別府と湯布院の間で「ありがとう!!」と叫ぶ@城島高原パーク
NO.500
城島高原パーク
日時 2023年10月22日
このサイトで紹介する視察件数もいよいよ500件目となりました。500の節目に選んだ施設は、自宅から車で30分の「城島高原パーク」。5年前までの自分の職場でもあります。
2007年にこの施設に赴任して10年間を過ごしてきた施設でもあり、遊園地ビジネスに必要なノウハウを時に学び、時に提供してきた施設。先日、総投資額7億円のリニューアルをした施設でもあります。
自宅からは車で30分。勤務していた時は20分を切ることを目標に走っていた道がなぜか?今日は大渋滞。事情を聴いてみると大きな団体さんが入ったとのこと。結局45分くらいかけて到着しました。
この施設の入口には施設の目印になる施設があります。名前は「チロルハウス」。特に人がいるわけではないのですが、これが目印。
アークハウスから敷地の中に入って、左に向かうと城島高原パーク。右に行くとゴルフ場やホテルに行けます。こちらにも遊園地の入口があります。南ゲートと言いますが、車がすでに満車のようで、車は全て左側へ・・・誘導されます。
駐車場を抜けた車から見える左側が主に駐車場になっていて、城島高原パークの入口に近いところから、遠いところまで駐車場は点在しています。
バスで来ると、施設のチケット売り場から200メートルくらいの距離にあるバス停に到着します。別府と湯布院のほぼ中間点にある施設なのですが、バス停はどちらから来ても同じところで下車します。
バス停側から進むと、入口の前にはこんな看板がありまして、ここがメインゲート(「ハローゲート」と呼んでいましたが今は不明)。
ゲートの中は広場になっていまして。自分がいたころには中央部にポールがあって、待機列作るのに苦労したのですが、すっきりしましたね。
駐車場では9時開園となっていましたが、ジュピター(コースター)のメンテ時間は8時~11時となっていまして、今日は9時より早く開いたってことでしょうか?大分県民は何でも自分の都合のいい解釈する人が多いので、こうした案内も苦労が多いんです。
チケット売り場は正面が4か所です。もう人はいないんですが、スタンションはそのまま・・・。
チケット売り場はここの他にも、ホテル側の南ゲートに4か所。もう一つ滅多に開かない繁忙期用の東ゲートに4か所あります。今日は全てのゲート使っているので超繁忙日です。
正面入口で目を引くのがスポンサー看板。これは自分がいたときにはなかった試みなんですが、このスポンサーになるとベンチに企業ロゴを入れてもらえます。価格はそんな高額ではないのですが、ずいぶん集めたんですねぇ・・・。
園内回ると(スポンサーではなくて)広告募集中のところがあってまだまだ受け付けているみたいです。
改札はすっかりきれいになりました。ヨーロッパ―の城門をイメージした感じなんでしょうかね?3つの穴が見えますが、入場時に使うのは真ん中です。
料金は大人が1500円、パスポート付きが4800円です。年間パスポートは大人が11000円。の他の施設に比べるとかなりリーズナブルな値段です。
改札を抜けると・・・今日は良い天気です。この景色が楽しめるこの場所が施設に最大のビューポイントだと思っているんですが、意外に写真を撮る人は少ない・・・。自分はここから見える景色が好きなんですけどねぇ・・・。
この景色が見える場所にあるのが案内所と授乳室などがある休憩場所「アークハウス」。コインロッカーなどもこのエリアにあります。
「変身AR」と書かれた看板もあって、場内にはテープで貼られたコウモリがいるんですが、自分のスマホではうまく作動せず・・・海遊館の時もそうだったのですが、ARは旧式のIphone一桁では上手くできないんでしょうかね?
絶景ビューポイントと行った場所から階段を下ると左右には施設が登場。通路沿い向かって右側はお土産ショップ「ジョリエ」。
大分県の特産品も扱っていますし、この施設のオリジナル商品もあります。
新商品もあれば、値段を下げている商品もあります。
オリジナル商品もあったりします。
もちろんランキングも付いています。自分がいたころに比べるとずいぶん攻める商品POPになりました。
ジョリエの向かい。かつてショップだったところはアトラクションが二つ入りました。どちらもデジタル系の施設で、「レーザートラップ」と「DEGI-FULL(VRライドシアター)」。DEGIーFULLはこの施設ができる前のお店のオマージュがあるんでしょうか?入口から利用者の顔が見えてもアトラクションが成立するのはVR系の良いころでもあります。
二つのアトラクションの奥にはもう一つアトラクションがありましてその名も「ミッション7K-スタジアム」。こちらはアスレチック系のアトラクション。主ターゲットはもちろん子供なんですが、日頃運動不足な大人でも十分楽しめます。オリンピック競技にもなったボルダリングとかはないです。
通路を進むと「ハートオブジェクト」と呼ばれるフォトスポットがあります。今はハロウィンなのでこんな仕様です。ちなみにハロウィンを感じられる施設はこのくらいでした・・・。BGMはハロウィンなんですが・・・。
さらに進むと飲食店舗が二店並んでいます。通路左がテーブルサービスの「メアリーアーデンス」。右側はハンバーガーショップ「アリスのテーブル」。この施設の飲食売上の中核を担う施設です。
メアリーアーデンスではバイキングもやっています。値段は大人1650円と細やかな設定。アリスのテーブルは名物が「とり天バーガー」、こちら単品で470円。セットにしても1020円。なんてリーズナブルな設定でしょうか?
最近、キャラクターパークに行くことが多かったので、飲食店舗の良心的な価格設定に久々に触れることができました。
コースターの通路を見上げる場所に来ると通路は左右に分かれます。左に行くと下のゾーンへ。右に行くと中断のゾーンに進めます。まずは左に行って坂を下ります。
閉店になってしまった焼き肉レストランのお店を左に見て下ると・・・。
こちら子供の自動車教習所「キッズドライビングスクール」があります。もうこれができて10年以上経ちますので、オープン当時に利用していた子供さんはもう大人の免許を持っている頃でしょう。
キッズドライビングスクールの下にはファーストフード店「ハイジの家」とフードスタンド「ペーター」があります。
そしてペーターの先がこの施設の人気アトラクション「木製コースター“ジュピター”」があります。走路の形状から雨天に弱いという弱点がりますが、今日はメンテナンスの関係で11時から運行開始だそうで、開始時間には30分待ちくらいになってました。
ジュピターの入口の反対側は、この施設で一番いい景色とされています。フォトスポットの看板もあるんですが・・・なぜか右に木が入ります・・・この看板の1メートルくらい左側がよさそうです。
ジュピターの下はこの施設のスリルライドが集まっています。まずは池のほとりにあるスプラッシュライド「ポセイドン30」。
40メートルのフリーフォール「ニュートン」。
ゴンドラではなく座席がそのまま付いた「足ブラゴンドラ」が2基装備されている観覧車スカイパレット
横バンジーとも言っていいのかな?バードマン。などがあります。
さらに、今回のリニューアルで登場した。「ARKINVEDARS」「YOKERO」が入っているTOMISHIRO-NGA-ZONEもあります。こちら一機種700円というこの施設にしては思い切った値段設定です。
この隣には、極寒の世界が体験できる「アイスワールド」。勤務していたころなぜかこの施設の前で地元の新聞の写真を撮ってもらった覚えがある施設です。
これ以外にも立体迷路「MARS」もあるんですが、今日はメンテナンスでお休み・・・。改めて回ってみると結構色々ありますね。
続いて、ハイジの家まで戻って通路を反対に向かうと・・・
展望足湯「花草香(はなそうか)」。という足湯の施設。一応湯の町別府に近いのでこんな施設もあります。
この辺りからは、コースターの走路越しに由布岳を見ることができます。コースターは宙返り中なので乗っている人はそんな余裕はないでしょうけど・・・。
この宙返りするコースターがジュピターと共にこの施設のスリルを二分する「LSコースター」。LSはLOOPとSWINGの意味です。
LSコースター以外は子供向けのドラゴンコースターやキディプレイン、ドラゴンボート、コンボイといった施設が集まっています。
さらに、坂を上るとフロッグホッパー「トーテムポール」、「宝石探し」なんていうアトラクションもあります。トーテムポールは自分がいたころにはなかった施設。新しいのでお客さんも群がっています。
ちなみにLSコースターの隣には、冬はスケートリンク、夏は子供用の水遊び広場になる二毛作エリアもありますが、現在はスケート準備中で入れません。スケートは11月の後半から3月の前半くらいまで楽しめます。
そして最後に一番上のゾーンに来ると、こちらは旋回系のアトラクションを中心にしたエリアに出ます。
まずはウェーブスインガー。遊園地の必須アイテムの一つです。そしてTDRのコースターと同じ上昇機構を持っているローラースケートコースター。
続いて「めがまる忍者村」。その隣にシューティングライド「パイレーツ」。
自分がいたころはこの辺りは飲食店舗だったんですが、ロッキンタグというアトラクションになっていました。。。微妙な設定ですが嵐の中のタグボートらしいです。
更に隣はコースターの「ゴールドラッシュ」。TDRのビックサンダーマウンテンのこの施設版です。
広場の中央部にはバイキング「KIJIMA-RU」。その隣がカイトフライヤー「隼」。
ティーカップ、メリーゴーラウンドの遊園地の必須アイテムも健在です。
そして、この施設で年間通して利用者が安定して多い人気アトラクション「シーストンバーン」。自分がいたときからは改装されて綺麗になりました。
自分がいたときからは大きく変わったのが、この3つ。VR系の「コスモボール」、体感アトラクション「ミッションK」。デジタル技術を駆使した「こどもミュージアム」。さらにはちょっと離れたところにできたのが、ホラーメイズ「魔鏡迷宮」。怖いかもしれないアトラクションです。
そして、一番入口近くにある昔から内容もサービスも変わらない「ゴーカート」と空中散歩アトラクション「ムーンパレード」。
こうしてみると色々ありますね。改めて回ってみると結構時間がかかります。
ゴーカートは脇見運転での事故が増えているようなので、運転中の方に声を掛けたりしないように協力してあげてください。
ムーンパレードのライドは利用しなくなったものをフォトスポットとして活用中。以前はこうしたアイデアなかったんですが、施設も成長しているんですね。
久々のキャラクターレス施設だったのですが、価格がリーズナブルなところにちょっと感動。最近は入場料からしてグイグイ値上げする施設が多いのですが、ここは昔ながらの料金。とはいえアトラクションも新しいものもあります。
昔ながらの価格を維持して、新しいものを提供する。なんかテレビでよく見る「頑固おやじの料理店」のような感じがします。
この施設を離れて5年。たまには里帰りしないといけないようです。ちなみに、施設の方には何名かお会いすることができました。季節外れの混雑日だったので、その他の皆様またいつか!!
最後にこのサイトを見てくれた皆様。500箇所になりましたが、まだまだ視察は続きます・・・
この道を行けばどうなることか!?危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一歩が道となり、その一方が道となる。迷わず行けよ!行けばわかるさ!ありがとう!!
そんな言葉をこの道を見ながら思ってしまった。季節外れの暑い昼下がりでした・・・。
城島高原パーク(きじまこうげんパーク)は、大分県別府市の城島高原にある遊園地。1967年3月に「キジマモートピアランド」として開業し、2012年5月1日に現名称になった。1992年に日本で初めて導入された木製コースターの「ジュピター」が有名。
TEL | TEL 0977-22-1165 |
住所 | 〒874-8666 大分県別府市城島高原123番地 |
URL | https://www.kijimakogen-park.jp/ |
入場料 | 入場料 中学生以上1500円、小人600円 パスポート 中学生以上4800円、小人3900円 |
開園時間 | 10時00分~17時00分(季節により変動あり) |
アクセス | 別府駅よりバスで40分、由布院駅よりバスで20分 |
地図(GoogleMAP)
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