戦隊ヒーローショーのメッカです。
No.0129
後楽園遊園地
視察日時 2002年 3月 17日
到着まで
先日新聞を見ていると、「戦隊ショーにお母さんの黄色い声援」なる見出しを見つけた。記事を読んでみると、子供向けの「戦隊ショー」を見に行ったお母さんが黄色い声で声援を送っているらしいのだ。
嘘か?本当か?真実を確かめるべく、今日はヒーローショーのメッカ。後楽園遊園地に向かいます。天気も良好、絶好の視察日より。例によってこの時期「ちり紙」は欠かせません(笑)。
後楽園遊園地はJR「水道橋」、地下鉄「後楽園」から徒歩で数分。極めて交通アクセスは良いのですが、駐車場もあります。最もこの場所に車で来る方が大変なような気もします。
後楽園遊園地は、敷地がとても狭いので、エントランスも非常に気が付きにくい場所にあります。道沿いにまるで地下鉄の乗り場のような看板が出ていますので、気をつけていないと通り過ぎてしまうことも・・・。
現在リニューアル工事も行われているようで、今日は普段の敷地の半分くらいが工事中!!それでもかなりの人でごった返している状態です。
早速チケット売場でチケットを購入するのですが、ブースが何となく低く感じます。対応は至って丁寧なんですが、この低さは一体??
パスポートを購入して、いよいよ内部・・・。改札ではチケットをもぎってくれるのですが、この改札もまた低い・・・。
しばらく改札で動きを見ていると、なるほど・・・。後楽園遊園地は子供来場者がとっても多いのです。こうした子供に対応するときにはブースの高さが低い方が対応しやすいようです。自慢げにチケットを持った子供に「こんにちは!!」と一声かけてチケットをもぎる光景を見てやっと理解できました。
さて、こうした子供への配慮が満杯の後楽園遊園地にいよいよ入ってみましょう。ちなみに私もチケットをもぎられるときには「こんにちは!!」と声をかけてもらいました。
場内の構成
後楽園遊園地は3つのエリアに別れています。
- タワーランド
- パラシュートランド
- ジオポリス
です。この中でタワーランドは屋根が付いていて、万が一雨が降ってもこのエリアは遊べるようになっています。各エリア間は階段でつながっていて、移動は結構大変です。さらにこの階段はお世辞にも広い階段とは言えないので、混雑しています。
まずはタワーランドから見ていきましょう。エリアの名前からもわかるようにここには垂直降下アトラクション「タワーハッカー」があります。
今日は風が強いため運行を見合わせているようです。このエリアにはもう一つスピニングコースターという人気アトラクションがあります。
ライドを見ると背中合わせで4人乗り。これが何台もコースを走っています。スピニングコースターはポルトヨーロッパにもあったのですが、単純に処理能力は倍!!人はたくさん並んでいるのですが、見る見るはけていきます。
こんな状態なので、キューエリアは殆ど仮設スタンションで対応しています。最も常設のキューエリアなんかとったら、移動するスペースが無くなってしまいますが・・・。
不思議なのがこれだけの混雑でも、お客さんはあまり文句を言わないことです。普段からラッシュには慣れている関東人ならではの忍耐力なんでしょうか?
今度は階段を登ってパラシュートランドに行きましょう。狭い階段をファミリーに気を使いながら登っていくと、まず見えてくるのがボールプール。子供向けの遊具エリアです。ここも並んでいるのですが、スタンションも無く整然と・・・。
その隣には「忍風戦隊ハリケンジャー記念スタジオ」もあります。いわゆるコスプレなんですが、これがまた大人気。子供に着せて記念写真。よく見ると両親の方が喜んでいるような・・・。
そしてこのエリアには一番のスリルライド「リニアゲイル」があります。垂直上昇、垂直降下の両方を楽しめるスリルライドです。
リニアと言う名前の通り、加速装置はリニアモーターなので、スタートするといきなり高速運転になります。最もスタート1秒で170キロを体験してしまったので、いささか・・・物足りない気が・・・。
このリニアゲイルですが思ったよりも乗車時間が短い・・・これも短時間でたくさん乗せる後楽園遊園地のアトラクションの特徴なんでしょうか?
さて、このエリアの名前の元になっているパラシュートアトラクション「スカイフラワー」ですが、今日は強風のため運行停止となっています。
このアトラクションは小学生のころからありますので、かなりの年代物のはず・・・。未だ健在というのは凄いことです・・・。
この他には子供用の「スカイトリップ」などお馴染みのアトラクションもあります。リニアゲイルなどの身長制限の厳しいアトラクションの隣にこうしたキッズ用のアトラクションを配置しているのはなかなか考えています。
さらにはスカイトリップのような高架物の足を利用してパラソル付きの休憩場所を設けています。混雑しているのですが、このようにうまく考えて休憩場所も作っている当たりはさすがに老舗です。
最後にジオポリスを見てみましょう。こちらは地底の遊園地というコンセプトらしいのですが、階段で中央に下りてくると、周囲にアトラクションが設置されています。
中ではステージなどがあって、バンド演奏なんかも行われています。こうした演奏は上の階からも見えるようになっています。
ステージと客席を廻るようにコースター「ジオパニック」のキューエリアが設置されています。もちろん仮設のスタンションで・・・。
真っ暗なので気が付きにくいのですが、ジオパニックはコースターと言うよりはマウス系のアトラクションのようです。思ったより動きが少なくて・・・。
この他にはライドに乗ってお化け屋敷を廻る「ゾンビパラダイス」。怖いと言うよりグロテスク過ぎるような気がしますが・・・。
そして、お馴染みのシミュレーションシアター「ハイパーイリュージョン」等の定番アイテムが並んでいます。
人が多くなると、かなり息苦しい雰囲気になりますので、長時間は滞在しにくいエリアです。
今日は日曜日なんですが、なんと17時30分から貸しきりになるそうです。日曜日にですか・・・う~ん・・・。
スカイシアター
さて、今日の目的である戦隊ショーですが、今まで放送していた「ガオレンジャー」と言うのが終了して、新しく始まる「忍風戦隊ハリケンジャー」のショーがあります。確かに人気があるようで、タワーランドでは「整理券」を配布しています。
さらに驚くのが整理券の番号によって並ぶ場所を変えている点です。パラシュートランドの柱には整理券別の集合場所が記されています。
時間になるとこの柱に並ぶのですが、整理券だけでは入れないことがわかりました。実はこのシアターだけは、パスポートの対象外になっていて、観覧料を払わないと見れないのです・・・。恥ずかしい・・・けど「大人一枚」とブースで言わなければなりません・・・。
さて中に入ると、売り子さんは歩き回っているし、グッズ販売のワゴンまで出ているのにビックリ!!しかもよく売れています。
時間になると座席はほぼ満員となりました。
場内を見回すと子供連れの家族が当然のごとく多いのですが、殆どが「お母さん+子供」の組み合わせなのが驚きます。さらにはビデオ片手の方もたくさん・・・。
デパートの屋上で行われているあのノリとは明らかに異質な雰囲気です。
さて、実際に始まってみると、仕掛けもなかなか凝っていて、イリュージョンマジックっぽい仕掛けもあり、いわゆるわざとらしさがありません。
今の子供はこうならないとヒットしないからでしょうか?ビックリするのがこうした子供に交じって確かに、お母さん方の声が聞こえることです・・・。時代は変わったようです・・・。
物販と飲食
いわゆる「パブリックエリア」が小さい後楽園遊園地ですが、それでも飲食施設はいくつかあります。特にジオポリスの「ベースボールカフェ」はなかなかの雰囲気です。
とは言ってもゆっくり座って食事と言う雰囲気ではなく、ちょっと休憩くらいの感覚です。ちなみに再入場もできるので、無理に中で食べなくても、食事は外に出て・・・と言う方も多いようです。
感想
とにかく大量に乗せることを重視しています。施設の敷地が狭いので、こうして大量に乗せてどんどん人を動かすことで、たくさんの人数を処理できるようになっているようです。
ちなみにこうした乗り物が多いので、一回当たりの乗車時間は短くなってしまいます・・・。
来ている人の動きを見ていると、アトラクション目当てというよりは、スカイシアターのショーを見るまでの間、アトラクションで時間を潰す人が多くなっていますね。こうなるとショップやレストランは結構辛いかもしれません・・・。
ちなみに17時30分からジオポリスを貸し切るのは、本当のコスプレ愛好家の方々のようでした。
ちょっと近寄りがたい雰囲気でしたので、今日は早々に退散・・・。
東京ドームシティアトラクションズは、東京ドームシティ内にある都市型遊園地。旧称は後楽園ゆうえんち。株式会社東京ドームが運営している。
1955年7月9日に、後楽園ゆうえんちとして開場(場合によっては「後楽園遊園地」などと表記される場合もあるが、実際は「後楽園ゆうえんち」が正しい)。その後、施設のリニューアルを繰り返してきたが、2003年5月1日にゆうえんち北側部分の再開発によるショッピングセンターと日帰り入浴施設および新設アトラクション等で構成した複合施設「ラクーア」の開業に合わせ、それに先立つ2003年4月17日に遊園地全体をフリーゲート化(入場無料化)し、同時に東京ドームシティアトラクションズ(とうきょうどーむしてぃあとらくしょんず)という現在の名称に変更した。ラクーア開業による新規アトラクションの導入により、大人指向のアミューズメントパークへ変貌を遂げた。
TEL | 03-3817-6001 |
住所 | 〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目3−61 東京ドームシティ |
URL | http://at-raku.com/ |
入場料 | 無料 |
開園時間 | 10時00分~21時00分 (季節により変動) |
アクセス | JR総武線、都営地下鉄三田線 水道橋駅より徒歩3分 東京メトロ丸の内線 後楽園駅より徒歩3分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
視察履歴
- 2002/03/17
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