鉄道ファンも楽しませる有名寺院!?@比叡山延暦寺
NO.374
比叡山延暦寺
日時 2018年 3月22日
京都に来ています。1月にも来たのですが、そのときに行けなかった延暦寺に向かいます
前回はロープウェイが休止期間で断念したので、今回は山の反対側から回っていくことにしました
安心のJR湖西線・・・「比叡山坂本」駅が最寄り駅です。駅は比叡山観光をかなり意識していますね、さすがに世界遺産に認定されると賑わいも違うようです!?
最近ではなかなかお目にかかれない旧型の電車で移動してきました。続いてはケーブルカーの坂本駅を目指します。ここからはバス・・・バスに揺られること15分くらい、山道を上り詰めるとケーブルカーの駅に到着。
なかなか情緒のある駅舎ですので、写真を撮っていたらケーブルカーが出発してしまった!!
仕方ないので次を待ちます・・・
駅自体も有形文化財に指定されているようで、テレビドラマのセットようなレトロな雰囲気です。自動販売機でチケット買えるのですが、なぜか皆さん窓口の方で買います。
一方で、ケーブルカー自体は結構新しめですね。
ケーブルカーでの移動は時間が結構かかります。なんでも日本有数の距離なんだそうです
当然途中の車窓も変化が多くて楽しいです。右に左に座席移って写真撮る人もたくさんいます、まぁ今日はその程度の乗車率だということです
途中で琵琶湖なども見れて楽しいケーブルカーでしたが、終点の「延暦寺駅」に到着。こちらの駅もなかなか趣き深いです。
ここからは歩いて延暦寺へ・・・高い木に囲われた道を進んでいきます。静けさ、木の高さ・・・お寺ですがかなりなパワースポットのように思います。
さらに進むと崖沿いを道が進んでいきます。
ここから織田信長が攻めて来たのか?と思うと攻める方も大変な危険があったのではと思います。
今は平和な時代なので車やバスで快適に移動できますが、昔の人は気合が違いますよね。
そんなことを考えつつ、道をまい進するとチケット売り場が見えてきました。延暦寺に到着です!!
チケットを買うとガイドマップを貰えます。「延暦寺三塔巡拝マップ」と書かれています。
延暦寺は3つのエリアに分かれています。「東塔地域」「西塔地域」「横川地域」です。ケーブルカーで来ると“東塔地域”に出てきます。本来は3つ回るのが良いとされていますが今回は少し離れた横川地域は断念しました。
まずは東塔地域こちらはいわゆるメインステージエリア。延暦寺の総本堂「根本中道」他、宿坊なんかもこのエリアにあります。
いきなりメインステージはちょっと気が引けるのですがさっそく見ることにしましょう
っで、いきなりショック!!根本中道は現在修復中・・・拝観はできるのですが外観は見えず・・・「また来なさい」という最澄様からの啓示なんでしょうかね・・・
でも中には入れるので撮影OKの場所だけ紹介
まずは靴を脱ぎましょう。ビニールに入れて出るときに袋は回収です。廊下を進むと本堂内に入れます。
今も修行で利用されているので中は薄暗い静かな場所なので私語は禁止です。静かに仏像に手を合わせていきます。
お願い事は多々あるのですが、初めて会う仏様ばかりなのでとりあえず身の安全を祈願しました。
続いて「文殊楼」と呼ばれる施設に来ました。文殊如来という仏様が安置されています。お参りすると頭良くなるかもしれません
根本中道からだと、ものすごい傾斜の階段を上っていきます。さらにこの文殊楼の中も強烈な傾斜のはしごを上ってお参りしますので、足腰は鍛えておきましょう。
頭をよくするためには、身体も鍛えないといけないという教えなのでしょうか??
続いて「大講堂」。こちらは仏様の中で最大の権力者(?)「大日如来」様が安置されています。なんでも願いをかなえてくれる万能の仏様ですね?!
こちらも急坂を上ります・・・登りきると鐘をつける鐘楼もあるんですが、なかなか空かないので断念。お参りだけしてきました
さらに進むと、「東塔」「阿弥陀堂」と拝観できます。
ここでは「写経」が体験できます。仏教施設は最近どこでも“写経”させてくれます。いつか体験したいものです。
ここまでが東塔地域。続いて歩いて西塔地域の向かいます。
バスで行けば10分が歩いたので30分くらいかかった・・・。体重が自己最高を更新し続けている身体には結構しんどい移動です(泣)
言うなればこの先は第二期エリア。客用というよりは実用性を重んじる建物が集まっているようです。
極端に大きな建物はありませんが、伝教大師御廟などもあります
大きな建物の裏手にある小さな建物が御廟だそうです。
続いてのこのエリアには最澄様が伝教大師になった後に、教えを受け継いだ人たちの修行の場所などがあります。親鸞上人、心海上人など受験の種で利用される人が修行した場所がこの辺りだそうです
なぜか神社もあったりします。このころになると神仏習合の思想が認められていたんでしょうかね?
もちろん、一般の人が参詣できる施設もあります「釈迦堂」。また僧侶のトレーニングセンターでもある「居士林(コジリン)」と呼ばれる施設もあります。
第二期エリアは研修センターでもあるようです。
研修センターなので、やはり仏教について説明してある場所もあります。
釈迦が魔王に苦しめられるというくだりでは、魔王は色香を使って攻撃するようです。暴力よりも色香が危険・・・仏教の考え方って今どきの世相に合ってますね
という西塔地域ですが、このエリアだけ見たい、もしくはこのエリアから見たい人はバスで回ってこれます。
バス停の近くには大きなゲートもあるので間違えませんよ
さらに拝観中はゴミを捨てるところがないので、ゴミはバス停横のゴミ箱に捨てましょう。
横川地域に後ろ髪を引かれながら・・・今度はロープウェイの駅に向かいます。ここからはバス。駅は「比叡山頂」です。
ここからロープウェイとケーブルカーで京都市内へ向かいます。
乗り合わせた歴女の皆さんの感想を横で聞きながらロープウェイからケーブルカーへ乗り継ぎます。
駅の横には展望台もあって京都市内が見えます
ケーブルカーの駅内はちょっとしたミュージアムのようになっていて、古い機械などの展示もあります
なかなか年季の入ったケーブルカーが到着したところで、乗り込み八瀬駅まで降りてきました。
ここからは叡山電鉄で京都市内へ向かいます。
叡電は最近新型車両「ひえい」を導入したそうで、運よく乗ることができました。
テッチャンの気分も満喫できる延暦寺巡り??次回は横川地域も見てきます。
延暦寺は滋賀県大津市坂本本町にあり標高848mの比叡山全域を境内とする寺院。比叡山、または叡山と呼ばれることが多い。平安京(京都)の北にあったので南都の興福寺と対に北嶺とも称された。平安時代初期の僧・最澄(767年 ~822年)により開かれた日本天台宗の本山寺院である。住職(貫主)は天台座主と呼ばれ、末寺を統括する。1994年には、古都京都の文化財の一部として、1200年の歴史と伝統が世界に高い評価を受け)ユネスコ世界文化遺産にも登録された。寺紋は天台宗菊輪宝。
TEL | 077-578-0001 |
住所 | 〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220 |
URL | https://www.hieizan.or.jp/ |
入場料 | 大人1,000円 中高生 600円 小学生 300円 |
開園時間 | 9時~16時 (時期により変動あり) |
アクセス | JR湖西線 比叡山坂本駅より 叡山電鉄 八瀬駅より |
地図(GoogleMAP)
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- 2018/03/22
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