動物園で世界旅行

No.0090


ズーラシア

ズーラシア


視察日時 2001年 9月 23日


到着まで

9月の連休の中日に突入しました。今日は小生の実家から近い、動物園に向かいます。その名は「ズーラシア」。「動物園のユーラシア大陸」という豪快なネーミングです。この動物園の最大の特徴は、「生態系をそのまま持ち込んだ」ところにあります。

つまり、単なる檻だけではなく、その中を動物が野生の環境に近いようにきちんと加工した点です。見る側にとっては環境演出ですが、住まう動物にとっては日本で最も生活しやすい動物園になるのではないでしょうか?

ズーラシアはJR横浜線の中山駅からバスで15分、徒歩で30分です。今日は実家から車で行きました。ところがこれが大失敗!!ズーラシアの入口から駐車場に車を止めるまでになんと1時間を要してしまいました。休日は午前中に付けるように心がけて下さい。

さてその道路ですが、混雑を作る要因が右折車を交差点で通しているところです。さらにいえば臨時駐車場があるのですが、そのサインが道路には全くありません。あれば無理して正面の駐車場に停めなかったに・・・。

ズーラシアズーラシア

交通整理で警備員もいますが、交差点付近は、もはや無法状態。無理矢理曲がる車もいるし・・・これは警察官でないと捌けないのでは・・。と思ってしまいます。

いきなりこんなトラブルに巻き込まれて、すっかり幻滅しながら駐車場に向かいます。ズーラシアは入口正面に第一駐車場があり、この他に臨時の駐車場を2箇所持っているようなのですが・・・まぁいいか・・・。

駐車場は1日1000円です。おもしろいのが駐車場の料金が後払いな点です。入るときにはどんどん入れて、出るときにはゲートで料金を払います。

駐車料金はプリペイドカードもあって、このカードを買うとゲートでは現金ではなくこのカードを挿入して徴収完了となります。カードは入口近くで販売されていますが、なかなか年期の入ったカードとなっています。

ズーラシアズーラシア

駐車場ですが、場内を監視できるように監視台がアチコチに配備されています。これで監視するのですが、係員があまりいません・・・。

駐車場での車の止め方は道路に対して直角バック駐車ですから、下手な運転手の後ろに付いたら大変です。しかも係員がいないので、駐車場所は早い者勝ち状態です。でも焦ってゲート付近に停めないようにしましょう。ゲートから一番離れたところがチケット売場に近い場所ですから・・・。

ズーラシアズーラシア

車を止めた後には歩いてチケット売場に向かいますが、チケット売場は駐車場から、大型バス駐車場を過ぎて、さらに路線バスのターミナルを過ぎた先にあります。

こう考えると路線バスで来た方が楽なような気もします・・・?

バスはJR中山駅の他、横浜駅の西口まで行くバスもあります。ここまで来て第2駐車場へのシャトルバスがあることに気が付きました・・・う~ん、残念・・・。

さてチケット売場ですが、チケットは個人発券は全て自動券売機です。団体対応のカウンターがあり、反対側にはベビーカーや双眼鏡などレンタルアイテムの貸し出し(返却)のカウンターになっています。

チケットを買う人、レンタルを借りる人でこのエリアも大混雑!!オープン当初は駐車場内でチケットが買えたので、このサービスが懐かしい限りです。

ズーラシアズーラシア

ズーラシアズーラシア

入場に際しての各機能が、全て集中していることはある意味効率的ですが、混雑時には一気に混乱の原因ともなります。

ちなみに個人の発券機は自販機ですが、2枚買う人、4枚買う人とグループによりまちまち、さらにチケットの発見時には「まず人数を押してからチケットを選択する」ことに気が付かない人が多くて、混乱に拍車をかけています。

ズーラシアズーラシア

やっとチケットが購入できたので、付近を見渡すと圧倒的に子供が多くなっています。属性的には「夫婦+小学校低学年」という組み合わせが多く、小生のように一人で来た人は・・・どこに行っても少ないです・・・。

入場しようかなと思った矢先、なにやら雰囲気が違う風景が見えたので近寄ってみると、なんと横浜市内の動物園で死んだ動物が・・・。

しかも献花までできるように・・・。人間よりも良い扱いでは?

ズーラシアズーラシア

最も、死んだ動物のことばかりではなく、今年生まれた動物や、長生きの動物も掲示してありますので、救われます??

では、本当に改札に向かいましょう。改札ではチケットをもぎります。ブースは全部で3ブースですが、今日は2ブースでの対応でした。入口と書いてありますが、なぜか出口用に1ブース開けてあります。さらに入口を抜けるとパンフレットコーナーに当たるのですが、ここには案内担当のスタッフがいます。ここに立つくらいならブースをもっと開放して欲しいところですが・・・。

ズーラシアズーラシア

それでは、中を見てみましょう!!


場内の構成

ズーラシアのコンセプトは「世界一周」です。このコンセプトが反映されている広大な規模の施設中は6つのエリアに別れています。

  • アジアの熱帯林
  • 亜寒帯の森
  • オセアニアの高原
  • 日本の山里
  • 中央アジアの高地
  • アマゾンの密林

となっています。テーマパークだと意味不明の名前が付いていたりするのですが、ここは非常にストレートなエリア名です。小生的にはこの方がピンときます!?

それぞれのエリアは山あり谷ありの起伏に富んだ地形をうまく利用して配置されています。どこかのエリアから他のエリアが覗けたり等ということがありません。

そして、ズーラシアの最大の特徴は、檻の中も生態系を意識した作りになっていることです。ものによっては檻の傍でも見えなかったりするという楽しさ(?)もあります。

ズーラシアズーラシア

もちろん、各エリア間には休憩のためのスペースが点在していて、親子できてお父さんがちょっと一服なんていう場所も用意されています。

こうした休憩エリアもエリアの雰囲気になじむように、エリアの地区を連想させるような作りになっています。

もちろんトイレもたくさんあります。一応チェックしてみましょう!!

ズーラシアズーラシア

ズーラシアズーラシア

入り口付近には、授乳室もありますし、場内のいくつかのトイレは、子供優先トイレもあります。これは珍しい・・・

ズーラシアズーラシア

では、一つずつ見ていきましょう。!!


アジアの熱帯林

入口を入って最初のエリアです。ここは、アジア(特に東南アジア)の動物たちが集められています。動物園では人気のあるオランウータンやインド象、トラなんかがいます。

ズーラシアズーラシア

動物を見ている人、人を見ている動物・・・色々ありますが・・・。

動物の展示エリア付近には、動物に関してのトピックスが書いてあるプレートがあります。良く読むと動物の暑さ対策や、好物、食事のペースなど勉強になることが色々あるのですが、とにかく人が多いと読むこともできません。このプレートはせめて人の頭くらいの位置に付いていると良いのですが・・・。

そして動物を見るエリアも色々と工夫があります。せり出した柵、2階から、室内から・・・色々あります。しかも高い場所から見るところにはエレベーターも完備されていてバリアフリーもバッチリです。

ズーラシアズーラシア

このアジアの熱帯林で人気があったのは、象とオランウータン、そしてなんと言っても「アムールトラ」と「インドライオン」です。

インドにライオンっているんですねぇ・・・。

ズーラシアズーラシア

しかし、動物たちも連休なのに出勤とはお疲れさまです!?

さて、このアジアの熱帯林を進んでいくと、トンネルに突き当たります。いわゆる鉱山の入口のような感じになっていて、この先が亜寒帯の草原になります。

ズーラシアズーラシア

今日はそこそこ混雑しているのですが、まぁ2~3分我慢して並んでいると先頭で見れます。オープン当初は20分位かかりましたが・・・。

では次に進みましょう。


亜寒帯の森

亜寒帯の森はちょっと苦しい構成です。確かに亜寒帯の動物もいるのですが、鳥は亜寒帯なの?と思ってしまうし、北極熊やペンギンは極地の生き物では・・・?

まぁ深いことは考えずに見ていきましょう。このエリアで人気があるのは、「レッサーパンダ」です。昨今はワイドショーなどを賑わしたこともありますが・・・。確かに腹黒い動物です(?)

このレッサーパンダの飼育舎は谷に森に川付と非常に豪華な作りになっているので、レッサーパンダの姿を見ることはかなり運が良いらしいです。

ズーラシアズーラシア

このレッサーパンダのエリアを過ぎると道が二手に分かれます。左に向かうと「亜寒帯の森」右に行くと「オセアニアの草原」となります。ここでは亜寒帯の森に向かいます。

まず目に入ってくるのが、鳥のエリア。いろんな鳥がいます。困ったことに一つの飼育舎にたくさんの種類の鳥がいるので、どれがなんだかさっぱり・・・?

ボタンを押すと首輪が光るなんてできないものでしょうか(それじゃ動物園にならないか?)

さらにこのエリアにはバードゲージと言って、大きな鳥かごの中に入って鳥を観察できるコーナーもあります。ただこれもホントに大きいので鳥を見てもなんの鳥だかサッパリ!?野鳥の会の人でもガイドしてもらえないものでしょうか・・・。

鳥だけではありません。主役は亜寒帯の動物です。いました!!アムールトラです。仕事中に居眠りしておりますが・・・?

ズーラシアズーラシア

アムールトラの奥には「カワウソ」を挟んで、オオワシがいます。こちらは威厳のあるたたずまいで場内を見回しております。子供に「ガオイエロー(ガオレンジャー参照)」と説明しているお父さんもいますが・・・。

カワウソも人気がありますが、こちらも飼育舎の形状からなかなか姿を見ることができないそうです。待つこと10分・・・姿を現してくれました!!

ズーラシアズーラシア

この亜寒帯の森のエリアは中央が窪地になっています。ここは「アラースの谷」と呼ばれていて、亜寒帯の独特の気候が作る「タイガ(森林)」と「ツンドラ(原野)」を模したエリアになっています。中学校の地理の時間が懐かしい・・・。

さてオオワシのエリアを過ぎると、いよいよ動物園の人気者「ペンギン」のエリアです。この極地の生き物のエリアは、室内から水中を、2階に上って上から外の様子が観察できます。とにかく水中のエリアを見たい人が多くて、中は大混雑です。

ズーラシアズーラシア

ペンギンの他には、オットセイや熊もいます。思いの外良く動く熊です。

この水中が見れる建物ですが、出口は低くなっています。これは意地悪ではなくて、亜寒帯の地域の人の昔の家はこうした形をしていたそうなのです。子供が「早く!早く!」と親をせかす姿はなかなか見れません・・・?

ズーラシアズーラシア

亜寒帯の森を進み、坂を上りきると、いかにもオセアニアと言う感じのロックワークに遭遇します。この先がオセアニアの草原のようです。

ズーラシアズーラシア


オセアニアの草原

オセアニアの草原となっていますが、他のエリアに比べると非常に小さいエリアです。ここにはカンガルーやダチョウなんかがいます。

ズーラシアズーラシア

見る側にとって辛いのは、人の入れない奥に長い作りなので、動物が遠くに行ってしまっていること。また灌木が要所に配置されていて、良い木陰を作っているので、動物がそこに入ってしまって・・・余りよく見えない・・・。

このオセアニアの草原の対面にはレストランもあります。そしてこのエリアはたくさんの不可思議なロックワークがあります。

ズーラシアズーラシア

ここは動物を見るエリアというよりは休憩のためのエリアに動物の飼育舎があるという方がスッキリするイメージです。


中央アジアの高地

オセアニアの草原の隣は「中央アジアの高地」です。ここは他の動物園では、なかなか見られない珍獣のエリアになっています。そしてこの動物園に唯一ない「アフリカ」のエリアも含まれます。

まずは西遊記に出てきそうな建物の中に「キンシコウ」と「チベットモンキー」がいます。中国のサルってなんか違うんですよね・・・。キンシコウは確か孫悟空のモデルになったサルでは・・・?

ズーラシアズーラシア

この他にも、ドールなんていうオオカミのような動物もいます。

しかし、このエリアなんと言っても大人気は「オカピ」です。ズーラシア創業の当時から目玉と言われ続けてきた珍獣です。さすがに人気があり、なんとオカピの像まであります。ここはフォトスポットになっていて、ご家族で来た人は記念写真中・・・誰か小生を撮ってくれないかなぁ・・・。

ズーラシアズーラシア

さて肝心のオカピですが、これがまた見つかりにくい。飼育舎が広い上にたくさんの木が植えてあります。オカピもなかなか見れないことで定評があるそうです(なんで定評なのか・・・?)

で、今回ですが・・・いました!!茶色い頭に、シマウマのお尻・・・。確かに見ました!!

ズーラシアズーラシア

子供は必至にオカピを探して、飼育舎の前を動きません。お父さんは疲れてきました。こんなお父さんのために、オカピの飼育舎の前にはベンチがズラリ・・・。もっとも殆どのベンチはすでに座られているので、小生は休憩できず・・・。


日本の山里

オカピを見たので満足!!した後に出てくるのが、我が国の動物たちです。タヌキに、クマ、ニホンザルにツルと日本の代表選手も負けてはおりません。

ちなみにこのエリアの人気者は、なんと言ってもニホンザル!!サル山は他の動物園と同じような作りでどこからでもよく見えます。

ズーラシアズーラシア

でもこちらのサル山もやはり木があります・・・。なんかわざと見にくくしているようにも感じてきましたが・・・。

サルとともに人気があるのは、やはりクマ、そしてキツネも人気があります。クマは愛想良く動いてくれるのですが、キツネはソッポ向いていて・・・。愛想悪い!!

ズーラシアズーラシア

日本の動物が一番愛想悪いような・・・。


アマゾンの密林

色々見てきましたが、いよいよ最後のエリア。今度はアマゾンの密林の動物たちです。ここの人気は「オオアリクイ」。独特の顔が非常に人気です。

アリクイってよく見ると、どっちが尻尾か迷います・・・?

ズーラシアズーラシア

この他には「メガネグマ」なんていうのがいるのですが、アマゾンの動物なんでしょうか??

このエリアは最後まで進むとドン詰まりになっています。「覗いてごらん」と書かれているので、覗いて見ると・・・?

ズーラシアズーラシア

なんだかんだで、ゆっくり見ると3時間近くはかかります。いよいよ出口なんですが、ここもトンネルになっています。

トンネルの中には蛇がいたり・・・(もちろん作り物!!)するのですが、ここを抜けると広場になっていて、お弁当はここで食べて下さい!!といわんばかりです

ズーラシアズーラシア

この広場を抜けると、イベントスペースがあります。今日は象に乗って場内を一周するイベントの日でした。ちょうどイベントは終了して、象と記念写真を撮る時間となっております。

おそらくタイの方ではと思うのですが、非常に親切で、愛想の良い方でした。象にビックリして泣き出していた赤ちゃんもいましたが・・・無理して写真を撮ろうとする親というのもどうなんでしょうか・・・?

3時間近く起伏の激しい地形をアッチコッチ!!なかなか体力のいる施設です。へぇ・・・。


物販と飲食

これだけ広い施設ですから、物販施設と飲食施設は充実しています。場内は物販というよりは飲食(特にファーストフード系)は非常に充実しています。

アジアの熱帯林エリアには「ジャングルカフェ」という名前の施設があります。

ズーラシアズーラシア

ここはまだ入口に近いので、食べ物よりは飲料がよく売れています。以外なのは水がよく売れていることですねぇ・・・。

オセアニアの草原には「オージーヒル」というレストランがあります。こちらはビュッフェスタイルで「ランチ」という施設でしょう。ちょうど施設の中間点にありますので、非常に人気があります。隣にはお土産品売場もあります。14時過ぎても並んでいますのでなかなか盛況な飲食店舗です。

ズーラシアズーラシア

そして、アマゾンの密林のエリアにも「アマゾンセンター」という物販施設があります。こちらは飲食施設はありませんが、飲料補給や赤ちゃんのための授乳室などの機能があります。

飲料の他、ポテトチップやスナック菓子類もあります。

ズーラシアズーラシア

もちろん、これだけではありません。飲料は通路の要所でワゴン販売されています。オリジナルストラップも付いていますので・・・。さらにズーラシア特製のミネラルウォーターもあります。なかなか頑張っています。

さて見学が終わった人には、退場口の外でお土産とカフェがお待ちかねです。退場させてもまだ行くか?と言う感じですが、どうして、なかなか繁盛しています。

ズーラシアズーラシア

「アクアテラス」と名付けられていて、ガラス張りの非常に明るい店内です。店内にはオリジナルのグッズを始め、定番のぬいぐるみ等があります。

評判が良い(と書いてある)のが「オカピサブレ」・・・。どこに行ってもサブレは強い・・・。

ズーラシアズーラシア

見ていると、車に飾れる小さなぬいぐるみや、お菓子(缶入り)がよく売れています。カゴにドッサリまでは行きませんが、4~5個くらいみんな買ってます。

小生は・・・もちろん・・・見るだけ(威張るなって・・・?)


感想

3年ぶりでしたが、さすがに動物園のTDLと言われる(ホントかなぁ・・・?)施設だけのことはあります。これだけの動物を、これだけの広さで体験できるのはここだけでしょう。

イベントではさわれるときもありますが、他のエリアではさわれません。「ふれあい系」が動物園で増えているだけに、今後の進展が期待できます。

この施設に苦言を呈するとすれば、あまりにも生態系を重視しすぎていることでしょう。動物園ではやはり動物は見たいというのが本音です。

3時間近く歩くことになるのですが、要所に休憩ポイントと物販・飲食施設が配置されているのは見事です。どうしても誘惑に負けて何かしら買ってしまいます。残念ながらアルコールがなかったのですが・・・。

ズーラシアズーラシア

場内ではいくつかの場所で、スタッフによる動物の説明もありました。常時各所でこのようなサービスがあると、学習効果が深まって良いのではと思います。

好き勝手見る方と、勉強に来た方・・・この両立は難しそうですが・・・。

1日いても飽きない動物園「ズーラシア」でした。親子で、家族で、世界旅行したい方は是非どうぞ!!

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