中国人も鉄ちゃんも楽しい@天橋立
NO.477
天橋立
日時 2019年 6月 5日
梅雨の時期なので雨の心配をしていたのですが、まったく無用な天気になりました。帰国以来となる関西圏への視察旅行。ほとんどノープランで来てしまったのでせっかくならば天気のいいときに映える観光地に行ってみようという安易な考えて、天橋立に向かいます。
大阪から特急こうのとりで福知山へ。そこから京都丹後鉄道で天橋立に向かいます。ずいぶん前に行ったことがある所ですが、今回は社内の雰囲気が全く違います。そう・・・ほとんどが中国人グループ・・・。
福知山は来年の大河ドラマ「麒麟が来る」の主人公明智光秀が治めていた土地でもあり、すでに明智の里となっています。
京都丹後鉄道は観光列車が前衛的なデザインの車両が多くてテッチャン的にはとても魅力的な鉄道です。今回乗るのは「快速あおまつ」。ディーゼルカーの1両編成。中はすでに中国人が多数いますが、席はちゃんと座れました。
ローカル線の快速なれど、内装はご覧の通り立派な観光列車です。
さらに1両ながら、座席も向かい合わせにロングシート、窓側向きと盛りだくさんで、車内販売を行うスタッフさんまで乗車しているという優れものです。
乗車時間は1時間強ですが、途中で景色の綺麗なところで線路上に停まるなどのアトラクションも満載です。
ご推奨の絶景ポイントはここです。
途中で進行方向が変わりますが、定刻通り天橋立に到着しました。駅はとても綺麗になっていました。
駅舎内には、周辺の観光地図「海の京都」があります。一応遊園地もありますが今日は天橋立の展望台を目指します。
せっかく来たので行きは松の並木を歩いて対岸に向かうことにしました。天気もいいし最近運動不足だったので・・・。
ご存じの方も多いと思いますが、天橋立・松島海岸・安芸の宮島は日本三景と呼ばれる景勝地の王様です。そんな記念碑も立っています。
松並木のいくつかは色々な言い伝えから名前が付いているものもあります。
綺麗な松並木・・・なんて思っているのは最初のうちだけで、だんだん松並木も飽きてくるし、足はガクガクしてくるし・・・船で行けばよかった・・・。
後悔が頂点に達したころに松並木のほぼ中間点という絶望的な場所に来てしまいました。
トイレ休憩ができる場所や、付近で見られる植物や野鳥のことなどを知らせる案内もあるんですが、早く終わらないかということばかり考えながら残り1キロを歩きます。
天橋立の松並木は流れが正反対の二つの海流がぶつかり合って、砂が溜まってできたという生い立ちをほぼ渡り切ったころの案内で知りました。これだけ歩いて、覚えたのこれだけとは・・・。
とうなだれていると、ついに渡り切りました。石畳の道路になったら終了です。
ここからは国道沿いを進み、山に向かって向きを変えてケーブルカー乗り場に向かいます。
ケーブルカーの乗り場は「府中駅」ですが、今日はケーブルカーが工事中のため、リフトしか使えません。まぁ歩いて登るよりはましですので、リフト券を往復買ってさっそく上に向かいます。
リフトは1人乗りです。山頂までの10分ほどかかります。途中で工事中のケーブルカーを見ることができます。
萌えキャラ「成吉ソワカ(22歳)」さんに出迎えられて展望台に到着。結構広いので列車内ではわさわさしていた中国人もまばらに感じます。
この辺り一帯を「笠松公園」というそうです。
Instagram用のパネルもリバーシブルで二種類使えます。当たり前ですが以前はこんなものありませんでした(というか、スマホもなかった)。
リフトやケーブルカーの駅舎の上にはカフェがあります。その名も「天テラス」。なかなか上手なネーミングです。そして永遠の愛を誓いあう場所もあります・・・。使っているのは中国人ばかりですが・・・。
展望台からの眺望はいろんな楽しみ方ができます。
まずは昔からある王道の「股覗き」。天橋立に背を向けて立って、股座越しに見るというもの。スマホで取るときにはジャイロセンサーをオフにしておかないと自動的にカメラが回転して撮ってしまうので注意しましょう。
股覗の場所は2カ所あります。アングルが組んである方が雨が降ったときにテントなどを張ってくれんでしょうかね?
そして、こちらは新しいガラス張りの突き出た突端から撮る眺望。どちらも天橋立全景を撮るには大差ありません。
天橋立よりも海側を見たい人には双眼鏡のコーナーもあります。近くに灰皿があるので、中国人の皆さんは喫煙コーナーと思っているようですが・・・。
写真を撮ってくれるカメラマンさんもいますが、このテラスからもいい写真が撮れます。
展望台ならではアトラクションが「かわらけ」。遠くのリングに投げて通せると願いが叶うというものです。
お社もありますので、お参りも欠かさないようにしましょう
天橋立のゆるキャラ「カサボウ」。天橋立の創生ともに出てきた妖精だそうです。ちなみに神話にはこのような登場人物は出てきません。
いろんな方法で天橋立を撮ることができます。松並木のあるあの通りはやっぱり上から眺めるもので、並木道を歩き回るものではありません・・・。
ということを行きの道で学習したので、帰りは船で移動します。いろんな方法があるみたいですが最もリーズナブルな連絡船で渡ります。
船内では「カモメのエサ」が販売されているので、船の周りにはカモメが群がってきます。
船が到着する場所が「知恩寺」というお寺のそばで、この辺りはお土産や食事のできるエリアになっています。
天橋立側にも成相寺というお寺があるのですが、バスの接続がうまくいかなくて今回は行けませんでした。
天橋立へは、京都からは「丹後の森」という特急も出ています。
テッチャンも楽しめる天橋立です。
天橋立は、京都府宮津市の宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる全長3.6キロメートルの湾口砂州。日本三景の一つであり2013年の観光入込客数は178万人と京都市を除いた京都府内の観光地で第1位である
TEL |
天橋立駅観光案内所 0772-22-8030 |
URL | https://www.amanohashidate.jp/ |
アクセス |
京都丹後鉄道 天橋立駅から徒歩10分、笠松公園は船とリフトで30分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
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- 2019/06/05
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