです。昭和28年にできたものです。
こちらは有料エリアに入るための「中門」。今は出入口としては利用されていません。風神・雷神の像があります。
こちらは南大門。昔のメインゲートです。
こちらが「南鐘堂」。鯨鐘楼とも呼ばれています。
こちらは聖徳太子を祀った施設「太子殿」。聖徳太子の明晰な頭脳にあやかるために2月22日は「太子二歳参り」という催事が行われています。
この他にも弘法大師や親鸞聖人をお祀りした場所もあります。弘法大師をお祀りした施設は建て替え中でした。
四天王寺はほとんどの建物が昭和に入っての再建です。創建以来の幾たびかの戦乱で焼かれたり、戦争で焼けたり、台風で倒壊したりとその歴史はすさまじいものがあります。
その度に大阪の商人が中心になって資金を調達してきたという歴史はさすが商売の街、大阪です。
初詣スポットというよりは観光スポットの色合いが強いのですが、お正月から大賑わいでした。
四天王寺は、大阪市天王寺区四天王寺にある和宗の総本山。聖徳太子建立七大寺の一つとされている。山号は荒陵山(あらはかさん)、本尊は救世観音である。
TEL |
06-6771-0066 |
住所 |
〒543-0051 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1―11―18 |
URL |
http://www.shitennoji.or.jp/ |
入場料 |
中心伽藍 大人300円、大学生・高校生200円 |
開園時間 |
中心伽藍 4月~9月 8:30 ~ 16:30 10月~3月 8:30 ~ 16:00 |
アクセス |
JR大阪環状線 天王寺駅から徒歩5分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
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