新エリアができたのでやってきました。

NO.258


上野動物園


上野動物園

視察日時 2006年 4月30日


到着まで

旭山動物園がすっかり有名になり、千葉動物園ではレッサーパンダの風太が立ち上がる、など最近は動物園の話題が多くなった。
もともと子供には絶大な人気がある動物が多いので、一度火がつくとあっという間に広まってしまう。

そんな中、動物園の雄ともいえる上野動物園に新施設ができるとの情報を得た。
最近の動物園のリニューアルは、“生態展示”がキーワードだ。つまり、できるだけ動物の動いた状態を見せられるような展示方法。

どうやら上野動物園の新施設もこの技法を取り入れてみたらしいが、まずはこの目で確かめることに・・・。

上野動物園上野動物園

今年もいよいよゴールデンウィークがスタートして、東京はかなりの暑さ。
まだ、4月終わりだというのに・・・この調子だと8月はどうなってしまうのか?

上野動物園はおなじみ上野公園の一角にあり、今日はかなりの人出です。
おなじみのチケットブースでチケットを購入して、早速中へ・・・

上野動物園上野動物園

前回は冬の手前で雨模様でしたが、今回は五月連休前の晴れた日。
入口周辺からスタッフの数が全然違う・・・しかもみんな同じパーカーを着ている・・・。
変わるもんですね・・・。

それでは、中へ進みましょう。


場内の構成(東園)

一応、順路に沿って回ることにしました。
まずは、パンダ舎。
レッサーパンダの方がジャイアントパンダよりも人気があります。
やはり、“風太効果”なんでしょうか?
でも、この動物園のレッサーパンダは立ちません。


上野動物園上野動物園
続いて、野鳥のゾーンを抜けて、虎ゾーンへ。
さすがに、これだけの人出だと、虎を確認するために人混みをかき分けなければなりません。
いるみたいなんですが・・・よく見えない・・・。

虎ゾーン(トラの森)を抜けると、今度は“ゴリラの住む森”こちらはかなりの装飾が施されていて、ゴリラを探すのと同じように、展示内容を読むのもおもしろいですね。

上野動物園上野動物園

トラの森、ゴリラの住む森の二つは、通路が円になっていて二つ見てくると元の場所に戻ってきます。

続いて通路に沿って進むと、次に出てくるのが動物園の隠れたアイドル「ペンギン」です。
水族館にも登場する人気者。
こちらは冷たい水の中で元気に泳ぎ回っています。
動きが結構早いので、泳いでいるペンギンはなかなかカメラに納めるのは難しいんですね。

上野動物園上野動物園

ペンギンの隣には、オットセイがいます。
冷やした水を有効に活用していますね。
ちなみに、オットセイのゾーンには「SPLUSH エリア」というのがあって、なんと水に濡れるかもしれない・・・という場所があります。

ちなみに自然界ではペンギンはアザラシなどの海獣類に食べられてしまうこともあるようです。
なんとも、厳しい世界です。

そして、いよいよお待たせの「クマたちの丘」です。
ここに来て通路が複雑になってきました。

この施設では熊を上から見る通路と下から見る通路の二つに分かれて見学できるのです。
もちろん、両方見ても構いません。

上野動物園上野動物園

思った以上に距離があるので、こうしてみるとクマもかわいいものです。
一応、ホッキョクグマにヒグマやツキノワグマなどスタメンも充実しています。

冬になると、冬眠している熊を見ることができるようです。
今は元気いっぱいに暴れ回っていますが・・・

確かに、こうしてみるといろいろな方向から、たくさんのクマを見ることができておもしろいです。
しかも、クマが活発に動いているので、これまた楽しい。
なんども、クマの丘を回ってしまう・・・というのが楽しみ方のようです。

さらに、(人間の)転落防止のため柵なども設けてありますが、一部は丸太を利用した柵などもあって、演出も考えています。

上野動物園上野動物園

こうして新施設「クマたちの丘」が堪能できました。
続いて、進むと、今度はゾウ。

ゾウの体重を測る装置があるのには気が付きませんでした。


上野動物園上野動物園
この体重では、踏まれたらたまりませんね(笑)

さて、今度は動物園の問題児(?)の登場です。それはサル。

おなじみ、サル山にやってきました。
サル山も結構な人だかりで、サルも緊張しているように見えます。

さて、よく見ると一匹かなり傷だらけのサルがいます。
いつも周りのサルからいじめられているようです。

上野動物園上野動物園

何で?かわいそうに・・・と周りの人も思っていた矢先、
メスザルの後ろに回り込んで・・・(以降はご想像下さい)

やはり、男女間の節操がないものは人間も動物も嫌われるようです。

続いて、西園に回ってみましょう。


場内の構成(西園)

続いて、西園ですがこちらはまず「子供動物園」から、なんといっても動物に触れることができるエリアは上野動物園ではここだけなので、すでに大混雑・・・。

上野動物園上野動物園

このエリアは、地下に潜って楽しめる場所もあります。
夜行性動物のいる場所には、地下になっているのです。
夜の代名詞、コウモリなどもこちらにいます。

おもしろいのが、こうした見学のために列ができないようにあえて
「並ばずにお入り下さい」
と書かれているところ。並んではいけない・・・というほど強くはないが・・・。
何とも理解に苦しむ表現ですね。


上野動物園上野動物園
この夜行性動物のゾーンの先には、ライオンたちの餌のゾーン・・・ではなくて草食動物たちのゾーン。キリン、カバ、サイなどの大型動物が並んでいます。
キリンはずっと草食べてましたが・・・

上野動物園上野動物園

あとは、昔からある“は虫類館”。今回はサラッと流してみましたが、いつもと同じ・・・。


物販と飲食

残念ながら飲食施設は期待できません・・・。
混雑時期はワゴンサービスがたくさんでているので、これで我慢。
何が辛いって、席がないんです。

上野動物園上野動物園

仕方ないので、食べ物はしばし我慢して、物販施設を見てみましょう。
新しい「クマたちの丘」グッズも早速並んでいます。
クマってキャラクター化するのは割合簡単なんですね。


上野動物園上野動物園
おもしろいのが、動物の「パペット」の品揃えが多いことですね。
さらに、動物なりきりカチューシャなどもあります。
もっとも、TDLじゃないので、これを付けて歩いている人はあまり見ませんでしたが・・・。


上野動物園上野動物園


感想

久々に来ましたが、すっかり旭山動物園効果が出ているようですね。
皆さん、動物園が楽しいところだと気が付いたみたい。

そして、クマたちの丘。考えていますね。
かつては、動物園の中でも圧倒的な集客数を誇っていた上野動物園。
旭山動物園の勢いに押されていましたが、いよいよ追撃態勢が完了したという感じでしょうか?

ちなみに、今回のような混雑時期には、迷子や忘れ物などの対応場所も臨時に設定されています。
動物に目を奪われて、子供さんとはぐれないように気を付けて楽しみましょう。

上野動物園上野動物園

もっとも、場内にはたくさんのスタッフがいますので、オレンジのパーカーを着た人を見つければ安心ですね。

視察記録

 

開園は1882年3月20日で、日本の動物園では最も古い。開園時には農商務省、その後宮内省、東京市[2]、東京都建設局が所管、現在は指定管理者制度により公益財団法人東京動物園協会が管理する。上野恩賜公園内にあり、上野駅(公園口)から徒歩5分の場所にゲートがある。敷地は西園と東園に分かれており、両園を結ぶ上野動物園モノレール(上野懸垂線)は、常設のものとしては日本初のモノレール路線である(2019年11月より運行休止中)。
TEL 03-3828-5171
住所 〒110-0007 東京都台東区上野公園9−83
URL http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
料金 大人(高校生以上) 600円
中学生 200円
小学生以下 無料
65歳以上 300円
営業時間 9時30分~17時00分
アクセス JR上野駅 公園口より徒歩5分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

視察履歴

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2001/11/03
雨の動物園 

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