似てるところがあちこちあった@上海海洋水族館
NO.330
上海海洋水族館
日時 2017年 3月25日
以前から行きたいと思っていたのですがなかなかタイミングが合わずにいた施設。今日は上海海洋水族館に行くことにしました。市内のど真ん中にある水族館ということでいったいどんな感じなのか?非常に楽しみです。
地下鉄の2号線の陸家角駅から徒歩5分ほど。最寄り駅から10分以上歩かされることが多い中国の施設としては非常に良心的な立地です。隣には上海タワーなどがあるので、地方から来た人の観光名所となっている地域の一角にありました。
水族館という施設から考えてもっと奇抜な施設を想像していたのですが、施設は特に気取ったところもなくいきなりチケット売り場が見えてきます。チケット売り場は中国の施設独特のガッチリしたキューラインに囲われており、窓口は全部で5か所。
日本だと料金は年齢によって区分されますが、この水族館では身長によって料金が変わるようです。水族館の入口にハイサインが設置されている施設は初めて見ます。
料金は大人が160元(2400円くらい)、身長1.0~1.4メートルの子供は110元(1700円くらい)。60歳を超えると90元(1400円くらい)になります。
まぁ、日本の水族館と同じくらいの料金です。この他に、音声ガイドを借りると30元(450円くらい)などレンタル品はいろいろとお金がかかります。
チケットを買ったらゲートに向かいます。ゲートも凝った作りではないオーソドックスなもの。建物に入ると右側が水族館の入口。左側はショップや飲食店舗になっているようです。トイレなどは左側にあるので館内に入る前に済ませておきましょう。
改札には、超巨大なクマノミが登場します。なんでこんなデフォルメしてしまったのかは謎ですがインパクトはありますね。
改札を抜けるとまずはエスカレータで登るようです。この作りは大阪の海遊館と同じですね。入口で写真を撮るというサービスも全く同じ。中国の施設は日本の施設の特徴と同じものがあることが多いのです。エスカレーターには音声が自動で再生される拡声器がセットされていてエスカレーター内の注意事項を叫び続けています。
海遊館ほど高くは登りませんがエスカレーターの終点が「中国ゾーン」。今日は加えて特別な企画展示も行っているようです。普通は企画展示は最後に来ることが多いのですが、動線上は企画展示から見るようになっているようなので、ここから見てみましょう。
中国語がわからないので展示意図もよくわかりません(泣)。なんか武道にあやかって展示を行っているようです。確かに水槽もあるんですが、水槽とは関係ないものが多いという気もします。
気を取り直して常設展示を見ていきましょう。まずは中国ゾーン。中国の揚子江一帯の水生動物の展示エリアなようです。もう過ぎてしまった新年のお祝いの飾りなんかが微妙に残っていたりしますがお愛嬌ということでスルーしましょう。
大きいものが好きな国なので、もっと巨大な水槽にたっぷり魚を入れているのかと思いきや、思いのほかこじんまりとした感じです。最近はやりの小さ目な水槽を使ったりするところもあります。
この先が別のエリアになりますが、ここになぜかガイドマップがありました。しかも外国語対応も充実しています。中国ゾーンとの仕切りの場所は、とてもお金かかりそうな彫刻が施された壁になっています。
中国の次は何故か地球の裏側になる南米ゾーン。マヤ・アステカといった古代文明を意識したような彫刻が施された壁面に出てきました。トンネル水槽もありますがこちら高さが低くて魚が近い。迫力満点!!
続いてくるのがオーストラリアゾーン。オーストラリアの魚って?興味があったのですがどうやらさなかでなくてワニがオーストラリアゾーンのシンボルみたいです。この先またチューブ水槽に出てきました。エスカレーターで1層下ります。
下りきると、ちょっとおもしろ系の魚の展示エリアです。ノコギリザメ、鉄砲魚、トビウオなどアニメキャラクターとして活躍することも多い魚類の展示エリアでした。
この次は、アフリカゾーン。オーストラリアと同じでアフリカの魚というのも思い当たるものがあまりないですが、やっぱり大きめの魚が多いみたいです。
次に出てくるのが南アジアゾーン。トロピカルなエリアになることを期待していたのですがすごく地味な感じです。当然素通りするお客さんも多いのです。。。
この先はというと、寒い海と極地のゾーン。ペンギンなどはここにいます。さすがにこのエリアは人気があります。なかなか水槽まで行きつけません。。。仕方ないので遠目から見ますが、日本の展示方法と特に大きな違いはありません。ペンギンが自分の傍に歩いてくるまでスマホで待って自撮りする強者もいます。。。こんな状況を察してでしょうか?ペンギンやアザラシの人形を使ったフォトスポットは充実しています。
続いて出てくるのが、いわゆる「海岸」。全くスケール間のない巨大なヒトデのオブジェから始まりました。魚というよりはカニなどの類が多いので、ここは好き嫌いが分かれるゾーンのようです。
続いて出てきたのが「深海ゾーン」。日本だとカメラ泣かせなエリアになるんですが、ここでは深海ゾーンも明るいし、なぜかブルーライトで煌々とついています。カニがなぜクモのネットの中にいるのかはよくわかりませんでした。
そして、このゾーンのもう一つの目玉は「クラゲ」。日本では人気は分かれる生き物ですが、中国では大人気です。館内が暗いのでクラゲを自撮りする人のスマホの光で、人の顔が不気味に見えます・・・
このゾーンを抜けると、一気にエスカレーターで下ります。そして出てきた先が、この水族館の最大の目玉である150メートルの巨大なトンネル水槽。
なんとも動きの遅い、ムービングベルトに乗って、150メートルの海の散歩になるのです。もちろん歩いても見れますし、途中からムービングベルトに割り込んでくる人もいます。なかなかアクティブに楽しめるエリアですね。
ムービングベルトは途中で何度か切れますが、そのたび乗り継いで20分くらい乗っていたのでしょうか?やっと終点に来ました。ここでエスカレーターで一つ上に向かいます。
もうここで展示は終了になって、物販と飲食のゾーンに出てきます。最初は物販です。
日本と比べるとお菓子類は少なくて、ぬいぐるみやアクセサリーの類が多いのが特徴でしょう。品数は思ったより豊富です。シロクマかアザラシか?わかりにくいものもありますが・・・
この先がフードコートです。食べ物が30元~40元(500円~600円)、飲み物が10~20元(150円~300円)。日本の水族館に比べるとちょっと安めの設定ですね。それでもお客さんの入りは今一つ。
もう一周したい場合には、再入館という手続きをしなくてはならないため、ほとんどの人は1周して退館になります。この動線も海遊館とよく似ていますので、参考にしたんでしょうねぇ・・・
切符を買ってから2時間程度でぐるっと回れましたが、今度はイルカショーなどあるところに行って見たいものです。