昼より夜が忙しい光の大国@ハウステンボス
NO.329
ハウステンボス
日時 2017年 2月 3日
せっかく長崎まで来たので今日は久々にハウステンボスを見に行くことにしました。HIS傘下になって以来、それまでは九州のお荷物テーマパークのような扱いを受けていたのが一変し、いまでは九州のテーマパークの代表格の扱いになっています。
そんなハウステンボスの冬季の集客をけん引しているのが「光の大国」。何やら今年は滝が出現するというので興味があります。
いつもは福岡方面から向かうのですが、長崎からハウステンボスは快速でも90分ほどかかります。そして何よりも困ったことに、ハウステンボス駅はICカードが使えません!!
今日は平日ですが、中国の春節期間。駅はほとんどが中国人・・・。団体ではなくて個人旅行で皆さん来たようで、それぞれにハウステンボスへと向かっていきます。
いつものゲートが見えてきた・・・と思ったら、なんとここに3月からショッピングモールができるようです。いわゆる外部ショップ。そういえばハウステンボスの物販は外にはなかったんですねぇ。
工事中のため、ハウステンボスの改札自体はちょっと見えにくい状態ですが、チケット売り場に向かいます。ロボット事業に力を入れているこの施設。チケット売り場にも自動販売機が導入されています。現金だけの対応なので、外国人の多い今日はあまり活躍の機会がなさそうでした。
機械の導入で便利になったり、見どころ増えたりしているのはいいところなんですが、ベタベタいろんなパウチの案内が多いのはちょっと残念ですね。せっかく新しい機器を導入したのだから、看板類も見直しても良いのでは?と思う瞬間でした。
切符も手に入れたので、いよいよ入場!!しかし、広い方は使われていませんで。。。右端の狭い入口から入場でした。
今年は仮面舞踏会がテーマのようで、園内全域に仮面をイメージする案内が出ています。
さらに、いろいろアクティビティーが増えました。この楽しみ方を圧倒的に増やしたところがV字回復の一因と自分は思っているのですが、毎回来るたびそれが増えているのがすごいところでしょう
昔はレンタサイクルくらいしか見かけませんでしたが、歌劇ショーをはじめいろいろあります。アトラクション以外のものが増えているというのが特徴的ですね。もちろんレンタサイクルも以前に比べると種類も増えています。
ハウステンボスは日本で最もパブリックエリアの広いテーマパークでもあります。
エリア区分は、入場ゲート周辺が「ウエルカムゲート、フェアウェルゲート」、そしてお馴染みオランダ風車のある「フラワーロード」、アスレチック施設の集まった「アドベンチャーパーク」、アトラクションが集まった「アトラクションタウン」、ホラー系の施設の集まった「スリラーシティ」、観覧車のある「アートガーデン」、展望台のある「タワーシティ」、施設の中心部の「アムステルダムシティ」、無料ゾーンの「ハーバータウン」。広いですね。
早速、フラワーロードから中に進んでみました。来週から「チューリップ祭り」が始まるそうですが、すでに園内のあちこちでその準備が完了しているようで、一足早くチューリップを見ることができました。
実家では毎年見ていたけど、こうして近くでチューリップ見るのは久々のような気もします。
チューリップを見ながら、3連風車横の運河を渡るとその先は「アトラクションタウン」。あんまり力を入れていない雰囲気が伝わってくるのですが、アトラクションは以前からあまり変わりません。もう万博から12年。。。だいぶ古めかしく見えて少し残念。
一方で、光の王国の会場としてはかなりの作りこみようです。日が暮れると雰囲気が一変します。
このアトラクションタウンから再び運河を超えたところにあるのが、「アートガーデン」。バラ園などハウステンボスの植栽技術が堪能できる場所ですが、このエリアも光の大国の中核エリアです。今年は、「光のバンジージャンプ」なんて言うのを導入しています。
昼と夜で全く別の印象になるところが光の大国の見どころですね。昼あんなだったけど、夜はこんなに・・・というギャップが大事なわけです。
さて、また運河を渡って今度は「スリラーシティ」こちらはいろんなタイプのお化け屋敷が集まったエリア。アトラクション自体は大きな変更はないのですが、時間帯で別のプログラムを上映したり・・・USJにも通じる使い方をしています。
注目したいのは「サモナーバトル」。AR(拡張現実)システムを利用した対戦アトラクションらしい。そしてこの後、VRホラーハウスというのもできるそうです。ホラーハウスの世界にもこうした先端技術が導入される時代になってきたようです。
スリラーシティの先が「アムステルダムシティ」こちらは施設の中心部分で、ハウステンボスのV字回復の立役者でもあるプロジェクションマッピングの機器が設置されているエリア。アクティビティが盛りだくさんになった反面。プロジェクションマッピングの開始時間は本日は閉園間際。電車の時間の都合により今日は見れません。
そして微妙に暖かい今日。スケートリンクも寂しい限りでした。
この隣のタワーシティ。こちらはすっかり飲食店舗ゾーンに変わってしまいました。和洋中なんでもあります。この時期のハウステンボスですが、中国語の案内が大変充実しています。さすが親会社が旅行代理店。顧客の属性を考えて、売れる方向に誘導しようという意図でしょうか
この先のハーバータウンは無料のエリア。パレスハウステンボスにつながるエリアですが、今日は遊覧船とか無いようなのでちょっと静かな雰囲気です。最も適度に人はいるので寂しいまではないですが。海辺でのんびりしたい人はこちらがおすすめかもしれませんね。
さて、施設の一番奥まで来てしまったので、、ここから再び入口まで戻るくことにしました。なんと無料のバスが出ているんです。不思議なバス。展望席は有料らしいのですが、この時間乗ったのは私と高齢の女性の方の二人だけ。こんなバスなので、みな振り返る。ちょっとだけスターになった気分が味わえます(笑)
戻ってきたのがフェアウェルゲート(出口)。せっかくなので物販店舗をゆっくり見てみることにしました。このエリアの物販店舗は「スキポール」という名前が付いています。テーマパークの物販店舗としては非常に大きな施設です。
この店舗、明らかに中国シフトした告知が目立ちます。もう爆買いは終わったという人もいますが、いえいえ説明しっかりすればまだまだいけそうです。チョコレートと抹茶は大人気です。どちらも長崎の名物ではないんですがねぇ・・・
どこのお店でも当店売れ行きランキング・・・というのはあるんですが、ハウステンボスしっかり中国語でも煽っていますので、選びやすいようです。ランキングに弱いのは日本人以上ですね。とりあえず買います、中国の皆さん・・・
そして、中国人をくすぐるもう一つのキーワードが「新商品」。どれも見ていて面白いのが、商品の名称とかでなくてランキングとか新商品などで煽っているところが面白いですね。
かと言って、日本人をないがしろにしているわけではなくて、日本人向けにも煽り文句がいろいろありますね。「修学旅行生におすすめ」というちょっと安価な商品。おつまみセットとか・・・半魚人カレンは意味不明ですが、とても気になります。。。
さて、物販店をチェックしてから忘れてたアドベンチャーパークも見ておきましょう。そろそろ日暮れが気になる時間になってきました。
以前来た時から増えたのが「恐竜の森」。脱出ゲームのようですがなんと脱出率は1%だそうです。
昔からあるアスレチック系は今日も盛況のようです。思ったより若いカップルとか多いんですね。
アドベンチャーパークからアトラクションタウンに戻って、ハウステンボス歌劇団というのも始めてみました。宝塚のファンってきっとこんな人たちなんでしょうね・・・盛り上がってます。良い席の予約は別料金らしくて、もはやテーマパークのショーのレベルを超えてしまっているのでは??
こちらは、日本語だけなのであまり中国系の人はいませんが、それでも始まる頃には満席。人気あります・・・
ということで、やっと日暮れの時間が来ましたので、ここからは光の大国を堪能しましょう!!
まずは、アトラクションタウン。こちらは傘にイルミネーションを付けたアンブレラタウンとアトラクションタウンの中央部をテントのように覆ったイルミネーション。LEDなので光も強くて映えます!!
そしてなんと、このエリアの建物を使った、プロジェクションマッピングの太鼓の達人が楽しめるのです。リズムゲームをこれだけの大画面で楽しめるのはここだけでしょう。うまくシンクロするんでしょうか・・・見るだけでも面白いです。
続いてスリラータウン。こちらは色が青系のトーンでまとめられていて少しホラーっぽい印象を醸し出している感じです。
そしてアートガーデン。今年はタワーから滝が流れてくるらしいのですが・・・ホントに流れているように見えます。。。凄い!!
裏から見るとイルミネーションだけで作られているので、LEDの点灯の加減で滝のように見えるようですね。。。こりゃ凄い!!
そしてこのエリアで火を吐くドラゴンが登場します。こちらも大迫力。ドラゴンの上に乗ることもできるそうですが、今日は中国のご家族が乗っているようです。
このロボットドラゴンのショーが終わると、今度は運河でショーがあります。こちらは先ほどの歌劇団の人も参加するというもの。
イベントはまさに分刻みで開催されるので、ノロノロしていると見そびれてしまいますので注意です!!
ということで、日が暮れてからが忙しいハウステンボスの光の大国でした。もう一回見に行こうと思います。
1994年開業の九州最大のテーマパーク。その巨大さゆえに経営不振に何度も陥ったが、現在は九州地区で最も稼ぐテーマパークに変貌。最近はVR技術やロボットなどの先端技術を導入した運営も評判がいい施設です。昔からあるチューリップ、バラ、そしてイルミネーションの規模の大きさと綺麗さは多くの人を魅了しています。
TEL | 0570-064-110 |
住所 | 〒859-3292 長崎県佐世保市ハウステンボス町1−1 |
URL | https://www.huistenbosch.co.jp/ |
入場料(パスポート) | 大人(18歳~64歳) 7,400円 中人(中学生・高校生) 6,400円 小人(小学生) 4,800円 未就学児(4歳~) 3,700円 シニア(65歳以上) 5,400円※価格変動性あり。詳細はこちら |
開園時間 | 9時00分~22時00分(変動あり) |
アクセス | JR大村線 ハウステンボス駅より徒歩5分 |
地図(GoogleMAP)
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