生き物の臭いを感じる動物園

No.0083


札幌市円山動物公園

 

円山動物園


視察日時 2001年 9月 15日


到着まで

動物園シリーズの第2段です。新潟に行ったときにはサッカー観戦の後、マリンピア日本海でしたが、今回は札幌ドームの視察の前に、円山動物園に行くことにしました。

東京からはもちろん飛行機で移動。ANAの星空チケットはお得ですよ!!札幌到着は夜の12時を過ぎており、そのままカプセルホテルにゴロン・・・。しかし、カプセルホテルの朝は早いのだ!!土曜とは言えみなさん朝の6時頃から活動を開始します。カプセルホテルは「警視庁潜入24時間」でもおなじみ、北の歓楽街すすきののど真ん中にあるのですが、ここから円山動物園までは地下鉄で行きます。

地下鉄東西線の「円山公園駅」が最寄り駅です。非常にわかりやすい駅名です。

円山動物園円山動物園

駅の改札を出ると、円山動物園こちら!!という案内がありますので、それに従いましょう。動物の絵がかたどられた地下道をしばらく歩くと、地上に登る階段に出ます。

ここからはバスも出ていますが、せっかくの良い天気です。歩いて動物園まで行ってみましょう。

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緑の豊かな木々の合間を通り抜けて、緩やかな登り坂を10分ほど登ると、正門が見えてきます。とまぁ文章で書けばこの程度ですが、実はちょっと疲れます。足腰に自信のない方はバスを待ちましょう。タクシーで行ってもワンメーター程度の距離です。

さて、正門につきましたが、以外に人がいない。そして駐車場もない??実はもう一つの入口があります。西門ですが、こちらは駐車場も完備していて、どちらかというとこちらの方が利用者が多いのです。

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これに気がついたのは出るときなのですが、まずは西門の駐車場をご紹介しましょう。道路からは駅方面から登り坂を5分くらいでしょうか、左手に駐車場の入口が見えてきます。

駐車場では料金を先に払って、後は誘導員の指示に従って駐車します。二層式の立派な駐車場です。

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続いて、チケットを買うことになりますが、大人600円です。正門から入ったのでこちらで説明します。正門に向かって左側に6ブースの発券所があります。今日は2ブースで対応していますが・・・ここでチケットを購入します。

続いて改札です。改札は立派なゲートがあり、ここでチケットの半券がもぎられます。中にはいると、パンフレットが置いてありますので、必ずもらいましょう。

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お子さま連れの方はベビーカーのレンタルもあります。300円です。ずらりとベビーカーが並んでいてしかも「有料です」の案内・・・凄く大胆です。

車椅子のレンタルもありますが、サインを見ると西門側で行っているようですので、車椅子の方は西門を利用する方が無難なようです。

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西門にはコインロッカーもありますよ!では中に入ってみましょう!!


動物舎の構成

場内はいくつかのエリアに別れているのですが、この動物園の最大の特徴は大きな飼育小屋を中心に檻が設置されていることです。檻は屋外と屋内の両方に設けてあり、降雪時には屋内でも動物が見れるようにという配慮のようです。冬季でも営業を続ける施設ならではの考え方ですねぇ・・・。

正門から行くとまず見えるのが動物科学館。ここでは飼育されている動物の食事のメニューや今までの動物園の歴史を知ることができます。まぁ動物園に来た人の座学のコーナーです。中には象と綱引きをするアトラクションなんかもあって、なかなか楽しいです。

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この先には「猛禽舎」があります。オオワシとかタカなどの鳥類がいます。ここは檻自体が屋外部と屋内部に別れています。ワシもタカもお疲れのようで・・・ピクリともしません・・・。

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猛禽舎から通路を挟んだ向かいが「タスマニア館」です。オーストラリアでおなじみのカンガルーやウォンバットなんかがいます。ここも屋内と屋外両方から見れますが、今日は動物は皆外に出ています。

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それにしても、やる気を感じない動物たちです。土日出勤じゃしょうがないか・・・?

さて猛禽舎の隣には、「子供動物園」があります。こちらはおなじみ山羊や羊を触れるふれあいコーナーになっています。すでに子供達がたくさんいて大騒ぎです。ゲートはバネで自動的に閉まるようになっていますし、扉の近辺には水石鹸付きの洗面台もあります。別に汚い動物ではありませんが、触った後は手を洗いましょう。

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肝心な動物ですが、羊に山羊、アヒルに七面鳥なんかもいます。ロバも間近で見られるので、なんかとても得した気分になれます。羽根を広げたクジャクなんかもいますよ!!

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子供動物園の外に出て見ると、隣は熱帯動物園。ライオンキングでおなじみの動物たちがたくさんいます。キリン、象、カバ、ライオン、ピューマ・・・等々。

もちろんここも屋外と屋内両方から見学できるようになっています。またキリンのように首の長い動物が攻撃してこないように、見学用の柵と檻の間には芝生の中立地帯が設けられています。

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この他、バクなどもおります。どうせなら日頃の悪夢を食べてもらえないもんですかねぇ・・・と問いかけてみる自分が悲しい・・・。

そして動物園ではやはり大人気はライオンとトラです。この動物の前では常に子供が大はしゃぎです。そういえば昔プロレス会場でもトラは人気あったなぁ・・・ってそれはタイガーマスクでしょう??

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一応屋内も入れますので、どんなもんか除いてみました。しかし・・・なかなかの異臭が・・・。いくら降雪時の対応とは言え、降雪時はこの臭いに耐えて見学しなくてはならないのか・・・、やはり冬は無理かな・・・?

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臭いを忘れるために外に出ると、お隣には「猿山」があります。おなじみニホンザルの群が出迎えてくれます。1日に何回か餌やりの時間があり、この時間になるとサルの壮絶な餌の奪い合いを見ることができます。

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サルシリーズは、まだあります。猿山のすぐ隣には「類人猿館」がありこちらは「ゴリラ」と「オランウータン」がいます。ちょうどゴリラは餌の時間のようで、器用に餌をキャッチします。オランウータンはダレテいます・・・。

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サルはこれだけでは終わりません。昨年できたモンキーハウスでは、珍種のサルがたくさんいます。中でも人気はマンドリルでしょう・・・。モンキーハウスの隣はチンパンジー館です。

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しかし、いい加減サルも飽きてきました。ゴリラなどのいる類人猿館の隣は昆虫やは虫類のいる「昆虫館」「は虫類館」なのですが、今日は休業のようで中には入れませんでした。

ちなみにここには熱帯植物園もあります。北の大地で熱帯植物園とは・・・。入れないのが残念です。

熱帯植物園の隣には水鳥舎、鳥類館があります。こちらはおなじみのトリのエリアなのですが、小さいのでどこに何がいるのかはイマイチ確認できません。

動物園ではトリの見学はチト無理があるようですねぇ・・・。

鳥類館の隣は「世界の熊館」です。熊ってよく見ると顔の作りが違うんですねぇ・・・

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まだあります。

ラクダ舎です。ここでは砂漠でおなじみヒトコブラクダとフタコブラクダがいます。施設の一番端なのでちょっと不憫ですが・・・。

そして海獣舎。オットセイやセイウチなど水族館ではおなじみの動物です。

そして最も園内の外れたところにいるのが、北の代名詞「トナカイ」です。鹿とトナカイの角ってよく見るとかなり違います。こんな発見はやはり動物園ならではです。

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とまぁ・・・グルリと回るだけでも悠に2時間はかかりました。同じ種目毎に見学すると微妙な違いがわかって良いものです。


アトラクションエリア

動物園ですが、ここには一部アトラクションが置かれた遊園地ゾーンもあります。もっとも各アトラクションは小さなものですが・・・

工夫されているのが、各車両とも1両で動かすことです。ジェットコースターも汽車も1両ずつ動かします。

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もちろん、こうしたもの以外は、他の遊園地と同じです。

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もちろん、カーニバルゲームや動物ライドもあります。

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大人向けのものは基本的にありませんので、みなさん童心にかえって遊びましょう。ちなみに利用時には乗り物券を買って下さいね

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物販・飲食

場内には物販施設と飲食施設はセットであります。物販施設はお土産物が中心ですね。場内で食べるお菓子などもありますが、これは動物には食べさせないように、案内があります。

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お店は場所場所で独自の作りをしています。特に決められた造形などのルールはないようです。

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どのお店も、場内で利用するものと言うよりは、観光記念のお土産的なものが中心ですね。食べ物は基本的にファーストフードです。

場内は芝生の広場もあるので、お弁当を持ってきている方もたくさんいます。平坦な芝生のエリアもたくさんあるので、敷物を広げて家族でお弁当・・・。小生は朝から何も食べていないのでちょっと寂しくなりました・・・。

もちろん、こんなことは夏の間しかできませんから、降雪時のためのレストハウスもあります。ここには授乳室やトイレ、ジュースの販売機に、デジカメのバッテリー充電用のコンセント(でちょっと借りてしまいました・・・ごめんなさい・・・)もあります。

木製の内部は清潔です。しかも専属とも思えるような熱心なお掃除担当者の方が巡回しており、安心して使えます。

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さてちなみにトイレですが、屋外のトイレも結構楽しめる作りです。

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感想

降雪という時期を考えると、この地域で集客施設を作るのは大変です。車に寒冷地仕様というのがあることを考えると、集客施設も寒冷地仕様と言うのは必要なのです。

寒冷地仕様ができない施設は冬閉めてしまうようですが、ここはさすがに札幌の観光名所だけにそうもいかず・・・と言う背景がこうした工夫を生んできたのでしょう。

動物園としてはたくさんの種類がおり、また同じような仲間が集められているのは、素人的にはとっても見やすい配慮です。

手頃な料金だし、市民の憩いの場になっているのが理解できる施設でした。冬はどうなっているのかちょっと興味ありますが・・・あの異臭がなぁ・・・

視察記録

札幌市円山動物園は、北海道札幌市中央区宮ケ丘の円山公園内にある動物園。札幌市環境局が管理運営を行っている。
TEL 011-621-1426
住所 〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘3丁目1
URL http://www.city.sapporo.jp/zoo/
料金 9時30分~16時30分(時期により変動、休園日あり)
営業時間 大人 800円
高校生 400円
中学生以下 無料
アクセス 札幌市営地下鉄 円山公園駅より徒歩15分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

2001/09/15
生き物の臭いを感じる動物園

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