再入園で海に行くプール


蓮沼ウォーターガーデン


蓮沼ウォーターガーデン

 視察日時 2001年 7月 28日


夏休みに入って最初の週末になりました。前回の昭和記念公園に続いて今回も公営施設のウォーターパークを訪ねます。場所は千葉県。海に隣接した場所にある「蓮沼ウォーターガーデン」です。

海の隣にあるウォーターパークは海の力に押されて集客は難しいのでは?という人もいますが、この施設噂では非常に満足度の高い施設なのです。

場所は千葉県蓮沼村。電車で行くとまずは総武線を銚子に向かってひたすら南下します。佐倉、成東と過ぎると「横芝」という駅に到着しますので、ここで下車します。


蓮沼ウォーターガーデン蓮沼ウォーターガーデン


横芝駅からは蓮沼ウォーターガーデンへの直行バスが出ています。大人400円で、施設までは約15分。広大な駐車場がある蓮沼プールガーデンに到着です。

車で来るとここで「800円」を払います。大型バスは2500円。さらになんと二輪車は150円となっています。しかしこの駐車場は本当に大きい・・・。


蓮沼ウォーターガーデン蓮沼ウォーターガーデン


ここから施設までは歩いて約5分。水の音と人の声が聞こえる施設の横をひたすら歩きます。周りを見てみると、この駐車場よりも割安で車を止められる民間の駐車場もあります。料金は500円!どこの駐車場も呼び込み全開で頑張っています。


蓮沼ウォーターガーデン蓮沼ウォーターガーデン


そんな民間の駐車場を横に見ながら、エントランスに到着しました。エントランスは非常にシンプルな作りです。看板に、日よけの屋根、ブースは3ブースあります。一つは団体対応のようで今日は利用されていません。

チケットは大人1350円。どうも公共施設の料金は細かい・・・。しかも子供は450円。あれ半額よりも安い・・・。お金を払うとカードをもらえます。これがチケットになっていて入場するときは係員に渡します。耐水性の丈夫なカードです。


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プールの入口の横には利用に当たっての注意事項などが書かれている看板もあり、プールの案内図もあります。しかし、これはなかなか広い施設です。

改札は2ゲートですが、Ⅰゲートは再入場用のゲートになっています。つまり出入り口は単線。総武線と同じ・・・?ちなみに再入場の方法ですが、手にスタンプを押してもらい外に出ます。戻ってきたときには、UVライトでスタンプを確認して、再入場となります。


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何で、再入場するのか?と思って見てみるとこの施設の裏手は、海水浴場になっていてみなさん海とプールを行ったり来たりしているのです。なんて寛大な施設なんでしょうか?

さて改札を抜けましたが、更衣室は?と思うと入って左手に男性用と女性用があります。ロッカー室と書かれてあり、中にはコインロッカー(全部200円)が1100個!あります。男女会わせて2200個かぁ・・・。ロッカー室はドアが無いので外から丸見えです。そのため更衣ブースはロッカー室の壁際に設置してあります。二段の棚とドアにはフックがあり更衣には問題ありません。


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ただ施設はかなり年期が入っているようで、床面は汚れています。濡れた人の出入りもありあまりきれいな感じはしません。

入ったばかりですが、帰るときにはシャワールームもあります。シャワールームはロッカー室を出て対面にあり、温水シャワーが利用できます。石鹸など利用しても良いようです。シャワー室には洗面台があり、目洗い用と手洗い用の水道もあります。ここも古めかしい作りの洗面台です。


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さてロッカーですが、鍵はスムーズにかかりますが、鍵のバンドが色々あります。切れたりしてなおしたのでしょう。紐ゴムのもの、ゴムバンドのもの2種類あります。中には紐もバンドも付いていないロッカーキーもあります。誰も使っていませんが・・・。ちなみにゴムバンドは泳いでいると伸びて外れそうになるので、あまりお奨めできません。やはり昔ながらの紐ゴムタイプが一番・・・。


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ちなみにこのロッカーキーですが、万が一無くしてしまうと1500円の交換費用を取られます。ホテルなどではこの手の料金は3000円以上なので、まぁ割安といえば・・・?


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更衣も終了。いよいよプールに出てみましょう!

とにかく広い施設です。端から端まで歩いてみると一体どれだけになるのか?しかもこの広さで1日1350円というのは、なんかとても得した気分です。

まず驚いたのがパブリックスペース。通路以外の場所は芝生が植えられています。みなさん芝生の上でシートやテントを敷いて陣地を確保しています。芝生は直射日光の照り返しも無いので陣地としては最高です。しかも広大なスペースがありますので、芝生のエリアの取り合いもありません。


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海プール

まずは、入口から見て左側に位置する。造波プールを見てみます。この造波プールなんと名前が「海プール」。なんてシンプルなネーミングなんでしょうか?

そばに行くとこれまたビックリ。玉石を敷き詰めた砂場ビーチになっています。造波プールで砂場になっているところは日本では初めての体験です。


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玉石で山を作ったり、寝転がって砂で埋めてみたりと楽しみ方は殆ど海と同じ!しかもこの砂がずっと奥まで続いています。

このプールはもう一つの入口があり、こちらは普通のコンクリート製です。砂とコンクリートの境目は金属製のグレーチング(いわゆるどぶ板)が水底に付けてあり、砂が奥に入り込まないようになっています。なるほど・・・。


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さてこの水一体どこから流れてくるのかと思うと、なんと渓流のような作りのプールから流れてきます。そう確かにここは「海」なのです。しかしここまで凝っているのは素晴らしい!

よく見るとこのプールは各プールを結ぶためのこうした渓流のような作りがたくさんあり、これを利用して全てのプールが一つにつながっているのです。


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遊泳プール

なるほど・・・と思いながら歩いていくと今度は競泳用のプールのようなプールに遭遇。ここの名前は「トロプール」というそうです。水深は120センチ~150センチで中央部が深いすり鉢状になっています。長さも25メートル以上ありなかなか泳ぎごたえのあるプールです。


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流水プール

トロプールを過ぎると、今度は流水プールが見えてきます。流水プールの名前は「渦」プールです。確かにその通りですが、もう一ひねりあっても・・・という感じです。


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プールというのは水を浄化するため、循環させるようにしていますが、この渦プールでは先ほどの渓流に水が流れるように、柵で仕切られたところがあります。ここから渓流に水が供給されます。プールの長さ自体は200メートルあるかどうか?といった感じでしたが、残念なのは葉っぱがたくさん落ちていて、水の中もかなり汚い印象だったことです。水流は小さいせいか早く感じます。

遊泳プール

流水プールの奥にはもう一つ、遊泳用のプールその名も「みずうみプール」があります。確かにそういう雰囲気なんですが・・・もう一ひねり・・・。こちらは何とも優雅な雰囲気でゆったり泳ぐにはベストな雰囲気です。しかし本当に広いですねぇ・・・。


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まずはここに陣取って、みずうみプールで泳いでみます。・・・っと、あれ・・・。なんとプールサイドがかなり高い!入るときにはかなり勇気がいるようです?


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パブリックスペースですが、芝生エリア以外はコンクリート舗装のようです。芝生のエリアの他にも屋根の付いたベンチスペースなどもたくさんあり、日差しの強い日でも安心です。


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そしておなじみトイレチェック!今回はかなり年期の入った施設なのでなかなか写真にできるようなトイレがありませんでしたが、みずうみプールのトイレは新しいようで、ここならなんとかという感じです・・・。他のトイレはなかなか見た目もそうですが、鼻にも辛いところもありました。


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アトラクション

場内にあるアトラクションは全て有料です。まずはスライダーから見てみましょう。スライダーはみずうみプールの横にあります。チューブスライダーで一人用のチューブは200円。二人用のチューブは400円です。身長は110センチ以上ないと利用できません


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利用時は、着水プールの横のスタッフから浮き輪を借ります。これをスタート台まで運んでいきます。小高い丘になっているので、子供にはちょっと辛いかもしれません。スタート台では料金徴収担当者がいますので、こちらのスタッフに料金を渡すと、後はスタートを待つばかり・・・。200円ですが・・・あっという間に・・・スライダーでした。


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料金を取るという意味では、アトラクションになるのでしょうが、これが有料というのはちょっと意外だったのが「ジャブリンタウン」です。10分間200円です。


 

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こちらは、10分間の完全入れ替え制で、受け付けて中に入ってから10分間自由に遊べます。10分後にはスタッフが笛を吹いて時間終了を教えてくれます。その後は速やかに外に出て下さい!ということになります。

エリアとして確保しているわけではないのですが、以外に人気の高いのがエアーテントです。


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もちろん子供向けの施設ですが、中では子供が跳ね回っています。ビデオを片手にしたお父さんはちょっと寂しそうでしたが・・・こちらは身長制限などは何もなくて、10分間200円。

続いてこのエアーテントの隣にあるのが、ウォーターバルーンこちらは8発で300円です。見ていてもおもしろそうなアトラクションです


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やり方ですが、水風船を発射台にセットします。ゴムで吊られた発射台からゴムを引いて水風船発射!当然落下してくるわけでこれをうまくキャッチできるかどうか?を楽しみます。当然うまく取れなければ「水まみれ」になるわけです。

最後に、
今回最も見たかったアクアクライミングウォールです。これはトロプールに設置されており、利用は無料です。


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一見簡単そうですが、実は水で手が濡れていると滑ってなかなか上れません。また上に行くほど手前に傾斜が付いていてうまく落ちるようになっています。落下したら危ないのでは・・・と思うのですが、大抵は1段か2段くらいまでしか登れないので問題ないようです。監視のスタッフはいましたけど・・・。シンプルですがとても楽しいアトラクションです。


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とまぁアトラクションといっても200~300円と割安だったり、無料だったりとあまりお金を利用せずに楽しめるものが多くあります。しかしこれが以外に楽しくて、平均年齢から15歳は上の小生も楽しませてもらいました。


物販

物販施設は水際小物や遊具が中心です。場内には3箇所の売店があります。今までと違う印象を受けたのは、浮き具に空気を入れるコンプレッサーが有料だったことです。浮き輪50円、ボートやマットは100円取られます。ただしこれは自分たちで持ち込んだもので、買った商品に関しては無料で空気を入れてくれますのでご安心を・・・


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また、感心するのはアイテムの豊富さです。浮き輪やボートの種類もさることながら、サンオイル、ゴーグル、サンダル、果てには水着まで売っています。水着もいわゆる「ダサ系」ではない今年の流行ものもあるようで、女性の方で何人かは買っていました。

入口の近くにはお土産ショップがあります。このショップ優れもので、チケットを買っていない外部からのゲストも利用できるようになっています。中央のレジで仕切られています。本当にお土産のようなものばかりなのですが、なかなかよく頑張っています


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飲食

飲食はテイクアウトのショップが殆どです。場所は場内に点在しており全部で8店くらいあります。メニューは、ラーメン、カレー、焼きそば等々おきまりのパターンです。全ての店に共通することはアルコールの販売が無いことです。公営施設はどこもこの点厳しいようです


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ちゃんと座って食事を取りたい人は、みずうみプールの脇にあるレストランを利用しましょう。屋外のテーブル席の他に、室内レストランもあります。飲食のショップは全て食券購入後の提供となります。まずは食券を必ず買いましょう。


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食券というのは、施設にとっては有利な販売方法です。品数が少なくても何となくたくさんあるように感じるし、第一売り切れて「すいません」ということがありません。食数が限定されているこうした施設では有効な武器です・・・と一人思いながらラーメンを啜る・・・。味は・・・なかなかです・・・。満足!

レンタル

場内にはレンタルシートがあります。こちらは1日1000円です。


蓮沼ウォーターガーデン
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もう一つは、「レンタルログハウス」というもので、こちらは1日3000円。特に窓などは無いのですが、一応「ハウス」になっています。中にはテーブルやチェアー等があり4人くらいなら入れるスペースがあります。しかし、これだけの大きなパブリックスペースがあるとこうしたレンタルスペースが少なくても問題ないようで、あまり借りられていないようです。

感想

バブル経済の最中に、レジャー施設で街興し・・・という機運が高まったことがありました。どこの自治体もこぞってレジャー施設を作り結局うまくいかないところがたくさんありました。

この蓮沼ウォーターガーデンもこの施設で街興しという意識を強く感じます。駅や街の入口の看板などを見るとよくわかります。この施設が、素晴らしいのはこうした街興しに確実に貢献しているところでしょう。民間の人の駐車場の呼び込みといい、波及効果を積極的に狙っています。夏という短いシーズンで商売を行う、プールや海水浴場の人にとっても、この施設のような目玉施設があることは非常に有利に働くのではないでしょうか?

楽しいし、安いし・・・。言うことなしの施設と言いたいところですが今日は寒かった・・・。気温25度、北東の風やや強しというコンディションだったので、いつものように4時間、5時間とは行きませんでした・・・。「晴れて・暑い」日だったらもっと楽しかったのに・・・。

とはいうものの11時から14時30分までいたのですが・・・。

視察記録

蓮沼海浜公園は、千葉県山武市にある千葉県立の都市公園(レクリエーション都市)である。海浜公園とレジャー施設が整備され、ウォーターガーデンやガーデンハウスマリーノ(宿泊施設)、展望台、スポーツ施設などからなる。
TEL 0475-86-3171
住所 〒289-1801 千葉県山武市蓮沼ホ368−1
URL http://watergarden.hasunuma.co.jp/
入場料 大人 1,900円
高校生 1,400円
小中学生 600円
幼児(4歳以上) 200円
開園時間 9時00分~17時00分(変動あり)
アクセス 千葉東金有料道路  松尾横芝ICより20分

JR総武本線 横芝駅 より循環バス
※千葉駅、成東駅から直行バスもある

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2004/07/18
海に近いプール・・・再び。。。
2001/07/28
再入園で海に行くプール

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