四国の観光列車の旅@しまんトロッコ
NO.481
しまんトロッコ
日時 2020年11月 8日
四国を回る旅も今日が最終日。我が家に戻るために高知から愛媛県の八幡浜に向かいます。
四国には観光列車と呼ばれる列車がたくさん走っています。JR四国のWEBサイトを見ると実に多くの観光列車があることがわかります。
本当は色々乗りたかったのですが、週末しか運航していないことやGOTOトラベルで多くの列車のチケットが完売になってしまっていたりするため、唯一確保できた観光列車で移動することにしました。
それが、「しまんトロッコ」。
予土線の窪川から宇和島までをつなぐ列車で、途中の土佐大正駅から江川崎駅まではトロッコ車両で四万十川の風景を楽しみながら移動できるというもの。
まずは高知駅から窪川駅まで移動します。高知駅の構内は色々と楽しめる場所があります。あんぱんまん列車は今年で20周年だそうで、作者の地元高知はそれなりに盛り上がっているようです。
高知の名産品クジラの尾びれで作った「歓鯨」という文字。この地域の人はこうしたダジャレが好きなんでしょうかね?
まずは窪川まで移動するので、特急「あしずり」に乗車。2両編成ですが座席はかなり余裕があります。私と同じようにしまんトロッコ狙いの人もちらほら見かけます。鉄分の多い方は見分けやすいです(自分も含めて・・・)。
高知から窪川までは一時間とちょっと。窪川駅で昼食を・・・と考えていたのですが、駅構内の飲食施設は長蛇の列。メニューを見る限りかなり楽しめそうなのですが、しまんトロッコの出発に間に合いそうもないので今日は断念。
列車はすでに入線しています。黄色がまばゆい2両編成。
車両は気動車を改装したものと、昔の貨物車両を改装したもの。観光列車ですが新造したものではありません。
内装はというと、気動車はロングシートでトロッコ車両の番号に合わせた席番が座席に振ってあります。混雑時はこれで人数確認ができるのでしょうかね?今日の利用者数を見る限りは満席ではないようです。
トロッコ車両は二人対面で中央にテーブルがあるという配置。背もたれになるものが鉄パイプという作り。
列車は定刻で出発。窪川から土佐大正まではトロッコ車両は使えないので、列車から車窓を楽しみます。列車は有名な四万十川に沿って移動していきます。
川と頻繁に交差するので、左右どちらに座ってもほぼ均等に楽しめます。
川と山の他、土砂崩れの跡など最近の風水害の痕跡もいくつか見られます。
川の流れが落ち着いているところでは、山がきれいに反射している写真も撮れます。紅葉まではまだ少し時間がかかるようです。この先の線路も左に微妙に見えたりするので、楽しいです。
土佐大正駅に到着すると、トロッコ車両に移動します。移動後にチケットの確認を受けます。
ちなみにトロッコ車両と一般車両の行き来は自由です。
トロッコ車両での移動が始まります。チケットの確認の他、乗車証がもらえたり、記念写真を撮ってくれたりします。
せっかくなので、撮ってもらいました。
トロッコ車両ですが、もともと貨物車両なので乗り心地はちょっと・・・です。乗用車と空荷のトラックの乗り心地を比較すると想像つくのではと思います。
料金も600円なのであまりぜいたくは言えません・・・。
車窓はというと、徐々に山深くなってくるので、絶景スポットが次々現れます。
四万十川の流れを見ながら、あっという間のトロッコ車両の時間は終了です。
江川崎駅に到着すると全員トロッコ車両から一般車両に戻ります。ちなみに、ここまでの所要時間が90分ほど。トイレが車内にないので、江川崎では短時間ですがトイレに行く時間を撮ってもらえます。
この後宇和島までは一般車両で過ごします。四万十川沿いを走りながらもだんだん民家が多くなり始めるといよいよ終点の宇和島が近くなります。
宇和島では特急「宇和海」と接続していますが、時間は5分ほどしかないので急ぎましょう。
後は、自宅に戻るフェリーに乗るだけです。
四国の旅はこれで終了です。楽しかったので次回は季節を変えていきたいと思います。