長崎で江戸時代の文化に触れる場所

NO.512


出島和蘭商館跡

出島和蘭商館跡


日時 2023年12月15日


長崎に来ました。夏にハウステンボスに入ったのですが長崎市内に来るのは「長崎ランタンフェスティバル」を見に来た2017年以来なので6年ぶり。前日に仕事を済ませて今日は終日フリーなので午前中にどこか見ておこうと思い気が付いたのが出島です。

前日に長崎駅について驚いたのがその駅の変貌ぶり。新幹線も開業して駅前も整備が進んでいます。


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更には、長崎に来ている外国人の多いこと・・・。インバウンドってもはや観光定番の都市部以外の場所を狙って移動していることがよくわかります。

そんな外国人と一緒に市電に揺られること5分程で出島に到着します。長崎駅からは降りた電停を駅方面に戻りつつ、川(運河?)沿いに進むと出島の入口です。


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川向うには出島の姿が見えてきます。江戸時代には出島の先は海だったはずなので出島より先は埋め立てられたってことになります。


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そして川の中ほどに大きな橋が架かっており、ここが出島の入口。施設の正式名称は「出島和蘭商館跡」。オランダとの交易の場所です。


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何故か?独りだけ時代装束の方がいて、後は普通の洋服の方がお出迎えしてくれます。チケットは門の中にあるチケット売場で買うことができます。


出島和蘭商館跡


門(改札)を抜けると細い通路になっていて、その先に左右に建物が点在してます。左側は明治以降の建物との説明があるので、まずは右側の江戸時代の建物から見ていくことにします。この施設の建物は全て復元された建物なので創建当時の状態ではありません。その分現代の技術が活かしやすいというメリットもあります。


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最初に見えるのが詰所。駐在所ですね。詰所の右の白い蔵が十四番蔵と呼ばれる施設。扉が閉まっていて中は見えず・・・。


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詰所の左側にあるのが「組頭部屋・銅蔵」。江戸時代は銅は主要な輸出品だったようで、現代でいう品質検査室や税関という感じでしょうか?


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中には計量秤や銅を収める木箱などが展示してあります。


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十四番蔵の右に進むと、「筆者蘭人部屋」。こちらはオランダの書記官の居住宅です。現在でいう外交官事務所ということでしょうかね?


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中は1階、2階とも当時の情景を伝える展示エリアです。


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さらに右に進むと時計台があります。


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そしてさらに右に進むとこの施設のメインの建物「カピタン部屋」。オランダからの商船の乗組員が居住する場所です。

一階は事務所になっているようで、さほど見どころないのですが、階段を登って二階に行くと色々あります。


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二階は土足厳禁ですので、靴は脱いで下駄箱にしまいましょう。


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靴を脱いで上がる最初の部屋が大広間。その左側がオランダ商船乗組員の事務室です。


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右側は事務室ですが、管理職クラスの人達が使う部屋。役員室?って感じでしょうかね。大広間を直進すると奥にあるのが玄関ホールだそうです。ここは娯楽室を兼ねていたようで、ビリヤード台などが置かれてたそうです。

更に図書室や女中部屋なんていうのもあるんですが、普通の和室のワンルームです。


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右の奥にあるのがダイニングルーム。ダイニングルームの(当時は)海側はバルコニー付きの涼室と呼ばれる空間。


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涼室の隣は客間。食事をしながらパーティーができる作りですね。

というオランダ商船の皆様の生活ぶりを拝見できる施設です。


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食べる料理はどこで作るかというとこの建物の奥側にある厨房施設で作っているそうです。海側のこちらの通路には生活用の施設がいろいろあります。


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出島の営繕管理人が詰める乙名部屋、便所などもあります。

カピタン部屋の右側の施設の右隅になる場所は物販店舗と衣装貸出店舗があります。店舗はもともとはヘルト部屋という「商館長の次席」が利用する建物だそうです。


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どこかの施設の熊に似ていますが、オリジナルの熊のぬいぐるみもあります。立派なガラスのグラスが一番高価な商品のようです。


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建物をさらに右に進むと施設の端の「水門」です。ここから折り返して通りの反対側は蔵になっています。


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水門近くにあるのが「一番船頭部屋」。航海長室でしょうか?広い間取りです。


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船頭部屋の先は一番蔵、二番蔵、三番蔵と呼ばれる輸出入品の保管場所です。当時の保管庫を再現している建物もあります。


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二番蔵は当時の輸入品や発掘時の土塁の遺構等を見ることができます。


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三番蔵は日本の主要な輸入品であった砂糖に関しての展示。砂糖を使ったお菓子などを見ることができます。


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三番蔵の隣は「拝礼筆者蘭人部屋」こちらは書記官ですが、主に経理財務担当が業務をする場所だそうです。


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拝礼筆者蘭人部屋の中では江戸時代当時の最新技術、カメラ、顕微鏡、時計、電気(エレキテル)等を見ることができます。


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拝礼筆者蘭人部屋の先は出入口の門になり、さらに進むと石蔵があります。この先は江戸時代の雰囲気はあまりしなくなります。


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石蔵の隣にある庭園には出島の全景がわかる模型と模型を撮るためのフォトスポットもあります。


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こちらは1970年の大阪万博に出品された日本とポルトガルの交流に貢献した6人を題材にしたオブジェだそうです。


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日本とオランダの通商を祈念で植樹された樹もあります。


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神学校だった場所は、室内が映像展示施設になっていました。


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こちらは「旧長崎内外クラブ」という1903年に建てられた交流館。現在は1階がレストランとして稼働しています。強気な価格設定でちょっと踏み込めませんでした・・・。


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出島は現在でも発掘調査が続いているようで、作業中の場所もあります。

という感じで、時間をかけてみると3時間くらい楽しめる施設です。修学旅行などで訪れる若者も多くて、結構賑わっています。


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出口に最も近い石蔵は案内所になっています。

最後に始めて来た施設なので恒例のトイレチェック。先ほどの江戸時代の便所は現在は使えません。トイレは2箇所あります。個数はそれほど多くないので、団体さんがいるときなどは注意が必要です。


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視察記録

江戸時代の鎖国政策時に国内唯一の海外貿易拠点として利用された出島。発掘等で出土した遺構と当時の絵図などから復元されたオランダ商館施設の跡地。
TEL 0958-21-7200
住所 〒850-0862 長崎県長崎市出島町6−1
URL https://nagasakidejima.jp/
入場料 大人 520円
高校生 200円
小中学生 100円
電子マネー、クレジット対応あり。団体などの減免措置あり
開園時間 08:00~21:00
アクセス 長崎駅前から「崇福寺行き」に乗車し、「出島」で下車徒歩すぐ

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2023/12/15
長崎で江戸時代の文化に触れる場所

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