入園料のいらない遊園地
No.0102
横浜コスモワールド
視察日時 2001年 11月 4日
到着まで
ドリームランドを後にして、今度は横浜の港方面に向かいます。横浜が世界に誇るシーポートタウン「MM21地区」にやってきました。
ここでのターゲットは「横浜コスモワールド」です。おなじみの大観覧車に、水に飛び込むコースターが売り物です。
場所はJR桜木町駅から徒歩約10分です。
桜木町からは大観覧車を目指して、海へ海へと歩を進めていきます。途中フリーマーケットがあったり、帆船日本丸のあるマリタイムミュージアムがあったりと、人が集まりやすいいろんな仕掛けのある地域です。
コスモワールドまでの間には芝生の広場があったり、市民(以外もたくさんいそうだが・・・)の憩いの場となっています。今日は天気は良いのですがちと寒いのが残念・・・。
カップルが膝枕していたり、家族で走り回っている幸せそうな方々を横目に、一人進んでいくと、コスモワールドが見えてきます。
コスモワールドはアミューズメント施設ですが、八景島と同じ方式で入場料金は取りません。
運河を挟んで左右に3つのゾーンがあります。駅から向かって左側には「キッズカーニバルゾーン」と「ブラーノストリートゾーン」、右側には「ワンダーアミューズゾーン」があります。運河の反対側のゾーンに移る際には、一般道で移動します。
各ゾーンとも無料ですが、フロアはとってもきれいです。お客さんもかなり入っているようで、各アトラクションとも少し並ばないと利用できません。
ちなみにトイレも非常にきれいです。
各ゾーンともフロアもきれいですし、どのアトラクションがどこにあるのかを示すサインもきちんと掲示されています。
いくつかのサインはちょっと気が付きにくい場所にあるのですが・・・。残念なのはゾーンを現す文字が白で、サインの背景が水色なので、遠くからだと少し見ずらいところです。黒い文字であれば遠くからでも確認できるのですが・・・。
それでは、各ゾーンを見ていきましょう。
キッズカーニバルゾーン
桜木町駅から歩いてきて最初に出くわすゾーンになります。殆どが子供(幼児)向けの遊具類で構成されているゾーンです。
他の遊園地とちょっと雰囲気が違うなぁと感じるのは、両親も一緒に乗っていることです。子供用の機器というと大抵は大人は乗れないような作りなんですが、ここの機器は大人でも乗れるようになっています。
機器はどれも撤去が可能なようになっているようです。これはアイデアですねぇ・・・。
フロアはアスファルト舗装のようですが、平坦でしかも凸凹がないので、パブリックスペースにおなじみ犬ライドなんかをおいても楽しめます。
このエリアではこうした小さな遊戯機器がたくさんおかれていて、自由に利用できるようになっています。その結果はというと、殆ど取り合いに近い状態ですが・・・。
このゾーンの一番奥では、日曜日の昼の定番「東京マガジン」の収録をしていました。ちょうど終わったばかりのようですが、小生も大好きな「平成の常識やってTRY」今日は料理のようでした。どんなものができたのでしょうか・・・?
大人も乗れるキッズゾーンでした!!
ブラーノストリートゾーン
キッゾカーニバルゾーンの奥のゾーンになります。こちらはゲームセンターを始めとして、ライドではなくウォーク系のアトラクションが揃っています。
小さな建物がひしめき合うヨーロッパの路地裏の雰囲気で作られています。公道側にはなにやら宇宙人の文字のようなサインが・・・なんだ??と思ったら、「コスモワールド」の文字を反対から見ていました・・・。
非常に凝った雰囲気でできているのですが、公道に面したところは非常に普通の門と柵・・・。ここも気を使って欲しいところですが・・・。
さてさて、アトラクションですが小さなお店風の建物に一つずつ入っています。お化け屋敷的な要素が強い施設が多くなっています。ホラー映画って言うのかなぁ・・・?
ヘッドホンを付けての音声で脅かすタイプだったり、真っ暗な施設内を歩き回って度胸試しとか・・・と言うアトラクションが多いのですが、ちょっと一人では幾つも入る気にはなれないアトラクションばかりです。
そんな中で、小生の心を揺さぶるアトラクションは「007シミュレーションシアター」です。日本では初の施設らしいのですが・・・。
楽しみにしていたのですが、結果は・・・。
楽しむ感性が視察のしすぎで壊れてしまったのかなぁ・・・最近・・・。
ワンダーアミューズゾーン
さて橋を渡って対岸に進みます。こちらは「ワンダーアミューズゾーン」と呼ばれていて、いわゆる遊園地の定番施設がドッサリ!!。
しかもフロアをうまく使って非常に面積効率の高い遊園地です。まず入ってすぐ見えてくるのが、ジェットコースター「バニッシュ」です。狭い敷地を最大限に利用して水の中に飛び込む雰囲気が味わえたり・・・非常に楽しいコースターです。
そして、落とし込みは日本最高と言われるウォーターシュートライド「クリフドロップ」です。確かに非常に狭いエリアながらこの高さを楽しめるのはここだけでしょう。
この落とし込みのシーンは後で写真で買えますので記念に買ってみてはどうでしょうか?写真を見ていると女の子の方がしっかりしてます・・・。
この写真ですが、ライドの隣のビルの2階で売っています。ちょっと離れているのが難点です。あまり買いに来る人がいません。やはりこの手の設備は退場動線の中に置いておきたいものですねぇ・・・。
さてさてこの建物ですが内部にはシューティングライドやお化け屋敷なんかも入っています。シューティングライドはいつやっても点が悪い・・・センスやっぱりないのかなぁ・・・?
そしてこの建物の最上階には、おなじみ「スピニングコースター」があります。これはジェットコースターの乗り物がコーヒーカップになっていると考えて下さい。コースターのコース上でくるくる回転しながら進んでいく、三半規管をいじめるアトラクションです。
あまりにも回転が激しくて、荷物をコース下に落としてしまった人がいたそうですが・・・。
で、このコースターですが、施設の最上階にあるので、高所恐怖症の人はご遠慮下さい・・・とはサイン看板にはありませんでした・・・。
そして、お待たせしました。遊園地の一番人気。男も女もこの空間を待っていた!!という観覧車です。ここの観覧車は「コスモクロック」と呼ばれていて、夜は観覧車のイルミネーションが時計のように動くという仕掛けを持っています。
まだ日が高いのですが、夜ともなると中では・・・。と思ったら混雑してくると「相席の可能性もありますので・・・」というインフォメーションが聞こえています。これではねぇ・・・。
実際に観覧車を下から見上げてみると・・・まぁ・・・そりゃ・・・当然でしょう・・・??
の他にも占いラビリンスとか宝探しアドベンチャーなんていうカップル向きのアトラクションもありますので、二人以上で行かれる方はどうぞ・・・
しかし、この狭い敷地に良くこれだけのものを押し込んだものです。図面書いた人はさぞかし頭が混乱したことでしょう。
こうしたアトラクションのチケットは場内のいろんな場所で販売されています。1階には人対応と自販機対応が、その他は殆どが自販機対応です。見ているとまぁ売れること、売れること・・・観覧車のチケット・・・。
物販と飲食
ブラーノストリートとキッズカーニバルは自販機での飲料販売などが殆どなのですが、ワンダーアミューズゾーンは飲食施設もしっかりしています。
フードコートには手洗い場まであります。飲食施設で手洗い場があるのは初めてみたような気がします・・・。
頼んだ食事は、室内と屋外の両方で食べられます。室内は禁煙です。今日はちょっと寒いので屋外はきついかも・・・なにせ海の近くで潮風が・・・。
もう少しがっちり食べたい方には3階の明治デリカなんてお奨めですね。ご飯類が多くてお腹にもたまりますよ!!
ながら・・・楽しい一時です・・・羨ましい・・・。
この他にはうどん屋さんなんかもありますので、食べ物はホントに充実していますね!!
さて物販ですが、お土産品を買うなら「コスモショップ」です。
この他には携帯のペイントコーナーなんかもあって結構にぎわってますねぇ・・・電話がもったいない感じがするのですが・・・30オヤジにはわからない領域なのでしょうか・・・?
感想
遊園地と言うにはテーマパーク的で、テーマパークと言うほど大胆ではない・・・そんな施設でした。「好きに使って、でも必要なところはお金ちょうだいね」という思想が見えているような気がします。
結局来ている人たちは入場料が無いということで割安に感じていると思います。でも普通の遊園地の乗り物よりは100円くらい高めの設定なので、結局払うものは払っているわけです。
しかし、このお金の取り方は勉強になりますねぇ・・・
それと場内の清潔さです。ベンチもテーブルもきれいです。この点は他の遊園地も是非真似して欲しいところです。
さらには、ゲームセンター内に休憩用のイスがあるのはここだけでしょう。この清潔さがどこまで維持できるのか?今後を見守りたいと思います。
必要なものを必要なときに必要なだけ・・・良くできてます・・・
よこはまコスモワールドは、泉陽興業株式会社が経営する、神奈川県横浜市中区のみなとみらい地区にある都市型遊園地。入園料は無料、アトラクションはチケット購入制となっており、入園無料の遊園地では数少ない、フリーパスといえるチケットが存在しない場所である。また、エリア内ではショップなども営業している。
TEL | 045-641-6591 |
住所 | 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2丁目8番1号 |
URL | http://cosmoworld.jp/ |
入場料 | 入場料は無料、アトラクションの利用料金は必要 |
開園時間 | 11時00分~21時00分(週末は22時00分までのときもあり、休園日あり) |
アクセス | JR根岸線・市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩 約10分 みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩 約2分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
視察履歴
- 2001/11/04
- 入園料のいらない遊園地