軍艦島を見てきた・・・だけでした。

NO.514


軍艦島(端島)

軍艦島


日時 2023年12月15日


長崎での業務も一応終了しました。今日は自宅に帰るのですがこのまま帰るのはもったいないという貧乏根性が炸裂しまして午前だけでも何か見れないものはないか?と探したところ「軍艦島上陸クルーズ」なるものを見つけました。

せっかくなので申し込んでみまして、朝早起きして受付へ向かいます。料金を払って、出発までは各自好きなところで待機ということになりました。


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前衛的な船を見ながら待機すること30分余りで出発の時間となりまして乗船します。


軍艦島


まずは軍艦島までの船内で見える景色の説明があります。長崎湾は細長いため船が大量に行き交うのはなかなか大変らしいです。


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最初に見えてくるのが軍艦島と一緒に世界遺産登録された造船用のクレーン。こちら現役の施設なので法律を改正して登録したそうです。そしてこのクレーンを所有しているのが三菱造船。三菱造船の白い建物が迎賓館と言われていて一部の偉い人しか入れないとのことです。


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さらに、建造中で並んでいる護衛艦。その反対側にはイージス艦羽黒がメンテナンスで停まっています。こんなに近くでイージス艦を見れるのは船上からならではです。カッコいい・・・。


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さらに、イージス艦羽黒の裏手に見えてくるのが、大きなドッグ。ここではかつて戦艦武蔵が建造されたそうです。どでかいクレーンが並んでいます。


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ミニオタの心を揺さぶる説明はこの辺りで終わりで、次に見えてくるのが湾の出口にかかる橋。「女神大橋」と言います。長崎は大型のクルーズ船を受け入れるため、クルーズ船が通り抜けられるように高さが60メートル越えです。下から見ると大迫力ですね。


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この橋を抜けると外海です。次に見えてくるのが教会。神ノ島教会というそうです。長崎は江戸時代も隠れキリシタンが多数いたそうで、こうした離れた地域でこっそり信仰を捧げていたそうです。


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続いて見えてくるのが伊王島。こちらは橋でつながって、市内からの交通の便が格段に良くなって最近では観光地として人気の場所だそうです。こちらも島の中心部は教会があります。


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このまま軍艦島へ・・・と思ったら、途中の高島で一度下船します。ここでは軍艦島の歴史について学べる資料館があってここでガイダンスを受けます。


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まずは軍艦島の模型で説明。画面の左が南側で、模型は最盛期の状態を再現しています。


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この中央部にある建物(日本最古の鉄筋コンクリート造マンション)が先日崩落したらしいです。


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中は2層で、軍艦島の作業の様子や利用されていた器具を展示するのが中心です。


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そして、採掘された石炭なども見ることができます。こんな大きなものが取れたんですね・・・。採掘時に利用していた乗り物なども残されています。どっかのテーマパークで同じような形の乗り物見たことがある・・・。


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そして外には三菱の創業者岩崎弥太郎の銅像があります。


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そして、餌やり禁止の看板近くでは野良猫?が食事中でした・・・。


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高島滞在は40分程でしたが、いよいよ軍艦島に向けて出発。しかし、ここで悪報がありました。今日はこの時期にしては異常に気温が高く、南風が強い。桟橋が南側にあるため、場合によっては接岸できないとのこと・・・。

もはや半分諦めモードになりましたが島が近づいてくるとテンション上がります。

ここで軍艦島についてのうんちく。正式名称は「端島」。海底炭鉱が発見された当時は岩礁であったものを人工的に埋め立ててできた人工島です。外観が当時の戦艦「土佐」に似ていたことから軍艦島と呼ばれるようになったそうです。

最盛期の1960年には約5300人もの人が住み、当時、日本一の人口密度を誇っていました。島内には小中学校や病院などを完備、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もあり生活の全てを島内で賄うことができたそうです。
端島炭坑の石炭はとても良質で、隣接する高島炭坑とともに日本の近代化に大きく貢献しました。しかし、主要エネルギーが石炭から石油へと移行したことにより衰退の一途をたどり、1974年に閉山。島民はさまざまな思いを胸に島を去り無人島となりました。


軍艦島


まずは島の東側から船が回ります。この辺りは学校があった場所です。


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この辺りが東端。正面にはプールがある小学校があったそうです。


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続いて北東側。こちらは居住区だそうです。映画館や商店などもこの辺りにあったそうです。


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こちらは北側。風や波は基本この面に吹き付けるそうで、建物類は壊れてしまっているそうです。山の上にあるがこの島の工事長の居住宅だそうです。


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こちらは西端。マンション群があります。


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台風や高波で倒壊した建物も見えます。


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そして南側の接岸場所に到着。しかし、ここで波が高く接岸不可能とのことで上陸は出来ず・・・。残念です・・・。


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南側の接岸場所の先では海底に潜るための穴なども見られます。地上部はレンガ造りの建物があります。この辺りが採掘場所としての心臓部だそうです。


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離れていく軍艦島・・・名残惜しいのですが、まぁこれも旅の醍醐味です。次回を待つことにします。


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帰りは寄り道もなく、あっという間に出発場所に帰ってきました。上陸できなかったので一部料金の返金を受けてツアーは終了です。

上陸する時間が無くなったので時間がまた空いてしまいました。


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ふと見ると、カステラの文明堂総本店があります。せっかくなのでちょっと覗いてみました。


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残り時間は市電を乗り継いで、大浦天主堂を見て終了しました。ここは施設全体が内部の撮影NGなのでレポートには入れられませんです・・・。今日は色々付いてない・・・。

 


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